人間社会学部の3学科を分けて読む
| 学科 | 卒業生 | 進学者 | 就職希望者 | 就職者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福祉心理学科 | 28人 | 6人 | 20人 | 20人 | 100.0% |
| 人間スポーツ学科 | 167人 | 3人 | 154人 | 154人 | 100.0% |
| スポーツ科学科 | 163人 | 2人 | 152人 | 152人 | 100.0% |
表の就職率は就職者を就職希望者で割った値です。卒業生全員が就職したことや、全員が心理・スポーツの専門職に進んだことを意味しません。進学者は大学・専門学校等も含むという注記があるため、すべて大学院進学者とみなすこともできません。[1]
3学科とも100.0%でも、自分に必要な準備が同じとは限りません。専門資格を前提にする仕事、教員、一般企業では応募条件や選考の内容が変わるため、まず希望する役割を分けて考えましょう。
学部全体の企業名と、自分の学科の進路を混同しない
2021〜2025年度の進路状況ページには、アイリスオーヤマ、アディダスジャパン、アース製薬、エスエスケイ、コナミスポーツクラブ、全日本空輸、大成建設、東急電鉄、ニトリ、日本生命保険、本田技研工業、三菱自動車工業のほか、警視庁、埼玉県警察本部、東京消防庁などが掲載されています。[2]
業種構成はサービス23.7%、小売16.8%、商社9.5%、医療・福祉・団体8.2%、教育7.8%などです。これは複数年度・学部単位の情報で、福祉心理学科だけの就職先やスポーツ科学科だけの割合ではありません。[2]
採用された職種や、競技を続けるための所属か一般社員としての採用かも、この画像だけでは分かりません。企業名から指導者、選手、客室乗務員などの職種を推測せず、現在の募集要項で仕事と応募条件を確かめてください。
心理を仕事にする進路と、一般企業への進路を分ける
学部の公式紹介では、福祉心理学科は2027年4月に心理カウンセリング学科へ名称変更すると案内しています。本記事の2025年度実績は福祉心理学科のもので、新名称の学科の卒業実績ではありません。在学生は自分の入学年度と履修課程を基準に確認してください。[3]
同ページでは、公認心理師の受験資格は卒業後の大学院進学や実務経験により得ること、臨床心理士の受験資格は大学院進学により得ることが注記されています。学部卒業だけで両資格を取得できると考えないことが重要です。具体的な科目・実習・進学先の条件は大学の担当窓口で確認しましょう。[3]
一般企業へ進む場合、心理の学びを資格による専門的支援と同じように説明する必要はありません。人の行動を調べた方法、情報から安易に決めつけない姿勢、相手の話を整理した経験など、実際に学んだ範囲で伝えられます。希望する仕事が対人サービスか調査・企画かでも、説明の重点を変えましょう。
人間スポーツとスポーツ科学で、経験を整理する
公式紹介では、人間スポーツ学科は幅広い年代への指導と健康の知識、スポーツ科学科は高度な競技に対応する技能・指導方法や身体・心理・栄養・戦術などの知識を扱うと説明しています。学んだ領域から、自分が実際に取り組んだ経験を一つ選びましょう。[3]
教員を目指す場合は、免許状の取得条件と受験先の採用案内を確認します。大学のページでは保健体育の教員免許や、条件付きの小学校免許取得などが紹介されていますが、学部に在籍すれば自動的にすべて取得できるという意味ではありません。[3]
一般企業への応募では、競技成績だけに頼る必要はありません。練習の課題をどう見つけたか、チームの連絡をどう改善したか、指導相手に合わせて説明を変えたかなど、自分の行動を具体化すると仕事とのつながりを考えられます。
表彰やレギュラー経験がなくても、判断の過程を話す
「部活を頑張った」「人を支えた」という表現だけでは、採用担当者に行動が伝わりません。どの場面で何に困り、なぜその方法を選び、結果として何が確認できたかを整理してください。裏方の役割や授業での活動も、具体的に説明できる材料になります。
仮想例として、初心者への運動の説明なら、「丁寧に教えた」から、「同じ説明で伝わらなかったため、動きを小さく分け、相手が理解したかを確認しながら進めた」へ具体化できます。これは実際の経験を整理するための例で、していない指導や成果を付け足すものではありません。
心理の授業で調査をした場合も、回答者の属性や質問の方法で結果が変わる点をどう考えたかが材料になります。個人情報を応募書類へ載せず、対象が特定されない形で自分の作業を説明しましょう。グループ全体の成果と自分の担当範囲も分けてください。
働き方と、競技・専門性との関係も比較する
- 心理の専門性を深めたい:必要な進学・実習・受験条件と、将来の職種を確認する。
- 教員を目指したい:免許の条件、実習予定、受験する区分を整理する。
- 競技を続けたい:勤務時間、勤務地、異動の範囲と練習環境を確認する。
- 一般企業も見たい:仕事の内容と条件を軸に、学部の就職先以外も比較する。
大学名への不安だけで進路を狭める前に、応募できる条件を確認しましょう。一方で、過去の実績や100.0%という率は、自分の内定や両立を保証しません。入社後の働き方は、採用情報や説明会で具体的に質問する必要があります。
学内の担当者と、専門の支援を使い分ける
大学は3年次4月に担当者をつけ、個別相談、企業研究、書類、面接対策を支援すると案内しています。また、体育会の学生向けのアスリート就職支援デスクも設け、多様なイベントや相談で就活を支援しています。利用できる内容を確認し、競技の予定と選考を早めに整理しましょう。[4]
相談には、自分の所属学科、取得予定の資格、応募候補、経験の下書きを持参してください。どの進路へ進むか迷っている場合は、その理由を一つずつ分けて話すと、調べる順序を決められます。専門資格や教職の条件は担当窓口にも確認し、一般企業の選考準備と混ぜないことが大切です。
逆転就活塾の無料相談でも、学歴や将来への不安を整理し、企業選びと経験の伝え方を考えられます。学部の幅広さをそのまま迷いにせず、自分の希望する役割に必要な準備から始めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 東京国際大学|2025年度 就職者・進学者数確認日:2026-09-09 / 3学科の人数、就職率と進学者の定義
- 東京国際大学|進路状況確認日:2026-09-09 / 2021〜2025年度人間社会学部の企業例・業種構成
- 東京国際大学|人間社会学部確認日:2026-09-09 / 3学科、2027年名称変更、資格の条件注記
- 東京国際大学|キャリア・就職支援体制確認日:2026-09-09 / 個別支援とアスリート就職支援デスク