どの大学の卒業生がものつくり大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先としてものつくり大学(学校法人ものつくり大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表していること[2] [5] [8]
学校法人ものつくり大学は、職員の出身大学や出身学部、職員紹介を採用情報のページで公表していません。募集要項から分かるのは、どんな学歴の人が応募できたかと、職員の人数です。[2] [5] [8]
- 2025年4月採用の応募資格:2025年3月に大学院または大学を卒業見込みの人、2025年3月に短期大学または専門学校を卒業見込みの人、2017年3月以降に大学院・大学・短期大学・専門学校を卒業した人
- 2026年度の年度途中採用の応募資格:2026年4月1日時点で22歳〜39歳の人。学歴の区分は書かれていない
- 事務職員の人数:60名(2024年4月1日現在・2025年4月1日現在)、52名(2026年4月1日現在)
- 基本給は学部卒の金額が示され、既卒・大学院・短大・専門学校卒の場合は年齢や経験を考えて決めると書かれている
工科系の大学ですが、事務職員の募集要項には学部・専攻・理系文系の条件はありません。2025年4月採用では短期大学や専門学校の卒業見込みの人も応募でき、学歴よりも卒業の時期で応募できるかどうかが決まる書き方でした。[2]
募集要項が求める人物と学歴について書いていること
ものつくり大学の募集要項には、毎回【求める人材像】の欄があります。2025年4月採用の要項は、開学から23年たった大学がまだ進化の途中にあり、教員と職員が一緒に大学の未来を考えて運営と改革を進めていると書いたうえで、職員一人ひとりに挑戦を恐れない心と主体的に動く行動力が必要だとしています。求めているのは、大学の未来を一緒につくり、「大学運営の主役に成長」していける仲間です。[2]
2026年度の要項では書き方が変わっています。開学25年を迎えた大学で、学生の成長を支え、教育環境の整備と充実に取り組むことが職員の大切な役割だとしたうえで、これまでの経験を活かしながら主体的に考え、周りと連携して仕事を進められる人を求めています。既存の枠にとらわれず新しい取り組みに挑戦し、大学運営に積極的に関わることも期待すると書かれていて、結びは「学生の成長を支える立場」で一緒に大学をつくる仲間を待っている、という言葉です。[4] [5]
学歴と年齢について書かれていること[2] [5]
基本給の欄には、2025年4月採用で「上記金額は学部新卒の場合となります。」、2026年度で「上記金額は新卒の場合となります。」と書かれています。どちらも、学部新卒以外の人は年齢と経験を考えて金額を決めるという説明が続きます。[2] [5]
2026年度の要項は、応募資格を年齢で区切っています。2026年4月1日時点で22歳〜39歳の人が対象で、長期的な人材育成とキャリア形成のため、将来にわたって大学の運営を担う若い人材を無期雇用で募集するものだと理由を書いています。[4] [5]
大学の特徴として要項が書いていること[2] [7]
募集要項は、ものつくり大学が2001年に開学した工科系大学で、講義と実技の割合が4対6であること、2か月の長期インターンシップがあることを紹介しています。大学の「数字でわかるものつくり大学」のページも、講義と実技の比率を約4:6、教員の70%以上が企業勤務の経験者だとしています。職員になると、こうした実学中心の教育を支える側に回ります。[2] [7]
採用の仕組み。学校法人の独自選考で、書類のあと筆記・面接
ものつくり大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人ものつくり大学が、事務部総務課を窓口に独自の選考で採用します。卒業見込みの人が応募できた直近の募集(2025年4月採用)の選考は、次のとおりでした。[2]
| 日付 | 段階 |
|---|---|
| 2024年6月10日〜7月16日 | 応募期間(郵送、消印有効) |
| 2024年7月26日 | 書類選考結果の送付 |
| 2024年8月8日 | 第一次試験(筆記試験・面接試験) |
| 2024年8月30日 | 第一次試験結果の送付 |
| 2024年9月9日 | 第二次試験(面接試験) |
| 2024年9月13日 | 第二次試験結果(内定)通知の送付 |
各試験の結果は、合否にかかわらず送ると書かれています。応募書類は、専用の履歴書兼エントリーシート(大学の採用情報のページか担当窓口から入手)、既卒者は職務経歴書、そして卒業見込証明書または卒業証明書です。エントリーシートはパソコンで入力してから印刷し、写真を貼って郵送する方式でした。[2] [6]
その前年と、2026年度の選考[3] [4] [5]
2024年4月採用の募集(2023年10月27日〜11月30日受付)は、書類選考のあと筆記試験と面接で審査する方式で、応募書類には履歴書、自己PR書、手書きの志望動機(400字詰め原稿用紙で1,200字以内)などが含まれていました。[3]
2026年度の2回の募集は、書類選考のあと面接で審査する方式です。郵送のほか電子メールでも応募でき、面接は要項に示された1日だけで行うと注意書きがあります。書類選考の結果は合否にかかわらず全員に連絡し、合格者には面接の日時を知らせると書かれています。[4] [5]
