どの大学の卒業生が千葉商科大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として千葉商科大学(学校法人千葉学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​​​​‌‌‌​‌​​​​‌‌​‌‌​​​​​​‌​​‌‌‌‌‌​​‌‌‌‌​​​‌‌​‌‌‌​‌​‌​​‌‌​​​​‌‌​‌‌

法人が公表している出身の割合[2]

そのかわり、学校法人千葉学園は採用情報のよくある質問で、職員の出身の割合を公表しています。質問は「出身大学は選考(合格・不合格)に影響しますか」。答えはこうです。[2]

  • 他大学の出身:約94%
  • 千葉商科大学の出身:約6%
[2]

答えの本文は「影響はしません(職員は他大学出身者約94%、本学出身者約6%の割合です)。」です。職員のほとんどは千葉商科大学以外の大学の出身で、母校の卒業生が中心の職場ではありません。[2]

職員紹介に出てくる職員の経歴[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]

採用情報の「職員・仕事紹介」には7人の職員が載っています。所属と入職年度が書かれていて、中途入職の人は前職も書かれています。出身大学の名前は書かれていません。[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]

  • 教務課:2022年度中途入職。前職は人材業界の営業職。学生時代に教員免許を取得
  • 学長事務室:2022年度中途入職。前職は塾講師
  • 総務課:2018年度入職。1年目は学生課に配属
  • キャリア支援課(取材当時):2018年度入職。大学時代は哲学科に所属
  • 入試広報課:2021年度中途入職。前職は大学等を専門とする広告代理店(新卒で入社)
  • 研究支援課:アパレル企業、国立大学法人、中央省庁を経て入職。2023年度に研究支援課へ異動
  • 国際課:2015年度入職
[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]

キャリア支援課の職員は、大学時代に哲学科にいて、千葉商科大学の強みである実学とは「真逆の環境」に身を置いていたと書いています。専攻が大学の看板と違っても、それを志望理由に変えて入職した例です。[11]

採用ページが求める人物と学歴について書いていること(引用)

採用情報のトップページは、求める職員をこう書いています。[1]

「一般的な“大学職員”のイメージを飛び越え、よりバイタリティに溢れ、よりクリエイティブ性に富み、よりチャレンジングな職員を求めています。」[1]

同じページには、学生に向けて「感性に溢れ、多様な知識・特技を持ち合わせた魅力ある学生の方々を本学の職員として迎えたいと思っております。」とも書かれています。[1]

学歴と資格についての答え[2]

よくある質問では、出身大学が選考に影響しないことに加えて、選考に「必要な資格はありません。」と答えています。昇任の要件についても「人事評価と昇任試験です(年齢や経験年数は要件ではありません)。」とあり、入ったあとも年次ではなく評価で進む仕組みだと説明しています。[2]

事務局のMVV[4]

学校法人千葉学園の事務局は、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を公表しています。ビジョンは「変わり続けることで価値を生み、選ばれるCUCブランドをつくりあげる組織」。バリューは「チャレンジを楽しむと、またすぐ挑戦したくなる。」「考えるべきことを、考える。」「そして、誠実に。」の3つです。[4]

職員が書いている「活躍する新入職員」[10] [11]

総務課の職員は、新入職員のうちから活躍している人に大事なこととして「主体性」「目的意識」「コミュニケーション能力」の3つを挙げています。毎年のイベントでも、昨年と同じことをするのではなく、目的の確認や振り返りをしたうえで実施することが大事だと書いています。この職員は、求める職員像が「自ら創造して企画・提案し、実行できるプロデューサー型職員」だとも紹介しています。[10]

キャリア支援課の職員は、全方位への気配り、今ある業務に付加価値をつける力と新しい企画を生み出す力、そしてチャレンジ精神と度胸を挙げています。若手のうちから500人規模の教室で年間10回以上、講師として講座を担当していると書いています。[11]

