新学部の就職実績と、旧コースの参考情報を分ける

情報データ科学部は、理工学部の人間情報工学コースを母体に2025年4月に開設されました。2026年5月1日現在の学生数は213人で、1年生114人、2年生99人、3・4年生は0人です。この時点では、新学部の卒業生の進路を比較できる段階にありません。[1] [2]​​‌​‌‌​​​​‌‌‌​‌‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌​‌‌​‌​​​‌‌​​​‌‌​‌

進路情報の対象を確かめる
公式案内の情報対象・意味就活での使い方
新学部の想定進路これから目指す仕事や進学の方向関心のある業務を調べる入口
最近2年間の卒業生の進路母体の人間情報工学コース。2026年3月現在旧課程の参考実績として読む
新学部の在籍者数2026年5月1日現在の1・2年生213人就職者数や卒業者数と混同しない
[1] [2]

旧コースの学部卒業者の就職先には、秋田エプソン、インターネットイニシアティブ、SCSKニアショアシステムズ、NRIネットコム、TDK、リコーITソリューションズ、秋田県庁、秋田市役所などが掲載されています。ただし、これは新学部の実績ではなく、個社の人数や配属職種も分かりません。[1]

同じページには大学院修了者の就職先も別に掲載されています。学部卒業者と大学院修了者の企業名を合算して「学部の大手就職実績」と説明することはできません。また、「最近2年間」の年度の始まりと終わりは明記されていないため、特定年度の単年実績には置き換えないでください。[1]

1学科の中で、情報とデータの使い方を学ぶ

情報データ科学部は情報データ科学科の1学科です。学部案内は、情報学とデータサイエンスの基礎を身につけ、社会のさまざまな問題へ応用する教育を説明しています。情報に関する倫理や、企業経営・eビジネスなどの社会科学の学習も紹介されています。[1] [3]

教育案内では、応用分野を「人間情報」「防災・エネルギー情報」「知能ロボティクス」の三つの科目群に整理し、3年次に進む際に選択して4年次の卒業研究へつなげる構成を示しています。これらは独立した三つの学科ではありません。2026年時点では上級学年が未在籍のため、上級科目の説明は教育計画として読みましょう。[2] [3]

編集部提案:学びと仕事の接点を探す問い
学ぶ領域自分が関心を持つ問題を考える例
人間情報人が情報を理解し、機器やサービスを使う場面をどう改善したいか
防災・エネルギー情報観測や社会のデータから、どんな判断を支えたいか
知能ロボティクス機械の動作や周囲の状況を扱い、どんな作業を支えたいか

科目名だけを並べても、何ができるようになったかは伝わりにくいものです。課題で扱った入力と出力、試した方法、困った点、確認した結果を残しておきましょう。授業を履修した事実と、自分で説明・再現できる経験を分けると、次に学ぶ内容も見つけやすくなります。

想定職種は、日々の業務まで調べて選ぶ

大学は想定進路として、ITエンジニア、データサイエンティスト、システムエンジニア、教員・公務員、大学院進学などを紹介しています。教育案内には、IT分野、製造システムや医療・介護機器、防災・エネルギー、官公庁・金融・保険・観光などを意識した四つの履修モデルがあります。いずれも、卒業後の配属を保証するものではありません。[1] [3]

編集部提案として、気になる求人を二つ選び、仕事内容、使う知識、学位条件、求められる成果物を同じ表に書いて比較します。「データを扱う仕事」という名称が共通していても、データの整備、分析、システムの開発、利用者への説明のうち、どこに重点があるかを募集内容から確認しましょう。

編集部提案:説明会で確認したいこと
知りたい内容質問の例
仕事の進め方新卒入社後は、どのような課題を誰と担当しますか
専門の条件学部の授業や制作物で、どんな経験を確認しますか
利用者との関わり開発や分析の結果は、誰がどの場面で使いますか
学部卒と院卒希望する業務の応募条件に、学位による違いはありますか

知名度のある企業名だけでは、自分の希望する仕事かどうかは判断できません。旧コースの就職先から企業を見つけた場合も、現在の募集職種と採用法人を確認してください。学部名に「データ」があることだけを理由に、一つの職種へ限定する必要はありません。

