教育学部は2025年開設。実績は前身学科の参考値

愛知淑徳大学教育学部は、文学部教育学科を改組して2025年4月に開設されました。2026年9月時点では、新学部に入学した学生が4年間を終えた卒業実績はまだありません。公式の就職先一覧も、前身の文学部教育学科の実績であることを明記しています。[2] [3]‌​‌‌​‌​‌‌‌​‌​‌‌​​​‌‌‌‌‌‌​​‌​‌‌‌‌‌‌‌​‌​​‌‌‌​‌​‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌​​​‌‌‌​

前身の進路を知ることは参考になりますが、その数字を新しい教育学部の就職率や教員採用試験合格率に置き換えないことが大切です。自分の入学年度の履修案内を見ながら、希望する学校種・教科、免許取得、採用試験の準備を分けて考えましょう。

前身学科の2025年度は就職希望115人中115人が決定

2025年度卒業後の進路表では、文学部教育学科の卒業者は118人、就職希望者115人、決定者115人、内定率100%です。2026年4月1日時点で、9月卒業者を含みます。大学院進学は本学1人、他大学1人です。[1]

前身・文学部教育学科の参考実績
項目公式値
卒業者118人
就職希望者115人
就職決定者115人
内定率100%(115÷115)
大学院進学本学1人・他大学1人
[1]

100%は就職希望者に対する決定者の割合です。卒業者全員の割合でも、教員としての正規採用率でも、教員採用試験の合格率でもありません。教育委員会などの就職先名だけから採用区分を判断することもできません。数字を読む際は、どの人を数え、何を「決定」としているかを確認します。

教育委員会・自治体等の掲載例から受験先を調べる

2026年1月現在の公式就職ページには、前身学科の就職例として教育委員会、自治体、警察などが掲載されています。対象卒業年度・集計期間、機関別人数や採用区分の明記はありません。最新人数表と同じ卒業生の確定一覧としては扱いません。[2]

前身学科の公式掲載例
区分掲載機関例調べること
教育委員会愛知県、名古屋市、岐阜県、静岡県、三重県、東京都、川崎市などの教育委員会学校種・教科、募集日程、選考内容
自治体・警察一宮市役所、岡崎市役所、愛知県警察本部職種・受験資格・採用区分
[2]

教員を希望する場合は、地域の名前だけでなく、希望する学校種・教科の募集があるかを確認します。自治体職員や一般企業を併せて検討する場合も、教育の学びを生かせそうだという印象だけで職種を決めず、実際の業務内容と必要な条件を読み比べてください。

小学校の共通学修を土台に、2年次から3コースへ

教育学科では、小学校教諭免許状の取得に必要な科目を1年次から全員が共通して学びます。2年次から学校教育、英語教育、特別支援教育のコースに所属し、中学校・高等学校・特別支援学校などに関する学修を進めます。他コースの科目も選択できる仕組みとして案内されています。[3]

コースと履修を考える視点
コース学びの方向相談すること
学校教育教科の専門知識や幅広い学校教育他学部科目を含めた希望免許の履修計画
英語教育小学校英語から中高等の英語教育まで英語の専門性と教え方をどう磨くか
特別支援教育一人ひとりの教育ニーズに応じた指導・支援基礎となる免許と実習・履修要件
[3]

大学は複数の免許取得を目指せると案内していますが、入学すれば自動的にすべての免許が得られるという意味ではありません。取得可能な免許と、他学部の科目履修等によって取得を支援する免許の区分もあります。時間割、実習、単位の条件を確認し、希望の組み合わせを担当窓口に相談しましょう。[3]

教育経験は、子どもの反応を見て何を変えたかで伝える

2026年度向けの学科紹介には、総合的な学習の時間の指導法、外国人児童生徒教育概論、アダプテッド・スポーツなどが挙げられています。教科の内容だけでなく、多様な背景や状況に応じて学びを支える視点を持てることが特色です。[3]

公式ページにある卒業生の実習体験や2023年の活動紹介は、前身学科の時代を含む事例です。新学部の学生全員が経験したことにはせず、自分が実際に参加した授業・実習・活動を材料にします。[3]

実習・模擬授業の振り返り
項目整理する内容
目標子どもにどんな理解や行動を目指したか
観察どの反応から、つまずきや関心に気づいたか
工夫説明・教材・問いかけをどう変えたか
結果と限界確認できた変化と、判断できないこと
次の改善指導者の助言を受けて何を直すか

編集部の架空の例:「模擬授業で説明を増やしたところ、要点が伝わりにくいと指摘されました。最初に考えてほしい問いを一つ示し、具体例と説明の順を変えました」。実際の児童の反応なのか、学生同士の模擬授業での指摘なのかも区別し、成果を大きく見せないようにします。

免許取得、採用試験、民間就職は予定表を分ける

教員免許取得のための履修と、教員採用試験への出願・対策は別に管理します。学校種・教科と受験先を仮に決め、募集要項、出願日、筆記・面接・模擬授業等の内容を確認しましょう。まだ受験先が決まらない場合も、教育経験の記録や希望する指導場面の整理は始められます。

大学のキャリア支援は、ASキャリアナビによる求人検索・面談予約、対面・オンラインのES添削・面接練習を案内しています。企業や公務員への進路も比較したいときは、教育で培った説明・観察・協働の経験を持って相談できます。免許の履修条件は教員・担当窓口に確かめてください。[4]

今週は希望する進路を二つ並べ、それぞれの応募条件と、自分が話せる経験を一つずつ書き出してみましょう。前身学科の数字だけで安心・不安を決めず、自分の履修、経験、応募条件を確かめることが準備の出発点になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 全1頁文字画像確認。2026/4/1、9月卒含む。学部1993/希望1838/決定1803/98.1%。表の名称は内定率。旧所属別。URL同名でも2024年度旧版とは別SHA。
  2. 就職実績(教育学部)確認日:2026-09-11 / 全文。2026年1月現在の掲載例、卒業年度・対象期間明記なし。人数・職種不明、最終確定としない。改組注記保持。
  3. 教育学科(2026年度)確認日:2026-09-11 / 本文全文確認。2026年度向け科目紹介。掲載卒業生事例を一般化しない。図表内未抽出数値不使用。
  4. キャリア支援確認日:2026-09-11 / 全文。ASキャリアナビで求人・個別面談・ブース・行事予約、対面オンラインES面接、学生スタッフ。東海3県/4県記述差と求人社数は不使用。

次の選考準備に役立つ記事