4学科の学びから、自分が説明できる経験を選ぶ

商学部は多摩キャンパスにあり、経営・会計・国際マーケティング・金融の4学科を設置しています。国際マーケティング学科は、2022年度入学生から商業・貿易学科の名称を変更した学科です。[1] [2]​​​​‌​‌‌‌​​‌​‌‌‌​‌‌‌​​​‌‌​​​‌‌‌‌‌‌​‌‌‌​‌‌​​​‌​​‌‌​​​​‌​‌‌​‌​‌​​​

学科の学びと経験を整理する問い(問いは編集部作成)
学科学びの例自分の経験を振り返る問い
経営組織の維持・発展、経営資源の活用組織や事業の課題をどう分析したか
会計会計の理論・方法、企業の会計情報数字や制度から何を読み取ったか
国際マーケティング流通・マーケティング、国際貿易顧客や市場について何を確かめたか
金融金融制度・理論、企業の財務活動資金の流れやリスクをどう考えたか
[1]

学科名をそのまま志望職種に置き換える必要はありません。例えばマーケティングを学んだ人も、募集職種が商品企画なのか営業なのか、配属後に決まるのかを確認します。専門知識と、実際の担当業務のつながりを調べましょう。

就職決定率97.8%と卒業者の進路構成を分ける

大学の2025年度学部学科別データでは、商学部の就職者950人、就職希望者971人、就職決定率97.8%が確認できます。計算は就職者数÷就職希望者数です。[2]

2025年度の学科別就職実績
学科就職者就職希望者就職決定率
経営301人312人96.5%
会計256人259人98.8%
国際マーケティング270人277人97.5%
金融123人123人100.0%
商学部計950人971人97.8%
[2]

別の進路状況図は、2026年3月・2025年9月の卒業生1,072人を対象とし、2026年4月9日現在の就職者割合を88.6%と示しています。こちらは卒業者全体の進路構成であり、就職希望者だけの決定率と比較して矛盾があると捉えるものではありません。[3]

同図には進学、受験準備、無業、進路届未提出の区分もあります。就職者以外をすべて就活に失敗した人と扱わないようにします。大学の学部紹介では2025年度の進学者数を15人と示しています。[1] [3]

金融学科の100.0%も、その年度の希望者123人に対する結果です。今後の学生全員の内定や、希望企業への採用を保証する数字ではありません。

グループ名と個社名を分けて就職先を見る

2025年度の主な就職先資料は、2026年4月9日現在の、就職者2人以上の企業・機関を掲載しています。商学部の一部の例は次のとおりです。[4]

2025年度の主な就職先の一部
掲載名人数
りそなグループ10人
レバレジーズ9人
EY新日本有限責任監査法人8人
大和証券グループ8人
日本生命保険7人
みずほフィナンシャルグループ7人
ニトリ6人
国税庁 国税局5人
[4]

りそなグループや大和証券グループの人数を、一つの銀行や証券会社だけの採用人数へ置き換えないようにします。また、同じ法人でも採用区分や業務は複数あり得るため、企業名から職種を推定しません。

2人以上の掲載という条件があるので、この一覧にない企業への就職がなかったともいえません。大手への合格確率を計算する資料ではなく、応募先を探し、業務内容を調べる入口として使いましょう。

金融以外の仕事も、担当業務から比較する

2025年度卒業生の業種別就職状況図には、金融・保険、通信・情報サービス、卸・小売、専門・技術サービス、メーカーなどが示されています。金融だけが商学部の進路ではありません。[5]

募集要項で確認する比較項目(編集部作成)
観点確認すること
職種営業・企画・会計関連など、募集される具体的な仕事
配属職種別採用か、入社後に配属が決まるか
応募条件必要資格、試験、語学力、提出物
仕事の相手どんな顧客や社内の担当者と関わるか
働く場所勤務地、異動、勤務条件
育成入社後の研修と相談の仕組み

業種が同じでも、顧客対応、社内管理、企画、技術関連など仕事の中身は違います。学部の就職先にあるという理由だけで応募せず、自分が取り組みたい業務を確かめましょう。

企業連携の経験は、提案までの過程を伝える

商学部は、1年次から受講できるビジネス・プロジェクト講座を紹介しています。企業から示された課題に学生がグループで取り組むもので、専門知識の学修へつなげる機会とされています。[1]

