どの大学の卒業生が京都工芸繊維大学の職員になっているのか
龍谷大学が公表している就職実績一覧に、就職先として京都工芸繊維大学(国立大学法人京都工芸繊維大学)の名前があります。資料の中身は次の表のとおりです。[13]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 龍谷大学 経済学部 | 就職実績一覧の経済学部(2022年度)、「教育」の欄に「国立大学法人京都工芸繊維大学」。人数と職種の記載は無い | 2022年度 |
表に入れなかったもの
大学の進路資料には「京都工芸繊維大学大学院」という書き方が多く出てきますが、これは進学なので入れていません。立命館大学の就職先の資料にも「(大)京都工芸繊維大学」がありますが、数字が過去5年の採用実績の欄にしかなく、2024年度の就職者としては数えられないため入れていません。
京都工芸繊維大学自身が公表している「令和7年度卒業・修了者 就職先一覧」にも、工芸科学研究科博士前期課程の欄に2か所、博士後期課程の欄に1か所、「国立大学法人京都工芸繊維大学」が載っています。他の大学の資料ではないため表には入れていません。職種の記載は無く、事務職員かどうかは分かりません。[14]
京都工芸繊維大学が職員の出身について書いていること[5]
京都工芸繊維大学の職員採用ホームページには、職員一人ひとりの出身大学を紹介するページはありません。令和8年度の業務説明会に寄せられた質問への回答(PDF)に、職員の出身分野について次のことが書かれています。[5] [4]
- 文系・理系を問わず、さまざまな分野出身の職員が勤務している
- 理系出身の職員は全体の約20%
- 文系出身の職員も多く活躍している
- 比較的小規模な大学で、職員と学生・教員との距離が近いことを魅力として挙げ、ものづくりを中心とした教育・研究を支えることに魅力を感じて志望した職員も多い
京都工芸繊維大学が求める人物と、選考で見ていること(引用)
統一採用試験合格者対象の募集要項には、求める人物像が5つ書かれています。令和8年2月26日に定めた「事務職員人材育成基本方針」でも、全職員に共通して求める人材像として同じ5つが挙がっています。[1] [6]
- 主体性を持って、積極的に行動できる人材
- 自分の役割や仕事に最後まで責任をもって取り組める人材
- 高い倫理観を備え、教職員、学生、地域住民の模範となれる人材
- 柔軟な視点に基づき、課題を自ら発見し、解決に導くことのできる人材
- コミュニケーションを大切にし、多様な人々と協働して業務を進められる人材
募集要項は最後に「私たちと共に大学運営に意欲的に取り組んでいただける方の応募をお待ちしております。」と結んでいます。[1]
採用選考で確認していること[5]
業務説明会の回答では、採用選考でこれまでの経験や能力だけでなく、大学で働きたい理由、仕事に前向きに取り組む姿勢、周囲と協力して業務を進められるかなどを確認していると答えています。役に立つ力としては、コミュニケーション力と、WordやExcelなどPCの基本的なスキルを挙げ、学生時代の学習、アルバイト、部活動で身につけた協調性や段取りを考える力も仕事に活かせると書いています。[5]
学歴について書かれていること[1] [10]
統一採用試験合格者対象の募集要項は、令和8年度近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験の合格者を対象としていて、出身大学や学部を指定する記述はありません。統一採用試験の受験資格は、令和8年度が「平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた者」でした。なお、回答には、職員には業務に専念してもらう必要があるため、大学院博士課程に在籍しながら勤務することは認めていないと書かれています。[1] [10] [5]
採用の仕組み。独自採用試験と、統一採用試験合格者からの採用
京都工芸繊維大学の職員採用ホームページは、事務職員採用(常勤)を「①統一採用試験(近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験合格者対象)」と「②独自採用試験」の2つに分けて案内しています。技術職員(常勤)は、どちらも現在募集していないと書かれています。大学公式サイトの「教員公募・職員採用情報」のページからも、この職員採用ホームページへ案内されています。[4] [9]
