宇宙・半導体工学科と旧学科の実績を分ける

大学の設置届出書案内には、工学部宇宙・半導体工学科が2025年度設置として掲載されています。一方、2025年度の卒業後の状況や主な進路先には、機械電子創成工学科という名称が載っています。[1] [2] [3]

在学生は、自分の入学年度の正式学科名と履修内容を応募書類へ記載しましょう。改組後の分野に関心があっても、以前の卒業生の企業名を新学科の就職実績に読み替えることはできません。

現行の宇宙・半導体工学科は、機械と電子の基礎に加えて宇宙・半導体分野を扱う教育を案内しています。授業案内の学年配当と、本人がすでに修得した内容も区別します。これから履修する内容を「経験済み」として自己PRに入れないようにしてください。[5]

学科別の企業例を、職種研究へつなぐ

公式「主な進路先」の掲載例
実績上の学科名掲載企業の例
機械工学キヤノン、クボタ、三菱重工業
機械電子創成工学日立製作所、本田技研工業、マイクロンメモリジャパン
先端材料工学JX金属、住友金属鉱山、三井化学
電気電子工学オムロン、関電工、三菱電機
情報通信システム工学NTTドコモ、KDDI、ソニー
応用化学テルモ、日清オイリオグループ、三菱ケミカル
[3]

これは大学の過去3年の枠から案内される例です。会社ごとの人数・配属職種を表していないため、著名企業の掲載を研究開発職に採用された証拠や自分の合格確率にはできません。企業の採用ページで、現在の募集区分や条件を確認します。

企業研究では「自動車が好き」「化学に興味がある」から一歩進み、扱う製品・工程と仕事を調べます。同じメーカーにも設計、製造工程の改善、品質の評価など異なる仕事があるため、自分がどの課題に取り組みたいのかを選考で説明できるようにしましょう。

学科の専門を、業務で使う場面に言い換える

機械工学科は力学と設計・製図、先端材料工学科は材料の特性や加工・分析、電気電子工学科はエネルギー、回路、制御・計測を扱います。情報通信システム工学科は通信をハード・ソフトの両面から学び、応用化学科は物質の反応や材料・製造プロセスを実験で学びます。[4] [6] [7] [8] [9]

経験の棚卸し(編集部の提案)
経験面接で説明する問い
設計・製図条件を満たすため、どの案を比較したか
材料の加工・分析試料と測定条件をどうそろえたか
回路・制御・通信想定どおり動かない原因をどう切り分けたか
化学実験条件変更の理由と、結果から言える範囲は何か

学科の全領域が得意である必要はありません。授業・演習・研究から一つ選び、対象、目的、方法、結果を整理します。技術名の説明に時間を使いすぎず、何を判断するための測定だったかを先に話すと、専門外の面接官にも伝わりやすくなります。

研究の途中でも、判断したことを示せる

編集部の架空の例です。「材料の強度を比較する実験で、測定値のばらつきが大きくなりました。私は試験片の条件と測定手順を記録し、比較できる組み合わせを整理しました。その結果を班で共有し、次回は加工条件をそろえる計画にしました。改善後の測定はまだ終わっていません。」

この回答は研究成果を大きく見せる例ではなく、今どこまで考えて行動したかを示す例です。実際の経験へ置き換え、自分が測定したのか、記録を整理したのか、実験計画を提案したのかを明確にします。

研究概要を作る場合は、専門外向けの短い説明と、技術的な質問へ答える補足資料を分けます。研究室の未公開情報や共同研究先の情報を使う前に、教員へ公開可能な範囲を確認しましょう。図表には単位と条件を付け、結果が未確定ならその旨を示します。

就職と進学は、希望職種と研究目的で比べる

2025年度の卒業後の状況では、機械工学科は卒業者141人中、大学院進学者21人・就職者120人、応用化学科は卒業者110人中、進学者61人・就職者45人でした。学科で進路の構成が異なることは分かりますが、就職希望者数の表ではないため、ここから就職率は算出していません。[2]

進学を考える人は「研究職なら大学院」と一律に決めず、希望職種が求める学位、深めたいテーマ、指導体制、費用を調べます。学部で就職する人も、自分の専門が応募条件に合うかを確認すれば、学位の違いと準備の不足を混同せずに済みます。

大学は就職担当教員・研究室指導教員との連携とキャリアカウンセラーの個別相談を案内しています。求人三件と研究概要を持ち込み、募集職種への説明が通じるか確認しましょう。[10]

  • 正式学科名と卒業予定時期を確認する。
  • 応募職種、必要な学位、希望勤務地、選考資料を比較する。
  • 専門を一分で説明し、追加質問に答える資料を一枚用意する。
  • 進学で深めたい問いと、就職で担当したい業務を並べて相談する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 千葉工業大学 設置届出書・履行状況報告書確認日:2026-09-10 / 2025年度工学部宇宙・半導体工学科の設置掲載
  2. 千葉工業大学 卒業(修了)者数・進路状況確認日:2026-09-10 / 令和7年度学部卒業後の状況、令和8年5月1日現在。卒業者・大学院進学者・就職者の実人数。括弧内は女性内数。就職希望者数の表ではない
  3. 千葉工業大学 主な進路先確認日:2026-09-10 / キャリア・就職の過去3年枠から参照する学科別一覧。具体的年度、人数、配属職種は本文に明示なし
  4. 千葉工業大学 機械工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  5. 千葉工業大学 宇宙・半導体工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  6. 千葉工業大学 先端材料工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  7. 千葉工業大学 電気電子工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  8. 千葉工業大学 情報通信システム工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  9. 千葉工業大学 応用化学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  10. 千葉工業大学 キャリア・就職確認日:2026-09-10 / キャリアカウンセラーの個別相談、就職担当教員・研究室指導教員との連携、学生向け各種支援への入口。自由応募後の推薦書を企業が求めることへの案内

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