どの大学の卒業生が藤女子大学の職員になっているか

他大学が公表している進路資料では、就職先として藤女子大学(学校法人藤天使学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]​‌‌‌‌​​​​‌​‌​​​​​​​​‌​​‌‌​​​​​​‌​​​‌​​​‌‌​‌​​‌‌​​​​‌​​‌‌​​​​​‌​‌

藤女子大学が公表していること

教職員採用情報のページにも情報公開のページにも、職員の出身大学や職員紹介は載っていません。職員について公開されているのは、大学の基本方針の中の求める職員像です。[1] [13] [2]

  • カトリック精神に基づく女性の全人的高等教育を推進していくため、本学の建学の理念、教育目的を理解し、本学の教育研究活動を支援するにふさわしい職務上の諸能力と、高い倫理観を有する人材。
  • 大学運営を担う一員としての主体的意欲と責任感を持ち、広い視野と柔軟な考えをもって、行動し、社会情勢や環境の変化に機敏に対応できる人材。
  • 教職員一人ひとりの相互信頼と尊重の上に、協調と寛容を重んじ、協働して組織力の向上に寄与する人材。
[2]

藤女子大学が職員に求めていること

求める職員像の1つ目は、建学の理念と教育目的を理解し、教育研究活動を支援する職務上の能力と高い倫理観を持つことです。2つ目は、大学運営を担う一員としての主体的な意欲と責任感、社会情勢や環境の変化に機敏に対応できること。3つ目は、協調と寛容を重んじ、協働して組織力を高めることです。[2]

同じ基本方針の管理運営に関する方針には、「SD(スタッフ・ディベロップメント)活動を推進し、教職員・事務組織の情報収集、企画・立案機能を強化する。」とあります。SDは職員の能力開発のことで、職員にも企画や立案の力を求めていることが分かります。[2]

建学の理念

藤学園は、カトリック札幌教区初代教区長のキノルド司教が「北海道の未来は女子教育にある」との確信から、母国ドイツに女子教育の担い手の派遣を要請し、3人の修道女が来道したことに由来すると説明されています。藤女子大学はこの意思を継ぎ、キリスト教的世界観や人間観を土台として、女性の全人的高等教育を通して、愛と奉仕に生きる高い知性と豊かな人間性を備えた女性の育成を使命とするとしています。[7]

教育目的の説明では、建学の理念の達成のため、教職員と学生の人格的触れ合いの中で目的を達成すると書かれています。求める職員像の1つ目に「カトリック精神に基づく女性の全人的高等教育」が入っているのも、この理念から来ています。[7] [2]

採用の仕組み。いまは募集が出ておらず、法人は採用の抑制を計画

教職員採用情報のページは、2026年9月27日時点で、教員募集と職員募集のどちらについても「現在、募集を行っておりません。」と表示しています。[1]

藤女子大学を運営する学校法人藤天使学園は、2026年度事業計画書を公開しています。藤女子大学の基本方針の5番目は、支出総額の抑制を図るため人件費の削減を行うというもので、括弧の中に諸手当の削減と「採用人事の原則凍結等」を挙げています。この計画書は、法人のサイトの財務情報・事業報告書のページからリンクされています。[3] [4]

天使大学との連携

沿革によると、藤学園は2024年4月1日に学校法人天使学園と合併し、学校法人藤天使学園に名称を変更しました。同じ法人が藤女子大学と天使大学を運営しています。[8]

2026年度事業計画書では、天使大学の基本方針の1番目に、法人合併の成果を活かすため両大学の教学改革と事務局連携に協力して取り組むことを挙げています。天使大学の人事・財務等の計画には「藤女子大学と天使大学による職員の人事交流」が入っています。藤女子大学の重点項目にも、天使大学との教育・研究・事務などさまざまな分野での連携を検討・実施することが入っています。[3]

職員が支える大学と、これからの変化

藤女子大学には2つのキャンパスがあります。北16条キャンパス(札幌市北区北16条西2丁目)には文学部の英語文化学科、日本語・日本文学科、文化総合学科があり、花川キャンパス(石狩市花川南4条5丁目)にはウェルビーイング学部の地域創生学科、食環境マネジメント学科、子ども教育学科があります。[14]