職員の仕事。1キャンパスの工科系大学で事務一般
募集職種はどの年度も「事務一般」で、勤務地はものつくり大学(埼玉県行田市前谷333番地)です。キャンパスは1つなので、転居を伴う異動は要項からは読み取れません。最寄り駅はJR高崎線の吹上駅と書かれています。[2] [5] [7]
事務局の組織[2] [5] [8]
事務局の組織は、募集要項の年度によって書き方が変わっています。[2] [5]
| 募集要項 | 事務局の組織 |
|---|---|
| 2025年4月採用(2024年度) | 事務部(総務課、企画広報課)、学務部(教務課、学生課、入試課) |
| 2026年度の年度途中採用 | 教務課、学生課、入試・広報本部、経営企画本部、総務課 |
このほかに、図書館・メディア情報センターとものつくり研究情報センターが付属施設として載っています。大学概要の組織のページ(2025年6月24日現在)には、事務局長・学務部長、事務部長・総務課長、経営企画本部長、企画広報課長、教務課長、学生課長、入試課長などの役職が並んでいます。[2] [8]
大学の規模[7]
大学の「数字でわかるものつくり大学」のページによると、ものつくり大学は1学部2学科8コースと1研究科の私立の4年制工科系大学です。非常勤講師は約360人、教員1人あたりの指導学生数は9人、インターンシップは必修で全員が参加します。学内企業説明会には約200社が参加し、就職セミナー・ガイダンスは年間20回を超えるとされています。学生の就職支援、長期インターンシップの受け入れ先との調整、入試や広報など、こうした教育を事務の面から支えるのが職員の仕事になります。[7]
応募できる条件と待遇
卒業見込みの人が応募できた直近の募集(2025年4月採用)と、2026年度の年度途中採用の条件を並べます。[2] [5]
| 項目 | 2025年4月採用(2024年度募集) | 2026年11月1日採用(2026年度募集) |
|---|---|---|
| 募集人数 | 若干名 | 1名 |
| 採用時期 | 2025年4月1日(試用期間6か月) | 2026年11月1日(試用期間6か月) |
| 応募資格 | 2025年3月に大学院・大学・短期大学・専門学校を卒業見込みの人、または2017年3月以降に卒業した人 | 2026年4月1日時点で22歳〜39歳の人(無期雇用) |
| 基本給 | 200,000円(学部新卒) | 200,000円(新卒) |
| 昇給 | 勤務成績評価結果により年1回 | 勤務成績評価結果により年1回(前年度実績は月3,300円〜11,200円) |
| 賞与 | 年2回 | 年2回 |
| 勤務時間 | 月〜金 9:00〜17:30(休憩12:30〜13:30) | 月〜金 9:00〜17:30(休憩12:30〜13:30) |
| 休日・休暇 | 土日祝、年末年始、夏期休暇、リフレッシュ休暇、年次有給休暇20日 | 土日祝、年末年始、夏期休暇、リフレッシュ休暇、年次有給休暇20日 |
諸手当は、通勤手当、住居手当、扶養手当、超過勤務手当などです。2025年4月採用の要項では、住居手当は大学の規定で計算し、月額54,000円を上限に支給すると書かれています。保険は日本私立学校振興・共済事業団(年金・健康保険)、雇用保険、労災保険で、退職金制度があります。2026年度の要項には、育児・介護休業制度、定期健康診断、資格取得支援制度、毎年度テーマに沿った研修も福利厚生として書かれています。[2] [5]
基本給と年収の例[3] [2]
学部卒の基本給は、2024年4月採用の要項では177,400円、2025年4月採用の要項では200,000円でした。2024年4月採用の要項には年収の例も載っていて、大卒初年度が320万円、採用5年目が430万円、採用10年目が485万円です。この金額には住居手当、扶養手当、超過勤務手当が含まれると書かれています。[3] [2]
募集の時期。卒業見込み向けは2023年秋と2024年初夏、2026年は4月と8月に年度途中採用
公式サイトで確認できた事務職員の募集要項を、時期の順に並べます。[3] [2] [4] [5]
| 採用時期 | 応募期間 | 対象 |
|---|---|---|
| 2024年4月1日 | 2023年10月27日〜11月30日 | 2024年3月までに大学院・大学・短期大学・専門学校を卒業見込みの人など |
| 2025年4月1日 | 2024年6月10日〜7月16日 | 2025年3月に大学院・大学・短期大学・専門学校を卒業見込みの人、2017年3月以降に卒業した人 |
| 2026年7月1日 | 2026年4月16日〜5月8日 | 2026年4月1日時点で22歳〜39歳の人(1名) |
| 2026年11月1日 | 2026年8月18日〜9月10日 | 2026年4月1日時点で22歳〜39歳の人(1名) |
2026年11月1日採用の募集は2026年9月10日に締め切られ、書類選考の結果通知は9月15日、面接は9月28日、内定通知は9月29日の予定と書かれています。[5]
2026年9月27日時点で、大学の採用情報のページは職員の公募について「ただ今、採用はございません。」としています。2026年4月・8月の募集は、どちらも年度の途中から働く人の募集で、2027年3月に卒業する人がそのまま応募できる4月採用の募集ではありません。2027年4月採用の募集が出るかどうか、出るならいつかは、この記事では推測で書きません。採用情報のページを定期的に確かめてください。[1] [4] [5]
