卒業184人のうち102人が進学

信州大学理学部の2025年度卒業者は184人です。大学の進路資料では、進学102人、就職63人、その他19人と公表されています。卒業者全体に占める進学者の割合は55.4%、就職者の割合は34.2%です。[1]‌​​‌​​​​​‌‌​‌‌‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​​‌‌‌​‌​​‌​‌‌​​‌‌​‌​‌​‌​​​​‌‌‌‌​​​‌‌‌‌‌

2025年度理学部の進路
区分人数・割合注意点
卒業者184人学部全体
進学102人・55.4%就職とは別の進路
就職63人・34.2%全卒業者に占める割合
その他19人・10.3%進学・就職準備等を含む区分
[1]

34.2%は就職希望者を分母にした内定率ではありません。学部別の希望者数は掲載されていないため、卒業者から進学者を引いて希望者数と決めつけないでください。資料の就職者には1年以上の非正規の職員も含まれます。[1]

数学科の公式進路図は2022~2025年度の卒業生を対象に進学32%・就職55%、地球学コースの同期間の図は進学68%・就職26%と示しています。四年度をまとめた図で、2025年度単年の学部全体とは対象が違います。学科・コースによって進路の比重が異なることを知る参考にしましょう。[5] [7]

物質循環学の再編は2027年度入学生から

理学部には数学科と理学科があり、数学、物理、化学、地球、生物、物質循環などの分野を学びます。公式サイトには新しいプログラム名称も掲載されていますが、入試変更のお知らせは再編の対象を2027年4月入学生からと明記しています。2026年現在の在学生に、新しい履修方法をそのまま当てはめないでください。[2] [3]

告知では、従来の地球学・生物学・物質循環学の三コースを三つのプログラムへ再編し、入学時は地球学と生物学の二コースで募集します。1~2年次に共通の授業・実習を学び、3年次に進む際にプログラムへ分属する仕組みです。物質循環学を希望する場合は、地球学または生物学の入口から選択する案内です。[2]

学ぶ分野と、経験を整理する問い
分野振り返る問い
数学どの仮定を置き、どう証明・計算・検証したか
物理どんな現象を、理論や実験で確かめたか
化学試料や条件をどうそろえ、結果を解釈したか
地球地形・地層・岩石などを何から読み解いたか
生物生物の特徴をどう観察・分類・比較したか
物質循環水・大気・土壌・生態系の関係をどう調べたか
[3] [4]

右列は編集部の自己分析用の問いです。特定の職種に直結することを保証する表ではありません。自分の入学年度、所属、履修した内容を正確に整理し、旧コースの就職実績を新プログラムの卒業実績にしないようにします。

企業例は、対象年度と学部・大学院の範囲を確認する

数学科の進路例には、ニッセイ情報テクノロジー、日鉄ソリューションズ、エプソンアヴァシスなどが掲載され、教員や公務員への進路も紹介されています。一覧自体の対象年度は明記されておらず、図の四年度と必ず同じ範囲だとは断定できません。[5]

物理学コースはセイコーエプソン、東京エレクトロン、デンソーなどを紹介し、就職先には大学院卒も含むと明記しています。地球学コースには太平洋セメントや応用地質、生物学コースには伊那食品工業やバンダイなどの掲載があります。後二者の企業例も対象年や学位別範囲が明確でないため、最新の学部卒だけの実績としては扱いません。[6] [7] [8]

企業名から研究職、設計職、営業職などの配属は判断できません。大手企業への過去の就職も、現在の応募条件や個人の採用可能性を保証するものではありません。実績は会社を調べる入口にし、職種の募集内容を確認しましょう。

職種選びの比較メモ
方向募集案内で調べること
研究・開発・分析学位、専攻、実験・分析手法の条件
IT・データ関連開発や分析の業務、必要な技能、研修
環境・地質・調査調査対象、現地作業、分析や報告の役割
教員・公務員免許、採用区分、専門試験、地域
その他の企業職種業務内容と、調査・説明・協働経験の接点