採用の仕組み。学校法人千葉学園の独自選考で、面接は3回

千葉商科大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人千葉学園が、独自の選考で事務職員を採用します。選考の流れは、採用情報のよくある質問に次のとおり書かれています。[2]

学校法人千葉学園の選考の流れ(よくある質問より)
順番段階
1書類選考
2Web適性検査
3一次面接
4二次面接
5最終面接
6内定
[2]

選考試験の開始から内定までは「約1カ月程度です。」とされています。面接は一次・二次・最終の3回で、筆記試験の代わりにWeb適性検査があります。[2]

説明会は動画で配信[2]

採用説明会は、動画を配信する形です。視聴は必須ではありませんが、「大学業界を取り巻く環境、本学の概要、また、求める人材像等を紹介していますので、ぜひご視聴ください。」とされています。動画は「大学業界」「千葉商科大学の概要」「求める人材像」の3本に分かれています。[2]

配属の決まり方[2]

採用時に配属先が指定されていない場合は、事務局の人員構成と応募者の経験・スキルなどを総合的に見て配属先を決めるとされています。入職後は、毎年度のキャリアプランの調査で、将来チャレンジしたい部署や業務を伝えることができます。[2]

新卒の募集要項は公開されていない[6]

2026年9月時点で、大学公式サイトの「採用情報」ページの「職員募集」の欄に載っているのは障がい者採用情報だけで、新卒の事務職員の募集要項は掲載されていません。よくある質問には中途入職の職員についての答えも多く、新卒と中途のどちらの選考にも同じ流れが使われるのかは書かれていません。[6] [2]

職員の仕事。法人本部8室課と大学本部12室課、あわせて20部署

部署紹介のページには、事務局の部署が法人本部(8室課)と大学本部(12室課)に分けて紹介されています。よくある質問でも、入職後は「全20部署、幅広い分野での実務を通じてキャリアアップを目指せます。」と書かれています。[3] [2]

事務局の部署(部署紹介より)
本部室課
法人本部(8室課)総務課、人事課、施設環境課、情報システム課、経営企画室、経理財務課、業務改革推進室、付属高等学校事務室
大学本部(12室課)教育企画室、学長事務室、社会連携推進課、教務課、学修支援課、大学院課、国際課、研究支援課、学生課、キャリア支援課、入試広報課、入試課
[3]

付属高等学校事務室が法人本部に入っているので、配属先は大学だけでなく付属高校もありえます。業務改革推進室は、デジタル技術・AIを使った業務プロセスの変革を担当すると紹介されています。[3]

職員が書いている仕事[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14]

教務課(2022年度中途入職):カリキュラムや学部主催イベントの企画・提案、学生・教員への対応、学部会議の運営を担当。教育連携企業との打ち合わせや学部長との定例ミーティングにも出て、意見を教育内容に反映させる仕組みづくりに関わっていると書いています。[8]

学長事務室(2022年度中途入職):学長や学長補佐のスケジュール管理・調整、学長が議長を務める会議の運営、全学的な取り組みの実行支援を担当。前の部署の教務課では約2年間、2025年度の学部・学科の再編に向けて新学部の設計に関わったそうです。[9]

総務課(2018年度入職):1年目は学生課に配属され、初年次ゼミで職員が副担任のような役割を担う「職員サポーター」など、学生と直接関わる仕事を多く担当したと書いています。[10]

入試広報課(2021年度中途入職):高校の進路ガイダンスへの参加や高校教員への訪問、Webサイトや入学案内による広報をデータに基づいて組み合わせています。入局から2年で新しい入試制度の設計に関わったと書いています。[12]

研究支援課:教員の研究費の申請・管理、国などの外部資金への応募支援、総合研究センターのプロジェクト推進を担当。2023年度からの2年間で研究所の新設や改組が続いたと書いています。[13]

国際課(2015年度入職):学生の海外留学派遣と外国人留学生の受け入れが中心で、キャンパスで外国語や異文化に親しめる施設「CUC International Square」をつくったと書いています。[14]

繁忙期と休日勤務[2]

