建築学部は2025年開設。旧専攻の実績と区別する
愛知淑徳大学建築学部は、創造表現学部の建築・インテリアデザイン専攻を改組し、2025年4月に開設されました。建築学科に建築・まちづくり専攻と住居・インテリアデザイン専攻を置きます。2026年9月時点では、新学部の入学生が4年間を終えた卒業実績はまだありません。[2] [3]
大学の建築学部就職ページには、前身の創造表現学部の実績であることが明記されています。参考になる資料ですが、新しい2専攻を学んだ卒業生の成果として扱うことはできません。就活でも履修や正式所属を自分の入学年度に合わせて確認します。[2]
| 対象 | 位置づけ | 読み方 |
|---|---|---|
| 旧建築・インテリアデザイン専攻 | 創造表現学部の卒業時区分 | 過年度の人数・就職先を確認できる |
| 建築・まちづくり専攻 | 2025年開設の建築学部 | 学びと将来の進路計画を確認する |
| 住居・インテリアデザイン専攻 | 2025年開設の建築学部 | 旧専攻実績を専攻別に配分しない |
旧専攻は希望72人中68人が就職決定
2025年度卒業後の進路表では、旧建築・インテリアデザイン専攻は卒業者77人、就職希望者72人、決定者68人、内定率94.4%です。2026年4月1日時点で、9月卒業者を含む集計です。[1]
| 項目 | 公式値 |
|---|---|
| 卒業者 | 77人 |
| 就職希望者 | 72人 |
| 就職決定者 | 68人 |
| 内定率 | 94.4%(68÷72) |
| 大学院進学 | 本学2人、他大学0人 |
94.4%は建築学部の新2専攻の内定率でも、設計職への就職率でもありません。卒業者全員を分母にした値でもないため、入社のしやすさを保証する数字として使わず、前身専攻の進路を知る資料として読みます。
前身専攻の就職先は、設計・施工・営業等を分けて調べる
建築学部の公式就職ページは2026年1月現在として、前身専攻の就職例を掲載しています。対象卒業年度や期間、企業別人数、配属職種は明記されていません。最新の人数表と同じ卒業生の最終実績だとは断定しません。[2]
| 比較したい分野 | 掲載企業・機関例 | 追加確認 |
|---|---|---|
| 住宅・リフォーム | 一条工務店、クラシスホーム、住友林業ホームテック、トヨタホーム愛知 | 設計・施工・営業のどの募集か |
| 建設・設備 | フジタ、三井住友建設、矢作建設工業、高砂熱学工業 | 担当する建物や工事、必要な資格 |
| 空間・不動産等 | スペース、三交不動産、住友不動産、大和リース | 企画・設計・運営への関わり方 |
| 公共分野 | 国土交通省中部地方整備局、春日井市役所、長久手市役所 | 採用区分と配属の仕組み |
建設会社に入社した人が全員設計職とは限りません。空間づくりに関心がある場合も、企画、設計、施工管理、営業、維持管理では仕事が違います。採用情報で業務を確認し、作品提出の有無や、資格取得を前提とする条件を分けて記録しましょう。
2専攻の違いは、どの空間と課題を深く考えるか
建築・まちづくり専攻は、設計・構造・環境等の基礎に加え、地域の特性や住民のニーズ、既存建築の保存・再生・活用を学びます。住居・インテリアデザイン専攻は、人間工学を踏まえた住居、家具、生活空間のデザインや、利用者・依頼者の要望に応じた提案を扱います。[4] [5]
| 専攻 | 課題を考える視点 | 作品・研究で示す内容 |
|---|---|---|
| 建築・まちづくり | 建物と周辺環境、地域の活動の関係 | 敷地・利用者の調査と提案理由 |
| 住居・インテリアデザイン | 生活動作、家具、内装、使い心地 | 利用場面と寸法・配置・素材の選択理由 |
| 共通する建築の学び | 構造・環境・歴史・社会との関係 | 見た目だけではない根拠と制約への対応 |
公式案内には、光や温熱などを測って考察する建築環境学実験、展覧会の設計・施工・広報・運営を扱うデザインワークショップなどがあります。一部は両専攻で履修可能です。また、紹介される2023年や2024年の活動・受賞例は開設前の取り組みなので、新学部の学生全員の経験として書かないようにします。[4] [5]
