どの大学の卒業生が、神戸市外国語大学の職員になっているか

他大学が公表している進路資料では、就職先として神戸市外国語大学(神戸市公立大学法人)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​​​‌‌​‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌​​‌​​​‌​‌​​​‌​​​​‌​‌​‌​​​‌​‌‌​​​‌​‌‌​‌​‌‌​‌​

公表されていること

神戸市外国語大学は、職員紹介や先輩職員の声、職員の出身大学・学部を公式サイトで公表していません。募集要項には、法人事務局と大学・高専の事務系の職員数が載っていて、2026年3月1日現在で156人(男性56人・女性100人)です。[1]

応募資格は卒業・修了の時期で決まっていて、出身大学や学部の条件はありません。どの大学の出身者でも、同じ選考を受けることになります。[1]

法人が求める人材

募集要項は、求める人材を次のように書いています。「当法人は、神戸市外国語大学と神戸市立工業高等専門学校を同一法人下で運営しています。」事務職員は大学と高専の両方の機関で働くため、広い視野を持ち、高等教育機関の運営を担う人材を求めるとしています。[1]

神戸市外国語大学は、1946年に神戸市立外事専門学校として設立され、1949年に神戸市外国語大学となりました。外国語学部に英米、ロシア、中国の3学科を置いて始まり、1986年に神戸研究学園都市のいまの学舎に全学移転しています。1950年には短期大学部を併設し、1953年には夜間の外国語学部第2部英米学科を新設しました。昼と夜の両方で学ぶ学生を支えてきた大学です。[2]

語学の力を伸ばす支援

募集要項の福利厚生の欄には、学内外の研修やWEB研修システムでの研修に加えて、個別英会話レッスンの受講料を法人が全額負担する制度や、資格取得・スキル向上の支援制度があると書かれています。外国語大学らしく、職員の語学の力を伸ばすことにも力を入れていることが分かります。[1]

採用の仕組み。法人の固有職員を新卒・第2新卒で募集

神戸市外国語大学は公立大学法人で、国立大学法人のような地区ごとの統一採用試験はありません。神戸市公立大学法人が「固有職員(正規)」を自ら募集しています。[3]

2027年4月1日採用の固有職員(正規)の募集(募集要項からの整理)
項目内容
募集区分・人員事務職員、数名
応募資格2023年4月〜2027年3月に4年制大学を卒業(予定)、または修士・博士課程を修了(予定)の人
募集期間2026年3月1日〜4月3日
選考書類選考(エントリーシート)、1次面接(5月中旬ごろ)、2次面接(5月下旬ごろ)、最終面接(6月上旬ごろ)
書類選考の合格発表2026年4月30日ごろ
採用時期2027年4月1日
[1]

応募資格の範囲は、長期勤続によるキャリア形成を図る観点から決めているとされています。法人の契約職員として働いている人が受験する場合は、年齢の制限はありません。[1]

大学の正規職員のページは、応募の方法として、就職情報サイトの「マイナビ2027」から法人にWEBエントリーし、エントリーシートを提出するよう案内しています。エントリーだけでは書類選考は行われないと書かれています。[3]

資格による書類選考の加点

書類選考での加点(募集要項からの整理)
資格・スキル加点
英語力(TOEIC600以上など)2点
英語力(TOEIC730以上、英検準1級以上など)3点
基本情報技術者試験2点
応用情報技術者試験、データベース・ネットワークスペシャリスト試験3点
司書資格3点
[1]

職員の仕事。大学・高専・法人事務局

募集要項によると、事務職員は大学(大学院)事務局、高専事務室、法人事務局で、教務、学生支援、就職支援、国際交流、研究支援、入試、図書館の仕事と、総務・人事・財務・企画・広報・情報処理・施設管理などの経営業務を担当します。[1]

事務系の職員数(募集要項からの引用・2026年3月1日現在)
所属男女計
経営グループ13518
総務グループ71421
学生支援・教育グループ72330
研究所グループ32023
学術情報グループ347
総務課202141
学生課31316
合計56100156
[1]

表は法人事務局、外大、高専の所属を並べたもので、高専の部署として総務課と学生課が載っています。勤務地は、神戸市西区学園東町の神戸市外国語大学と、同じ学園東町の神戸市立工業高等専門学校で、配属部署によって決まります。[1]

給与と働く条件

固有職員(正規)の待遇(募集要項からの引用)
項目内容
初任給月額247,296円〜(地域手当を含む。別途、経歴加算あり)
手当扶養手当、住居手当、通勤手当、時間外勤務手当など
期末・勤勉手当2025年度実績 4.65月分/年(初年度は減額あり)
勤務時間8時30分〜17時15分(大学はローテーションによる夜間勤務あり)
休日土曜・日曜・祝休日、年末年始(12/28〜1/4)
休暇有給休暇20日、夏季休暇・結婚休暇・育児参加休暇などの特別休暇
定年65歳
[1]

社会保険は公立学校共済組合と雇用保険に加入し、地方公務員災害補償法が適用されます。福利厚生として兵庫県学校厚生会に加入します。[1]