産学連携講座には、起業・創業の基礎を学び事業提案に取り組むベンチャー・ビジネス・プロジェクトや、働くことを考える講座もあります。大学が提供する機会と、自分が実際に参加した経験は分けて説明します。[1]

参加した人は、課題、調べた情報、提案を修正した理由、班の中での自分の役割を記録します。企業と連携したという肩書きだけでなく、どの段階で何を考えたかを伝えましょう。

編集部の架空の例です。商品案を考えた学生が、班内で人気の案をそのまま採用せず、想定する顧客と利用場面を整理しました。自分は比較表の作成を担当し、価格と利用条件について不足していた情報を調べ、提案の前提を修正しました。

これは中央大学の学生の実話ではありません。自分が行っていない調査や成果を加えず、実際の授業やゼミの経験で、行動と判断の関係を説明します。

資格の準備と就活の期限を一緒に管理する

商学部の紹介では、経理研究所による公認会計士・簿記等の資格取得に向けた支援や、留学・資格取得・起業準備などに取り組む学生向けの商学部チャレンジ奨学金を案内しています。[1]

資格を目指している場合は、取得済み、学習中、受験予定を明確に分けます。監査法人などの掲載実績があっても、資格の有無や採用区分を確認せず応募できるとは判断しません。支援制度も利用条件と最新の募集案内を確認します。

試験準備と企業への応募を併行する人は、試験日、書類提出、面接、卒業に必要な課題を一つの予定表にまとめます。学習を続ける場合と就職活動へ比重を移す場合、それぞれで何が必要かを相談しましょう。

Cナビから個人面談を予約して説明を確かめる

キャリアセンターの文系向け利用案内では、学年を問わず、ESのチェック、面接対策、進路相談を個人面談で受けられるとしています。利用はCナビから予約します。[6]

Cナビでは求人情報やイベント予約に加え、先輩の就職活動・インターンシップ体験記も確認できます。体験記は過去の経験として読み、今年度の募集条件は応募先の案内で確かめましょう。[6]

相談には募集要項と経験を一つ書いた文章を用意します。「商学を学びました」から一歩進め、自分の分析や提案が具体的に伝わるか、職務への理解が足りているかを確認します。

個人面談の案内には、予約枠やキャンセルの取り扱いが掲載されています。添付資料は面談時に確認するため事前確認はできないとされているので、事前に送っただけで添削が済むとは考えず、面談で確認したい点を絞っておきます。[7]

一つの企業課題と自分の学びを結び付ける

今日は、ゼミや授業で扱った企業・顧客の課題を一つ選び、何を調べ、どう判断したかを書きます。次に募集要項を一つ読み、その経験が仕事内容のどこにつながりそうかを整理します。

商学部の実績は選択肢を知る材料です。大学名への不安や企業の知名度だけで判断せず、学んだ内容と自分の行動を言葉にし、大学の支援を使って応募先とのつながりを具体化しましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 中央大学 学部紹介 商学部確認日:2026-09-10 / 現行4学科、多摩、各学び、PBL産学連携、経理研究所・奨学金、2025就950進15。学生個人談不使用。
  2. 中央大学 学部学科別 就職希望者における就職決定率確認日:2026-09-10 / pp1〜3の2025列。商950/971、学科301/312・256/259・270/277・123/123。商貿→国際マーケ2022入学生から。
  3. 中央大学 2025年度 商学部進路状況確認日:2026-09-10 / 2026/3+2025/9卒、2026/4/9。p1画像目視1072卒就88.6進1.4受験4.9無業4.0未提出1.0。
  4. 中央大学 2025年度 商学部主な就職先確認日:2026-09-10 / 2026/4/9現在、2人以上。p1氏名人数目視。グループ表記を保持。
  5. 中央大学 2025年度 商学部業種別就職状況確認日:2026-09-10 / p1画像目視。本文では業種名のみ、分母人数記載がない率の表は使わない。
  6. 中央大学 キャリアセンター文系 利用案内確認日:2026-09-10 / 学年不問ESチェック面接進路相談、Cナビ予約・求人・体験記。
  7. 中央大学 個人面談について確認日:2026-09-10 / 予約条件、添付資料は面談時確認。英語相談の曜日は未使用。

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