入学後の学生は、自分が履修した設計課題や調査で、何を提案し、どんな指摘を受け、何を直したかを記録しておきます。まだ大きな作品がなくても、課題を読み解き、条件をそろえて検討した過程から説明材料を作れます。
ポートフォリオは、設計の理由を追える構成にする
作品をまとめる際は、完成図の美しさだけでなく、課題条件、対象者、敷地や空間の調査、比較した案、最終案の理由を添えます。共同制作では自分の担当を明記し、模型・図面・文章のどこに工夫が表れているかを指し示せるようにします。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 背景 | 誰のどの課題に応える計画か |
| 条件 | 敷地、動線、用途など何を前提にしたか |
| 判断 | 複数案のうち、なぜその案を選んだか |
| 改善 | 講評や調査を受けて何を変更したか |
| 担当 | 自分で行った設計・調査・制作の範囲 |
編集部の架空の例:「交流スペースの課題で、当初は広い一室を提案しました。利用場面を整理し直すと、静かに過ごしたい人もいると考え、動線を確保しながら居場所を分ける案へ修正しました」。実際に住民へ聞いたのか、自分たちで想定したのかも正確に区別して話します。
資格は目標・受験・登録の条件を分けて確認する
専攻紹介は、一級・二級建築士、建築施工管理技士、インテリア関連資格などを「目標とする資格」として挙げています。卒業で資格そのものを自動取得するという説明ではありません。自分の履修が受験等の条件にどう関係するか、大学の最新案内と各試験の公式要項を照合しましょう。[4] [5]
求人を比較するときは、応募時点で必要な条件と、入社後に取得を目指す資格を分けます。企業の資格支援がある場合も、費用、学習時間、対象資格、条件を採用担当者に確認すると、入社後の学び方を考えやすくなります。
新学部の学生は、実績待ちより経験の蓄積を進める
キャリアセンターではASキャリアナビによる求人検索・面談・セミナー予約と、対面・オンラインでのES添削・面接練習が案内されています。作品の専門的な講評は教員に、応募職種との接点や説明の伝わり方はキャリアアドバイザーに相談できます。[7]
今週は気になる職種の求人を2〜3件比べ、代表作1件に説明メモを付けてみましょう。学部が新しいことへの不安を、前身の実績で無理に打ち消す必要はありません。応募条件、身につける技術、自分の作品で示せることを順番に確かめることが、具体的な準備になります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 2025年度卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 全1頁文字画像確認。2026/4/1、9月卒含む。学部1993/希望1838/決定1803/98.1%。表の名称は内定率。旧所属別。URL同名でも2024年度旧版とは別SHA。
- 就職実績(建築学部)確認日:2026-09-11 / 全文。2026年1月現在の掲載例、卒業年度・対象期間明記なし。人数・職種不明、最終確定としない。改組注記保持。
- 学部(2026年度以前)確認日:2026-09-11 / 全文。12学部の2026構成、旧ビジネス専攻と2025以前3専修、2026学科。
- 建築・まちづくり専攻(2026年度)確認日:2026-09-11 / 本文全文確認。2026年度向け科目紹介。掲載卒業生事例を一般化しない。図表内未抽出数値不使用。
- 住居・インテリアデザイン専攻(2026年度)確認日:2026-09-11 / 本文全文確認。2026年度向け科目紹介。掲載卒業生事例を一般化しない。図表内未抽出数値不使用。
- 大学の歴史と沿革確認日:2026-09-11 / 全文。2024年理学療法・臨床検査・食健康新設、2025教育建築。歴史本文2026/4/1。
- キャリア支援確認日:2026-09-11 / 全文。ASキャリアナビで求人・個別面談・ブース・行事予約、対面オンラインES面接、学生スタッフ。東海3県/4県記述差と求人社数は不使用。