どの大学の卒業生がフェリス女学院大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先としてフェリス女学院大学(学校法人フェリス女学院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌​‌​‌​​​​‌​‌​​​​‌‌​​‌​‌​​‌​‌‌​‌‌​​​​‌​‌​‌‌‌​​​​‌‌‌​‌‌​​‌‌​​‌​​‌

法人が公表している職員の顔ぶれ[4] [3]

学校法人フェリス女学院は、職員一人ひとりの出身大学や出身学部を公表していません。そのかわり、採用説明会の資料「フェリス女学院の職場紹介」に、職員の構成が数字で載っています。[4]

  • 専任職員は76人(2025年4月1日現在)。男性33人、女性43人
  • 所属は大学50人、中学校・高等学校6人、本部事務局20人
  • 専任職員の平均年齢は44.5歳(男性49.8歳、女性40.4歳)
  • 勤続5年以下の職員27人のうち、新卒で入った人は4人(14.8%)、既卒で入った人は23人(85.2%)
  • 採用説明会のチラシには、職場に20代・30代の若手職員が多いと書かれている
[4] [3]

勤続5年以下の職員の8割以上が既卒で入った人です。職場紹介の資料には、既卒採用の職員が多いので多様な考え方に触れられる、という新入職員の声も載っています。一方で、2026年4月採用の募集は新卒と第二新卒に限っていて、若い人材を育てる入口として新卒採用を使っていることが読み取れます。[4] [2]

採用ページが求める人物と学歴について書いていること(引用)

2026年4月採用の募集要項のページには「フェリス女学院からのメッセージ」が付いています。採用試験の前提として、法人はこう書いています。[2]

「フェリス女学院の建学の精神「キリスト教の信仰に基づく女子教育」をよく理解し、キリスト教の信仰を尊重していただくことを前提としながら、以下のような方を求めます。」[2]

信者であることは条件になっていません。求められているのは、キリスト教の信仰に基づく女子教育という建学の精神を理解し、尊重することです。そのうえで、次の5つのいずれかに当てはまる人の応募を待っていると書かれています。[2]

  • 自身の充実した学生生活の経験や実感を活かして、学生・生徒によりよい教育環境を提供できるようサポートしたい人
  • 新しいことを考えたり、前例の無いことに挑戦したりすることに興味のあるチャレンジ精神旺盛な人
  • それぞれの立場を理解し尊重しながらコミュニケーションをとり、協力して成果を生み出せる人
  • 自身がやるべきことを目標に設定し、その達成に向けて諦めずに努力を続けられる人
  • 世の中の動きや人々のニーズを鋭く捉え、未来を見据えた発想ができる人
[2]

メッセージの結びは「教育改革を担う一員として、自ら考え行動できる方のご応募を心よりお待ちしております。」です。[2]

学歴について書かれていること[2]

応募資格は「2026年3月に4年制大学卒業又は大学院修了者」と、卒業後3年以内の第二新卒だけで、出身大学や学部・学科、性別の条件は書かれていません。応募の段階で成績証明書を提出しますが、どの大学を出たかで応募できるかどうかが変わる書き方にはなっていません。[2]

法人が書いている職場の姿[3] [4]

採用説明会のチラシには「専任職員は総合職として教学・管理部門で教育支援を行っています。」とあり、日々の業務に加えて部署をまたぐプロジェクトでも若手職員が活躍していると紹介しています。職場紹介の資料は、学院が目指す職場として、時間や場所にとらわれず効率的に働けること、仕事と生活の質を両方高めること、ライフステージに応じて配分を調整できることの3つを挙げています。[3] [4]

採用の仕組み。学校法人の独自選考で、書類から最終面接まで4段階

フェリス女学院大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学・中学校・高等学校を設置する学校法人フェリス女学院が、本部事務局人事課を窓口に独自の選考で専任の事務職員を採用します。2026年4月採用の選考は、次の4段階でした。[2]

2026年4月採用 事務職員(専任)の選考(募集要項より)
段階内容実施日・結果通知
応募エントリーシートと成績証明書の提出、Web適性検査の受検3つとも2025年9月4日(木)まで
第一次選考書類選考結果通知予定 2025年9月10日(水)
第二次選考グループワーク・適性検査(緑園キャンパス)実施 2025年9月19日(金)/結果通知予定 9月25日(木)
第三次選考個人面接実施 2025年10月2日(木)または3日(金)/結果通知予定 10月6日(月)
第四次選考最終面接(山手キャンパス)実施 2025年10月14日(火)/結果通知予定 10月17日(金)
[2]

