学科別の就職者と大学院進学者を確認する

大学が公表する2025年度の学部卒業後の状況は、2026年5月1日現在の集計です。以下は全体人数で、原表の括弧内にある女性人数を加算していません。[1]

2025年度 学部卒業後の状況
学科卒業者大学院進学者就職者
未来ロボティクス145人40人99人
生命科学126人24人96人
知能メディア工学122人30人84人
[1]

この表は就職希望者を分母にした就職率ではありません。進学者もいるため、就職者を卒業者で割った数を「内定の得やすさ」として使わないでください。学部就職を選ぶ人は希望職種の応募資格、大学院へ進む人は深めたいテーマを確認する資料として使えます。

3学科の学びから、説明できる技術を取り出す

未来ロボティクス学科は機械・電気電子・情報を横断するロボットづくり、生命科学科は分子から生態系までの生命科学と実験、知能メディア工学科は音・画像、AI、情報デザインを扱います。同じ先進工学部でも、履修を示さずに「先端技術を学んだ」とまとめると強みが見えません。[3] [4] [5]

企業研究へ持ち込む経験(編集部の提案)
学科経験の整理求人で確かめること
未来ロボティクス機構・回路・制御のどこを担当したか設計、評価、組込み開発等の仕事内容
生命科学試料、実験条件、分析手順、再現性研究、生産、品質、分析等の応募条件
知能メディア工学音・画像・AI・画面設計で検証したことソフト開発、デザイン等の提出物と選考方法

使ったツール名を長く並べるより、「何を確かめるために使い、どこまで自分で判断したか」を説明します。授業で手順どおり行った実験と、自分で条件を設計した実験は分けると、面接の追加質問にも答えやすくなります。

主な進路先は職種研究の入口にする

公式の主な進路先には、未来ロボティクス学科で小松製作所、三菱電機、ヤマハ発動機、生命科学科で味の素、第一三共バイオテック、中外製薬工業、知能メディア工学科で伊藤忠テクノソリューションズ、Sansan、マネーフォワードなどが掲載されています。[2]

これは大学の「過去3年」の枠から案内される掲載例です。掲載企業の人数、配属職種、個人の選考経路までは示していないため、生命科学科から製薬企業に進んだ例を、そのまま研究職採用の実績として扱うことはできません。現在の企業名や募集部門は採用ページで確認してください。

企業を三つ選んだら、製品・サービス、採用職種、学位条件、自分の経験との接点を並べます。ロボットを学んだ人もロボット専業だけに絞る必要はありませんが、幅広い会社に同じ志望動機を使わず、その業務で扱う課題まで調べましょう。

面接では完成品より、切り分けた過程を話す

編集部の架空の例です。「ロボット製作のグループで、直進時に進路がずれる問題を担当しました。機構と制御を同時に変えると原因を追えないため、条件を固定して試験を繰り返しました。私は制御側の記録と比較を担当し、機構担当と結果を共有しました。まだ床面が変わった場合の検証は残っています。」

この例の役割分担や結果を、自分が経験していないまま使わないでください。参考になるのは、問題、比較方法、自分の担当、残る課題を一続きにする構成です。生命科学なら実験条件のばらつき、メディアなら利用者によって操作が異なる場面など、自分の題材に置き換えます。

写真や動画を提出するときは、見せてよい研究内容かを教員に確認します。共同制作ならメンバーの成果と個人の成果を分け、動くことだけでなく制約条件や評価方法も添えましょう。未測定の精度や改善率を作る必要はありません。

学部就職と進学の比較表を持って相談する

大学は、学科の就職担当教員や研究室指導教員との連携、キャリアカウンセラーによる個別相談を案内しています。企業の採用区分の相談と、研究を深める意義の相談を分けて持ち込むと、判断しやすくなります。[6]

  • 自分の研究・制作を、専門外向け一分と技術者向け三分の二通りで説明する。
  • 希望職種の学士・修士などの応募条件と、選考で求められる資料を確認する。
  • 大学院で深めたい問い、指導を受けたい研究室、学費・生活費を整理する。
  • 相談時は求人三件と研究概要を持ち込み、足りない経験を一つ決める。

大学名への不安だけで進学を決めたり、著名企業の掲載だけで応募を諦めたりする必要はありません。今の説明で職種との接点が伝わるか、深めたい専門があるかを別々に検討しましょう。面接で困った質問も記録して相談すれば、次の応募までに直す箇所が具体化します。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 千葉工業大学 卒業(修了)者数・進路状況確認日:2026-09-10 / 令和7年度学部卒業後の状況、令和8年5月1日現在。卒業者・大学院進学者・就職者の実人数。括弧内は女性内数。就職希望者数の表ではない
  2. 千葉工業大学 主な進路先確認日:2026-09-10 / キャリア・就職の過去3年枠から参照する学科別一覧。具体的年度、人数、配属職種は本文に明示なし
  3. 千葉工業大学 未来ロボティクス学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  4. 千葉工業大学 生命科学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  5. 千葉工業大学 知能メディア工学科確認日:2026-09-10 / 現行公式学科案内の学び・カリキュラム・想定進路。本人の履修は入学年度で確認
  6. 千葉工業大学 キャリア・就職確認日:2026-09-10 / キャリアカウンセラーの個別相談、就職担当教員・研究室指導教員との連携、学生向け各種支援への入口。自由応募後の推薦書を企業が求めることへの案内

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