英語と経営の学びを別々に終わらせない

国際経営学部は多摩キャンパスに国際経営学科を設置しています。経営学・経済学の専門知識に加え、英語によるコミュニケーションや多文化理解などを重視する学部です。[1]‌​‌‌‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌​​​‌‌​‌​​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌‌​​‌‌​​​‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌​​‌​‌‌‌​​

公式紹介には、経営学入門、戦略経営論、国際経営論、経営統計入門などを含むGLOMACスタンダード科目が掲載されています。専門分野の議論や研究成果を英語でまとめる力の育成も掲げています。[1]

学びを経験として説明する材料(編集部作成)
学んだこと説明したい行動
経営・経済企業の事例やデータから何を分析したか
英語での学修どんな内容を読み、議論し、文章や発表にしたか
多文化理解相手の前提や意見の違いをどう確認したか
グループ活動自分の役割、進め方の工夫、修正したこと

英語力と経営の知識は、資格の点数や科目名だけでは伝わりません。何を理解するために英語を使い、どんな問題を考えたかを一つの経験としてまとめましょう。

91.6%と73.1%は分母が違う

2025年度の学部学科別資料では、国際経営学部の就職者217人、就職希望者237人、就職決定率91.6%が確認できます。計算は217人÷237人で、就職を希望した学生を対象とします。[2]

2025年度の進路を読むための数字
指標人数・割合読み方
就職者217人就職希望者とは別の集計項目
就職希望者237人就職決定率の分母
就職決定率91.6%217人÷237人
卒業者297人進路状況図の対象人数
卒業者に占める就職者73.1%卒業者全体の進路構成
[2] [3]

進路状況図は2026年3月・2025年9月の卒業生を対象とし、2026年4月9日現在の集計です。進学、受験準備、無業、進路届未提出の区分もあります。大学の学部紹介は2025年度の進学者数を19人としています。[1] [3]

就職していない人を一律に未内定と扱ったり、数字の差から留学や語学力が原因だと推測したりしないようにします。資料から分かるのは集計結果であり、個々の進路選択の事情や採用確率ではありません。

航空・IT・コンサルティングなどの掲載先を確認する

2025年度の主な就職先資料は、2026年4月9日現在で、就職者2人以上の企業・機関を掲載しています。国際経営学部では次の例があります。[4]

2025年度の主な就職先の一部
掲載名人数
日本航空(JAL)5人
楽天グループ4人
アクセンチュア3人
日本アイ・ビー・エム3人
ファーストリテイリンググループ3人
伊藤忠テクノソリューションズ2人
近鉄エクスプレス2人
日本能率協会コンサルティング2人
[4]

これらは企業・機関単位の人数で、担当職種や海外配属の人数ではありません。日本航空への就職者をすべて客室乗務員としたり、海外に事業を持つ企業への就職を海外勤務とみなしたりすることはできません。

ファーストリテイリンググループなど、資料でグループと表記されるものは個社へ置き換えません。また、2人以上の掲載条件があるため、ここにない企業へ進む選択肢がないわけではありません。

「国際的な仕事」を比較できる条件に分ける

応募先を比較する問い(編集部作成)
観点確認したいこと
仕事内容営業、企画、管理、技術関連など何を担当するか
使う言語誰とのどの業務で、どの程度使うのか
勤務場所国内勤務か海外勤務か、異動の可能性はあるか
配属入社時に職務が決まるか、配属後に決まるか
応募条件必要な経験・語学力、提出物、選考方式
育成業務の専門知識をどう身につけるか

海外拠点のある日本企業と、日本に拠点を置く外資系企業は、仕事の進め方や採用区分が同じとは限りません。英語を使えるという一点だけでなく、何の仕事を通じて関わりたいかを考えます。

将来の海外勤務を希望する場合も、すぐに実現する前提ではなく、最初の配属と必要な経験を確認しましょう。自分が優先したい仕事内容と、勤務地の希望を分けると比較しやすくなります。

外国語で学んだ内容と自分の到達点を示す

学部の公式紹介では、設置科目の7割以上が外国語、主に英語による授業としています。これは開設される科目の説明であり、学生全員の履修や語学力を同じ水準とするものではありません。[1]

