卒業者247人の進路を、就職と進学に分ける
大学の2025年度(2026年春)の進路・就職状況では、スポーツ健康科学部の卒業者247人に対し、就職者189人、進学者42人、その他13人とされています。報告者244人と卒業者との差の3人は未報告です。2025年9月卒業者や早期卒業者も対象に含まれます。[1]
| 項目 | 人数・割合 |
|---|---|
| 卒業者 | 247人 |
| 就職者 | 189人 |
| 進学者 | 42人(うち大学院41人) |
| その他 | 13人 |
| 未報告 | 3人 |
| 就職希望者 | 193人 |
| 就職率② | 97.9%(189人÷193人) |
97.9%は就職希望者に対する割合で、卒業者247人全員を分母にした数字ではありません。また、進学者42人のうち大学院進学は41人です。進学の区分には他大学、専門・専修学校、研究生、海外留学なども含まれるため、42人全員を大学院進学者として説明しないようにしましょう。[1]
資料の就職には、自営業、プロ契約、起業、現職継続、就職見込みなどを含み、1年未満の契約やフルタイムでない雇用は除きます。その他は就職活動継続や受験準備などを含む区分です。人数だけで、希望した職種に就けたか、競技を続けているかまでは判断できません。[1]
スポーツ関連以外の就職先も確認する
2025年度の学部別進路・就職実績には、美津濃、モンベル、ゼットのほか、味の素、日清食品ホールディングス、シスメックス、三菱電機、三菱UFJ銀行、京都市役所、京都市教育委員会などが掲載されています。ここで挙げたのは学部の就職先例で、大学院修了者の実績を合算したものではありません。[2]
一覧には個社の人数や配属職種が示されていません。スポーツ用品の会社でも、希望する仕事が商品企画、営業、店舗運営、研究・開発のどれかによって、調べるべき条件は変わります。実績にある会社の新卒採用情報を読み、現在募集している業務を確かめてください。
| 関心の入口 | 応募先を調べるときの問い |
|---|---|
| 競技や運動を支える | 誰を、どの場面で支える業務か。必要な資格は何か |
| 健康づくりに関わる | 対象者の課題をどう把握し、サービスや活動へつなげるか |
| 商品やサービスを広める | 利用者の声をどのように集め、提案や販売へ生かすか |
| 組織や事業を運営する | チーム、予算、広報など、どの役割を担当したいか |
| 教育・公共の仕事 | 志望先の試験区分、免許、採用条件は何か |
競技経験があることだけで、特定の職種に適性があると決める必要はありません。反対に、目立つ競技実績がないことだけで選択肢を狭める必要もありません。授業、調査、チーム運営、実習の中で自分が取り組んだことから、関心のある業務との接点を探しましょう。
4領域の学びから、自分の得意な考え方を探す
公式カリキュラムは、スポーツサイエンス、健康運動科学、スポーツ教育学、スポーツマネジメントの4領域を示しています。1・2回生で基礎と専門を学び、2回生のPBL、3・4回生の専門演習を経て卒業論文にまとめる構成です。掲載表は2023年度以降入学生用で、変更の可能性も明記されています。[3]
| 領域 | 整理しておきたい経験 |
|---|---|
| スポーツサイエンス | 動作やパフォーマンスを、どんな条件と指標で比べたか |
| 健康運動科学 | 対象者の状況を踏まえ、運動や健康の課題をどう考えたか |
| スポーツ教育学 | 相手の理解や反応を見て、伝え方・指導をどう変えたか |
| スポーツマネジメント | 人や組織、事業の課題を調べ、どんな提案へまとめたか |
4領域は、就職先を四つに固定する仕組みではありません。自分が履修した科目や研究の中から、問いを立てる、測定する、相手の反応を確かめる、運営方法を見直すなどの行動を取り出します。「何を学んだか」に加えて「どう使ったか」を説明できるようにしましょう。
学部のFAQでは、実習は指導する力を高めるためのもので、運動が苦手でも不利にはならないと説明しています。大学の学びを競技能力だけで評価せず、課題への関心や、知識を使って考えた過程も振り返ってみてください。[4]
PBLや競技経験は、改善の根拠まで言葉にする
PBLは学んだ知識やスキルを現場で使い、課題解決に取り組む科目です。大学はパフォーマンス分析、健康指導に関わる評価、子どもへのスポーツ指導、スポーツチームの広報や運営などのテーマを紹介しています。過年度のプロジェクト一覧は、その年の履修や参加を保証するものではありません。[3]
編集部提案として、応募書類を作る前に、対象者、課題、調べたこと、自分の担当、試した方法、確認できた結果を短く整理します。「チームで頑張った」「継続力を身につけた」という結論だけでなく、どの行動からそう言えるかを示すと、相手が経験を理解しやすくなります。
