最初に伝えるのは「現状・期限・困りごと」

質問を十個用意しても、相手が自分の状況を知らなければ、必要な話から始めにくくなります。最初に卒業予定年月、就活の進み具合、近い締切を伝え、その日に整理したいことを一つ選びます。

相談の冒頭に伝えるメモ
項目伝える内容
現状学年・卒業予定、応募や選考の状況
期限書類提出や面接、進路の判断が必要な日
困りごと何をしようとして、どこで止まったか
希望仕事や勤務地など、決まっている条件
今日の目標相談後に何が分かれば次に進めるか

「何もできていません」とだけ伝える代わりに、「企業を調べたが、応募先を比べる基準が分からない」「自己PRの設問を開いたが経験を選べない」と作業の状態を話してみてください。相談相手に見せるために、準備状況を実際より進んでいるように言う必要はありません。

悩み別に、そのまま使える質問を選ぶ

就活相談の質問例
悩み質問の例
企業選びこの二社を比べたいのですが、仕事内容のどの情報が足りませんか
学歴への不安募集条件と採用実績をどう区別して読めばよいですか
ガクチカこの経験のメモから、自分の行動を説明するには何を補うとよいですか
自己PR強みとして挙げた言葉と、エピソードの内容はつながっていますか
志望動機企業紹介だけになっていないか、自分の理由が伝わるか見てもらえますか
面接この質問への回答で、具体性が足りない部分を練習したいです
出遅れこの締切と準備状況で、先に取り組む作業を整理できますか

表の質問は編集部が作成した例で、すべての窓口が同じ支援を提供するという意味ではありません。予約時に相談内容を選ぶ画面がある場合は、その案内に合わせて申し込みます。時間が限られるときは、最も期限が近いものから優先してください。

持ち物は、困っている作業に合わせて用意する

  • 企業選びなら、比較したい募集情報のURLと希望条件のメモ。
  • 書類相談なら、設問・文字数・締切と実際の文章や材料メモ。
  • 面接練習なら、応募職種、提出した書類、練習したい質問。
  • 選考の立て直しなら、応募先・段階・結果の一覧と振り返り。
  • 就活未着手なら、卒業予定年月、使える時間、気になる仕事。

資料は相手がその場で読める形にします。長い募集ページなら、自分が疑問に思った箇所を示せるようにしておきます。完成稿がない場合は「材料探しから相談したい」と伝え、空欄を隠すための文章を急いで作らないようにしましょう。

友人やアルバイト先のお客様など、相談に不要な第三者の個人情報は資料から省きます。画面共有では、相談と無関係な通知や資料を閉じるなど、見せる範囲を整理してください。

相談先の役割と条件を確認する

厚生労働省の新卒応援ハローワークでは、学生や卒業後おおむね3年以内の人などを対象に、無料の就職支援を案内しています。利用方法と相談できる内容は、窓口の案内を確認してください。[1]

相談先を選ぶときの確認事項
相談先確認したいこと
大学のキャリアセンター在学生・卒業生の利用対象、学内求人、予約方法、相談時間
新卒応援ハローワーク利用対象、求人相談、書類・面接支援の利用方法
民間の支援サービス無料相談と有料サービスの境界、支援範囲、求人紹介の有無
身近な先輩・社会人経験した企業や職種、いつの情報か、個人の経験の範囲

知っている企業の内定経験がある人でも、企業全体の最新の採用基準を知っているとは限りません。体験談はその人の経験として聞き、現在の応募条件は公式の募集情報で確認します。相談先の助言と、公表されている事実を分けてメモすることも役立ちます。

相談で答えを断定してもらおうとしない

「この大学でも絶対に受かる会社はどこですか」「この文章なら内定できますか」という問いには、確実な答えを出せません。代わりに、応募条件を満たしているか、回答の根拠が説明できているか、次に必要な準備は何かを確認します。

不合格理由が開示されていなければ、相談相手も本当の理由を確定できるとは限りません。「面接で仕事内容の説明に詰まった」のように自分が振り返れる事実から、次の準備を決めるために相談を使いましょう。

勧められた企業が希望と違うと感じたら、どの条件が合わないのかを伝えます。相手に遠慮して、その場で応募や契約を決める必要はありません。サービスを利用する場合は、内容、費用、期間、条件を自分で理解して判断してください。

準備がない状態での相談の始め方

「大学3年で、卒業予定は○年3月です。まだ応募はしていません。地元で働きたい気持ちはありますが、職種の選び方が分からず止まっています。今日は、仕事を調べるときの比較項目と、最初に見る募集情報を整理したいです。」

このように、まだ決まっていないこと自体を相談内容にできます。逆に締切が近い書類があるなら、その締切を最初に伝え、企業選びの話と書類の話のどちらを優先するか確認してください。

相談の最後に、次の行動を三つの欄で残す

相談後に持ち帰るメモ
記入すること
次にやること書類のどこを直すか、何を調べるか
いつまでに企業の締切と、自分の作業予定
次に確かめることまだ分からない情報と確認先

「自己分析を深める」とだけ書くと、帰宅後に何をすればよいか分からなくなることがあります。「ゼミの共同作業で、自分が判断したことを三つ書く」のように、作業として実行できる形にします。助言の意味が分からなければ、具体例を聞いてから相談を終えましょう。

逆転就活塾の無料相談を利用する場合も、このメモを出発点にできます。学歴への不安、書類の材料探し、応募先選びなど、今止まっているところを一つ選んでください。今日まず取り組むのは、現状と期限、相談したいことを各一行で書くことです。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 厚生労働省 新卒応援ハローワーク確認日:2026-09-09 / 無料就職支援の対象・概要。質問例と相談メモは編集部独自

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