どの大学の卒業生が神奈川県立保健福祉大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として神奈川県立保健福祉大学(公立大学法人神奈川県立保健福祉大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表していること[1]
神奈川県立保健福祉大学の公式サイトには、職員の出身大学や職員インタビューは載っていません。教職員公募のページは「本学では、現在次のとおり教職員を募集しています。」と書き、その下に並ぶのは2026年7月27日掲載の教員公募1件です。[1]
事務職員の募集は掲載されていないため、応募資格や出身学部の条件は、2026年9月27日時点では公式から確かめられません。[1]
大学が掲げる理念。「ひと」を全人格的にとらえるヒューマンサービス
神奈川県立保健福祉大学は、基本理念のページで、保健・医療・福祉の対象は様々な側面を併せ持つ温もりのある「ひと」であると書いています。ひとを専門的な一側面からではなく全人格的な対象としてとらえ、切実なニーズを感じ取って的確に対応することを、この大学は「ヒューマンサービス」と呼んでいます。[3]
基本理念は3つです。[3]
- 保健・医療・福祉の連携と総合化
- 生涯にわたる継続教育の重視
- 地域社会への貢献
1つ目の理念について、公式ページは「専門分化された縦割りの人材育成ではなく、総合的な幅広い知識と技術を身に付け、トータルなサービスのできる人材の育成を目指します。」と書いています。[3]
3つ目の理念では、地域に根ざして教育的資源を有効に活用し、市民参加のもとコミュニティ形成の一翼を担う開かれた大学を目指すとしています。事務職員の仕事も、学生の教育を支えるだけでなく、在職者向けの継続教育や地域との連携を支えることになります。[3]
大学のなりたち[4] [7]
沿革のページによると、県が1997年(平成9年)に策定した総合計画「かながわ新総合計画21」で保健医療福祉の人材づくりが重点プロジェクトに位置づけられ、保健・医療・福祉の総合的人材を養成する新たな拠点として整備されました。開学は2003年(平成15年)4月1日です。[4] [7]
その後、2007年に大学院保健福祉学研究科(修士課程)、2017年に大学院博士課程を開設し、2018年(平成30年)4月1日に公立大学法人神奈川県立保健福祉大学へ移行しました。2019年には大学院ヘルスイノベーション研究科を開設しています。[4]
採用の仕組み。公立大学法人の職員
神奈川県立保健福祉大学は、2018年4月に県の直営から公立大学法人に移行しました。大学の運営は、公立大学法人神奈川県立保健福祉大学が行っています。[4]
教職員の募集は、公式サイトの「教職員公募」のページで告知されています。2026年9月27日時点では、事務職員の募集は出ていません。[1]
中期計画に書かれた人事の目標[2]
法人の第二期中期計画は、神奈川県知事が示した中期目標を達成するために、法人が2024年4月から2030年3月までの6年間について定めた計画です。中期目標の人事の適正化の項は、法人組織の活性化や業務の質の向上のために、人事制度、職員の採用基準や評価基準などを見直して弾力的に運用し、優れた人材を確保するとしています。[2]
採用基準を見直すことが目標に書かれている一方で、職員を新卒で採るのか、経験者を採るのか、県から職員を受け入れるのかといった具体的な採用のしかたは、中期計画にも公式サイトにも書かれていません。この記事では推測で書きません。[2] [1]
職員の仕事と育て方。中期計画の「事務の効率化と職員の能力向上」
第二期中期計画は、計画の【18】として「事務の効率化と職員の能力向上」を置いています。書かれている内容は次のとおりです。[2]
- 各事務部門の権限と責任をはっきりさせ、組織間の連携を強めて、業務に的確かつ機動的に対応できる組織体制を整える
- 事務手続きのデジタル化、リモートワークやウェブ会議の活用、ペーパーレス化で、効率的な事務執行を進める
- 事務職員の専門性を高めるために、研修制度を整備・充実させる
この項の評価指標には、業務改善のためのデジタル化の方針を中間評価までに決めて計画期間中に本格稼働させること、事務などの効率化・合理化の達成度調査を続けること、望ましい教職員像のあり方と「人材育成ビジョン」を中間評価までに作り、それに基づく研修計画を策定することが並んでいます。[2]
SDという言葉[2]
中期計画は、職員が行う能力開発の取り組みをSD(Staff Development)と説明しています。教員が授業の内容や方法を改善するための組織的な取り組みはFD(Faculty Development)と呼ばれ、中期計画の中でもこの2つの言葉が使われています。[2]
働く場所[1] [5]
キャンパスは神奈川県横須賀市平成町1-10-1の横須賀キャンパスです。学部は保健福祉学部の1学部で、看護学科・栄養学科・社会福祉学科・リハビリテーション学科(理学療法学専攻・作業療法学専攻)があり、大学院には保健福祉学研究科とヘルスイノベーション研究科があります。[1] [5]
応募の条件と待遇について分かること
2026年9月27日時点で事務職員の募集は出ていないため、応募資格・給与・勤務時間などの条件は、公式から確かめられません。過去の事務職員の募集要項も、確かめた範囲の公式ページには残っていませんでした。[1]
