卒業155人のうち84人が進学、68人が就職
信州大学農学部の2025年度卒業者は155人です。大学の進路資料では、進学84人、就職68人、その他3人と公表されています。卒業者に占める進学者の割合は54.2%、就職者の割合は43.9%です。[1]
| 区分 | 人数 | 読み方 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 155人 | 学部全体 |
| 進学 | 84人 | 卒業者の54.2% |
| 就職 | 68人 | 卒業者の43.9% |
| その他 | 3人 | 詳細を推定しない |
43.9%は就職希望者を分母にした内定率ではありません。学部別の希望者数はこの資料に掲載されていないため、独自に内定率を計算しません。進学者を就職できなかった人と捉えず、研究を続ける選択として分けて読みます。[1]
資料の就職者には1年以上の非正規の職員も含まれます。大学院修了者の人数や就職先は別の集計であり、修士の実績を学部の68人へ足すこともできません。自分が希望する学位・進路に合う情報を確認しましょう。[1]
2025年から三コースと一特別コースに再編
農学部の農学生命科学科は、2025年4月にコースを再編し、生命・食品科学、食料生産システム科学、山岳圏森林・環境共生学の三コースと、地域協創特別コースを設けています。卒業者の進路資料にある旧コースと現在の学びを区別する必要があります。[2] [7]
| コース | 学びの方向 |
|---|---|
| 生命・食品科学 | 化学と生物学から生命現象、食と健康を探究する |
| 食料生産システム科学 | 動物・植物生産、農業経営、生産環境等を学ぶ |
| 山岳圏森林・環境共生学 | 森林、生態系、農山村、資源利用、防災等を学ぶ |
| 地域協創特別 | 分野を横断し、地域課題にチームで取り組む |
生命・食品科学は微生物、食品化学、バイオテクノロジーなど、食料生産システム科学は農場・牧場管理やスマート農業なども紹介しています。山岳圏森林・環境共生学は、野生動物やきのこ、木材、流域管理、農山村計画まで多様な対象を扱います。[3] [4] [5]
地域協創特別コースは、他コースの学びと地域での課題解決型学習を組み合わせます。3年次には地域防災・地域計画、持続的農林システム、食品開発・健康長寿のグループで課題に取り組む案内です。実験や実習には人数制限もあるため、すべての科目を自由に履修できると決めつけず、自分の年度の条件を確認しましょう。[6]
旧コースの就職先を、新コースの実績へ移さない
2025年度の進路ページは、生命機能科学、動物資源生命科学、植物資源科学、森林・環境共生学という旧コース別に主な就職先を掲載しています。再編後の三コースと特別コースの卒業実績ではありません。[7]
| 旧コース | 掲載された企業・機関の例 |
|---|---|
| 生命機能科学 | 伊那食品工業、カゴメ、理研ビタミン |
| 動物資源生命科学 | ヤンマーアグリジャパン、雪印メグミルク、林野庁 |
| 植物資源科学 | 伊藤忠食品、サンヨー食品、東日本旅客鉄道 |
| 森林・環境共生学 | 三井物産フォレスト、モンベル、水資源機構 |
企業別人数や配属職種はこの一覧からは分かりません。食品会社への就職を全員研究職、公務員への就職を全員農業技術職と読み替えないでください。大手企業の掲載も、個人の採用を保証する情報ではありません。
応募先を調べるときは、職種、扱う商品や技術、応募条件、勤務する場所を確認します。食品・農業関連に関わる方法は、研究や生産だけでなく、品質、流通、営業、地域支援などさまざまです。自分の経験と仕事内容がどこでつながるかを比較しましょう。
地域協創特別コースの案内にある生産者、経営者、公務員、コンサルタント等はキャリアのイメージです。実際に卒業生が就職した人数表と混同せず、新しいコースの学びを理解する材料として使ってください。[6]
進学と勤務地は、目的と条件を別々に考える
