就職率98.1%は、就職希望者435人を分母にした値

2025年度(令和7年度)経済学部の進路
項目人数・率
卒業者489人
就職希望者435人
就職者427人
就職率98.1%
進学者(全員大学院)7人
その他47人
[1]

公式の就職率は就職者を就職希望者で割った値で、卒業者全員に対する割合ではありません。「その他」47人と、就職希望者のうち就職に至っていない人も別の区分です。就職と進学を同じ結果として数えないようにしましょう。[1]​‌‌‌‌​‌​​​​​​​​‌‌‌​​​​‌‌​‌​​​​‌​‌‌​‌​​‌​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​‌​‌​‌​‌​​​‌​

企業規模別では、大企業239人・56.0%が掲載されています。資料では従業員500人以上を大企業としており、この割合の分母は就職者427人です。上場企業や人気企業だけを数えた率ではなく、採用職種や配属先も示していません。[1]

これらは経済学科・経営学科・国際学科を合わせた学部全体の実績です。特定の学科に進めば同じ割合で就職できるという意味ではなく、資格試験の合格率でもありません。自分の応募条件と仕事の内容を調べる材料として使いましょう。

経済・経営・国際の3学科から、経験を整理する

3学科の主な学び
学科公式に紹介される内容編集部提案:就活で振り返る経験
経済学科経済の理論・分析、各国や地域の経済、財政・金融などの政策資料や統計から、経済の変化をどう考えたか
経営学科組織・人材・情報、戦略・マーケティング、会計・財務など企業活動を複数の立場からどう捉えたか
国際学科国際経済・経営、語学、異文化理解など異なる背景を踏まえて、何を調べ伝えたか
[2] [3] [4]

経済学部では1年次に文章の読み書きや数学の基礎、語学・教養などを学び、1年次の終わりに学科を選びます。2年次から専門科目を本格的に学び、2年次後期から卒業までゼミで学修を深める構成です。ゼミは必修と案内されています。[5]

国際学科は、語学研修、海外フィールドワーク、海外インターンシップや留学などのプログラムを紹介しています。選択や参加条件を確認したうえで、実際に経験した内容だけを自分の活動として伝えましょう。学科に在籍しているだけで、全員が同じ海外経験を積んだとはいえません。[4]

編集部提案として、授業名や学科名を並べるより、学んだ考え方を何に使ったかを整理します。金融なら経済、企業なら経営と一対一に決めず、希望する業務の中で必要な理解や行動との接点を探してください。

情報通信20.8%、金融・保険18.0%という進路

2025年度の主な業種・就職者427人に対する割合
業種人数割合
情報通信業89人20.8%
金融業・保険業77人18.0%
公務(他に分類されるものを除く)53人12.4%
卸売業・小売業47人11.0%
製造業39人9.1%
学術研究・専門・技術サービス業31人7.3%
[1]

学部紹介には金融分野に関する従来の説明もありますが、年度を比較する際は、その年の進路資料を使う必要があります。ここでは2025年度の数値を用いています。金融だけでなく、情報通信や流通、製造なども候補として調べられます。[1] [5]

業種の「公務」53人と、別表の国家公務員8人・地方公務員43人は区分が異なります。就職先一覧の公務欄には独立行政法人も含まれているため、業種別の数字を公務員採用人数とそのまま言い換えないようにしましょう。[1] [6]

情報通信への就職人数から全員がエンジニア職だったと推定することもできません。業種は事業の分類、職種は実際に担当する仕事として分け、募集要項で職種と必要な経験を確かめてください。

就職先名と人数は、法人と年度をそろえて読む

2025年度の業種別就職先から抜粋
分野就職先と人数
金融・保険群馬銀行13人、東和銀行6人、中央労働金庫4人、八十二長野銀行4人、日本政策金融公庫3人
情報通信インテック2人、Sansan2人、両毛システムズ2人、日本総合研究所1人
製造日本電気2人、キオクシア1人、ハウス食品1人、ヤマハ発動機1人
運輸・郵便東日本旅客鉄道2人、東海旅客鉄道1人、東京地下鉄1人
公務欄の自治体高崎市役所6人、群馬県庁5人、前橋市役所3人
[6]

これは単年度の就職者数で、企業ごとの採用枠、大学推薦枠、応募者数を示した表ではありません。人数が多い企業でも、自分の希望職種が募集されるか、どの地域で勤務するかは別に確認が必要です。

