入学年度に合う専攻名で、自分の学びを説明する

人間社会学部には情報社会学科と心理学科があります。情報社会学科は2025年4月に専攻名を変更し、現在の教育情報にはIT経営専攻とメディアデザイン専攻を掲載しています。大学は2024年4月以前の入学者について、旧専攻名での所属と説明しています。履歴書には自分の正式な所属を書きましょう。[1] [2]‌​​‌​‌​‌‌​‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌​​‌‌‌​​​‌‌​‌​​‌‌​‌‌​‌‌​‌​​​​‌​​​​‌​‌‌‌​‌‌‌

公式サイトにはスポーツビジネス専攻の案内もありますが、確認時点では2027年4月開設予定です。現在の全学生がこの専攻で学んでいると扱わず、卒業生の実績を新しい専攻の成果へ読み替えないようにします。[3]

心理学科はビジネス心理専攻と臨床心理専攻を案内しています。学部名だけでは、制作を中心に学んだのか、企業経営を調べたのか、心理学の実験や実習に取り組んだのかが伝わりません。応募書類では科目や課題と自分の取り組みを一つ添えて説明すると具体的になります。[1]

過去5年間の就職先は、応募先を調べる入口にする

教育情報の公表にある「主な就職先(過去5年)」には、次の例があります。資料の企業名表記に従い、情報社会学科は実績表に掲載された旧専攻名で示します。対象5年間の開始・終了年度は該当表に明記されていないため、特定の卒業年度だけの実績とは扱いません。[4]

公式資料に掲載された過去5年の例
実績表の専攻就職先の例
経営システム日本通運、キリンビバレッジ、富士ソフト、飯能市役所
メディア文化NTT東日本、東日本旅客鉄道、損害保険ジャパン
臨床心理児童養護施設さんあい、リコージャパン、さいたま市役所
ビジネス心理NTTデータ、ゆうちょ銀行、深谷市役所
[4]

一覧は各社への採用人数、配属職種、採用の確率までは示していません。心理学科の企業例をすべて心理職と解釈したり、メディア文化専攻の例をすべて制作職とみなしたりせず、企業の募集要項で仕事内容を確かめます。

同じ資料の進路人数表には卒業者・進学者・就職希望者・就職者が別々に載っていますが、その表自体には卒業年度の明記がありません。本稿では年度を推定して就職率を算出せず、会社選びに使える掲載例を中心に紹介します。[4]

情報社会の学びは、課題と成果物をセットで示す

情報社会学科は、情報学やCG・デザインと、経営学・法学・語学などを組み合わせる学びを説明しています。経営側では情報、法律、経済、会計・財務を社会の出来事と照らし合わせ、表現側ではデジタル技術による制作技能と文化・思想を学ぶ構成です。[1]

就活で「ITも経営も学べる」と言うだけでは、自分の習熟度が分かりません。データを整理した経験なら、何を知るためのデータで、欠損や比較条件をどう扱い、どの範囲まで結論を出したのかを説明します。作品なら、想定する相手、制作上の制約、修正前後の違いを用意しましょう。

学修経験を応募準備へ変える問い(編集部の提案)
取り組み整理したいこと
経営や地域の課題研究どんな資料を比較し、何を提案したか
Web・映像・デザイン制作相手に伝えたいことと、自分が作った範囲
プログラミングやデータ分析使用した技術、確認方法、まだ難しい部分
共同作業分担の決め方、意見の違いへの対応

応募先が技術職を募集している場合は、学部名の文理区分だけで判断せず、求める基礎知識や提出課題を確認します。工学部の情報システム学科とは別の学科なので、ほかの学科の専門科目や実績を自分の経験として語らないことも大切です。

一般企業と心理専門職では、準備を分ける

ビジネス心理専攻は、心理学と社会学・経済などの知識を組み合わせ、心や行動の理解をビジネスへ応用する学びを紹介しています。心理学を学んだから人の本音が分かると説明するより、観察・調査・分析を通じて、思い込みをどう確かめたかを伝えましょう。[5]

臨床心理専攻は心理学の基礎と臨床心理学を学び、演習や実習を通じて実践につなげる構成です。大学の案内では、公認心理師には大学院修士課程の修了または規定の実務経験が必要で、臨床心理士にも大学院修士課程の修了が必要としています。学部卒業だけで自動的に資格を得られるわけではありません。[6]

