どの大学から入っているのか。2大学の公表資料で確かめる

会社が採用大学の一覧を公開していなくても、大学の側が「この会社に就職した」と公表していることがあります。逆転内定コラムでは、大学の公式ページを直接開いて社名の前後を読み、その見出しが就職先の一覧であることを確かめています。アイスコについて、現時点で2大学の公式資料で確認できました。[4] [5]‌‌‌​​​‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌‌‌​​​‌‌​​‌​‌​​​​‌‌‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌‌‌​​​​‌‌​​‌​​‌‌‌​

アイスコを就職先として掲載している大学(大学公式資料・2026年9月に各ページで確認)
大学・所属掲載根拠対象年度・期間
志學館大学 法学部 法ビジネス学科法ビジネス学科のサービス等の欄に「アイスコ」。出典4令和7年度時点の過去5年間
桜美林大学 健康福祉学群健康福祉学群の業界別就職割合の、商社の欄に「アイスコ」。出典52023〜2025年度卒業生実績
[4] [5]

学部の顔ぶれは、法学部 法ビジネス学科と健康福祉学群です。どちらも商学部や経済学部ではありません。桜美林大学の資料では「商社」の分類に入っています。食品の卸売という仕事が、どの学部から見ても入口になりうることを示しています。[4] [5]

会社が学歴・専攻について書いていること(引用)

まず正確に書きます。アイスコの会社サイトには、新卒の募集要項が見当たりません。採用特設サイトはありますが、そこに並んでいるのは「アイスクリームの仕分け・検品・出荷準備」「アイス・冷食のルート配送ドライバー」「冷凍食品やアイスの売り場チェック」といった職種ごとの求人で、新卒の応募資格・初任給・選考の流れをまとめた頁は確認できませんでした。[6]

採用実績校の一覧もありません。学部・学科の条件が書かれていないので、この会社については「学部で決まるかどうかは公表されていない」が正確な答えです。[6]

一方で、会社が何をしている会社かははっきり書かれています。事業内容は「アイスクリーム類及び冷凍食品等の卸売、スーパーマーケット運営」。主要取引先には、アイスクリームメーカーとして赤城乳業、江崎グリコ、オハヨー乳業、クラシエフーズ、ハーゲンダッツジャパン、丸永製菓、明治、森永製菓、森永乳業、ロッテが、冷凍食品メーカーとして味の素冷凍食品、テーブルマーク、ニチレイフーズ、日清食品冷凍、ニッスイ、ニップン、日本ハム冷凍食品などが並びます。[1]

大学名で差がつかない土俵は、この会社では3つある

「学歴に頼らず勝負する」というのは気持ちの問題ではなく、選考のどの部分が大学名で動かないかを見つけて、そこに時間を使うということです。アイスコの公開情報から特定できるのは次の3つです。

土俵1:扱う商品が身近で、売り場も自分で見に行ける

この会社が扱うのはアイスクリームと冷凍食品です。どちらも、ほとんどの人が毎週のように買っているものです。取引先のメーカー名も公開されているので、スーパーやコンビニの冷凍ケースを見れば、どのメーカーの商品がどう並んでいるかを自分で確かめられます。さらに、この会社は神奈川県内で「スーパー生鮮館TAIGA」も運営しているので、卸す側と売る側の両方を見られます。[1]

土俵2:物流の拠点が公開されている

本社(横浜市泉区)のほか、神奈川営業所、厚木物流センター、横浜営業所、千葉物流センター、狭山営業所、浜松営業所などがあり、それぞれの配送地域まで書かれています。自分が住んでいる地域がどの拠点の担当かを、事前に調べられます。[3]

土俵3:会社の成り立ちが細かく公開されている

沿革は昭和23年の相原冷菓店から始まり、合併・新設・閉鎖が年月単位で並んでいます。平成4年に株式会社相原冷菓と高島物産株式会社が合併して「株式会社アイスコ」になった経緯も書かれています。面接で会社の歴史に触れるとき、この流れを踏まえて話せます。[2]

仕事の中身と、会社の位置づけ

株式会社アイスコの創業・設立は1952年5月です。沿革によると、昭和23年に神奈川県横浜市泉区で相原冷菓店としてアイスキャンデーの製造・販売・卸売を始め、昭和27年5月に高島物産株式会社を設立、昭和29年にアイスクリームの製造および卸売業へ転業しました。昭和47年に株式会社相原冷菓として発足し、総合アイスクリーム卸売りに切り替えています。[1] [2]

平成4年4月に株式会社相原冷菓と高島物産株式会社が合併し、新会社名「株式会社アイスコ」として発足しました。平成6年にはニュージーランドのアイスクリームメーカーと提携してプライベートブランドの販売を始め、平成8年には市販および業務用冷凍食品の卸売りを本格的に開始しています。[2]

いまの事業は2つです。1つはフローズン事業(アイスクリームと冷凍食品の卸売)、もう1つはスーパーマーケット事業です。本社は横浜市泉区にあり、拠点は神奈川・千葉・埼玉・静岡に広がっています。[1] [2] [3]

スーパーマーケット事業は「スーパー生鮮館TAIGA」の名前で神奈川県内に店を持っています。卸す側と売る側の両方を持っていることは、この会社を理解するうえで重要です。仕入れの目線と、売り場の目線の両方が社内にあるということだからです。[1]

冷凍の物流は、常温の物流とは別の難しさがあります。温度を保ったまま運び、保管し、店に届ける。そのために物流センターと営業所を配送地域ごとに持っている、という構造がサイトの拠点案内から読み取れます。[3]

