就職54人と進学47人を分けて読む
秋田大学の2025年度卒業者等就職状況は、2026年5月1日現在の集計で、中途卒業者も含みます。国際資源学部と国際資源学研究科は別の行に掲載されているため、学部生の進路を知りたい場合は学部の数値から確認しましょう。[1]
| 項目 | 人数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 108人 | 学部を卒業した人 |
| 就職者 | 54人 | 県内3人・県外51人 |
| 進学者 | 47人 | 就職者と別の区分 |
| その他 | 4人 | この表で詳細な内訳は不明 |
| 未就職者 | 3人 | 進学者とは分けて掲載 |
この表に掲載された人数から、進学者を就職できなかった人として扱うことはできません。また、大学が説明する就職率は就職希望者に占める就職者の割合で、卒業者全員を分母とする数字ではありません。ここでは、確認できる人数を中心に進路を整理します。[2]
就職者54人のうち県外が51人であることは、卒業後の勤務地を秋田県内だけに限る必要がないと考える材料になります。ただし、県外就職と海外勤務は同じ意味ではありません。海外に関心がある場合は、採用後の業務や配属の条件を企業ごとに調べてください。[1]
資源関連企業から、公的機関や他業種まで確認する
2025年度の学部卒業者の主な就職先には、三菱マテリアル、住友金属鉱山、日鉄鉱業、太平洋セメント、DOWAホールディングス、住鉱資源開発などが掲載されています。資源や素材に関心がある人は、各社がどの資源を扱い、どの工程を担うかを調べる入口にできます。[3]
東北電力、アストモスエネルギー、関電エネルギーソリューション、東洋エンジニアリング、川崎地質などの実績もあります。資源に関わる企業でも、エネルギー供給、設備、調査など事業の内容は異なります。企業名から、自分が希望する職種に配属されると推測しないようにしましょう。[3]
ほかにSUBARU、北都銀行、エネルギー・金属鉱物資源機構、秋田県庁、新潟県庁なども確認できます。学部名だけを理由に応募先を一つの業界へ絞る必要はありません。一方、主な就職先一覧には個社の人数や学生の所属コース、担当職種は示されていません。[3]
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 事業 | 探査・開発・処理・素材・供給など、何を担うか |
| 職種 | 技術、調査、管理など、どの業務を募集しているか |
| 専門条件 | 必要な知識や経験、学部卒・修士などの学位条件 |
| 勤務地 | 国内拠点や海外との関わり、異動の範囲 |
| 学びとの接点 | 授業や実習で扱ったどの問いにつながるか |
就職先一覧に名前があることは、入社や配属の保証ではありません。持株会社と事業会社も区別し、現在の募集で採用する法人名を確認してください。大学院修了生の就職先を、そのまま学部卒業者の実績へ加えないことも大切です。
3コースの学びを、仕事内容への関心に変える
資源政策コースは、政治・公共政策、国際協力、法律やマネジメント、資源経済、異文化理解など、人文社会科学の視点から資源を考えます。就活では、資源を巡る立場の違いや制度をどう調べ、何を根拠に考えたかを整理できます。[4]
資源地球科学コースは、地質や鉱物、岩石、物理探査などから資源の形成や探査、環境を研究します。野外調査と観察・分析、データの解釈など、自分が担当した方法を具体的に説明することが、専門と仕事の接点を伝える材料になります。[5]
資源開発環境コースは、資源開発の工学的な問題を扱い、岩盤、エネルギー、資源処理・リサイクル、製錬、資源経済・情報などの分野を紹介しています。技術だけでなく、環境や地域社会への視点も含めて考える学びとされています。[6]
| コースの視点 | 自分の取り組みを振り返る問い |
|---|---|
| 政策・社会 | 異なる立場の意見や制度を、どう整理して考えたか |
| 地球科学 | どんな観察や分析を行い、結論の限界をどう捉えたか |
| 開発・環境 | 条件を変えると結果がどう変わるか、何を確かめたか |
同じ企業でも、求める専門や仕事内容は募集職種によって違います。この表はコース別の配属実績ではなく、自分の経験を探すための提案です。所属名だけで役割を決めず、担当した研究や授業の内容から候補を調べましょう。