応募は、募集要項に書かれた3つのステップ(エントリーシートの提出、成績証明書の提出、Web適性検査の受検)を期限内にすべて終えて、はじめて正式な応募として受け付けられます。大学院修了者は、学部と大学院の両方の成績証明書が必要です。エントリーと成績証明書の提出は、募集要項が指定する就職情報サイト(マイナビ2026)を通して行う方式でした。[2]

エントリーの締め切りから最終面接の結果通知まで、およそ6週間です。第一次選考の結果もサイト経由で連絡されると書かれています。[2]

説明会は2つのキャンパスで職場見学[2] [3]

2026年4月採用では、エントリー前の人も参加できる職場見学会が2回開かれました。どちらか一方のキャンパスだけの参加も歓迎すると書かれています。[2] [3]

2026年4月採用の職場見学会(募集要項・説明会チラシより)
日程場所内容
2025年8月23日(土)緑園キャンパス大学勤務職員による職場紹介・職場見学 等(約90分間)
2025年8月29日(金)山手キャンパス歴史資料館の見学・法人本部職員による職場紹介 等(約90分間)
[2] [3]

説明会では働く環境の紹介、先輩職員による職場紹介、キャンパスツアーが予定されていました。チラシでは先輩職員との座談会も予定として挙げています。緑園キャンパスでは大学の様子や職員の雰囲気、山手キャンパスでは学院の歴史と中高や管理部門の仕事を知ることができる、という分け方です。[2] [3]

職員の仕事。大学・中学校・高等学校・本部事務局のどこにでも配属されうる

募集要項の「仕事の内容」は、大学、中学校・高等学校、本部事務局の各部署の業務です。大学職員として採用されるのではなく、学院全体の職員として採用されるという点が、この法人の募集のいちばんの特徴です。[2]

仕事の内容(募集要項より)
配属先主な業務
大学教育・研究支援等に関する業務(教務、入試、就職、学生支援、国際交流、広報、総務、等)
中学校・高等学校教育支援等に関する業務(教務、生徒支援、庶務、入試、等)
学校法人(本部事務局)経営・管理に関する業務(総務、財務、人事、経営企画、情報システム、等)
[2]

事務組織と専任職員の人数[4]

採用説明会の資料「フェリス女学院の職場紹介」には、2025年4月1日現在の事務組織が載っています。専任職員は大学50名、中学校・高等学校6名、本部事務局20名で、1部署あたりの専任職員は1〜11名です。[4]

事務組織(2025年4月1日現在・職場紹介の資料より)
所属専任職員主な部署
大学50名総務課、教務課、入試課、学生課、国際課、キャリア支援課、広報課、学長室、附属図書館本館事務室、附属図書館山手分室、保健室、演奏会室、キリスト教センター、バリアフリー推進室
中学校・高等学校6名中高事務室、中高図書館事務室
本部事務局20名総務課、人事課、財務課、経営推進課、情報システム課、内部監査室、学院保健室
[4]

法人の組織のページによると、法人の事務組織(本部、大学、中高)は事務局長が統括しています。大学の部署でも附属図書館山手分室や演奏会室は山手キャンパスが勤務地で、本部の情報システム課は緑園キャンパスが勤務地だと資料に注記されています。[8] [4]

2つのキャンパス[7] [2]

フェリス女学院大学は、グローバル教養学部・文学部・国際交流学部・音楽学部と、人文科学研究科・国際交流研究科・音楽研究科から成ります。キャンパスは横浜市中区の山手キャンパスと、横浜市泉区の緑園キャンパスの2つです。中学校・高等学校も横浜市中区山手町にあり、事務職員の勤務場所は山手キャンパス(大学、中学校・高等学校、本部事務局)か緑園キャンパス(大学)のどちらかになります。[7] [2]

入職後の育成[4]

職場紹介の資料には、新卒者を対象にした内定者研修(PCスキルや社会人への準備)とビジネスマナー研修、新人研修、先輩がフォローする新人サポーター制度、入職3か月後の人事課による面談、2年目・3年目の研修が並んでいます。学外では五大学合同研修や、キリスト教学校教育同盟の夏期学校にも参加します。評価は資格ごとに期待される役割をどれだけ果たしたかで行い、育成・昇格・配置・賞与に反映されます。[4]