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 事務職員の募集 | 教職員公募のページに掲載なし(掲載は教員公募1件) |
| 法人の形 | 2018年4月1日に公立大学法人へ移行 |
| 人事の目標 | 職員の採用基準・評価基準などを見直し、優れた人材を確保する(中期目標) |
| 職員の育成 | 事務職員の研修制度の整備・充実、人材育成ビジョンと研修計画の策定(中期計画) |
| 応募資格・給与・勤務時間 | 募集が出ていないため確かめられない |
条件は募集ごとに決まります。募集が出たら、その募集要項の応募資格に「卒業見込み」が含まれるか、任期の定めがあるかを最初に確かめてください。[1]
募集の時期。いまは出ていない
2026年9月27日時点で、事務職員の募集は出ていません。公式サイトから過去の事務職員募集の時期は確かめられず、毎年決まった時期に募集があるとも書かれていません。[1]
次の募集時期は推測で書きません。教職員公募のページを定期的に確かめてください。[1]
公開されている数字。教員132人、学部の入学定員230人
数字は、神奈川県立保健福祉大学が公式に出しているものだけを並べます。職員の人数は、確かめた範囲の公式ページには見当たりませんでした。[6] [5]
| 職名 | 男性 | 女性 | 計 |
|---|---|---|---|
| 学長 | 0 | 1 | 1 |
| 副学長 | 2 | 0 | 2 |
| 教授 | 21 | 21 | 42 |
| 准教授 | 16 | 26 | 42 |
| 講師 | 9 | 10 | 19 |
| 助教 | 8 | 16 | 24 |
| 助手 | 0 | 2 | 2 |
| 計 | 56 | 76 | 132 |
| 学科 | 入学定員 | 収容定員 |
|---|---|---|
| 看護学科 | 90 | 360 |
| 栄養学科 | 40 | 160 |
| 社会福祉学科 | 60(ほかに2年次編入3) | 249 |
| リハビリテーション学科 理学療法学専攻 | 20 | 80 |
| リハビリテーション学科 作業療法学専攻 | 20 | 80 |
| 合計 | 230 | 929 |
大学院の入学定員は、保健福祉学研究科の博士前期課程25人・博士後期課程5人、ヘルスイノベーション研究科の修士課程15人・博士課程2人の計47人です。学部の入学定員は1学年230人、学部の収容定員は929人です。[5]
30日でやること。募集が出たときに動けるように
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例です。[1]
- 1〜3日目:教職員公募のページをブックマークし、事務職員の募集が出ていないか定期的に確かめる
- 4〜10日目:基本理念のページを読み、「ヒューマンサービス」と3つの基本理念を自分の言葉で説明できるようにする
- 11〜17日目:第二期中期計画の【18】「事務の効率化と職員の能力向上」を読み、デジタル化や研修について自分ができることを書き出す
- 18〜24日目:沿革のページで、県の人材づくりの拠点として生まれた経緯と、2018年の法人化を押さえる
- 25〜30日目:公立大学法人の職員として働く理由を、県立の保健・医療・福祉の大学であることと結びつけて1分で話せるようにする
志望動機も、公式に書かれている事実から組み立てます。縦割りではない総合的な人材の育成を掲げていること、在職者の継続教育と地域社会への貢献を理念に入れていること、中期計画で事務職員の専門性を高める研修を整えるとしていること。これらに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [2]
採用の条件・日程・待遇は年度や募集ごとに変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 神奈川県立保健福祉大学 教職員公募確認日:2026-09-27 / 掲載中の公募(教員公募1件、2026年7月27日掲載)、事務職員の募集が無いこと(2026年9月27日確認)、所在地
- 公立大学法人神奈川県立保健福祉大学 第二期中期計画(付・第二期中期目標)確認日:2026-09-27 / 計画期間、人事の適正化に関する目標、【18】事務の効率化と職員の能力向上と評価指標、SDの説明
- 神奈川県立保健福祉大学 本学の基本理念確認日:2026-09-27 / ヒューマンサービス、3つの基本理念
- 神奈川県立保健福祉大学 本学の沿革確認日:2026-09-27 / 開学の経緯、2003年開学、大学院の開設、2018年の公立大学法人への移行
- 神奈川県立保健福祉大学 入学定員・収容定員・在学生数確認日:2026-09-27 / 学部・大学院の入学定員と収容定員
- 神奈川県立保健福祉大学 教員組織、教員数確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在の職名別・男女別の教員数
- 神奈川県立保健福祉大学 大学概要確認日:2026-09-27 / 2003年(平成15年)の開学以来の歩み