どの大学の卒業生が、聖心女子大学の職員になっているのか
企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。
他大学の進路資料では確認できなかった
他大学が公表している進路資料では、就職先として聖心女子大学(学校法人聖心女子学院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
聖心女子大学は職員の出身大学を公表していない[1] [2]
聖心女子大学の採用情報のページと募集要項には、採用した職員の出身大学や、職員紹介は載っていません。どの大学の卒業生が職員になっているかを、大学の側の資料で確かめることはできませんでした。[1] [2]
公開されているのは、学校ごとの事務の職員数と、2026年の専任事務職員の募集要項です。これは「数字」の節と「採用の仕組み」の節で詳しく見ます。[2] [3]
採用ページがいま書いていることと、教育理念(引用)
聖心女子大学の採用情報のページと、学校法人聖心女子学院の採用情報のページは、2026年9月27日時点で次のように表示しています。[1] [4]
| ページ | 表示(原文) |
|---|---|
| 聖心女子大学 採用情報 | 現在募集は行っておりません。(2026年6月8日 管理部) |
| 学校法人聖心女子学院 採用情報 | 現在、募集は行なっておりません。 |
募集要項に書かれていた「求める人材」[2]
2026年の専任事務職員の募集要項は、求める人材を、建学の理念に基づいて教員とともに魅力ある大学づくりに貢献できる人としていました。特に理解し実践してほしい点として、カトリックの女子大学としての特質を理解して業務に反映できること、組織の一員として責任を自覚し困難な課題にも立ち向かえること、職員どうしの協力と信頼関係を大切にできることの3つを挙げています。[2]
教育理念[6]
聖心女子大学は、マグダレナ・ソフィア・バラが1801年にフランスで創立した聖心女子学院の教育理念に基づいて設立された大学です。教育理念のページは、目標を実現するために「大学・教職員・学生・卒業生は、一体となって聖心の教育コミュニティーを形成する。」と書いています。職員も、この教育コミュニティーの一員として位置づけられています。[6]
採用の仕組み。2026年の専任事務職員の募集要項から
聖心女子大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学が自分で事務職員を募集しています。2026年の募集要項の連絡先は、聖心女子大学の管理部総務課(人事・労務担当)でした。[2]
いまは募集がなく、新卒の選考の段階や試験の内容を公式サイトで確かめることはできません。推測で書くことはしません。参考として、公式サイトに残る2026年の専任事務職員の募集要項に書かれていたことを並べます。[1] [2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 採用職種 | 専任事務職員(総合職) |
| 業務内容 | 大学事務全般 |
| 採用人数 | 若干名 |
| 応募資格 | 2026年4月1日時点で4年制大学卒業以上、40歳未満 |
| 応募書類 | 自己紹介シート(指定様式)と職務経歴書 |
| 選考の流れ(例) | 書類選考、適性検査・小論文、1次面接、2次面接、内定 |
要項には、2024年度・2025年度に実施した事務職員採用試験にエントリーした人は応募を遠慮するよう書かれていました。事務職員の採用試験が、この2年にも行われていたことが分かります。[2]
職員の仕事。要項と事業報告から分かること
いまの採用情報のページには、職員の仕事を紹介する文章や職員インタビューは載っていません。仕事の中身は、公開されている範囲でしか確かめられません。[1]
要項に書かれた業務と、望まれる経験[2]
2026年の要項では、業務内容は雇入れ直後も変更の範囲も「大学事務全般」で、勤務地も雇入れ直後・変更の範囲ともに聖心女子大学とされていました。[2]
あれば望ましい経験として、エントリーシートの添削や面接指導などの就職活動支援の実務、奨学金事務や課外活動支援などの学生支援業務、企画業務、人事・労務関係業務が挙げられていました。学生の支援や就職支援が、大学事務の中で重く見られていることが読み取れます。[2]
2025年度事業報告に書かれた事務の取り組み[5]
2025年度事業報告には、組織の活性化として、事務部署の業務運営の見直しと職員の適正配置の見直しが挙げられています。DXの推進として、学内の事務業務のDX化の検討(RPA活用など)、ペーパーレス化、キャッシュレス化も挙げられています。[5]
財政基盤の安定化の項目には、事務職員の時間外手当の縮減とその他の諸手当の見直しの検討も入っています。事務の仕事の進め方そのものを見直している時期だと分かります。[5]
応募できる条件と待遇
参考として、2026年の専任事務職員の要項に書かれていた待遇を並べます。新卒向けの募集ではないので、そのまま新卒の条件として当てはめないでください。[2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 期間の定めなし(定年は65歳に達した年の年度末日) |
| 勤務時間 | 平日9時00分~17時00分、土曜9時00分~12時00分(2025年度実績で土曜日出勤は月1~2回程) |