応募できる条件と待遇

会社のサイトで確認できた範囲を、正直に書きます。

  • 新卒の応募資格・初任給・採用人数・選考の流れ:会社のサイトでは確認できなかった
  • 採用特設サイトに掲載されている求人の例:アイスクリームの仕分け・検品・出荷準備(愛知県名古屋市)、アイス・冷食のルート配送ドライバー(静岡県富士市)、冷凍食品やアイスの売り場チェック(東京都武蔵野市)など
  • 事業内容:アイスクリーム類および冷凍食品等の卸売、スーパーマーケット運営
  • 本社:神奈川県横浜市泉区新橋町1212
[1] [6]

条件が公開されていないので、応募の前に会社へ確かめてください。聞く項目は先に決めておくと早く終わります。新卒の募集職種(営業・物流・店舗のどれか)、初任給とその内訳、勤務地と転勤の有無、選考の回数と時期、既卒でも新卒枠で応募できるか。この5つは入社後の生活に直結します。[6]

なお、採用特設サイトの求人には月給の金額が書かれているものもありますが、これは職種別・地域別の募集で、新卒の初任給とは別のものです。混同しないでください。[6]

公開されている数字で、輪郭をつかむ

会社概要で確認できる数字はこうです。

会社の規模(アイスコ 会社概要)
項目数字
創業・設立1952年5月
資本金383,870千円(2026年3月31日現在)
売上高577億円(2025年度)
従業員数1,473名(2026年3月31日現在/パート・アルバイトを含む)
本社神奈川県横浜市泉区新橋町1212
事業内容アイスクリーム類及び冷凍食品等の卸売、スーパーマーケット運営
[1]

売上高577億円を従業員1,473名(パート・アルバイトを含む)で割ると、1人あたりおよそ3,900万円です。卸売業は商品を仕入れて売る商売なので、1人あたりの売上高は大きく出ます。この数字だけで生産性の高い低いを判断しないでください。比べるなら、同じ食品卸の会社どうしで見るのが筋です。[1]

主要取引銀行は三菱UFJ銀行、神奈川銀行、三井住友銀行です。役員一覧には、フローズン事業部長、フローズン事業部 営業本部長、人事総務部長、スーパーマーケット事業部長 兼 店舗運営部長、スーパーマーケット事業部 商品部長といった執行役員の肩書きが並んでいて、社内がどう分かれているかが読み取れます。取引先のメーカー名まで公開しているのは、卸売業として誰と組んでいるかが仕事の中身そのものだからだと読めます。[1]

新卒の採用人数と応募者数は公開されていないので、倍率は計算できません。「何人に1人」といった数字を、この記事では出しません。[6]

拠点の数からも会社の形が見えます。本社(横浜市泉区)のほか、神奈川営業所(横浜市都筑区)、厚木物流センター(厚木市)、横浜営業所(横浜市金沢区)、千葉物流センター(船橋市)、狭山営業所(埼玉県狭山市)、浜松営業所(静岡県浜松市)があり、それぞれ配送地域が決まっています。たとえば厚木物流センターは横浜市の一部と藤沢・茅ヶ崎・大和・海老名・小田原・平塚・秦野などを受け持ちます。首都圏と静岡をカバーする形です。[3]

30日でやること。大学名では動かない部分から埋める

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  1. 1〜3日目:近くのスーパーの冷凍ケースを見て、取引先として挙がっているメーカーの商品を探す
  2. 4〜7日目:神奈川県内の「スーパー生鮮館TAIGA」に行けるなら行き、売り場の作りを見る
  3. 8〜14日目:会社の沿革を読み、合併と拠点の新設・閉鎖の流れを時系列で整理する
  4. 15〜21日目:会社に連絡して、新卒の募集職種と選考の流れを確かめる(サイトに載っていないため)
  5. 22〜30日目:冷凍・冷蔵という条件のもとで働くことについて、自分の考えを整理する
[1] [2] [6]

志望動機も、公開されている事実から組み立てます。この会社はアイスキャンデーの店から始まり、いまはアイスと冷凍食品の卸とスーパーの両方をやっています。自分がその仕組みのどこで働きたいかを具体的に言えたなら、それは出発点になります。「アイスが好きだから」だけでは、他の誰が書いても同じ文章になります。[1] [2]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、アイスコの会社概要・沿革・営業拠点案内と採用特設サイト、各大学の公式サイトで確認したものです(資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています)。応募の前に、必ず最新の募集要項を見てください。自分の経験をどう言葉にするかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. アイスコ 会社概要確認日:2026-09-19 / 会社名、代表、創業・設立、本社所在地、従業員数、資本金、売上高、事業内容、主要取引先、主要取引銀行、役員
  2. アイスコ 沿革確認日:2026-09-19 / 相原冷菓店の創業から高島物産との合併、アイスコ発足、冷凍食品卸売の開始までの経緯
  3. アイスコ 営業拠点案内確認日:2026-09-19 / 本社と営業所・物流センターの所在地と配送地域
  4. 志學館大学 進路状況確認日:2026-09-12 / 令和7年度時点の過去5年間の主な就職・進学先。法学部 法ビジネス学科のサービス等の欄にアイスコ
  5. 桜美林大学 健康福祉学群 進路確認日:2026-09-11 / 健康福祉学群卒業生の業界別就職割合(2023〜2025年度卒業生実績)。商社の欄にアイスコ
  6. アイスコ 採用特設サイト確認日:2026-09-19 / 職種ごとの求人情報(仕分け・検品、ルート配送ドライバー、売り場チェックなど)と社員紹介

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