教育学科・心理学科の進路を分けて確認する

2025年度・就職希望者に対する就職率
区分就職希望者就職者(状況調査)就職率
教育学科165人161人97.6%
心理学科88人87人98.9%
学部合計253人248人98.0%
[1]
2025年度・卒業者全体の進路
区分卒業者就職者(基本調査)進学者進路保留者
教育学科188人164人11人13人
心理学科107人89人13人5人
学部合計295人253人24人18人
[2]

上の二つの表では、就職者の定義が違います。状況調査は卒業年度中に活動し正規職員等・有期雇用に決定した人、基本調査は自営業主等や既職・現職継続なども含む集計です。就職率の分子を基本調査の人数と入れ替えないでください。[1] [2]​‌​‌‌‌​‌​​‌‌‌​‌‌​‌​​‌‌‌‌​​‌‌​​‌‌‌​‌​‌​‌‌​‌‌‌‌‌​‌​​​‌​​​‌​​​‌​‌​​

また、2025年度から資格試験の準備中の人は就職希望者に含めない扱いになっています。前年の割合や学科間の数値だけで進路の良し悪しを決めず、自分が目指す仕事や進学に必要な条件を確認しましょう。[1]

公立学校と民間企業の実績を読む

2025年度・教育人間科学部の上位就職先から抜粋
企業・団体名人数
東京都(公立小・中・高校等)16人
神奈川県(公立小・中・高校等)11人
埼玉県(公立小・中・高校等)4人
楽天グループ3人
りそなグループ3人
日本総合研究所2人
LITALICO2人
横浜市2人
[3]

これは学部全体の表で、教育学科と心理学科を分けた企業別人数ではありません。東京都の学校への16人と、横浜市への2人のように、原表が学校を明示する行と自治体名だけの行も区別します。企業・団体名だけから配属職種を決めつけることはできません。

大学全体の「教員就職決定状況」には公立54人、私立21人、計75人が掲載されていますが、これは全学部を対象とした人数です。教育人間科学部だけの教員就職者数として扱うことはできません。[4]

編集部提案として、教員を考える人も民間企業を考える人も、誰の学習や成長に関わりたいかを整理します。そのうえで、学校での授業、企業のサービス、組織での仕事など、どの立場で関われるのかを募集内容から調べましょう。

教育学科は学校以外の学びにも目を向ける

教育学科では、乳幼児期から老年期までの発達や学習を扱い、学校に限らず家庭や社会に広がる教育を学ぶと説明しています。履修コースは2年次に決定し、3年次からそのカリキュラムに沿って学ぶ構成です。[5]

教育学科の5つの専門コース
コース経験を整理するための編集部提案
人間形成探究教育や人間について、どの問いを考えたか
臨床教育・生涯発達どの年代や学習の場に関心を持ったか
教育情報・メディア情報の伝え方や学び方をどう検討したか
幼児教育学子どもの生活・遊び・学びをどう捉えたか
児童教育学子どもや学校の課題を、どの事実から考えたか
[5]

授業紹介には、声・文字・画像・映像などのメディアと学習を考える視聴覚教育メディア論などがあります。ゼミ紹介でも、学習環境や資源の設計、大学生・大学教育の調査研究などが示されています。教育に関する経験を、教員という職名だけに限定せず振り返れます。[5]

就活で使う際は、「教育に関心がある」という説明に、自分が扱った対象と方法を添えます。実習を経験した人は、観察したこと、自分が担当した支援、指導を受けて見直したことを分けて整理しましょう。

心理学科は、実験や研究の過程を説明する

心理学科は認知・発達・社会・臨床の4領域を学び、一般心理コースと臨床心理コースを設けています。臨床心理コースには人数制限と選考を行う可能性があると案内されています。全員が同じコースに進み、同じ専門職を目指すわけではありません。[6]

心理学実験では、実験で得られたデータから結論を導き、問題・目的・方法・結果・考察をレポートにまとめると紹介されています。心理学研究法では、量的・質的な方法や研究に取り組む態度などを学ぶ構成です。[6]