この表は編集部の整理です。理学の学びを研究職だけに限定せず、自分が得意とする作業や、関心を持った課題から候補を比べてください。

実験室とフィールドでの学びを言葉にする

理学部は、化学の実験、地質調査法実習、火山での野外巡検、生物の分類に関する実験、上高地で水循環や樹木・地形を学ぶ野外調査などを紹介しています。研究室だけでなく、現地で観察し考える経験もあります。[4]

説明では、何を対象に、どの方法で調べ、どんな制約の下で判断したかを整理します。研究の結論だけではなく、予想と違ったときに何を確認したかが、自分の考え方を伝える材料になります。

編集部の架空の例です。「地点ごとの測定結果が異なったため、採取時刻や周辺環境を記録と照合しました。比較できる条件を整理し、追加で調べる必要がある要因を発表しました」。実際の経験に置き換え、未確認の因果関係や架空の改善率を加えないでください。

数学の学びも同様です。「難しい問題を解いた」だけでなく、仮定を整理した、反例を検討した、別の解法と比べたなど、自分の手順を説明します。共同研究は自分の担当を明示し、非公開情報は共有可能な範囲を確認しましょう。

進学は、続けたい研究と仕事の条件から考える

進学を考えるなら、どの問いを深めたいか、どの手法を学びたいかを先に整理します。希望する研究室、指導分野、費用と期間を比べ、教員へ相談してください。進学割合が高いことだけで自分の選択を決める必要はありません。

学部卒と修士卒では募集される職種や条件が異なる場合があります。気になる企業の募集を読み、必要な学位や経験を確認します。修士の就職先を学部実績に足したり、進学すれば希望の企業へ必ず入れると考えたりしないことが大切です。

教員を検討する場合は、学科・コースで案内される免許の対象と、自分の履修状況を確認します。取得可能な資格の掲載は、卒業だけで免許や採用が自動的に得られることを意味しません。[5] [7] [8]

就職と進学を並行して検討するときは、出願と選考、研究・授業の予定を一枚にまとめます。迷っている理由を「研究を続けたい」「仕事内容をまだ知らない」などに分けると、次に調べることを決めやすくなります。

研究メモと募集条件を、個別相談へ持参する

大学の就職相談では、就職活動の進め方、応募書類の添削、面接対策などを相談できます。原則事前予約で、空きがあれば当日の相談も可能と案内されています。最新の受付方法を確認して利用しましょう。[9]

今週は応募先や進学先を三つ挙げ、条件と関心の理由を書きます。次に研究・実習・演習の経験を一つ選び、目的、方法、自分の判断、結果を短く整理します。

相談では、研究内容を専門外の相手にも伝えられるか、志望理由が仕事内容とつながっているかを確認します。大学名への不安だけで候補を狭めず、条件の確認と経験の説明を積み重ねて準備を進めましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 信州大学 卒業・修了者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度PDF1・3・7画像確認。理卒184進102就63他19。就割合34.2進55.4、希望数学部別なし。
  2. 令和9年度入試に関する重要なお知らせ確認日:2026-09-10 / 2027Apr入学生から地球・生物・物循3コースを地球・生物2入口と3年次3プログラムへ再編。2026現在実施済としない。
  3. 理学部 学科・コース・プログラム案内確認日:2026-09-10 / 数学と理学各分野の研究紹介。2027向け構成が先行掲載、実施年は入試告知優先。
  4. 理学部の授業・カリキュラム確認日:2026-09-10 / 化学実験、地質調査、野外巡検、生物分類、物循野外実習等。プログラム名称は2027向けと区別。
  5. 数学科 進路・就職・資格確認日:2026-09-10 / 進路例対象年不明、図2022~2025学部卒4年度画像確認、進32就55、人数なし。
  6. 物理学コース 進路・就職・資格確認日:2026-09-10 / 企業例は大学院卒含むと明記。年度不明。
  7. 地球学コース 進路・就職・資格確認日:2026-09-10 / 図2022~2025年度学部卒4年、進68就26、画像確認。主な企業例年度・学位範囲不明。
  8. 生物学コース 進路・就職・資格確認日:2026-09-10 / 主就職先例、対象年・学位範囲不明。
  9. 就職相談・各種情報確認日:2026-09-10 / 原則事前予約で応募書類・面接相談。

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