よくある質問によると、事務局全体の繁忙期は年度末・学期の切り替え・入試の時期(3・4・9・10月)です。オープンキャンパスや入試などの対応で、配属先によっては年に数回の休日勤務があります。[2]

応募できる条件と待遇

新卒向けの応募資格・初任給・採用予定数は、2026年9月時点の公式サイトには公開されていません。確かめた範囲は、採用情報のトップ・よくある質問・部署紹介・就労環境・職員紹介と、大学公式サイトの「採用情報」ページです。公開されている働き方の数字と制度は次のとおりです。[1] [2] [3] [5] [6]

学校法人千葉学園 事務職員の働き方(『私たちの就労環境』2026年6月・よくある質問より)
項目内容
事務職員数(大学・高校)173名(男性90名・女性83名、2026年5月1日時点)
1月あたりの平均残業時間12.8時間(2025年度)、12.9時間(2024年度)
年次有給休暇入職日から付与。失効した年休は20日まで積み立てできる
リフレッシュ休暇4月から2月の間に取得できる特別休暇(2026年度10日間)
自己啓発休暇希望する職員に1年につき4日
福利厚生人間ドック費用の学園独自の補助(上限15,000円)、インフルエンザ予防接種費用の補助、内閣府ベビーシッターサービスの利用補助、企業型確定拠出年金、私学共済
育児との両立育児休業、小学校1年生終了までの子を養育する職員の短時間勤務(1日につき2時間の範囲)など
研修階層別研修、ビジネスナレッジ・スキル研修、PCや生成系AIなどの実務研修、希望選択制研修(費用は学園負担)、自己啓発支援金
必要な資格なし(よくある質問)
[5] [2]

よくある質問は、残業を「事務局全体では、月平均15時間程度です。」と答えています。就労環境のリーフレットにある2025年度の実績は12.8時間です。[2] [5]

募集の時期。いまは新卒の募集が公開されていない

2026年9月時点で、学校法人千葉学園の公式サイトには新卒の事務職員の募集の告知や日程は載っていません。大学公式サイトの「採用情報」ページの「職員募集」の欄は障がい者採用情報だけです。[6]

公式に書かれている時期の手がかりは2つです。1つは、選考開始から内定までが「約1カ月程度」であること。もう1つは、事務局の繁忙期が3・4・9・10月だということです。いつ募集が出るかは、この記事では推測で書きません。採用情報のページを定期的に確かめてください。[2] [6]

公式サイトで確かめられること(2026年9月時点)
項目状況
新卒の事務職員の募集要項掲載なし
「職員募集」の欄障がい者採用情報のみ
選考の流れ書類選考→Web適性検査→一次面接→二次面接→最終面接→内定(よくある質問)
選考開始から内定まで約1カ月
説明会動画で配信(大学業界・千葉商科大学の概要・求める人材像)
[6] [2]

公開されている数字。専任職員は131名

数字は、千葉商科大学が大学概要のデータページで公開しているものだけを並べます。[7]

千葉商科大学の職員数(2026年5月1日現在・大学概要データ)
区分男女計
専任7457131
エルダー・契約・パート102434
合計8481165
[7]

学部の在籍者数は6,256名(収容定員5,640名)、大学院の在籍者数は292名です(2026年5月1日現在)。教員数は531名と公表されています。[7]

専任職員131名に対して学部生は6,256名。単純に割ると、専任職員1人あたりおよそ48人の学部生です。このほかに法人本部と付属高校の事務職員がいて、就労環境のリーフレットでは大学・高校あわせた事務職員数を173名としています。[7] [5]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用予定数、応募者数、選考の倍率、職員の出身大学の名前は、公式サイトには見当たりませんでした。[2] [6]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[2]