初任給の決め方

法人が公開している初任給の決定方法によると、大学卒の新卒は給料月額220,800円が基準です。これに地域手当が加わった額が、募集要項の247,296円にあたります。前の職歴がある場合は、その期間に応じて号給が加算されます。[4] [1]

たとえば、大学卒業後に別の大学法人で正規職員として3年働いた25歳の第2新卒の場合、地域手当込みで269,696円になるというモデルが示されています。第2新卒で応募する人は、自分の職歴がどう数えられるかを確かめておくとよいでしょう。[4]

募集の時期。2027年4月採用は3月に受付開始

新卒の就職活動の日程で見ると、神戸市外国語大学の募集は、大学3年生の3月に受付が始まり、4年生の6月上旬ごろに最終面接という流れでした。民間企業の選考と同じ時期に進むので、ほかの応募先と並べて日程を組む必要があります。[1]

2027年4月1日採用の固有職員の募集は、2026年3月1日から4月3日まで受け付け、4月末に書類選考の合格発表、5月から6月に3回の面接という日程でした。2026年9月27日時点で、採用情報のページは正規職員の募集を「応募受付は終了しました。」としています。[1] [5]

正規職員(障がい者区分)と契約・パート職員は「現在募集はありません。」と表示されています。[5]

募集要項の「その他」の欄には、2026年12月25日までに施行予定のこども性暴力防止法に基づき、採用の際に犯罪事実の確認が必要になるとの記載もあります。応募する人は、この確認の手続きがあることも知っておく必要があります。[1]

公開されている数字で、神戸市外国語大学の輪郭をつかむ

神戸市外国語大学の学生(収容定員・学生数のページからの引用・2026年度)
区分収容定員現員
学部1,7202,068
大学院150109
[6]

2025年度の学部卒業者は430人でした。学部は外国語学部の英米学科、ロシア学科、中国学科、イスパニア学科、国際関係学科と、夜間の外国語学部第2部英米学科です。[6]

大学のあゆみによると、1962年にイスパニア学科、1987年に国際関係学科を増やし、1967年に大学院外国語学研究科(修士課程)、1996年に博士課程文化交流専攻を置きました。1987年には第2部に司書課程も設けています。[2] [1]

2026年5月1日現在の教員は80人(うち女性28人)で、教授35人、准教授36人、講師4人などです。法人全体の2025年度事業報告書では、2025年5月1日現在で教員166人、職員141人となっていて、これは大学と高専を合わせた人数です。[7] [8]

30日でやること。次の募集に向けて

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:神戸市外国語大学の採用情報のページで、正規職員の募集が出ていないかを確かめる
  • 4〜8日目:2027年4月採用の募集要項を読み、応募資格(卒業の時期)と選考の流れを確かめる
  • 9〜14日目:TOEICや英検、情報処理技術者試験など、書類選考で加点される資格を確かめ、取れるものを考える
  • 15〜20日目:大学と高専の両方で働くことを前提に、どんな仕事で学生を支えたいかを言葉にする
  • 21〜25日目:初任給の決定方法を読み、自分の場合の初任給を確かめる(第2新卒の場合は職歴の数え方も)
  • 26〜30日目:エントリーシートに書く内容をまとめ、3回の面接で話す志望理由を固める
[5] [1] [4]

神戸市外国語大学の事務職員は、法人の固有職員として新卒・第2新卒から採用され、大学と高専の両方で働きます。書類選考で語学や情報の資格が加点される点は、準備の目安になります。[1]

大学職員の仕事と、ほかの大学の採用の仕組みについては、逆転内定コラムの大学職員の業界ページにまとめています。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 神戸市公立大学法人 職員採用選考案内(2027年4月1日採用・PDF)確認日:2026-09-27 / 求める人材、募集概要、応募資格、募集期間、選考方法と日程、書類選考の加点、勤務地、勤務時間、休日・休暇、給与、定年、福利厚生、職員数
  2. 神戸市外国語大学 大学のあゆみ確認日:2026-09-27 / 沿革(1946年の設立、1949年の昇格、第2部の新設、1986年の全学移転)
  3. 神戸市外国語大学 採用情報:正規職員確認日:2026-09-27 / 新卒・第2新卒対象の固有職員(正規)の募集の概要、応募方法
  4. 神戸市公立大学法人 正規職員初任給決定方法(PDF)確認日:2026-09-27 / 初任給の基準、経験年数の加算、モデルケース
  5. 神戸市外国語大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 教員公募・職員公募の募集状況
  6. 神戸市外国語大学 収容定員・学生数・卒業者数確認日:2026-09-27 / 学部・大学院の収容定員と現員、卒業者数
  7. 神戸市外国語大学 教員組織・教員数確認日:2026-09-27 / 教員数(2026年5月1日現在)
  8. 神戸市公立大学法人 2025年度 事業報告書(PDF)確認日:2026-09-27 / 職員の状況(2025年5月1日現在、法人全体)

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