編集部提案として、興味を持った企業は、顧客、主な事業、募集職種、教育体制、勤務地、選考日程の順に整理します。金融機関でも銀行・信用金庫・保険などでは業務が異なり、同じ業界という理由だけで志望動機を共通化しないようにしましょう。

会計事務所や専門サービス企業への就職先も掲載されていますが、それだけで本人が税理士や公認会計士の資格を取得したとは判断できません。資格を目指す場合は、学部の履修と試験対策、採用条件を分けて考えます。[6]

必修ゼミの経験は、判断と修正の過程で伝える

経済学部では2年次後期から4年次まで、少人数のゼミで専門分野を学びます。経済学科は理論・実証分析、経営学科は企業の多角的な考察、国際学科は国際分野の学修などが紹介されています。ゼミのテーマは、実際の所属と取り組みに即して説明しましょう。[2] [3] [4] [5]

編集部提案:ゼミ経験を言葉にする順番
項目整理すること
問いどの経済現象や企業の課題を調べたか
根拠どの資料・データ・文献を使ったか
自分の担当共同作業の中で受け持った範囲
見直し数値や解釈の問題に気付き、どう修正したか
結論確認できたことと、まだ分からないこと

編集部の架空の例:複数企業の売上を比べる演習で、決算期間が異なることに気付き、期間を確認して比較表を作り直した。これは実在の学生の活動や内定事例ではありません。財務分析が得意と抽象的に述べるより、比較条件を点検した行動を説明するための例です。

大きな大会実績がなくても、問いを絞る、資料を点検する、異なる意見を整理する経験は振り返れます。ただし、使っていない手法や、達成していない成果を加える必要はありません。専門外の相手にも、目的と担当が分かる言葉で伝えてください。

民間企業・公務員・進学の準備を並べて考える

編集部提案:進路別に調べたいこと
進路主な確認項目
民間企業募集職種、応募条件、選考形式、学修や活動との接点
公務員採用区分、試験科目、対象地域と行政課題
大学院研究テーマ、出願条件、試験、費用と研究環境

大学は教養コースと総合コースの公務員試験対策講座を案内しており、筆記と人物試験の対策を扱っています。経済学を学ぶことと、志望先の採用試験に必要な準備は同じではないため、実際の試験内容を確認してください。[7]

進学を考える場合も、進学者が7人いるという人数だけで判断せず、何を研究したいかを教員に相談しましょう。就職と並行して検討するなら、出願・選考・ゼミの予定を重ね、準備が必要な時期を把握しておくと動きやすくなります。

キャリア支援センターで、経験と応募先の接点を確かめる

キャリア支援センターでは求人票や企業情報、参考資料、キャリアサポーター制度によるOB・OG訪問の情報を閲覧できます。個別相談には予約が必要で、就職全般に加え、エントリーシートや公務員・資格試験の相談も案内されています。[8] [9]

編集部提案として、希望する職種の募集要項とゼミ経験のメモを持参し、経験が仕事にどうつながるかを相談しましょう。金融機関の名前だけを挙げる段階から、誰のどんな課題に関わりたいかを説明できる段階へ進むことが、応募先を選ぶ軸になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 高崎経済大学 令和7年度 経済学部 進路状況概要確認日:2026-09-11 / PDF1頁全文画像。48943542798.1進7他47
  2. 高崎経済大学 経済学科紹介確認日:2026-09-11 / 全文。理論実証等
  3. 高崎経済大学 経営学科紹介確認日:2026-09-11 / 全文。多角的企業理解
  4. 高崎経済大学 国際学科紹介確認日:2026-09-11 / 全文。語学専門海外、全員同経験扱いなし
  5. 高崎経済大学 経済学部紹介確認日:2026-09-11 / 全文。1末学科2後ゼミ。金融約3割の年度不明数値は不使用
  6. 高崎経済大学 令和7年度 経済学部 業種別就職状況確認日:2026-09-11 / PDF3頁全文画像。企業人数、独法含む公務区分
  7. 高崎経済大学 公務員試験対策講座確認日:2026-09-11 / 全文
  8. 高崎経済大学 キャリア支援センターの利用方法確認日:2026-09-11 / 全文
  9. 高崎経済大学 就職相談確認日:2026-09-11 / 全文

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