旧5学科と新しい6プログラムを区別する

理学部は2023年度まで数学、物理学、化学、生物学、自然環境科学の5学科で構成され、2024年度から理学科1学科6プログラムへ再編されました。新たな構成は数学、数理情報学、物理学、化学、生物科学、自然環境科学です。[1]‌‌​‌‌​‌‌​‌‌‌​‌‌​‌​‌​‌‌​‌‌‌​​​‌‌​​‌‌​‌‌​‌‌​​‌‌​​​​‌​‌‌​‌​​​‌‌​‌‌​

公式案内では1年次終了時にプログラムを選択し、専門を深めて4年次に卒業研究へ進むと説明されています。2025年度卒業者の実績は、新プログラムの4年間を修了した人の実績ではありません。所属をまたいで数字や就職先を移さないようにします。[1]

応募書類には自分の入学年度に対応する所属を記載し、学修内容は実際に履修・経験したことから説明します。再編後のプログラム名に興味があっても、それだけでその専門を修得済みとは言えません。現在の知識と今後学びたい分野を分けて整理しましょう。

進学者を就職未定者として扱わない

2025年度理学部の主な進路(2026年5月1日現在)
項目人数
卒業者191人
就職希望者79人
就職者78人
大学院進学者102人
大学院以外への進学者1人
[2]

公表就職率98.7%は就職希望者79人を分母とする率です。卒業者全員に対する割合ではなく、大学院へ進む人を就職できなかった人に数えることもできません。学部卒業後に大学院へ進むことと、大学院修了後の就職も分けて確認します。[2]

就職者78人の内訳は企業62人、官公庁8人、教員8人です。これだけで専攻ごとの職種や個々の採用条件は分かりません。人数を見て自分も同じ進路を選ぶと決めるより、どの仕事を調べるかの手掛かりにしましょう。[2]

専門から、仕事で使う方法へ視野を広げる

学科紹介では、数学の論理と表現、数理情報学のAIの基礎やプログラミング、物理学の実験データ解析、化学の物質構造や反応、生物科学の生命現象、自然環境科学の分野を横断した環境理解などを示しています。[3]

こうした学びを仕事へつなげる際は、分野名と職種名を一対一に対応させず、どの方法を使い、何を判断する業務かを調べます。例えばデータを扱う仕事でも、計測、集計、解析、結果の説明では担当する作業が異なります。

仕事調べで確認する問い(編集部の提案)
観点確認すること
扱う対象物質、生物、情報、環境など何を扱うか
日々の作業実験、計算、開発、検査、説明など何をするか
応募条件学部卒・修士・博士、専門、資格の要件
配属・育成入社後の学び方、担当が決まる仕組み
生活勤務地、異動、働き方の案内

研究職という名称だけで必ず修士や博士が必要だと決めつけず、募集ごとの条件を確認します。逆に、学部卒で応募可能と書かれていても、全員が希望職種に配属される保証ではないため、選考や配属の説明も読みましょう。

研究の説明は、問いと方法と限界を分ける

研究の概要は「何を知りたいか」「なぜその方法を使ったか」「何が分かり、何が未解決か」の順に整理します。専門外の相手には、最初に目的を短く示し、必要な用語だけを補足してから方法を説明すると伝わりやすくなります。

研究・課題で残しておきたい記録(編集部の提案)
項目記録内容
問い出発点となった疑問と調べる範囲
条件使った資料、実験条件、計算の前提
担当自分で行った作業と指導・協力を受けた部分
検証別の条件や方法でどう確かめたか
限界データが足りない点、次に調べたいこと

未公開データや共同研究先の情報を応募に使う場合は、指導教員へ公開可能な範囲を確認してください。研究成果を一人の功績として誇張せず、共同作業の中でどの部分を担ったかを正確に説明します。

結果が出ていなくても、検討した過程を話す

編集部の架空の例です。「授業の解析課題で、条件を変えると結果の傾向が変わりました。私は処理の手順と入力条件を記録し、どの違いが影響しているかを確認しました。教員に相談して比較できる範囲を整理し、報告では結論と未確認の条件を分けて示しました。」

これは富山大学の学生の実話ではありません。自分の経験へ置き換え、使っていない解析手法を加えたり、仮説を証明できたと大きく表現したりしないようにします。検討の途中でも、何を確かめる必要があると考えたかを説明できます。

大学院と就職を、具体的な条件で比較する

進学を考える人は、続けたいテーマと指導環境、必要な研究方法、期間や費用を整理します。学部就職を考える人は、希望する業務の学位条件と、入社後に専門を深める機会を調べましょう。どちらも周囲の選択だけで決めず、自分の目的に必要な条件を確認します。

就職・キャリア支援センターは対面・オンラインの進路相談や書類添削を案内しており、予約した人が優先されます。模擬面接は要予約で、事前書類提出などの条件があります。研究の内容は教員に、応募準備や仕事選びの疑問はセンターにも相談すると、確認する観点を増やせます。[4]

  • 自分の所属と、資料に載る卒業年度を確認する。
  • 研究で続けたいことと希望職種の条件を分けて書く。
  • 研究や授業の目的・方法・担当・限界を短く説明する。
  • 求人や進学先の情報を持って、教員と進路窓口へ相談する。

理学の学びを進路に結び付けるには、専門名を示すだけでなく、どのように問いを立て、条件を確かめたかを伝えることが重要です。学修の記録と仕事の情報をそろえ、自分に必要な次の経験を考えていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 富山大学 理学部確認日:2026-09-10 / 2024旧5学科→1学科6program。1年末選択4年卒研
  2. 富山大学 令和7年度進路 学部確認日:2026-09-10 / 物理p1–2印刷10–11。191/79/78/院102/他進1、企業62官8教8
  3. 富山大学 理学部 学科紹介確認日:2026-09-10 / 6program学問と方法
  4. 富山大学 就職・キャリア支援センター確認日:2026-09-10 / 対面online予約優先、模擬要予約

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