PBLや制作では、結果に至る過程を残す

教育案内のデジタル社会PBLは、地域の企業などのデータやオープンデータを使い、企業の人材とともに課題解決に取り組む科目として説明されています。プログラミング、データ解析・可視化、機械学習、情報倫理やセキュリティなどの科目も示されています。履修する科目と実施時期は、自分の入学年度の案内で確認してください。[3]

編集部提案として、制作や分析を始めるときから、目的、データの出所、整えた箇所、比べた方法、結果、限界を一枚にまとめます。うまく動いた画面だけでなく、何を確かめてそう判断したかが残ると、応募書類や面接で自分の担当を説明しやすくなります。

編集部提案:取り組みを説明するための記録
残す項目記録したい内容
目的誰のどんな判断や作業を支えるために取り組んだか
データと条件出所、対象期間、欠けている情報、利用できる範囲
自分の担当チーム全体の成果のうち、自分が調べたり作ったりした部分
比較と確認どの方法と比べ、何を見て結果を確かめたか
限界と改善今回分からない点と、次に試す内容

編集部の架空の例:公開データを使って利用状況を図にしたところ、月によって記録件数が違うことに気づいた。単純な合計だけで比べず、記録条件を調べて比較できる範囲を整理し、分からない部分を報告した。これは実在の授業成果や内定事例ではありません。

企業と関わる課題のデータや共同制作物は、公開できる範囲を確認してから見せましょう。自分の工夫を説明する際も、共同作業の成果をすべて自分一人の実績にしないことが大切です。提出物をそのまま公開できない場合は、担当した手順を言葉で整理する方法もあります。

資格や進学は、希望する仕事との関係で考える

学部案内は、高等学校教諭一種免許状の「情報」を取得可能な資格として紹介しています。免許取得には所定の履修などが必要です。一方、ITパスポートや基本情報技術者試験は挑戦する試験として紹介されており、学部を卒業するだけで合格や資格取得になるわけではありません。[1]

資格の準備と並行して、授業で学んだことを自分で使い、説明できる経験を増やしましょう。編集部提案として、資格名、学習で理解した内容、課題で使った場面をつなげて整理すると、保有資格の一覧だけで終わらない説明になります。

進学を考える場合は、さらに調べたいテーマと、希望する仕事の学位条件を確認します。新学部の卒業実績がまだないことを理由に、就職か進学かを急いで決める必要はありません。研究分野の説明を読み、教員へ相談しながら、費用や準備期間も含めて比較してください。

低学年から、学内相談で次の行動を決める

秋田大学は、全学年を対象に就職相談、エントリーシート・履歴書添削、面接練習、OBOG情報の提供、WEB面接用フォンブースなどを案内しています。原則予約制で、卒業・修了後3年以内も利用できるとしています。[4]

最初の相談には、興味のある業務が書かれた募集情報と、授業で取り組んだ課題のメモを持参してみましょう。「新学部なので不安」という気持ちを伝えたうえで、旧コースの情報の扱い方、今から調べられる職種、経験を説明する練習など、相談したい点を具体化できます。

今日の一歩は、大きな作品を完成させることだけではありません。一つの課題について、自分が考えたこと、試したこと、次に改善することを短く書いてみてください。その記録を重ねることで、学部名だけに頼らず、自分の取り組みを伝える材料が増えていきます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 秋田大学情報データ科学部 学部紹介確認日:2026-09-11 / 全文。2025開設、旧人間情報工学コース最近2年・2026年3月現在の学部院別進路、想定職種、資格
  2. 秋田大学 学生定員及び現員確認日:2026-09-11 / 全1頁本文画像確認。2026-05-01情報データ213、1年114・2年99・上級0
  3. 秋田大学情報データ科学部 教育について確認日:2026-09-11 / 全文15450字。基礎・3応用科目群・4履修モデル・PBL。上級学年未在籍で教育計画と区別
  4. 秋田大学 就職推進担当での支援確認日:2026-09-11 / 全文。全学年相談・添削・面接・OBOG・フォンブース、原則予約

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