公開されている数字。事務職員52名、教員1人あたり学生9人
数字は、ものつくり大学が募集要項と大学のページで公開しているものだけを並べます。[2] [5] [8] [7]
| 時点 | 教育職員 | 事務職員 |
|---|---|---|
| 2023年5月1日現在 | 39名 | 60名 |
| 2024年4月1日現在 | 39名 | 60名 |
| 2025年4月1日現在 | 39名 | 60名 |
| 2026年4月1日現在 | 40名 | 52名 |
2025年4月1日から2026年4月1日の間に、事務職員は60名から52名に8名減っています。減った理由や、2026年度の年度途中の採用との関係は公表されていません。[8] [5] [4]
大学の「数字でわかるものつくり大学」のページによると、開学は2001年、学科は2学科8コース、研究科は1つです。創立以来の就職率は平均97%、全国47都道府県から入学し、留学生は126人、キャンパスは約12万㎡です。[7]
公開されていないものもはっきりさせておきます。応募者数、選考の倍率、職員の出身大学の名前、新卒と中途の採用数は、公式サイトには見当たりませんでした。[1] [8]
30日でやること。いつ募集が出ても書類をすぐ出せるようにする
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]
- 1〜3日目:大学の採用情報のページをブックマークし、職員の公募が出ていないかを確かめる。2026年9月27日時点では「ただ今、採用はございません。」
- 4〜7日目:採用情報の「各種様式ダウンロード(応募用)」から事務職員募集用の履歴書の様式を確かめ、下書きをつくっておく
- 8〜14日目:過去の募集要項の【求める人材像】を読み、自分で考えて周りと連携しながら動いた経験を2つ書き出す
- 15〜21日目:「数字でわかるものつくり大学」のページで、講義と実技の比率、必修の長期インターンシップ、少人数の指導を確かめ、事務職員としてどう支えたいかを言葉にする
- 22〜30日目:面接の練習をする。2026年度の募集は書類選考のあと面接1回だけで、面接日は要項で1日に決められていた
ものつくり大学の募集は、募集の時期も応募資格も年によって変わっています。卒業見込みの人向けの4月採用が出たときに備えるなら、応募期間が短くても間に合うよう、書類の下書きと志望動機を先に仕上げておくのが確実です。年度途中の採用は2026年4月1日時点で22〜39歳の人が対象でしたが、採用日が年度の途中なので、在学中の人は卒業後の働き方と合わせて考える必要があります。[2] [4] [5]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- ものつくり大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 職員の公募・教員の公募とも「ただ今、採用はございません。」(2026年9月27日確認)
- 学校法人ものつくり大学 2024年度事務職員募集要項(2025年4月1日採用)確認日:2026-09-27 / 求める人材像、法人の概要、教職員数(2024年4月1日現在)、事務局組織、募集職種・人数、採用時期、勤務地、基本給、諸手当、賞与、休日・休暇、勤務時間、福利厚生、応募資格、応募方法・書類、応募期間(2024年6月10日〜7月16日)、選考方法・選考日
- 学校法人ものつくり大学 2024年度一般事務職員募集(2024年4月1日採用)確認日:2026-09-27 / 求める人材像、教職員数(2023年5月1日現在)、基本給、住居手当、年収例、応募資格、応募書類、応募期間(2023年10月27日〜11月30日)、選考方法
- 学校法人ものつくり大学 2026年度事務職員募集要項(2026年7月1日採用)確認日:2026-09-27 / 求める人材像、教職員数(2026年4月1日現在)、事務局組織、募集人数1名、採用時期、基本給・昇給実績、福利厚生、応募資格(2026年4月1日時点で22歳〜39歳、無期雇用)、応募方法、応募期間(2026年4月16日〜5月8日)、選考スケジュール
- 学校法人ものつくり大学 2026年度事務職員募集要項(2026年11月1日採用)確認日:2026-09-27 / 求める人材像、教職員数(2026年4月1日現在)、事務局組織、募集人数1名、採用時期、基本給・昇給実績、諸手当、休日・休暇、勤務時間、福利厚生、応募資格(2026年4月1日時点で22歳〜39歳、無期雇用)、応募方法、応募期間(2026年8月18日〜9月10日)、選考スケジュール
- ものつくり大学 採用情報 各種様式ダウンロード(応募用)確認日:2026-09-27 / 事務職員募集用の履歴書の様式
- ものつくり大学 数字でわかるものつくり大学確認日:2026-09-27 / 開学年、学科・コース・研究科の数、講義と実技の比率、非常勤講師数、教員1人あたりの指導学生数、就職率、学内企業説明会、インターンシップ、企業勤務経験のある教員の割合、留学生数、キャンパスの面積
- ものつくり大学 組織(2025年6月24日更新)確認日:2026-09-27 / 役員一覧、役職員(事務局の役職)、職員数(教育職員39名・事務職員60名、2025年4月1日現在)