どの大学から入っているのか。大学側の公表資料で確かめる

会社が並べた採用実績校ではなく、大学の側が自分で公表している進路資料を1件ずつ開いて、社名が載っている行を集めました。[1] [2] [3] [4]​​​‌‌​​​​‌‌​‌‌​​​‌‌‌‌‌​‌​​‌‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌‌​​​​​​‌‌​​​‌​‌‌​​​‌​‌‌​‌

シキノハイテックの名前で就職先として掲載している大学(大学公式資料・確認日は出典欄のとおり)
大学・学部掲載されている資料人数と対象年度
大阪工業大学 工学部 電子情報システム工学科主な就職先の電気・電子・通信系メーカーの欄に「シキノハイテック」人数の記載なし/2023年度-2025年度
東北工業大学 大学院 工学研究科 通信工学専攻主な就職先実績の【大学院修了生 実績】の表で、通信工学専攻の列に「(株)シキノハイテック」人数の記載なし/2024年度(2025年3月卒)
神奈川工科大学 工学部 電気電子情報工学科卒業生の主な就職先の電気電子情報工学科の並びに「(株)シキノハイテック」人数の記載なし/一覧に対象年度の記載なし(過去5年)
拓殖大学 工学部2022(令和4)年度 工学部 就職データの主な就職先に「シキノハイテック」人数の記載なし/2022(令和4)年度
[1] [2] [3] [4]

会社が出している採用実績と、大学側の資料の関係

この会社は募集要項のページに採用実績として48校を並べています。愛知工業大学、大阪工業大学、大阪電気通信大学、神奈川大学、関西大学、金沢大学、金沢工業大学、九州工業大学と続き、富山大学、富山県立大学、富山高等専門学校といった地元の学校も入っています。[5]

上の表の4大学のうち、この一覧に名前があるのは大阪工業大学です。東北工業大学、神奈川工科大学、拓殖大学は会社の一覧にありません。会社の一覧の末尾は「など」で終わっているので、これで全部ではないことになります。[1] [2] [3] [4] [5]

表に入れなかった行と、その理由

日本大学生産工学部の資料にも社名があります。ただし、そのPDFは見出しの桁とデータの桁が揃わず、どの学科の列なのかを機械で決められませんでした。推測で学科を書かないため、表からは外しています。

金沢工業大学の資料の数字は在籍者数なので行にしていません。九州工業大学の大学院生命体工学研究科の一覧は2008年度と2005年度で、2022年度より前なので外しました。

会社が募集要項に書いていること

募集職種は2本です。【技術総合職】は1. 電子機器開発 / 半導体検査装置開発、2. LSI設計開発の2つに分かれ、もう1本が【営業職】です。[5]

応募資格は「2028年3月卒業見込の方」で、そのあとに職種ごとの条件が書かれています。技術総合職は「大学院・大学・高専・短大の理工系学部学科」、営業職は「大学院・大学の全学部学科」です。営業職には学部の条件がありません。[5]

初任給が勤務地で分かれている

初任給は2つに分かれています。東京・横浜・大阪・福岡勤務は修了士250,000円、学部卒238,000円、高専・短大・専門卒218,000円。富山勤務は修了士225,000円、学部卒213,000円、高専・短大・専門卒193,000円です。学部卒で25,000円の違いがあります。[5]

この差は、住む場所の生活費の違いを反映したものと読めます。諸手当の欄にも都市手当が入っています。金額だけを見て東京を選ぶか、生活費まで含めて考えるかは、自分で決めることになります。[5]

説明会か仕事体験への参加が必須

選考ステップの2段目には、はっきりした条件が書かれています。「当社のことをよく知っていただいた上で選考に進んでいただきたいので、参加された方に選考の詳細をご説明します。会社説明会または仕事体験、オープンカンパニーへの参加が必須となります。」です。[5]

参加しないと選考に進めないので、日程の確保が最初の関門になります。説明会参加から内々定までの期間は約1ヶ月と書かれています。[5]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では5つある

大学名を変えることはできません。変えられないものを気にするより、大学名が関係しない部分で差をつけるほうが早い。この会社の公開情報から、そういう土俵を5つ挙げます。