編集部提案:心理学の研究を選考向けに整理する項目
項目記録する内容
問い何を明らかにしたかったか
方法実験・調査の対象、使った方法と条件
担当データ収集、整理、分析、発表のどこを行ったか
考察結果から言えることと、言えないこと
改善次に確かめたい点や見直す方法

心理学を学んだから人の気持ちが分かると断言するより、情報を集め、根拠を確かめ、解釈を検討した過程を伝えましょう。相手の反応を決めつけずに考え直した経験も、仕事への関心を説明する材料になります。

心理専門職を目指す場合、学科は資格に対応した科目や大学院での学修について案内しています。学部卒業だけで資格を得られると考えず、希望する資格・職種の要件と、大学院進学の準備を確認してください。ここで示した進学者数は、全員が特定の心理専門職を目指したという意味ではありません。[6]

教員・民間企業・大学院の準備を並べてみる

編集部提案:進路ごとに確認すること
進路確認する条件整理する経験
教員校種・教科、免許、採用区分、試験日程授業や実習、学習を支えた経験
民間企業仕事内容、募集職種、応募書類、選考日程調査、共同作業、説明や改善の経験
大学院研究分野、指導内容、出願要件、入試研究テーマ、方法、さらに学びたい内容

編集部の架空の例:学習用の説明資料を作った学生が、読み手が途中で迷う箇所を確認し、見出しと手順の順番を変えて、どこを修正したかを記録した。これは実在の授業成果や採用事例ではありません。相手の理解を確かめながら改善した行動を示す例です。

同じ経験でも、応募先によって接点は変わります。教員なら学習者への関わり、民間企業なら顧客や利用者への説明、大学院なら調べるべき問いの深まりなど、自分が実際に行ったことから説明を組み立てます。

複数の進路を検討している場合は、実習・研究・応募・入試の予定を一つの表に置きます。どれも同じ準備で済むと思わず、共通して使える経験と、それぞれ追加で必要な対策を整理してください。

研究や実習のメモを、個別相談で確かめる

大学の進路・就職支援では、個別相談によるエントリーシートへの助言や面接練習、Web Ashによる求人・インターンシップ・OB・OG情報などを案内しています。進路が定まらず、何から始めればよいか分からない段階の相談にも対応しています。[7]

編集部提案として、実習や研究の経験を一つ選び、候補の仕事と一緒に相談へ持参します。「自分の担当が伝わるか」「教育や心理を学んだ理由と希望職種がつながっているか」「進学と就職を考えるために何が足りないか」を確認しましょう。

教育人間科学部の進路は、人を理解し、学びや生活を考える専門から広がっています。全体の実績を知ったうえで、教育学科・心理学科それぞれの経験を具体化し、自分が取り組みたい仕事や研究を選ぶ材料にしていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 青山学院大学 2025年度卒業者の就職率(学部)確認日:2026-09-11 / 1頁全文画像。教育学科165/161、心理88/87、計253/248/98.0
  2. 青山学院大学 2025年度進路状況(学部)確認日:2026-09-11 / 1頁全文画像。教188就164進11保留13、心理107就89進13保留5
  3. 青山学院大学 2025年度学部別就職決定状況【上位企業】確認日:2026-09-11 / 2頁全文画像。教育人間p1、学科別ではない
  4. 青山学院大学 2025年度教員就職決定状況(学部)確認日:2026-09-11 / 1頁全文画像。全学公54私21計75、学部別と混同禁止
  5. 青山学院大学 教育学科確認日:2026-09-11 / 全文。5コース2年決定3年履修、メディア/生涯学習/ゼミ例
  6. 青山学院大学 心理学科確認日:2026-09-11 / 全文。4領域2コース選考可能、実験研究法、大学院含む資格経路。個別資格認定保証なし
  7. 青山学院大学 進路・就職支援の取組確認日:2026-09-11 / 全文。Web Ash/ES面接相談

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