統一採用試験合格者を対象にした選考(令和8年度)[2] [3]
| 段階 | 日程 | 内容 |
|---|---|---|
| 業務説明会(機関訪問) | 令和8年7月30日(木)13時30分〜15時30分 | 松ヶ崎キャンパス 60周年記念ホール。完全予約制、参加は任意 |
| エントリー | 令和8年7月16日(木)〜8月6日(木)17:00 | WEBエントリーフォームで基本情報を登録し、エントリーシート(PDF)をアップロード |
| 一次選考 | 書類選考。結果は8月21日(金)までにメール | エントリーシートによる書類選考 |
| 二次選考(一次面接) | 令和8年8月28日(金)、8月31日(月)、9月1日(火)のうちいずれか1日 | 個人面接(20〜30分程度) |
| 三次選考(最終面接) | 9月上旬 | 個人面接(30分程度) |
業務説明会について、選考のページは「業務説明会(機関訪問)への参加は必須ではなく、選考に影響することはありませんが、」と書き、先輩の話を聞ける機会として参加を勧めています。[2]
エントリーシートの「自己PR」と「志望理由」は、欄が足りない場合に各項目1枚まで別紙の自由記述枠を使えます。エントリーフォームは一時保存ができず、提出後の修正・差し替えもできないため、エントリーシートを先に作ってから登録するよう書かれています。締め切りと同時にフォームは使えなくなります。[3]
第一次試験は近畿地区の統一採用試験[10]
統一採用試験の第一次試験について、近畿地区の試験事務室は「第一次試験の合格者は教養試験(筆記)の結果に基づき決定します。」と書いています。統一採用試験は全国7地区に分かれ、第一次試験は受験に便利な地区で受けられます。京都工芸繊維大学は近畿地区です。[10]
独自採用試験[4]
独自採用試験は、令和8年度の募集要項が5月21日に掲載され、受付期間は令和8年5月21日(木)から6月12日(金)午後5時まででした。職員採用ホームページでは、令和8年度の募集は終了したと表示されています。独自採用試験の選考の中身は、受付終了後のホームページには載っていません。[4]
職員の仕事。学生支援から研究支援、施設管理まで
業務説明会の回答は、大学職員の仕事を「学生支援、研究支援、国際交流、入試、広報、財務、人事、情報システム、施設管理など多岐にわたります。」と説明しています。入職後に、学生と直接関わる仕事だけでなく、研究支援、財務、広報、情報システム、施設管理など学生から見えにくい業務が多いことに驚いた職員が多いとも書かれています。[5]
配属と異動[5]
配属先や担当業務は、本人の希望だけでなく、経験・能力・適性、大学の状況や全体の人員配置を踏まえて決めるので、必ずしも希望どおりになるとは限らないと答えています。異動については「異動の頻度は 2~3 年程度が一般的です。」とあります。[5]
キャリアパス[6]
事務職員人材育成基本方針は、複線的なキャリアパスを示しています。まず多様な部署経験を通じて大学運営の全体像を把握するゼネラリストとしての基盤を育て、その後は「管理運営系」「会計系」「学生支援系」「国際系」などの分野を中心に経験を重ねるマネジメント人材を目指す道、高度な資格や専門知識を持つスペシャリスト人材(高度専門職)の道、実務のプロフェッショナルとして現場を支える実務職(主幹・主査等)の道です。これらは固定的なものではなく、相互に転換できると書かれています。[6]
研修と学外での経験[5]
入職後は新規採用研修や配属先での業務説明、周りの職員のサポートで仕事を学びます。文部科学省や日本学術振興会(JSPS)などの学外機関への出向もあり、若手職員が研修の企画・運営や業務改善の提案に携わる「業務向上サポートチーム」という組織もあると書かれています。[5]
大学が力を入れている取組としては、社会の課題解決を担う「TECH LEADER」の育成、学部と大学院をつなぐ一貫教育「3×3プログラム」、海外大学との共同研究・留学を組み合わせた国際教育が挙がっていて、職員はその制度の運営や学内外の調整を通じて学生と教員を支えると説明しています。[5]
応募できる条件と待遇
