どの大学の卒業生が花園大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として花園大学(学校法人花園学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表している職員の情報[4]
学校法人花園学園は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。令和7年度の事業報告書には、次の数字が載っています。[4]
- 学校法人花園学園の事務職員:本務71人、兼務10人、計81人(令和7年5月1日現在。花園大学のほか、花園中学・高等学校と洛西花園幼稚園を含む学園全体の人数)
今出ていることと、大学が求めていること
花園大学の教職員公募のお知らせのページ(2026年9月27日時点)は、現在の募集状況を教員公募と職員公募に分けて載せています。教員公募は社会福祉学科(精神保健福祉学)と仏教学科(哲学・宗教学)の2件で、職員公募の欄にあるのは「バス運転業務委託者募集要項」の1件だけです。[1]
バス運転業務委託者の募集要項は、契約形態を業務委託契約(雇用契約ではありません)としています。主に大学運動部の送迎に関するバスの運転業務で、京都市中京区の大学キャンパスと京北町のグラウンドの間の送迎を想定しています。事務職員の募集ではなく、新卒向けの募集でもありません。[2]
建学の精神とミッション[3]
花園大学は1872(明治5)年に妙心寺山内に創建された「般若林」に始まり、2022年に創立150周年を迎えました。建学の精神は「禅的仏教精神による人格の陶冶」で、その目的は、どの様な状況であっても主体的に行動できる自立性・自律性を養成することだと説明しています。[3]
大学は「誰一人取り残さない(leave no one behind)」を目標に掲げています。ただし、それは大学教職員が本人に成り代わって便宜を図るということではなく、学生の自立・自律を促すために、一人一人の理解度や生活環境に合わせたきめ細かい個別の教育指導を行うことだと書いています。ミッションは「自己を知り、他者を受け入れ、社会に貢献する人間を育成すること」です。[3]
令和7年度事業報告書も、同じ建学の精神「禅的仏教精神に基づく人格の陶冶」を具現化し、自己を知り、他者を受け入れ、社会に貢献する人間を育成するため、花園大学中期ビジョン2022-2026の具体的施策を推進すると書いています。[4]
職員の仕事と職場(事業報告書より)
事務の組織[4]
学校法人花園学園の令和7年度事業報告書の事務の組織の図には、花園大学の欄に、事務局(総務部、学務部、入試部、進路部)と、図書館、情報システムセンター、歴史博物館、国際禅学研究所、教学マネジメントセンター、人権教育研究センター、心理カウンセリングセンター、地域連携教育センターが並んでいます。花園高等学校、花園中学校、洛西花園幼稚園には、それぞれ事務室があります。勤務地は花園大学で、事業報告書によると所在地は京都市中京区西ノ京壺ノ内町8番地の1です。[4]
事業報告書に書かれた大学の取り組み(令和7年度)[4]
- 新入生オリエンテーションを4月初旬に開催し、学科の特性に応じたプログラムを学内外で実施
- 学生相談支援室では、相談内容により部署・教職員間を横断して対応
- 1回生から進路サポートシステムへの登録を促し、3回生を対象とした年4回の就職ガイダンスや就職合同説明会を実施
- 「花園大学学業特待生奨学金」に加え、物価高等を踏まえた「入学者支援緊急奨学金」を新設して支給
- 公開講座「禅とこころ」を全15回と全4回の2種類の開講メニューで一般に開講
- 科研費採択件数14件(前年度並み)
- 「花園学園資産運用管理規程」に基づく運用方針を策定し、前年度に比べて配当金の増収
- 文部科学省へ花園大学教育学部の設置認可申請を行い、令和7年10月に認可
学校法人花園学園が設置する花園中学高等学校は、令和7年度事業報告書で「予測困難な国際社会の到来および人工知能の活用により複雑化した社会において、本校の建学の精神である禅を柱とした教育によって、自らの主体的な役割を果たし、創造的に社会に貢献し得る人材としての資質を養う」ことを事業目標に掲げています。健全な学校運営として、財政の健全化と広報活動の充実、施設・設備の整備、経費の見直しにも取り組むとしています。[4]
公開されている数字
- 学校法人花園学園の教職員(令和7年5月1日現在、学園全体):教育職員 本務178人・兼務175人、事務職員 本務71人・兼務10人
- 花園大学 文学部:学生490人(仏教学科86人、日本史学科233人、日本文学科171人)
- 花園大学 社会福祉学部:学生744人(社会福祉学科291人、臨床心理学科308人、児童福祉学科145人)
- 花園大学大学院:文学研究科 博士後期課程2人・修士課程13人、社会福祉学研究科 修士課程4人