| 給与月額例 | 約310,000円(35歳、諸手当を含む例) |
| 賞与 | 年2回(評価に基づく)。賞与例は約1,600,000円(35歳、前年度実績) |
| 休日・休暇 | 日曜日、祝日、年末年始。年次有給休暇は採用日10日、2年目以降20日 |
| その他の休暇(2025年度実績) | 創立記念週間、夏期休暇(最大14日)、冬期休暇(年末年始を除いて最大4日) |
給与と賞与の例は、35歳で扶養手当などが付く場合の例で、新卒の初任給ではありません。[2]
募集の時期。いまは募集が出ていない
2026年9月27日時点で、聖心女子大学の採用情報のページは「現在募集は行っておりません。」と表示していて、表示の日付は2026年6月8日です。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1]
2026年の要項では、採用予定日は応相談で、採用日から6ヶ月間は試用期間とされていました。年度の途中でも採用する形の募集だったことが分かります。[2]
募集を見逃さないためには、聖心女子大学の採用情報のページと、学校法人聖心女子学院の採用情報のページを定期的に確かめることが、公式に確かめられる方法です。[1] [4]
公開されている数字。大学の事務職員は70名
数字は、学校法人聖心女子学院と聖心女子大学が公表しているものだけを並べます。[3] [5]
| 学校 | 教員 | 事務 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 聖心女子大学 | 71 | 70 | 141 |
| 聖心女子学院 | 89 | 9 | 99 |
| 不二聖心女子学院 | 36 | 16 | 53 |
| 小林聖心女子学院 | 73 | 6 | 79 |
| 聖心インターナショナルスクール | 64 | 19 | 83 |
| 学校法人本部 | 0 | 8 | 8 |
合計欄には技能・労務の職員も含まれます。法人全体の事務の職員は128名で、そのうち70名が聖心女子大学にいます。大学の事務の職員数は、教員の数(71名)とほぼ同じです。[3]
2025年度事業報告によると、人件費2,155百万円のうち、職員人件費は757百万円でした。[5]
公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、初任給、採用した職員の出身大学ごとの人数は、聖心女子大学と学校法人聖心女子学院の公式サイトには見当たりませんでした。[1] [3] [4]
30日でやること。募集が出たときに動けるようにする
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:聖心女子大学と学校法人聖心女子学院の採用情報のページを開き、表示が変わっていないかを確かめる。以後も定期的に見る
- 4〜7日目:教育理念のページを読み、「聖心の教育コミュニティー」の一員として何ができるかを書き出す
- 8〜14日目:2026年の要項の「求める人材」の3つの点を、自分の経験に当てはめて書いてみる
- 15〜21日目:学生支援や就職支援の経験(アルバイト、サークル、ゼミの役割など)を整理する
- 22〜30日目:聖心女子大学の募集が出ていない間も、ほかの大学の職員採用を並行して調べる
募集が出ていない時期は、公式サイトで確かめられる事実が限られます。だからこそ、教育理念や事業報告のように大学が自分で公表している資料を読み、なぜ聖心女子大学で働きたいかを先に言葉にしておくことが準備になります。[5] [6]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 聖心女子大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 採用情報のページの表示(現在募集は行っておりません。2026年6月8日 管理部)
- 聖心女子大学 専任事務職員 募集要項(2026年)確認日:2026-09-27 / 大学の公式ドメインに残る2026年の募集要項(採用情報のページの画面には表示されていないが、ページのHTMLに募集要項へのリンクが残っている)。求める人材、採用職種、業務内容、採用人数、採用予定日、契約期間、勤務時間、応募資格、勤務地、給与・賞与・諸手当の例、休日・休暇、選考の流れ、エントリー方法
- 学校法人聖心女子学院 教職員数確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在の学校ごとの専任教職員数(教員・事務・技能・労務)。画面の読み込み後に描かれるページのため、ブラウザで開いた本文を記録
- 学校法人聖心女子学院 採用情報確認日:2026-09-27 / 法人の採用情報のページの表示(現在、募集は行なっておりません。)。画面の読み込み後に描かれるページのため、ブラウザで開いた本文を記録
- 聖心女子大学 2025年度事業報告確認日:2026-09-27 / 情報公開のページからリンクされたPDF。中期目標・中期計画に沿った2025年度の事業(組織の活性化、DXの推進、財政基盤の安定化)と、人件費の内訳
- 聖心女子大学 教育理念確認日:2026-09-27 / 教育理念(聖心女子学院の教育理念、聖心スピリット、育成する人間像、聖心の教育コミュニティー)