医学部の就職者数と進学者数を、そのまま研修先人数にしない

大学が2025年度卒業者の資料として掲載する進路表では、医学部医学科の卒業者123人、就職者98人、大学院研究科等進学者18人、その他7人です。医学研究科の修了者は別の行に掲載されています。[1] [2]‌​​‌‌​‌​​‌​‌​‌‌‌‌​‌‌‌​​‌‌​​‌‌‌‌​‌‌​​​‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌‌​‌​​​‌​​​‌‌​​‌

2025年度の医学部卒業者の進路
項目人数
卒業者123人
就職者98人
大学院研究科等進学者18人
その他7人
[2]

同表の医学部就職率は93.3%ですが、他学部の就職希望者ベースとは計算方法が異なります。医学部・歯学部は卒業者から所定の進学者などを除く方式で、医学部の就職希望者欄には人数が示されていません。卒業者全員に対する就職割合や国家試験合格率として読まないようにします。[2]

この表は、どの病院で何人が臨床研修を行うかを示す一覧ではありません。大学の学部案内には、附属病院への勤務や大学院進学の進路が紹介されていますが、123人全員の具体的な研修先や専門分野を、人数表から推測することはできません。[3]

4つの研修病院群を、プログラムの内容で比べる

医師臨床研修センターの2027年度募集要項は、昭和医科大学病院、藤が丘病院、横浜市北部病院、江東豊洲病院を基幹とする研修病院群を案内しています。病院群ごとにプログラムの構成が異なります。[4]

2027年度募集要項に掲載されたプログラムの例
基幹となる病院掲載されるプログラムの例
昭和医科大学病院自主性尊重型、広域連携型、小児科キャリアパス支援型
昭和医科大学藤が丘病院基本、産婦人科、内科重点
昭和医科大学横浜市北部病院基本、産婦人科重点、小児科重点
昭和医科大学江東豊洲病院臨床研修、広域連携型
[4]

プログラム名だけで、希望する経験が必ずできると判断しないようにしましょう。各年度の詳細資料で、研修する施設、診療科の組み合わせ、選択できる期間、指導・評価の方法を確認します。希望する分野を深める機会と、幅広く学ぶ機会の両方を比べることが必要です。

まだ将来の専門分野が決まっていない人も、実習で関心を持った場面や、力を伸ばしたいと感じた点を整理できます。研修先を選ぶ際は、病院の知名度や周囲の人気だけでなく、現在の自分の学修課題に合う環境かを考えましょう。

2027年度の通常募集は締切済み。次の案内を確認する

2026年9月11日の確認時点で、2027年度臨床研修医の応募期間は2026年6月1日から7月6日必着とされ、公式ページには締切済みと明記されています。選考日として掲載された8月5日・11日も過ぎています。現在応募できる募集として扱わないでください。[4]

同要項では、筆記と面接を総合して選考し、面接を重視する方針が示されています。応募は事前エントリーと書類提出の両方が必要でした。本学在学生・卒業生には一部書類の免除がありますが、応募手続き全体が不要という意味ではありません。[4]

定員に達しない場合は、マッチング結果公表後に別途採用試験を行う場合があると案内されています。追加募集が必ずあるとは限らないため、今後の募集や次年度の条件は臨床研修センターの公式情報で確認してください。[4]

応募資格、必要書類、マッチングの手続きは、研修先と年度に合わせて確認する必要があります。過去の募集要項を、次年度の確定条件として使わないことが大切です。国家試験・卒業に関する学修予定と一緒に、確認日や提出期限を記録しましょう。

見学は希望日だけでなく、確かめたい点を用意する

医師臨床研修の個別病院見学案内では、原則として3週間以上先の日程から申し込みを受け付けています。希望日・診療科で受け入れられない場合もあるため、第二・第三希望を考え、余裕を持って確認しましょう。[5]