自己PRでは「英語の授業が多い学部です」で終わらず、どのテーマを読み、何を発表し、質問にどう対応したかを説明します。語学の点数を使う場合は、受験時期と実際にできることを分けて示しましょう。

英語ビジネスコミュニケーション論では、グローバルビジネスや企業文化、異文化理解を考え、ライティングとスピーキングを学ぶと案内しています。こうした学修を経験した人は、相手や目的に合わせて表現を変えた場面を振り返れます。[1]

流暢さだけを強みとするより、理解できない点を確認した行動や、資料を準備して伝えた工夫も具体的な材料になります。就職先で必要な専門知識は、今後学ぶ課題として整理して構いません。

留学は渡航先より、準備と行動を話す

国際経営学部は1年次からの短期留学機会を紹介し、Global Studiesでは夏季休暇に3〜4週間ほどの語学研修等を実施するとしています。渡航前の学期に地域情報や多文化について学び、現地では企業訪問などの機会も予定されるプログラムです。[1]

参加した人は、実際に行った研修や訪問と、自分が主体的に取り組んだことを分けます。プログラムの名称だけで企業で働いた経験に置き換えず、自分の活動内容に沿って説明しましょう。

編集部の架空の例です。英語での共同発表に参加した学生が、班員ごとに資料の理解が違うと気づきました。自分は論点と使う用語を一覧にし、意見を聞き直して、発表の結論と根拠のつながりを班で確認しました。

これは中央大学の学生の実話ではありません。海外経験がない人も、学内の授業や活動で異なる考えを調整した場面を使えます。渡航した事実より、そこで、あるいは学内で何をしたかを説明します。

進学も考えるなら、研究目的と応募期限を並べる

学部紹介には国内外の大学院への進路例が掲載されています。ただし、掲載先へ誰でも進学できることや、在学しただけで出願条件が満たされることを意味しません。[1]

進学を検討する場合は、研究したい問い、指導を受けたい分野、必要な語学力、費用、出願時期を調べます。就職と迷っているなら、進学で深めたいことと、職務を通じて学びたいことを別々に書いて比較しましょう。

企業の募集期限と大学院の出願期限は一致するとは限りません。必要な準備を予定表にまとめ、進路を切り替える場合に何が必要になるかも確認します。

Cナビで個人面談と英語の相談機会を確認する

キャリアセンターの文系向け利用案内は、学年を問わず、個人面談でESのチェック、面接対策、進路相談を受けられるとしています。予約はCナビから行います。求人や先輩の就職活動体験記も確認できます。[5]

個人面談のページには英語での相談も案内され、英語の履歴書の添削や面接対策を相談できるとしています。利用できる枠と予約方法は現在の案内を確認しましょう。[6]

英語での説明を見てもらう場合も、応募職種の募集要項と、伝えたい経験の内容を先に整理します。翻訳だけでなく、職務への理解と経験の根拠が伝わるかを確認すると、相談が具体的になります。

経験を一つ書き、応募先の業務を一つ調べ、不明な点を面談へ持参する。この順に進めると、「英語を使いたい」という希望を、自分が納得して選べる仕事の条件へつなげられます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 中央大学 学部紹介 国際経営学部確認日:2026-09-10 / 多摩、国際経営学科、GLOMAC基礎、外国語設置科目7割以上、ビジネスコミュニケーション、Global Studies、2025進19。学生個人談不使用。
  2. 中央大学 学部学科別 就職希望者における就職決定率確認日:2026-09-10 / pp1〜3の2025列。就217/希望237=91.6%。
  3. 中央大学 2025年度 国際経営学部進路状況確認日:2026-09-10 / p1画像目視297卒就73.1進6.4受験2.7無業11.1未提出6.7。2026/4/9現在、2026/3+2025/9。
  4. 中央大学 2025年度 国際経営学部主な就職先確認日:2026-09-10 / p1目視、日本航空5楽天4アクセンチュアIBMファストリグループ3、他2。2人以上掲載。
  5. 中央大学 キャリアセンター文系 利用案内確認日:2026-09-10 / 学年不問ESチェック面接進路、Cナビ予約求人・体験記。
  6. 中央大学 個人面談について確認日:2026-09-10 / 英語相談、英語履歴書添削、英語面接対策。曜日や枠番号は本文に固定しない。

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