どの大学の卒業生が、大阪常磐会大学の職員になっているか
他大学が公表している進路資料では、就職先として大阪常磐会大学(学校法人常磐会学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
公表されていること
大阪常磐会大学は、職員紹介や先輩職員の声、職員の出身大学・学部を公式サイトで公表していません。教育情報の公表には教員の人数が載っていますが、事務職員の人数は載っていません。[1] [2]
法人の2025年度事業報告書には、こどもセンターで定年退職者を見据えて年度の途中に1名を採用し、引き継ぎをしてきたという記述があります。職員の採用が、欠員や世代交代にあわせて行われていることがうかがえます。[3]
法人が掲げていること
大阪常磐会大学は、職員に求める人物像を採用ページの形では公表していません。法人の校是・建学の精神は「和平 知天 創造」です。理事長のあいさつは、和平を自己と他者を尊重する心を持つこと、知天を自分を見つめて自己の使命を探求すること、創造をさまざまな人と協働して新たな価値を創り出すことと説明しています。[4]
法人の歴史は、1905年に大阪府師範学校女子部と大阪府女子師範学校の同窓会「常磐会」が結成されたことに始まります。1927年に常磐会幼稚園を創設し、1953年に大学の前身の常磐会幼稚園教員養成所を設置し、1955年に学校法人として設立されました。[4]
事業計画が書く人事の方針
2026年度の事業計画書は、法人本部の重点課題として、人材育成と人事考課のあり方、人事システムの構築を掲げています。[5]
採用の仕組み。大学と法人に共通の採用ページ
大阪常磐会大学のフッターにある「教職員採用情報」のページ(2026年9月28日確認)は、大学・短期大学部とも「現在、募集を行っておりません」と表示しています。学校法人常磐会学園のサイトのメニューにも「教職員採用情報」があり、大学と法人は共通の採用ページを使っています。[6] [7]
新卒の事務職員の募集要項、選考の流れ、応募資格、初任給は、公式サイトでは公表されていません。過去の募集要項も残っていないので、大阪常磐会大学がどのような選考で職員を採用しているかは、公式の資料からは分かりません。[6]
大学のサイトの「採用担当の方へ」は、卒業予定の学生の求人票を受け付けるための企業向けのページで、大学が職員を募集するページではありません。[8]
職員の仕事。組織図から見る
| 組織 | 部署 |
|---|---|
| 法人本部(事務局長) | 法人総務課、会計課、学生募集情報(IR)室 |
| 大学事務局(大学・短期大学部) | 総務課、教学課、進路支援課、入試・広報課、地域連携課 |
| 付属の認定こども園(3園) | それぞれに事務室 |
組織図には、発達相談支援センター、乳幼児教育研究会、大学図書館、常磐会学園こどもセンターも並んでいます。保育・幼児教育に強い法人で、職員は大学の運営に加えて、地域の子育て支援の仕事にもかかわります。[9] [10]
事務組織の見直し
2025年度の事業報告書は、業務内容を精査して簡素化を検討し、事務組織の一体化・効率化を図るという課題について、主要な事務部門の「業務記述書」を作成したと報告しています。今後は各部署とともに内容を精査し、組織・業務の効率化とリスクマネジメントに取り組むことが求められるとしています。[3]
働く環境について公表されていること
新卒の事務職員の初任給、勤務時間、休日などは、公式サイトで公表されていません。法人の事業報告書には、職員の育成にかかわる取り組みが書かれています。[3]
| 課題 | 実績 |
|---|---|
| 人材育成と人事考課のあり方、人事システムの構築の検討 | 9月に事務管理職1日研修会を実施し、マネジメント力を再考した |
| 適切な労務の確立と全学的SFD研修の実施 | 大学と短期大学の統合で規程を見直し中で、各部門でそれぞれ実施した |
| 改修・改築計画に基づく計画的改修 | 共学化にともなうトイレや食堂、中庭、空調、外壁の改修を実施した |
SFDは、教員(ファカルティ)と職員(スタッフ)がともに学ぶ研修のことです。事務管理職の研修も行われていて、管理職の育成にも力を入れていることが分かります。大学と短期大学の統合にあわせて、研修の仕組みも見直している途中だと分かります。同じ報告書は、付属園を担当する課の設置を、人員や財政の状況を見て見送ったとも書いています。[3]
募集の時期。いまは募集がない
2026年9月28日時点で、大阪常磐会大学の教職員採用情報のページは「現在、募集を行っておりません」と表示しています。過去の募集の記録も残っていないので、次の募集の時期は分かりません。[6]