応募できる条件と待遇(2026年4月採用の募集要項)

ここに並べるのは、2026年4月1日採用の募集要項に書かれていた条件です。次の年度の条件は変わる可能性があります。[2]

事務職員(専任)の募集条件(2026年4月1日採用・募集要項より)
項目内容
募集職種事務職員(専任)
応募資格2026年3月に4年制大学卒業または大学院修了の人/2026年3月時点で卒業・修了後3年以内で、職歴無しまたは1社の勤務経験の人(第二新卒)
採用日2026年4月1日
募集人員若干名
勤務場所山手キャンパス(大学、中学校・高等学校、本部事務局)または緑園キャンパス(大学)
初任給(2025年度実績)4年制大学卒 月額基本給269,360円/大学院卒 月額基本給278,290円
賞与・手当賞与年2回、各種手当あり
勤務時間大学・本部事務局 9:00〜18:00、中学校・高等学校 8:00〜17:00(どちらもフレックスタイム制)
休日週休2日制
[2]

給与は「学院規定により、新卒初任給に職歴を加算した上で支給します。」と書かれていて、第二新卒で1社の勤務経験がある人は、その経験が加算されます。初任給の数字は2025年度の実績として示されたもので、2026年度以降の金額は募集要項で確かめる必要があります。[2]

働き方の制度[4] [5]

職場紹介の資料によると、学院は2023年4月から働き方改革の施策を入れています。時間単位の年次有給休暇(年5日の範囲)、要件を満たす場合の在宅勤務、年休の年10日以上の取得の推奨、小学校6年生までの子の看護休暇、年10日の介護休暇、病気治療のための短時間勤務などです。[4]

法人の「働きやすい職場環境の整備」のページでは、2025年4月から2028年3月までの行動計画として、男性の育児休業取得率4割以上の維持と、専任職員・嘱託職員の時間外労働の年間累計平均を3年間で3%減らすことを掲げています。同じページによると、2025年度に採用した専任職員に占める女性の割合は56%、専任職員の管理職に占める女性の割合は40%(2026年5月1日現在)、専任職員の平均勤続年数は男性13.9年、女性12.4年(2026年3月31日現在)です。[5]

募集の時期。2026年4月採用は8月掲載、9月4日締め切り

直近に公表された新卒向けの募集は、2026年4月1日採用の事務職員(専任)です。法人の募集一覧では掲載日が2025年8月8日で、2026年9月時点では「応募受付は終了いたしました。」と表示されています。[1] [2]

2026年4月採用の募集の流れ(募集要項より)
時期できごと
2025年8月8日募集要項の掲載
2025年8月23日・29日職場見学会(緑園キャンパス・山手キャンパス)
2025年9月4日エントリーシート・成績証明書の提出とWeb適性検査の締め切り
2025年9月19日第二次選考(グループワーク・適性検査)
2025年10月2日・3日第三次選考(個人面接)
2025年10月14日第四次選考(最終面接)
2025年10月17日最終結果の通知予定
[2]

2026年9月時点で、法人の募集一覧の職員の欄に載っているのはこの2026年4月採用の募集だけで、2027年4月採用の事務職員の募集は掲載されていません。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。2026年4月採用の募集は2025年8月に掲載され、掲載から締め切りまでが1か月足らずだったので、募集一覧を定期的に確かめてください。[1] [2]

同じ募集一覧では、中学校・高等学校の教員について「※現在、教員の公募は行っておりません。」と書かれています。教員と事務職員の募集は別々に出ます。[1]

公開されている数字。事務局85名、大学の学生は1,875名

数字は、学校法人フェリス女学院が「学生・生徒数・教職員数」のページで公開しているものです(2026年5月1日現在)。[6]

学校法人フェリス女学院の教職員数(2026年5月1日現在)
所属教職員数
中学校・高等学校59
大学80
事務局(本部・中高・大学)85
総計224
[6]

学生・生徒数は、フェリス女学院大学が学部1,849名・大学院26名の計1,875名、中学校550名・高等学校537名で、学院全体では2,962名です(2026年5月1日現在)。[6]