- 花園高等学校:学生1,126人、花園中学校:161人、洛西花園幼稚園:271人(いずれも令和7年5月1日現在)
- 科研費採択件数:14件(令和7年度)
| 学校 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|---|
| 花園大学(大学院含む) | 84.37% | 80.19% | 74.76% |
| 花園高等学校 | 135.83% | 135.73% | 117.29% |
| 花園中学校 | 67.92% | 70.83% | 67.08% |
| 洛西花園幼稚園 | 90.36% | 91.43% | 96.79% |
- 女性管理職比率:23.8%(管理職21人のうち女性5人、令和7年5月1日時点)
- 男女の賃金の差異(男性の賃金に対する女性の賃金の割合、令和7年度):全労働者71.3%、正規雇用労働者66.0%、非正規雇用労働者91.4%
花園大学(大学院含む)の収容定員充足率は、令和5年度84.37%、令和6年度80.19%、令和7年度74.76%と、3年連続で下がっています。事業報告書は、この数字を受けた具体的な対応方針までは書いていません。教育学部の設置認可(令和7年10月)は、学部構成を広げる取り組みの1つです。[4]
募集の時期。いまの段階
2026年9月27日時点で、花園大学の教職員公募のページの職員公募の欄にあるのは、バス運転業務委託者募集(業務委託契約)だけです。事務職員の募集は出ていません。[1]
次の事務職員募集の時期は公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[1]
30日でやること。次の募集に備えるなら
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜7日目:花園大学の教職員公募のお知らせのページをブックマークし、職員公募の欄を定期的に確かめる
- 8〜14日目:建学の精神とミッション、令和7年度事業報告書の中期ビジョンを読み、自分の言葉でまとめる
- 15〜21日目:学生の自立・自律を促すきめ細かい個別の指導を、事務職員としてどう支えたいかを書き出す。事務の組織(総務部・学務部・入試部・進路部など)のどこに関心があるかも整理する
- 22〜30日目:履歴書と職務経歴書の下書きを作る。募集が出た時点ですぐ動けるよう、必要書類を確かめておく
志望動機は、大学が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、どの様な状況であっても主体的に行動できる自立性・自律性を養成すること、一人一人の理解度や生活環境に合わせた個別の教育指導を行うこと。そこに、自分がどんな場面で学生を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3]
採用の条件・日程・待遇は、募集が出た時点の募集要項で必ず確認してください。この記事は、2026年9月27日時点で公式サイトから確認できる事実だけをまとめたものです。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 花園大学 教職員公募のお知らせ確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の現在の募集状況(教員公募2件、職員公募の欄はバス運転業務委託者募集要項の1件)
- 花園大学 大学キャンパス間バス運転業務委託者募集確認日:2026-09-27 / 契約形態は業務委託契約(雇用契約ではない)、仕事内容。教職員公募のページに現在も掲載
- 花園大学 建学の精神確認日:2026-09-27 / 創建と創立150周年、建学の精神、誰一人取り残さないという目標の説明、ミッション
- 学校法人花園学園 令和7年度 事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人のウェブサイト(花園大学の教育情報の公表の財務情報からリンク)に掲載。設置する学校と所在地、学生数(令和7年5月1日現在)、事務の組織、教職員の概要(令和7年5月1日現在)、花園大学の事業の達成状況
- 学校法人花園学園 女性の活躍に関する情報公表について確認日:2026-09-27 / 法人のウェブサイトに掲載。令和7年度の男女の賃金の差異、女性管理職比率(令和7年5月1日時点)、非正規雇用労働者に契約職員が該当する旨。表題に法人名は載っていない
- 立命館大学 PLACEMENT DATA 2025確認日:2026-09-20 / 就職先一覧に(学)花園学園の名前があり、数字は過去5年の採用実績の欄だけ(2024年度の欄は空欄)。法人名は(学)の略記で載っていて、目視で確かめた