2026年度事業計画書によると、2025年度に花川キャンパスの閉鎖と北16条キャンパスへの集約が決まり、2026年度はこれを着実に実行し、教育・研究環境を維持するとしています。施設・設備の計画にも北16条キャンパス移転のための環境整備が挙がっています。[3]

学部の構成も変わります。ウェルビーイング学部食環境マネジメント学科は、2025年12月15日付の報告で学生募集の停止が公表され、入学する者がいなくなる最初の年度は2027年度です。理由は、学園として管理栄養士養成校を一本化するためと書かれています。地域創生学科も、2026年6月2日付の報告で学生募集を停止すると報告されており、同じく2027年度から入学者がいなくなります。どちらの報告も、所属教職員並びに施設・設備は既存学部等に移管するとしています。[11] [12]

2026年度事業計画書の藤女子大学の重点項目には、「事務業務の見直しと効率化を図り、超過勤務を減少させる。」とあります。第Ⅲ期のアクションプラン(2023〜2027年度)の組織改革の項目には、「学生満足度調査結果を反映した効率性の高い事務サポート体制を確立する。」と書かれています。[3] [5]

応募できる条件と待遇

2026年9月27日時点で職員の募集が出ていないため、応募資格、初任給、勤務時間などの待遇は公式サイトで確かめられません。[1]

第Ⅲ期のアクションプランは、人事に関する制度の整備として、教職員の中長期的な人事計画を策定することと、教職員を評価するための制度を導入することを挙げています。2026年度事業計画書でも、教職員の評価制度の導入について検討するとしています。[5] [3]

同じアクションプランの教職協働の促進とSD活動の活性化の項目では、教職員における学内情報の共有の仕組みを再構築して当事者意識を醸成すること、SD活動における学内研修を充実させ学外との連携を図ることが書かれています。2026年度事業計画書には、職員の業務改善のSDを実施し、意識改革を行うことが入っています。[5] [3]

募集の時期

藤女子大学の職員の募集は、2026年9月27日時点で教職員採用情報のページに掲載されていません。ページには過去の募集の日程も残っていないため、例年いつ募集が出るかは確かめられません。[1]

公開されている数字

収容定員及び学生数のページ(2026年5月1日現在)によると、学部の収容定員は1,860人、在学生は1,426人で、定員充足率は77%です。文学部の在学生は875人、人間生活学部とウェルビーイング学部を合わせて551人です。大学院の在学生は11人です。[9]

教員組織・教員数のページ(2026年5月1日現在)によると、専任教員は72人(うち女性39人)、非常勤教員は257人です。[10]

未来共創ビジョンによると、藤女子大学は1925年に創立された札幌藤高等女学校を淵源とし、1947年創立の藤女子専門学校、1950年の藤女子短期大学を経て、1961年に誕生しました。沿革では、藤女子大学の開学は1961年4月1日です。[6] [8]