進学を考える場合は、実験や調査のどの問いを深めたいかを整理します。研究テーマ、指導分野、必要な手法、費用と期間を比べ、教員へ相談しましょう。進学する人が半数を超えることだけで、自分も同じ選択をすべきとは限りません。
希望する企業や職種の募集を読み、学部卒と修士卒で条件がどう違うかを確認します。研究職や開発職という名前だけでは応募資格は分からず、修士へ進めば特定企業へ必ず入れるというものでもありません。
2025年度の学部就職者68人のうち、届出勤務地が長野県内の人は20人、29.4%です。大学は、配属前の本社研修等により届出時の勤務地が確定していない場合があると注意しています。将来の転勤や最終配属を保証する数値ではありません。[1]
自然環境や農山村との関わり方を重視するなら、勤務する地域だけでなく、日々の業務、現地調査の有無、顧客や生産者との接点を調べます。地域の名称だけで仕事内容を想像せず、説明会や見学で確認しましょう。
実験・生産・地域調査を、条件と判断で伝える
応募書類では、対象、目的、方法、自分の担当、結果と振り返りを整理します。実習に参加したという事実だけでなく、観察や比較を通じて何を考えたかを説明しましょう。
編集部の架空の例です。「調査地点で得られた結果が違ったため、土壌や管理条件の記録を照合しました。同じ条件で比較できる部分と追加の調査が必要な部分を分け、班で検討しました」。本人の経験へ置き換え、実証していない収量の増加や環境改善を加えないでください。
食品の実験なら試料の扱い方と分析条件、生産の実習なら生育や管理の観察、森林・地域の調査なら現地情報と資料の照合を説明できます。学問的な専門性に加え、相手の立場を理解して調整した経験も振り返ります。
生産者や企業から得た非公開情報や個人が特定される情報は、応募書類へそのまま載せないようにします。共同の成果と自分の担当を分け、共有できる範囲で具体性を持たせてください。
伊那キャンパスの資料室と就職相談を使う
農学部では、就職ガイダンスや個別相談を通じた支援を案内しています。講義棟1階の就職資料室には、求人票、会社案内、公務員採用案内などがあり、学内システムでも求人情報を検索できます。[8]
キャリアカウンセラーとの個別相談は予約制です。現在の予約方法や受付条件を確認して利用してください。進路の迷いに加え、応募書類や希望条件を持参すると、相談したい内容を具体化できます。[8]
今週は候補を三つ選び、職種、条件、勤務地、締切をまとめます。実験・実習・地域調査の経験を一つ書き、応募先への関心とどうつながるかを確認しましょう。
大学名やコース名だけで進路を決めず、自分が学んだ内容と仕事の条件を比較します。旧コースの実績と現在の学びを分けながら、就職と進学のどちらでも納得できる準備を進めてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 信州大学 卒業・修了者の進路状況確認日:2026-09-10 / 2025年度PDF1・3・7画像確認。農卒155進84就68他3。県内20/6829.4、届出注意。
- 信州大学農学部確認日:2026-09-10 / 2025Apr再編、農学生命科学科1学科3コース+1特別コース。
- 生命・食品科学コース確認日:2026-09-10 / 細胞分子、微生物、食品化学、発酵等の教育研究。
- 食料生産システム科学コース確認日:2026-09-10 / 動植物生産、経営、農場牧場、スマート農業等。
- 山岳圏森林・環境共生学コース確認日:2026-09-10 / 森林、農山村、生態系、木材、防災、水等。
- 地域協創特別コース確認日:2026-09-10 / 分野横断PBL、地域課題、3グループ、実習人数制限あり。キャリア像は卒業実績でない。
- 農学部 進路・就職確認日:2026-09-10 / 2025年度旧4コース別主就職先本文確認、企業別人数なし。新3+1コースへそのまま移さない。
- 農学部 就職支援確認日:2026-09-10 / 伊那キャンパス講義棟1階資料室、求人公務案内、予約個別相談。