統一採用試験合格者対象の募集要項に書かれている条件と待遇を並べます。年度によって変わるので、応募の前には必ず最新の募集要項を確かめてください。[1]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 令和8年度近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験の合格者 |
| 採用予定者数 | 事務系1名程度(追加募集) |
| 勤務開始日 | 令和8年10月1日〜令和9年4月1日までの間 |
| 勤務時間 | 8時30分〜17時15分(休憩時間 12時00分〜13時00分) |
| 休日 | 日曜日、土曜日、祝日、年末年始(12月29日〜翌年1月3日)、8月16日 |
| 初任給 | 約232,000円〜約287,200円(採用前の勤務歴等により決定) |
| 賞与 | 年間4.65月分(令和7年度実績) |
| 諸手当 | 扶養手当・住居手当・通勤手当等 |
| 休暇・休業制度 | 年次休暇、特別休暇、病気休暇、育児休業、介護休業、配偶者同行休業 |
| 利用可能施設 | 図書館、体育館、運動場、テニスコート、プール等 |
| 福利厚生 | 文部科学省共済組合加入 |
休日に8月16日が入っているのが、この大学の募集要項の特徴です。募集要項に勤務地の欄はなく、職員採用ホームページの大学概要に載っている住所は京都市左京区松ヶ崎橋上町1です。[1] [7]
残業の頻度や時間は、配属先、担当業務、繁忙期によって違うと回答に書かれています。2〜3週間程度の連続休暇は、業務の状況を踏まえて事前に上司や周囲と調整したうえで取る、とも答えています。[5]
募集の時期。令和8年度は独自採用試験・統一採用試験とも受付終了
京都工芸繊維大学の職員採用ホームページの更新情報には、令和8年5月21日に独自採用試験の募集要項、7月16日に統一採用試験の募集要項と業務説明会、8月19日に業務説明会で寄せられた質問への回答と業務紹介冊子を掲載したと書かれています。[4]
| 入口 | 項目 | 日程 |
|---|---|---|
| 独自採用試験 | 受付期間 | 令和8年5月21日(木)〜6月12日(金)午後5時 |
| 統一採用試験 | 受験申込(近畿地区) | 令和8年5月8日(金)10:00〜5月22日(金)17:00 |
| 統一採用試験 | 第一次試験(近畿地区) | 令和8年6月28日(日) |
| 統一採用試験合格者対象 | エントリー | 令和8年7月16日(木)〜8月6日(木)17:00 |
| 統一採用試験合格者対象 | 二次選考・三次選考 | 8月28日・31日・9月1日のいずれか、9月上旬 |
令和8年度の募集は、独自採用試験が6月12日、統一採用試験合格者対象のエントリーが8月6日に締め切られ、どちらも職員採用ホームページで「令和8年度の募集は終了しました」と表示されています。次の年度の日程は、この記事では書きません。職員採用ホームページの更新情報と、近畿地区の試験事務室のサイトで公表を待ってください。[4] [10]
公開されている数字。事務職員133名、理系出身は約20%
数字は、京都工芸繊維大学と近畿地区の試験事務室が公開しているものだけを並べます。[8] [5] [11]
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 事務職員数(事務局・2025年5月1日現在) | 133名 |
| 技術職員数(2025年5月1日現在) | 20名(高度技術支援センター15名、情報基盤センター5名) |
| 教員数(2025年5月1日現在) | 251名 |
| 全学生数(令和7年度・海外留学者数の表より) | 4,007人(学部2,630人、大学院1,377人) |
| 理系出身の職員の割合 | 全体の約20%(業務説明会の回答より) |
| 統一採用試験の採用予定数(令和8年度・令和8年7月13日現在) | 事務1 |
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| 申込者数 | 1,606人 |
| 受験者数 | 917人 |
| 第一次試験合格者数 | 601人 |
| 倍率(実質) | 1.5倍 |