事務局85名に対して、大学と中高をあわせた学生・生徒は2,962名。単純に割ると、事務局の教職員1人あたり約35人です。大学の専任職員50名(2025年4月1日現在)で大学の学生1,875名を割ると、1人あたりおよそ38人になります。[6] [4]

専任職員の構成(2025年4月1日現在・職場紹介の資料より)
性別大学中学校・高等学校本部合計
男性19人2人12人33人
女性31人4人8人43人
計50人6人20人76人
[4]

管理職は21人で、男性13人、女性8人です(2025年5月1日現在)。[4]

30日でやること。法人全体の職員として話せるように準備する

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[2]

  1. 1〜3日目:法人の教職員採用情報の募集一覧をブックマークし、2027年4月採用の募集が出ていないかを確かめる。2026年9月時点では掲載なし
  2. 4〜7日目:2026年4月採用の募集要項の「フェリス女学院からのメッセージ」を読み、求める人材の5項目それぞれに当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
  3. 8〜14日目:建学の精神「キリスト教の信仰に基づく女子教育」と教育理念「For Others」を法人のページで読み、自分の言葉で説明できるようにする
  4. 15〜21日目:適性検査とグループワークに備える。第二次選考はグループワークと適性検査の組み合わせだった
  5. 22〜30日目:大学・中高・本部のどこに配属されても通じる志望理由と、特に関わりたい仕事(教務、入試、就職、国際交流、財務など)を1つずつ用意する
[1] [2]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。大学の専任職員は50名と小規模で、1部署に1〜11名。職場紹介の資料には、若手のうちから多くのことに関わり学院の方向性を実感しながら働ける、という既卒入職者の声が載っています。2025年4月にグローバル教養学部を開いたことも、法人自身がメッセージの中で書いています。こうした事実に自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[4] [2]

大学職員だけでなく、中学校・高等学校や法人本部に配属される可能性もあります。面接では、大学の仕事だけを語るのではなく、学院全体の職員として何をしたいかを話せるようにしておくと安心です。[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学校法人フェリス女学院 教職員採用情報 募集一覧確認日:2026-09-27 / 職員(大学、中学校・高等学校、法人本部)の募集一覧。2025年8月8日掲載の事務職員(専任)は応募受付終了、中学校・高等学校の教員は公募なし(2026年9月確認)
  2. 学校法人フェリス女学院 事務職員(専任)募集要項(2026年4月1日採用)確認日:2026-09-27 / 募集職種、勤務場所、応募資格(2026年3月卒業・修了者と第二新卒)、採用日、募集人員、仕事の内容、給与(2025年度実績の初任給)、勤務形態、応募方法と締め切り、職場見学会、試験日程、フェリス女学院からのメッセージ(求める人材)
  3. 学校法人フェリス女学院 26卒 新卒採用説明会チラシ確認日:2026-09-27 / 説明会の対象と日程(2025年8月23日・29日)、雇用形態(専任職員)、職場としての魅力(総合職として教学・管理部門で教育支援、20代・30代の若手職員が多い)
  4. 学校法人フェリス女学院 フェリス女学院の職場紹介(2025年)確認日:2026-09-27 / 事務組織と部署別の専任職員数(2025年4月1日現在)、研修体系と評価制度、職場のデータ(男女別・部門別の専任職員数、平均年齢、管理職数、勤続5年以下の新卒者・既卒者の割合)、働き方改革の制度、新入職員の声
  5. 学校法人フェリス女学院 働きやすい職場環境の整備確認日:2026-09-27 / 行動計画(2025年4月1日〜2028年3月31日)、採用者に占める女性の割合(2025年度)、管理職に占める女性の割合(2026年5月1日現在)、平均勤続年数(2026年3月31日現在)、男性の育児休業等の取得割合
  6. 学校法人フェリス女学院 学生・生徒数・教職員数確認日:2026-09-27 / 学生・生徒数と教職員数(中学校・高等学校、大学、事務局)、2026年5月1日現在
  7. 学校法人フェリス女学院 フェリス女学院の設置学校確認日:2026-09-27 / 中学校・高等学校と大学の所在地、大学の学部・研究科、山手キャンパスと緑園キャンパス
  8. 学校法人フェリス女学院 法人の役員・組織確認日:2026-09-27 / 設置する3校、事務局長が法人の事務組織(本部、大学、中高)を統括すること(2026年6月12日現在)

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