30日でやること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:藤女子大学の教職員採用情報のページを確かめ、職員の募集が出ていないか確認する
  • 4〜8日目:基本方針の求める職員像3項目を読み、それぞれに自分の経験を1つずつ当てはめる
  • 9〜13日目:建学の理念と教育目的を読み、女子教育やカトリックの大学で働く意味を自分の言葉でまとめる
  • 14〜18日目:法人の2026年度事業計画書を読み、キャンパスの集約や天使大学との連携など、大学がいま取り組んでいることを確かめる
  • 19〜24日目:募集が出ていない間に、札幌市や北海道内のほかの大学の職員採用も並行して調べる
  • 25〜27日目:第Ⅲ期のアクションプランの管理・運営の項目を読み、SDや事務サポート体制について自分の考えを書き出す
  • 28〜30日目:募集が出たら確かめる項目(雇用形態、応募資格、初任給、選考、日程、勤務キャンパス)の一覧を作っておく
[1] [2] [7] [3] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、藤女子大学の教職員採用情報、基本方針、建学の理念と教育目的、未来共創ビジョン、第Ⅲ期のアクションプラン、沿革、アクセス・キャンパス概要、情報公開の各ページと学生募集停止の報告、学校法人藤天使学園の2026年度事業計画書で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。募集が出たら、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 藤女子大学 教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 教員募集「現在、募集を行っておりません。」、職員募集「現在、募集を行っておりません。」(2026年9月27日時点)
  2. 藤女子大学の基本方針確認日:2026-09-27 / 求める教員像と教員組織の編成方針、学生支援方針、教育研究環境整備に関する方針、社会連携・社会貢献に関する方針、管理運営に関する方針(SD活動の推進)と求める職員像(3項目)、財務に関する方針
  3. 学校法人藤天使学園 2026年度事業計画書確認日:2026-09-27 / 学校法人藤天使学園の「財務情報・事業報告書」のページからリンクされたPDF。藤女子大学の基本方針(花川キャンパスの閉鎖と北16条キャンパスへの集約、人件費の削減(諸手当の削減、採用人事の原則凍結等))、重点項目(事務業務の見直しと効率化、天使大学との連携)、その他の事業計画(教職員の評価制度、職員の業務改善のSD)。天使大学の計画に藤女子大学と天使大学による職員の人事交流
  4. 学校法人藤天使学園 財務情報・事業報告書確認日:2026-09-27 / 説明用:2026年度事業計画書のリンク元。藤女子大学の沿革のページから法人のサイトへ進める。機械取得できないためブラウザで読んだ本文を記録
  5. 藤女子大学 第Ⅲ期のアクションプラン(2023〜2027年度)確認日:2026-09-27 / 未来共創ビジョンを具体化する第Ⅲ期のアクションプラン。管理・運営の項目(組織改革の推進、教職協働の促進とSD活動の活性化、人事に関する制度の整備)、天使大学との連携 ほか
  6. 藤女子大学 未来共創ビジョン確認日:2026-09-27 / 1925年に創立された札幌藤高等女学校を淵源とし、1947年の藤女子専門学校、1950年の藤女子短期大学、1961年の藤女子大学へ。アクションプランをⅠ〜Ⅲ期に分けて、項目ごとに課題と担当部署を決める
  7. 藤女子大学 建学の理念と教育目的確認日:2026-09-27 / 建学の理念(キノルド司教の「北海道の未来は女子教育にある」との確信、3人の修道女の来道)と、教職員と学生の人格的触れ合いの中で達成する教育目的
  8. 藤女子大学 沿革確認日:2026-09-27 / 藤学園の沿革と藤女子大学の沿革。1961年4月1日の藤女子大学開学、2024年4月1日に学校法人天使学園と合併し学校法人藤天使学園へ名称変更 ほか
  9. 藤女子大学 収容定員及び学生数・外国人留学生数・定員充足率確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在。学部の収容定員1,860、在学生1,426、定員充足率77%(文学部875、人間生活学部とウェルビーイング学部で551)、大学院在学生11
  10. 藤女子大学 教員組織・教員数確認日:2026-09-27 / 2026年5月1日現在。専任教員72(うち女性39)、非常勤教員257
  11. 藤女子大学 ウェルビーイング学部食環境マネジメント学科の学生募集停止について(報告)確認日:2026-09-27 / 情報公開のページからリンクされたPDF(2025年12月15日付)。入学する者がいなくなる最初の年度は2027年度。学園として管理栄養士養成校を一本化するため。所属教職員並びに施設・設備は既存学部等に移管
  12. 藤女子大学 ウェルビーイング学部地域創生学科の学生募集停止について(報告)確認日:2026-09-27 / 情報公開のページからリンクされたPDF(2026年6月2日付)。入学する者がいなくなる最初の年度は2027年度。所属教職員並びに施設・設備は既存学部等に移管
  13. 藤女子大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 情報公開の項目一覧(教員組織・教員数、年齢別教員数、入学者数、収容定員及び学生数 ほか)と、学生募集停止の報告PDFへのリンク。職員の人数の項目は無い
  14. 藤女子大学 アクセス・キャンパス概要確認日:2026-09-27 / 北16条キャンパス(札幌市北区北16条西2丁目・文学部)と花川キャンパス(石狩市花川南4条5丁目・ウェルビーイング学部)