土俵1:営業職は全学部学科が対象

応募資格の欄で、営業職は「大学院・大学の全学部学科」です。学部の条件が付いているのは技術総合職だけです。文系でも入口があります。[5]

土俵2:入社前に必要な資格はない

よくある質問の答えは「入社前に必要な資格はありません。」です。さらに、資格取得への支援について「合格祝い金が支給されたり、毎月の給与で手当てが支給される支援制度があります。」と書かれています。入る前ではなく、入った後に取る形です。[5]

土俵3:選考の多くがオンライン

一次面接は「基本的にオンラインでの個人面接を予定しています。対面面接希望の場合は、ご相談ください。」、最終面接は「オンラインにて個人面接を行います。」と書かれています。富山や各地の拠点まで足を運ばなくても選考を受けられます。[5]

土俵4:配属の希望を聞くと明記している

配属先と勤務地について、会社は選考時に希望を聞き、適性を考慮して決めると書き、そのうえで本人の希望を聞かずに決定することはないと明記しています。初任給が勤務地で違う会社なので、この一文の意味は小さくありません。[5]

土俵5:奨学金の返還を助成する制度がある

この会社は富山県奨学金返還助成制度の登録企業です。日本学生支援機構の無利子(第1種)奨学金または富山県奨学資金の貸与を受けている人が入社した場合に、返還を助成する制度だと書かれています。奨学金を借りている人にとっては、給与の額面だけでは見えない条件です。[5]

公開されている条件と待遇

募集要項に書かれている条件を並べます。金額や日数は、会社が自分のサイトで公開しているものです。[5]

新卒採用の募集要項に書かれている条件
項目公開されている内容
募集職種【技術総合職】電子機器開発 / 半導体検査装置開発、LSI設計開発/【営業職】
応募資格2028年3月卒業見込の方。技術総合職は大学院・大学・高専・短大の理工系学部学科、営業職は大学院・大学の全学部学科
勤務地(技術総合職)富山本社・魚津工場(富山県魚津市)、東京・横浜・大阪・福岡の各デザインセンター。選考時に希望を考慮
勤務地(営業職)東京・大阪
初任給(東京・横浜・大阪・福岡勤務)修了士250,000円、学部卒238,000円、高専・短大・専門卒218,000円(2026年度)
初任給(富山勤務)修了士225,000円、学部卒213,000円、高専・短大・専門卒193,000円(2026年度)
諸手当家族手当/資格手当/通勤手当/都市手当/時間外勤務手当
賞与・昇給賞与は年2回(7月・12月)、昇給は年1回(4月)
勤務時間スーパーフレックスタイム制(フレキシブルタイム 6:00~22:00)。標準となる勤務時間8:30~17:30
休日・休暇年間休日127日(2026年度)。夏季休暇/年末年始休暇/年次有給休暇(初年度10日付与)/慶弔休暇
福利厚生各種社会保険完備、退職金制度(3年以上勤務)、借り上げ社宅(転居を伴う転勤の場合)、確定拠出年金、財形貯蓄、社員持株会、インフルエンザ予防接種補助券、国内保養施設、富山県奨学金返還助成制度
選考ステップエントリー→会社説明会(説明会または仕事体験・オープンカンパニーへの参加が必須)→書類選考(ES・適性検査WEB)→一次面接→最終面接→内々定
[5]

勤務時間がスーパーフレックスタイム制で、コアタイムがない点は見ておく価値があります。よくある質問には「スーパーフレックスですので、コアタイム(出勤を義務づける時間帯)はありません。」と書かれています。フレキシブルタイムは6時から22時です。[5]

何をしている会社なのか

採用サイトの数字のコーナーによると、創業51年、平均年齢42歳、拠点数は国内8拠点(富山 / 福島 / 東京 / 神奈川 / 大阪 / 福岡 / 熊本)、従業員数は435名です。[6]

働き方の数字も同じところに出ています。新卒・中途比率は中途61%・新卒39%、年間休日127日、産休・育休取得率は女性100%・男性66%で復帰率は男女ともに100%、平均年間有給取得日数13.8日、平均勤続年数12年(正社員・契約社員)、平均残業時間28.6時間です。[6]

中途が61%という比率は、この会社を理解するうえで大事な数字です。新卒だけで固めている会社ではなく、途中から入ってくる人のほうが多い職場ということになります。[6]