本学大学院の心理学専攻は臨床心理士の第一種指定大学院で、公認心理師に対応するカリキュラムも説明しています。これは大学院の案内です。希望する資格の所定科目、実習、受験資格、試験までの経路は担当教員へ確認し、学部の一般企業就職と同じ予定だけで進めないようにします。[7]

就職と進学で迷う場合は、学費と学修期間、研究したいテーマ、希望する仕事内容を並べます。専門職に必要な条件を確認した上で、企業の仕事にも関心があるなら、応募準備を進めながら判断材料を増やす方法を相談できます。

自分の担当と、判断の根拠を短く伝える

編集部の架空の例です。「授業で地域イベントの案内を改善する課題に取り組み、私はWebページの情報整理を担当しました。初めて来る人に必要な日時・場所・申込方法が分かるよう、掲載順を見直しました。学生同士で操作を確かめ、迷った箇所を修正しました。ただし、実際の来場者での検証はできていないため、効果までは断定していません。」

これは埼玉工業大学の学生の実話ではありません。自分の経験に置き換える際は、誰の課題か、何を担当したか、どう確認したかをそろえます。参加人数や売上などの成果が確認できない場合も、測定していない数字を作る必要はありません。

心理学の調査や実習を使う場合は、個人が特定される情報を避け、実習で観察したことと自分が行ったことを分けます。研究途中なら途中と明示し、相談相手に勧められた表現でも、自分が説明できる内容に調整してください。

SAIKOナビで相談を予約し、下書きを持っていく

大学は、キャリア支援課、就職委員会、キャリア支援センター、卒業研究の指導教員による支援を案内しています。求人検索や講座の予約、先輩の就職体験記にはSAIKOナビを使えます。窓口の名称と役割を確かめ、授業・研究の相談と応募準備の相談をつなげましょう。[8]

個別相談はSAIKOナビの「個人面談予約」から申し込む方法などが示されています。履歴書の添削や面接への相談もできるので、完成してから行く必要はありません。候補の求人、自己PRの下書き、迷っている点を一つ持って相談すると、次にすることが決まりやすくなります。[9]

  • 自分の入学年度と正式な専攻名を確認する。
  • 過去の就職先から気になる企業を選び、現在の職種・応募条件を調べる。
  • 課題・制作・調査の経験を、担当と確認方法に分けて書く。
  • 心理専門職を希望する場合は、進学と資格の経路を教員に確認する。
  • SAIKOナビで個別相談を予約し、下書きへの意見をもらう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 埼玉工業大学 人間社会学部確認日:2026-09-10 / 情報社会・心理。2025年専攻名変更、2024以前旧名。学びの構成
  2. 埼玉工業大学 教育情報の公表確認日:2026-09-10 / 現行専攻IT経営・メディアデザインとビジネス心理・臨床心理。教員組織/支援
  3. 埼玉工業大学 スポーツビジネス専攻確認日:2026-09-10 / 2027年4月開設予定であり現学生の専攻としない
  4. 埼玉工業大学 教育情報 入学者数等PDF確認日:2026-09-10 / PDF8〜9ページ過去5年の主な就職先、9ページ人間社会。7ページ人数表は卒業年度明記なし非採用。2026/5/1は入学在籍等の基準日で卒業年度へ転用しない
  5. 埼玉工業大学 心理学科 ビジネス心理専攻確認日:2026-09-10 / 心理学と社会科学、企業での応用。2023率は人数分母が不明で非採用
  6. 埼玉工業大学 心理学科 臨床心理専攻確認日:2026-09-10 / 心理基礎と臨床、実習、公認心理師/臨床心理士の条件
  7. 埼玉工業大学 公認心理師・臨床心理士確認日:2026-09-10 / 大学院第一種指定と公認心理師対応。院の説明を学部全員取得としない
  8. 埼玉工業大学 就職支援体制確認日:2026-09-10 / 支援4者、SAIKOナビ求人・講座・体験記
  9. 埼玉工業大学 キャリアカウンセリング確認日:2026-09-10 / SAIKOナビ個人面談予約、履歴書添削面接相談、キャリア支援課

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