見学時に確かめる質問(編集部の提案)
確認したいこと質問例
指導・相談体制分からないことが生じた際、どのように相談しますか
研修の振り返り指導医からの評価やフィードバックはどのように受けますか
研修の選択関心のある診療科や施設は、どのように選びますか
学びの継続研修中に気付いた課題を、どのように学び直しますか
生活との両立研修の予定や勤務に関する説明は、どこで確認できますか

見学後は、担当者から聞いた事実、自分が感じたこと、まだ分からない点を分けてメモします。たまたま見学した一日の様子だけで、常に同じ体制だと結論付けないようにします。制度や条件の不明点は、担当窓口へ確認してください。

臨床実習と学部連携の経験を、学修課題として伝える

医学部は、他学部の学生と課題を考える問題解決型学習や、附属病院で臨床教員の指導を受ける実習を紹介しています。こうした経験は、知識だけでなく、他の職種の視点を理解し、自分の疑問を整理する機会になります。[3]

面接で実習経験を話すときは、関心を持った場面、自分の理解が足りなかった点、指導のもとで学び直したこと、その後の課題を順に説明します。実習を経験したという事実だけでなく、何を考えたかを具体化しましょう。

編集部の架空の例です。「実習でカンファレンスを見学した際、私は検査結果の理解に意識が向いていました。しかし、他職種から生活面の情報が共有され、医学的な情報だけでは状況を捉えきれないと感じました。指導者に疑問を確認し、自分が見落としていた視点を振り返りました。今後は、必要な情報を整理し、他の職種と共有する力を伸ばしたいと考えています。」

これは昭和医科大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換え、見学したことと、指導のもとで行ったことを区別します。学生が独立して診療方針を決定したように誇張せず、患者や関係者が特定される情報を出さないようにしてください。

研究を続けたい場合も、テーマ名だけでなく、何を明らかにしたいか、どの準備が必要かを整理しましょう。医学部には在学中に大学院の科目を履修する制度も紹介されていますが、具体的な条件や研修との両立は担当者へ確認する必要があります。[3]

研修の相談と学修支援を組み合わせる

大学のサポート案内は、指導担任による学習・生活・進路の相談、個別の進路相談や面接対策などを紹介しています。募集条件や研修プログラムについては医師臨床研修センターに、学修や経験の整理は担当教員などにも相談して進めましょう。[7]

  • 候補となる病院群・プログラムの年度をそろえて比較する。
  • 今募集されているか、締切や追加募集の案内を確認する。
  • 見学で確かめたい点を整理し、余裕を持って申し込む。
  • 臨床実習で学んだことと、今後伸ばしたい力を文章にする。
  • 卒業・国家試験・研修選考の予定を確認し、教員や担当窓口に相談する。

附属病院での経験を振り返りながら、研修先で何を身につけたいかを明確にしていきましょう。募集情報と見学で確かめた事実をもとに、自分の学修課題に合う選択肢を比較することが大切です。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 昭和医科大学 進路先及び調査結果確認日:2026-09-11 / 令和7年度卒業者資料の年度対応
  2. 昭和医科大学 2025年度 卒業者数及び進路確認日:2026-09-11 / 1p画像医123卒98就18院等7other、93.3%=98/(123-18)、希望欄人数なし。就職98を研修病院98とせず
  3. 昭和医科大学 医学部 教育・進路確認日:2026-09-11 / PBL学部連携、臨床教員実習、MD科目履修、附属進路。国試率/教員数/学生数不使用
  4. 昭和医科大学 2027年度 臨床研修医募集要項確認日:2026-09-11 / 2026/6/1–7/6締切済、8/5・11選考終了、4群、各プログラム例、筆記面接、エントリ+書類、在学生卒業生一部免除。追加は場合あり
  5. 昭和医科大学 個別病院見学確認日:2026-09-11 / 医師臨床研修対象、原則3週間以上先、日科希望保証なし。感染症条件等は本文不使用
  6. 昭和医科大学 臨床研修案内確認日:2026-09-11 / 4病院群と募集・見学公式窓口
  7. 昭和医科大学 サポート制度確認日:2026-09-11 / 指導担任、個別進路面接支援のみ。本文全体100%古い宣伝は不使用

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