第一次試験の結果は近畿地区の機関全体の数字で、京都工芸繊維大学だけの数字ではありません。京都工芸繊維大学の学部は工芸科学部の1学部で、大学院は工芸科学研究科です。[12] [14]
30日でやること。次の募集の春に向けて準備を終える
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:京都工芸繊維大学の職員採用ホームページの更新情報と、近畿地区の試験事務室のサイトを確かめる。令和8年度は5月に独自採用試験の募集要項が出た
- 4〜10日目:業務説明会で寄せられた質問への回答(PDF)を読み、仕事の範囲と配属・異動の考え方を書き出す
- 11〜17日目:求める人物像の5つに当たる自分の経験を、1つずつ具体的な場面で書き出す
- 18〜24日目:エントリーシートの「自己PR」と「志望理由」を下書きする。統一採用試験合格者対象の選考では別紙の自由記述枠も使えた
- 25〜30日目:統一採用試験も受ける人は教養試験(筆記)の対策を始める。第一次試験の合格者は教養試験の結果で決まる
志望動機も、公開されている事実から組み立てます。たとえば、比較的小規模で職員と学生・教員の距離が近いと大学が書いていること、「TECH LEADER」の育成や3×3プログラムに力を入れていること、理系出身の職員は約20%で文系出身の職員も多いこと。これらは大学が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[5]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 京都工芸繊維大学 職員採用HP 事務職員採用(常勤)募集要項・待遇等確認日:2026-09-27 / 統一採用試験合格者対象の追加募集(採用予定者数・勤務開始日)、求める人物像、待遇等
- 京都工芸繊維大学 職員採用HP 事務職員採用(常勤)選考について確認日:2026-09-27 / 業務説明会(機関訪問)、一次選考・二次選考・三次選考の日程と内容
- 京都工芸繊維大学 職員採用HP 事務職員採用(常勤)エントリー確認日:2026-09-27 / エントリーの受付期間と方法、エントリーシートの注意
- 京都工芸繊維大学 職員採用HP トップ確認日:2026-09-27 / 更新情報、事務職員採用(常勤)の2つの入口、独自採用試験の受付期間、技術職員の募集状況
- 京都工芸繊維大学 業務説明会 寄せられた質問への回答(令和8年度)確認日:2026-09-27 / 大学の魅力、業務内容、配属と異動、研修、求める人材と採用選考、理系出身の職員の割合、勤務
- 京都工芸繊維大学 事務職員人材育成基本方針(令和8年2月26日)確認日:2026-09-27 / 職員の育成方針、キャリアパス、全職員に共通して求める人材像
- 京都工芸繊維大学 職員採用HP 大学概要確認日:2026-09-27 / 機関名、住所、事業内容
- 京都工芸繊維大学 各種データ確認日:2026-09-27 / 教員数・事務職員数・技術職員数(2025年5月1日現在)、海外留学者数の表の全学生数
- 京都工芸繊維大学 教員公募・職員採用情報確認日:2026-09-27 / 教員公募と職員採用の案内
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 採用試験概要確認日:2026-09-27 / 令和8年度の試験の日程、受験資格、第一次試験の合格者の決め方(統一採用試験の制度の説明用)
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度の機関別の採用予定数(令和8年7月13日現在)
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 第一次試験結果確認日:2026-09-27 / 令和8年度の近畿地区採用希望者の申込者数・受験者数・第一次試験合格者数・倍率(近畿地区全体の数字。説明用)
- 龍谷大学 就職実績一覧(2022年度)確認日:2026-09-10 / 経済学部 2022年度の「教育」の欄の「国立大学法人京都工芸繊維大学」
- 京都工芸繊維大学 令和7年度卒業・修了者 就職先一覧確認日:2026-09-10 / 工芸科学研究科博士前期課程・博士後期課程の欄の「国立大学法人京都工芸繊維大学」、工芸科学部の課程