医学部の中でも、目指す仕事と学びは異なる
| 所属 | 公式に示された学び | 進路比較の入口 |
|---|---|---|
| 医学科 | 基礎医学、研究実習、臨床実習 | 医師としての研修・専門分野と研究 |
| 医科栄養学科 | 医学を基盤にした栄養学、臨床・実地研修 | 栄養に関わる仕事、食品・医薬関連企業、進学 |
| 保健学科・看護学専攻 | 看護の理論と各領域の実習 | 希望する看護領域と教育体制 |
| 保健学科・放射線技術科学専攻 | 物理・画像・計測と臨床での学び | 検査・治療に関わる職場の業務範囲 |
| 保健学科・検査技術科学専攻 | 生体機能や検査技術と臨床実習 | 検査部門、研修体制、研究との接点 |
医学部の就職先という一括りで企業名や病院名を探すと、自分とは異なる資格や学位の実績が混ざります。まず所属学科・専攻を決め、その区分の募集と実績を確認してください。
2025年度の進路を学科別に読む
| 学科 | 卒業者 | 希望者 | 就職者 | 進学者 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
| 医学 | 111 | 107 | 107 | 0 | 4 |
| 医科栄養 | 50 | 23 | 23 | 27 | 0 |
| 保健 | 133 | 99 | 99 | 29 | 5 |
就職率は3学科とも100%ですが、分母はそれぞれ就職希望者です。医学科は公式表の「就職者」欄に107人と掲載されており、ここで臨床研修の人数を独自に分離していません。国家試験の合格率とも別の指標です。[1]
医科栄養学科では卒業者50人のうち27人が進学しています。企業就職を希望する場合も、学部卒での募集と大学院修了者の募集を分け、研究を深める時間と進学費用を含めて比較しましょう。保健学科の99人を、専攻別の人数として読み替えることもできません。[1]
就職先は、学部と大学院を分けて確認する
| 対象 | 公式掲載例 |
|---|---|
| 医科栄養学科 | 大塚製薬、大鵬薬品工業、六花亭、山崎製パン、愛媛県、厚生労働省 |
| 看護学専攻 | 神戸大学医学部附属病院、徳島赤十字病院、徳島大学病院、徳島県(保健師) |
| 放射線技術科学専攻 | 関西医科大学附属病院、神戸市民病院機構、国立病院機構中国四国グループ |
| 検査技術科学専攻 | 神戸大学医学部附属病院、徳島赤十字病院、兵庫医科大学病院 |
この一覧は医学科を除く学部の実績です。企業別人数は分からず、企業名だけで研究・開発・営業などの配属を推定できません。保健師は一覧に明記された徳島県の例を示していますが、全学生が同じ資格を取得するという説明ではありません。[2]
大手食品企業への関心があるなら、医科栄養学研究科の実績を学部卒の実績として使わず、応募できる学位と研究分野を募集要項で確認します。病院を比べるときは知名度だけでなく、希望領域を経験できるか、教育・指導の仕組みはどうかを見学で尋ねましょう。
実習と研究を、面接で伝えられる経験にする
医学科では研究実習と臨床実習、医科栄養学科では3年後期からの臨床実習、学校・保健所での実地研修、分野配属から卒業研究へ進む学びが示されています。保健学科でも専攻ごとに専門と臨床を結び付けます。[5] [6]
| 経験 | 書き出すこと |
|---|---|
| 研究 | 何を明らかにしたいか、方法を選んだ理由、結果の限界 |
| 臨床・実地研修 | 観察した課題、指導者へ確認した点、理解が変わったこと |
| チームでの学習 | 専門の異なる相手にどう説明し、意見を調整したか |
編集部の架空の例:「栄養に関する説明案を作った際、専門用語が多いと気付きました。指導者に確認して表現を整理し、相手が質問しやすい順番に組み替えました」。学生として行った範囲に絞り、実施していない治療や判断を自分の成果として語らないことが大切です。
実習先や患者さんを特定できる情報は除いても、自分の観察・相談・修正の行動は伝えられます。研究の成果が未確定なら、結果を盛らず、現在どこまで検証できているかを説明してください。
蔵本で相談し、実習・資格・選考の日程を整理する
大学の就職相談は全学年が対象で、蔵本にも相談窓口があります。専用システムから日程を確認でき、応募書類や面接、進路の悩みを相談できます。病院や資格に固有の条件は、所属学科の案内も合わせて確認しましょう。[3]
相談の準備は、募集要項一つ、実習や試験の日程表、悩んでいる選択肢の三つで十分です。「病院見学で何を聞くか」「研究と就職のどちらを先に決めるか」のように具体的な質問を置くと、相談後の行動につながります。
大学名への不安を、比較できる項目へ変える
大学名だけで採用結果を予測することはできません。資格・学位・経験の条件を満たすか、なぜその職場なのか、学びのどの部分を説明できるかを順番に点検しましょう。
今日できるのは、自分の学科の進路表を確認し、希望する職場を三つ選び、教育体制・必要資格・締切を書き出すことです。研究や実習の経験を一つ添えて相談すれば、情報収集と選考準備を同時に進められます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 2025年度学部卒業者の進路状況確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。2026年5月1日現在。卒業者・就職希望者・就職者・進学者・その他。就職率は就職者/希望者。医学科・歯学科も原表の就職者欄を採用。大学院は不使用。
- 令和8年3月卒業・修了者の主な就職先確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。2025年度の学部別・コース別就職先。医学科・歯学科除く。企業別人数・配属不明。大学院の一覧を学部に流用しない。
- 就職相談・面接練習確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。全学年の進路相談、常三島・蔵本、専用予約システム。総科専用支援室あり。テレキューブは常三島、蔵本は共用相談室の空き利用。
- 学部の概要確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。現行構成と教育。古いページ内実績リンクは使わず2025年度全学進路表を採用。
- 医学部での学び確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。医学の研究実習・臨床実習、医科栄養の基礎臨床、保健3専攻の学び。追加資格の全員取得は主張しない。
- 医科栄養学科の特色確認日:2026-09-11 / HTML全文確認。令和9年度入試対応ページ。3年後期の臨床実習・学校保健所実地研修・分野配属。大学院就職先を学部へ移さない。