海外実習は、準備・現地での確認・報告をつなげて話す
学部のカリキュラム案内は、全学生必修の海外資源フィールドワークを、鉱山・石油関連企業や商社、国際協力機関などで行う4週間程度の実習と説明しています。その事前・事後学習として国際資源クリエイティブ演習を置き、事前調査、報告書作成、報告会などを行う流れを紹介しています。[7]
実習先は原則として、その後に取り組みたい研究分野との関係で決まり、受け入れ人数による調整もあると案内されています。過去の実施場所を、自分も必ず選べる行き先と考えないようにしてください。英語については、1・2年次の集中英語教育I-EAPなどの学習が案内されています。[8]
1年次の資源学実習では、全員が二つの実習コースを選び、秋田県内の資源関連施設や地質などを学ぶと紹介されています。海外だけでなく、国内で見た現場と授業の知識を結び付けた経験も、選考で説明できる材料です。[9]
編集部の架空の例:施設見学前に、資料から分かった工程と疑問点を整理した。現地で説明を聞き、当初の理解と違った点を確認し、帰ってから事実と考察を分けて報告した。これは実在の学生や実習成果を紹介する例ではありません。
渡航先の珍しさや英語を使った事実だけで終わらず、何を知るために準備し、どのような確認をして理解が変わったかを説明しましょう。現場で見聞きした未公開情報は、そのまま応募書類へ載せず、担当教員に説明してよい範囲を確認してください。
進学は、深めたい問いと応募条件を並べて考える
2025年度の学部進学者は47人です。進学者がいるという実績は、専門を深める道を考える参考になりますが、全員の研究テーマや進学理由を示すものではありません。志望する分野をさらに学びたいか、希望する職種にどの学位が必要かを分けて整理しましょう。[1]
編集部提案として、就職と進学で迷う場合は、学びたい問い、希望する業務、募集上の学位条件、時間と費用を同じ表へまとめます。資源分野に関わる研究機関や企業でも、仕事ごとの条件は異なります。企業名だけで修士が必要、または学部卒で十分と決めつけず、募集内容を確認してください。
海外実習、卒業研究、大学院入試と企業選考の時期が重なる場合は、準備の締切を見える形にします。教員には研究や進学の方向性、就職支援には応募先の調べ方や選考の準備を相談すると、何を優先するかを考えやすくなります。
大学の個別支援へ、募集要項と経験メモを持参する
秋田大学の就職推進担当は、全学年を対象とする個別相談、エントリーシート・履歴書の添削、面接練習、OBOG情報の提供、WEB面接用フォンブースの貸出などを案内しています。原則予約制で、卒業・修了後3年以内も利用できるとしています。[10]
相談の前には、気になる職種の募集要項を二つと、実習・研究で自分が担当した経験を一つ整理します。「資源に関わる仕事がしたい」から、どの問題をどの立場で扱いたいのかへ具体化しましょう。専門が狭いのではないかという不安も、実際の業務と比べて考えることで、次に確認する内容へ分けられます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 令和7年度 卒業者等就職状況確認日:2026-09-11 / 全1頁本文画像。学部108卒47進54就4他3未、県3外51
- 令和7年度就職関係各種データ確認日:2026-09-11 / 本文全文。就職率・希望者・就職者の定義
- 令和7年度卒業・修了生 就職先確認日:2026-09-11 / 全2頁本文画像。国際資源学部欄、研究科と別
- 資源政策コース確認日:2026-09-11 / 全文。人文社会科学の教育研究分野
- 資源地球科学コース確認日:2026-09-11 / 全文。地質・鉱物・探査・データ解釈
- 資源開発環境コース確認日:2026-09-11 / 全文。開発・処理・製錬・環境の工学
- 国際資源学部 カリキュラムの概要確認日:2026-09-11 / 全文。海外約4週必修・クリエイティブ演習の事前事後
- 海外資源フィールドワーク確認日:2026-09-11 / 全文。行先調整、I-EAP、過年度実施との区別
- 授業紹介 資源学実習確認日:2026-09-11 / 全文。1年全員2コース選択、訪問レポート年度は不明
- 就職推進担当での支援確認日:2026-09-11 / 全文。全学年相談・添削・面接・OBOG・フォンブース