  1. 1〜3日目:採用情報のページと大学公式サイトの「採用情報」をブックマークし、新卒の募集が出ていないかを確かめる。いまは新卒の要項は出ていない
  2. 4〜7日目:説明会動画3本(大学業界・千葉商科大学の概要・求める人材像)を見て、メモをとる
  3. 8〜14日目:事務局のMVVと、トップページの「バイタリティ」「クリエイティブ」「チャレンジング」を書き写し、それぞれに当てはまる自分の経験を1つずつ書き出す
  4. 15〜21日目:Web適性検査の練習をする。選考の2段階目にある
  5. 22〜30日目:面接3回に備え、部署紹介の20部署から興味のある仕事を3つ選び、それぞれで何をしたいかを話せるようにする。配属は人員構成と本人の経験・スキルで決まるので、どの部署でも通じる理由も用意する
[1] [2] [3] [4]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。事務局が「変わり続けることで価値を生み」と掲げていること、若手に講座の講師や新しい入試制度の設計を任せている例、学部・学科の再編を職員が教員と一緒に進めた例。これらは法人が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[4] [9] [11] [12]

出身大学は選考に影響しないと、法人ははっきり書いています。準備の時間は、出身大学を気にすることより、求める職員像に合う経験を具体的に話せるようにすることに使うほうが確実です。[2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 千葉商科大学 採用情報(トップ)確認日:2026-09-27 / 求める職員(バイタリティ・クリエイティブ・チャレンジング)、学校法人千葉学園事務局MVVのValue、採用情報の各ページへの案内
  2. 千葉商科大学 採用情報 よくある質問確認日:2026-09-27 / 採用説明会、選考開始から内定までの期間、出身大学と選考(他大学出身者約94%・本学出身者約6%)、選考フロー、必要な資格、配属の決め方、休日勤務、残業、繁忙期、人事異動、昇任、キャリアパス(全20部署)、研修、中途入職者の前職の業界
  3. 千葉商科大学 採用情報 部署紹介確認日:2026-09-27 / 法人本部(8室課)と大学本部(12室課)の部署と業務概要
  4. 学校法人千葉学園 事務局MVV確認日:2026-09-27 / Mission・Vision・Value(2022年4月1日)
  5. 学校法人千葉学園『私たちの就労環境』(2026年6月)確認日:2026-09-27 / 2026年度からの制度変更、休暇制度・福利厚生、育児・介護の両立支援、自己啓発支援・研修制度、数字で見る就労環境(事務職員数173名・男女比・平均残業時間など、2026年5月1日時点・2025年度実績)
  6. 千葉商科大学 採用情報(教員募集・職員募集)確認日:2026-09-27 / 職員募集の欄は障がい者採用情報のみ、付属高等学校教員募集は現在募集なし(2026年9月確認)
  7. 千葉商科大学 大学概要 データ確認日:2026-09-27 / 教員数、職員数(専任・エルダー・契約・パート、2026年5月1日現在)、学部・大学院の在籍者数と収容定員
  8. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(教務課)確認日:2026-09-27 / 2022年度中途入職。前職は人材業界の営業職、入職理由、業務内容、印象に残っていること。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  9. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(学長事務室)確認日:2026-09-27 / 2022年度中途入職。前職は塾講師、学長事務室の業務、学部・学科再編への関わり。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  10. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(総務課)確認日:2026-09-27 / 2018年度入職。選んだ理由、1年目の学生課配属、新入職員のうちから活躍している職員の人物像。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  11. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(キャリア支援課)確認日:2026-09-27 / 2018年度入職(取材当時)。大学時代は哲学科、若手の成長機会、活躍する人物像。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  12. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(入試広報課)確認日:2026-09-27 / 2021年度中途入職。前職は大学等を専門とする広告代理店、入試広報の業務、入試制度の設計。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  13. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(研究支援課)確認日:2026-09-27 / アパレル企業・国立大学法人・中央省庁を経て入職、研究支援課の業務、総合研究センターの新設。法人自身の職員紹介ページ(説明用)
  14. 千葉商科大学 職員・仕事紹介(国際課)確認日:2026-09-27 / 2015年度入職。国際課の仕事、CUC International Square。法人自身の職員紹介ページ(説明用)

次の選考準備に役立つ記事