仕事の中身は募集職種から読み取れます。電子機器開発と半導体検査装置開発、LSI設計開発。半導体をつくる工程で、できたものが正しく動くかを調べる装置や、半導体そのものの回路設計を手がけている会社です。[5]

大学の資料で電子情報システム工学科、通信工学専攻、電気電子情報工学科といった学科が並んだのは、この事業の中身と噛み合います。一方で、営業職は全学部学科が対象です。[1] [2] [3] [4] [5]

応募する前に知っておいたほうがいいこと

都合のいいことだけを書いても役に立たないので、条件として重いものと、この記事で確かめられなかったことを並べます。

  • 会社説明会または仕事体験・オープンカンパニーへの参加が選考の必須条件である
  • 技術総合職の応募資格は理工系学部学科に限られる
  • 初任給が勤務地で分かれており、学部卒で25,000円の差がある
  • 営業職の勤務地は東京・大阪だけである
  • 転勤は「相応の頻度で生じるケースもあります」と書かれている
  • 採用人数は公開されていない
[5]

営業職に全学部学科の入口があり、入社前の資格も不要で、選考の多くがオンラインの会社です。その一方で、説明会への参加が必須で、初任給は勤務地で変わります。募集要項は1ページにまとまっているので、応募の前に自分で最後まで読んでください。[5]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜3日目:技術総合職と営業職の応募資格を読み比べ、自分が応募できる職種を決める
  2. 4〜7日目:エントリーする。そのあと、会社説明会か仕事体験・オープンカンパニーの日程を必ず押さえる(参加が必須である)
  3. 8〜12日目:半導体検査装置が何をするものかを調べる。この会社の中心の製品である
  4. 13〜17日目:働きたい場所を決める。初任給が勤務地で違うので、家賃も含めて考える
  5. 18〜22日目:エントリーシートと適性検査(WEB)の準備をする。書類選考の段階である
  6. 23〜26日目:一次面接に備える。オンラインの個人面接が基本で、面接までに成績証明書が必要である
  7. 27〜30日目:最終面接に備える。卒業見込証明書と健康診断書が必要になるので、発行の手続きを調べておく
[5]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。半導体が正しく動くかを調べる装置をつくり、回路の設計も手がけている会社です。半導体に興味があるから、では他の誰が書いても同じ文章になります。検査という工程がなぜ必要なのか、自分の言葉で説明できるなら、それは自分の言葉になります。[5]

学部が文系でも、この会社の営業職は「大学院・大学の全学部学科」が対象です。学部で自分を外す前に、応募資格の2行を読み比べてから決めてください。奨学金を借りている人は、富山県奨学金返還助成制度の登録企業である点も確かめる価値があります。[5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、会社の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。職種の選び方に迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大阪工業大学 学部の主な就職先確認日:2026-09-12 / 2023年度-2025年度の一覧(主な就職先)。工学部 電子情報システム工学科の電気・電子・通信系メーカーの欄にシキノハイテック
  2. 東北工業大学 主な就職先実績(2024年度)確認日:2026-09-19 / 2024年度(2025.3卒)の一覧。【大学院修了生 実績】の工学研究科 通信工学専攻の列に(株)シキノハイテック
  3. 神奈川工科大学 卒業生の主な就職先確認日:2026-09-12 / 工学部 電気電子情報工学科の並びに(株)シキノハイテック。一覧に対象年度の記載はなく、過去5年と書かれている
  4. 拓殖大学 工学部 就職・キャリア確認日:2026-09-11 / 2022(令和4)年度 工学部 就職データの主な就職先にシキノハイテック
  5. シキノハイテック 新卒採用 募集要項確認日:2026-09-19 / 募集職種、応募資格、勤務地、勤務時間、休日・休暇、初任給、諸手当、賞与・昇給、採用実績、福利厚生、富山県奨学金返還助成制度、選考ステップ、よくある質問
  6. シキノハイテックとは(数字で分かるシキノ)確認日:2026-09-19 / 創業、平均年齢、拠点数、従業員数、新卒・中途比率、年間休日、産休・育休取得率、平均年間有給取得日数、平均勤続年数、平均残業時間

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