理学療法学科の就職率100.0%は、希望者54人に対する数字

2025年9月・2026年3月卒業/2026年5月1日現在
項目公式掲載値
卒業生57人
進学者1人
就職希望者54人
就職者54人
就職率100.0%
[1]

大学の就職率は就職者を就職希望者で割った値で、卒業生57人全員を分母にしたものではありません。進学者には大学・専門学校等を含むとの注記があり、この1人の進学先を大学院と断定することもできません。[1]

就職者数と卒業生数の差について、資料にない理由を推測しないでください。過去の集計から本人の内定や資格取得を保証することもできません。自分の準備は履修状況、国家試験、希望先の募集条件をもとに考えます。

就職率と国家試験合格率は、別の指標

医療健康学部の公式ページは、2025年度の理学療法士国家試験の合格率を94.8%と掲載しています。就職資料の100.0%とは、見ている対象も意味も異なります。就職率の表から国家試験に全員合格したと説明することはできません。[2]

学部ページは理学療法士について「国家試験受験資格」を目指せる資格として案内しています。学部を卒業すること、試験を受ける条件を満たすこと、合格して資格を得ること、採用先が決まることを分けて予定を立てましょう。具体的な手続きや条件は大学と募集元で確認してください。[2]

内定後の資格取得が条件となる募集では、条件の文言や必要書類を読み、不明点を採用担当へ確認します。自分の資格取得状況を曖昧にしたまま応募書類を書かず、取得済み・取得見込みなど、その募集で求められる表記に従いましょう。

主な就職先と、臨床実習先の一覧を区別する

大学の進路状況ページでは、医療健康学部の主な就職先として上尾中央総合病院、イムス板橋リハビリテーション病院、霞ヶ関南病院、亀田総合病院、江東リハビリテーション病院、佐久総合病院、筑波記念病院、TMGあさか医療センター、日本医科大学千葉北総病院などが掲載されています。[3]

同ページの業種構成は医療・福祉・団体94.3%、サービス2.9%、建設2.9%と表示されています。端数の丸めにより合計が100%ちょうどにはなりません。ページ全体の期間表示は2021〜2025年度ですが、就職者54人の単年度の内訳として扱わないでください。[3]

一方、学部紹介には100を超える施設との臨床実習の提携や、別の実習先実績一覧が示されています。実習したことと、その施設に採用されたことは別です。過去の実習先をそのまま就職実績として並べず、希望先の新卒募集を個別に確認しましょう。[2]

三つのモデルと、実際に関心を持った場面をつなげる

理学療法学科の公式紹介は、先端理学療法、スポーツ理学療法、予防理学療法の三つのモデルを示しています。実習や授業の中で、どの対象や仕事の場面に関心を持ったかを整理する入口になります。ただし、モデル名だけで特定分野への配属や就職が決まるわけではありません。[2]

志望理由では「スポーツが好きだから」などの出発点から、実際の学びで関心がどう深まったかを説明します。実習で自分が観察したこと、指導のもとで学んだこと、自分にはまだ理解できていないことを分けてください。学生としての経験を、独立して診療した経験のように表現しないことが大切です。

まだ領域を絞れない場合は、職場で担当する対象、教育の仕組み、他職種との関わり方を調べてみましょう。学部で学んだことをそのまま進路に固定するのではなく、見学と募集情報から働く場面を具体化する方が比較しやすくなります。

病院見学では、教育と働き方を具体的に確認する

見学・説明会で確認したいこと
項目質問の方向性
新卒の教育入職後の指導体制、相談する相手、研修の進み方
担当する業務配属先、主に関わる対象、業務の分担
働き方勤務時間、休日、異動、募集要項との対応
学びの継続勉強会、振り返り、外部研修の扱い
採用の条件応募資格、必要書類、選考日程、資格取得条件

上の項目は、特定施設の制度があると断定するものではありません。公開情報で分かることを先に調べ、見学では分からなかった点を質問します。同じ医療グループでも施設ごとに募集や配属条件が異なる場合があるため、法人名と勤務地を確認してください。

見学後は、その施設で関心を持った業務、確認できた条件、まだ分からない点を記録します。「雰囲気が良かった」だけでなく、具体的な説明や自分が見た範囲を残すと、応募先の比較と志望動機の両方に使えます。

実習の経験は、守秘と自分の担当範囲に注意して書く

応募書類では、実習先や対象者の情報を無断で詳しく載せないようにします。氏名、病歴、日付など、個人を特定できる情報を出さず、自分が何を学び、どのように振り返ったかに焦点を置いてください。実習先のルールや大学の指導も確認しましょう。

仮想例として、「相手に説明が伝わらなかった場面を振り返り、指導者へ相談して、自分の説明が長くなっていた点を見直した」といったまとめ方があります。これは書き方の例で、行っていない支援や回復の結果を作るためのものではありません。治療成果を自分の実績として過大に主張しないことが大切です。

志望動機は、見学で理解した仕事と、これから学びたい内容を結び付けます。新卒として教わる必要がある点も認めながら、どのように学習や相談を続けたいかを伝えると、実際の準備に沿った説明になります。

国家試験・実習・応募の予定を一つにまとめる

学部は国家試験対策の授業、模擬試験、必要に応じた補習、eラーニングなどを案内しています。利用できる支援と自分の学習課題を確認し、応募準備が試験対策の時間を圧迫しすぎないよう予定を組みましょう。[2]

大学のキャリアセンターでは応募書類や面接への個別支援を案内しています。資格や実習の条件は学部の担当者に、選考での伝え方はキャリア支援にも相談するなど、内容に応じて確認先を使い分けると進めやすくなります。[4]

  • 実習・試験・応募締切を一つの予定表に入れる。
  • 候補施設の採用条件を調べ、必要な見学を申し込む。
  • 経験と志望理由を下書きし、大学で確認する。
  • 提出後も国家試験の準備と面接練習を続ける。

将来や大学名への不安で進路を整理しにくい場合は、逆転就活塾の無料相談でも希望する働き方を考えられます。資格・実習の具体的な条件は大学と募集元の情報を優先し、就職率だけで判断せず、自分に合う職場の条件を確かめていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京国際大学|2025年度 就職者・進学者数確認日:2026-09-09 / 理学療法学科の人数と就職率の分母
  2. 東京国際大学|医療健康学部確認日:2026-09-09 / 国家試験、教育モデル、臨床実習と学習支援
  3. 東京国際大学|進路状況確認日:2026-09-09 / 医療健康学部の主な就職先と業種構成
  4. 東京国際大学|キャリア・就職支援体制確認日:2026-09-09 / 書類・面接の支援