事業報告書には、定年退職者を見据えて職員を1名採用した例が書かれています。職員の募集は、退職や組織の見直しにあわせて出る可能性がありますが、時期は公表されていません。[3]
公開されている数字で、大阪常磐会大学の輪郭をつかむ
| 年度 | 大学 | 短期大学部 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 93 | 174 |
| 2022年度 | 95 | 157 |
| 2023年度 | 115 | 125 |
| 2024年度 | 99 | 95 |
| 2025年度 | 90 | 89 |
| 2026年度 | 67 | 124 |
大学の入学定員は118人(ほかに3年次編入学定員4人)、収容定員は480人で、短期大学部の入学定員は150人、収容定員は350人です。卒業生は大学85人のうち83人、短期大学部100人のうち93人が就職しました。大学も短期大学部も、卒業生の9割以上が就職しています。[11] [12]
教員は、大学のこども教育学部が21人(教授13人ほか)、短期大学部の乳幼児教育学科が12人です(2026年5月1日現在)。[2]
入学者の推移を見ると、大学は2023年度の115人から2026年度の67人に減り、短期大学部は2025年度の89人から2026年度の124人に増えています。改称と共学化の直後で、学生募集の立て直しは法人の大きな課題です。入試・広報課や学生募集情報(IR)室の仕事は、その中心にあります。[11] [9]
30日でやること。情報が少ない大学を調べるとき
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:大阪常磐会大学の教職員採用情報のページで、募集が出ていないかを確かめる
- 4〜8日目:建学の精神「和平 知天 創造」と法人の歴史を読み、保育・教育の人材を育てる大学を支える仕事を自分の言葉で説明できるようにする
- 9〜14日目:事業報告書と事業計画書を読み、事務組織の見直しや人材育成の方針を書き出す
- 15〜20日目:組織図の課を見て、入試・広報や進路支援、地域連携など、どの仕事で学生を支えたいかを考える
- 21〜25日目:新卒で応募できる大阪府内の大学の職員採用も調べ、応募先を複数持つ
- 26〜30日目:改称と共学化の直後にある大学で働くことの意味を考え、自分の働き方をまとめる
大阪常磐会大学は、いま職員を募集していません。それでも、組織図や事業報告書からは、統合と共学化にあわせて事務の組織と人事の仕組みを整えようとしていることが分かります。公式の資料を押さえておくことが、募集が出たときの準備になります。[6] [3]
大学職員の仕事と、ほかの大学の採用の仕組みについては、逆転内定コラムの大学職員の業界ページにまとめています。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 大阪常磐会大学 教育情報の公表確認日:2026-09-27 / 教育情報の公表の項目
- 大阪常磐会大学 教員数(2026年5月1日現在・PDF)確認日:2026-09-27 / 学部・学科別の職位別・男女別の教員数
- 学校法人常磐会学園 2025年度 事業報告(PDF)確認日:2026-09-27 / 法人本部の重点課題の実績(業務記述書、事務管理職研修、SFD、施設改修)、こどもセンターの人員配置
- 学校法人常磐会学園 理事長ごあいさつ確認日:2026-09-27 / 法人の歴史、校是・建学の精神、新しい大学名
- 学校法人常磐会学園 2026年度 事業計画(PDF)確認日:2026-09-27 / 法人本部の重点課題(人材育成と人事考課、人事システムの構築)
- 大阪常磐会大学 教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 大学・短期大学部の募集の有無
- 学校法人常磐会学園 公式サイト トップページ確認日:2026-09-27 / メニューの項目(教職員採用情報)
- 大阪常磐会大学 採用担当の方へ確認日:2026-09-27 / 卒業予定者の求人票の受付
- 学校法人常磐会学園 組織図(2026年5月1日現在・PDF)確認日:2026-09-27 / 法人本部、大学事務局、付属園の事務室、センター
- 学校法人常磐会学園 設置校園・関連機関確認日:2026-09-27 / 大学・短期大学部、付属の認定こども園、こどもセンター、研究機関
- 大阪常磐会大学 入学者数・収容定員・在学者数(PDF)確認日:2026-09-27 / 入学定員、収容定員、入学者数の推移
- 大阪常磐会大学 就職者数・進学者数(PDF)確認日:2026-09-27 / 卒業生数、就職者数、進学者数