| 場面 | 自分へ問いかけること |
|---|---|
| 目標を立てたとき | 誰にとって、何が改善すればよいと考えたか |
| 方法を決めたとき | どんな資料や観察を根拠に選んだか |
| 実施したとき | 自分の役割と、他の人に協力してもらった部分は何か |
| 結果を確かめたとき | どの指標や反応を確認したか。分からない点は残ったか |
| 次を考えたとき | 同じ条件なら何を続け、何を変えたいか |
編集部の架空の例:体験会の参加者が説明の途中で戸惑っていたため、口頭説明を短くし、最初に動きを見せる方法へ変えた。参加後の感想を集め、次回の説明順序を見直した。これは実在の授業成果や内定例ではありません。自分の活動では、実際に確認した反応だけを記載してください。
競技成績や実験結果が思うように伸びなかった経験も、準備の材料になります。成果を大きく見せるために因果関係を断定せず、試した方法、比較の条件、今回分からなかったことを説明します。個人の測定値や共同研究の資料を使うときは、外部に示せる範囲を確認しましょう。
教員免許とトレーナー資格は、取得までの条件を分ける
学部は中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育)を取得可能な免許として案内しています。取得には所定の履修などが必要です。小学校教諭一種免許状は佛教大学との協定方式による別プログラムで、選考・許可制とされています。[5]
健康運動指導士、健康運動実践指導者、トレーニング指導者、日本スポーツ協会公認資格などについては、申請資格または認定試験の受験資格が得られるという注記があります。学部を卒業するだけで、列挙された資格をすべて自動取得するわけではありません。[5]
米国公認アスレティックトレーナーのBOC-ATCは、受験資格を得るために卒業後、米国提携先大学院へ進学して修士号を取得する必要があると案内されています。GATプログラムも、米国大学院への進学・留学を支援する仕組みです。学部在学中の履修だけで完結する資格と混同しないようにしましょう。[5] [6]
編集部提案として、希望する資格を一つ選び、必要科目、実習、選考、試験、進学の要否を学部の窓口で確認します。教員や専門職を目指す準備と、一般企業への応募を並行する場合は、実習と選考が重なる時期も含めて予定を立ててください。
学内支援を使い、応募先と経験の接点を確かめる
大学のキャリアセンターは、個別相談、エントリーシート対策、面接練習、業界・企業研究などを案内しています。学部担当の体制やオンライン相談もあります。競技や実習で予定が立て込みやすい人も、利用方法と予約可能な時間を確認してみましょう。[7]
相談には、関心のある募集職種と、PBL・研究・課外活動の振り返りを一つずつ持参するのがおすすめです。「スポーツに関係する会社へ行きたい」という希望を伝えたうえで、支える対象、担当したい業務、必要な資格を一緒に整理できます。
今日できる準備は、実績を増やすことだけではありません。一つの活動について「どんな課題を見つけ、自分は何をしたか」を書き、気になる仕事の説明と比べてみましょう。学部名や競技成績だけに頼らず、自分が考え行動した経験を伝える土台になります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 立命館大学 2025年度(2026年春)進路・就職状況確認日:2026-09-11 / 全14頁本文画像確認。p1スポ卒247就189進42院41他13報告244希望193率②97.9
- 立命館大学 2025年度 学部別進路・就職実績確認日:2026-09-11 / 全11頁本文画像。PDF6=印刷7スポーツ健康科学部の企業欄。研究科別
- 立命館大学スポーツ健康科学部 カリキュラムと学びの特色確認日:2026-09-11 / 本文4248字全文。2023年度以降入学用、4領域、2回PBL、3・4回専門演習・卒論
- 立命館大学スポーツ健康科学部 公式サイト確認日:2026-09-11 / 本文全文FAQ。運動実技でなく指導の力、スポーツ外の進路
- 立命館大学スポーツ健康科学部 在学生・卒業生の活躍確認日:2026-09-11 / 本文全文。資格注記1–3採用。年度不明企業一覧は不採用
- 立命館大学スポーツ健康科学部 特色あるプログラム確認日:2026-09-11 / 本文全文。GATは米国大学院進学支援
- 立命館大学 キャリアセンターの就職支援確認日:2026-09-11 / 全2頁本文画像。個別相談・学部担当・ES・面接・オンライン