就職率98.2%は、希望者681人に対する割合

大学の2025年度(2026年春)の進路・就職状況では、産業社会学部の卒業者744人に対して、就職者669人、進学者26人、その他35人です。進路報告者は730人で、卒業者との差は14人あります。就職希望者681人を分母にした就職率が98.2%です。[1]‌‌​​​‌​​​​‌​​​‌​​‌​‌‌‌​​‌​​​​​​‌​​​​​​‌​​‌‌​​​​​‌​​‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌​

2025年度の産業社会学部の進路
項目人数・割合読み方
卒業者744人学部全体
就職者669人就職の定義に該当する人
進学者26人うち大学院進学者21人
その他35人受験準備なども含む
就職希望者681人就職率の分母
就職率98.2%669人÷681人
[1]

就職者が卒業者全体に占める割合は約89.9%です。98.2%との違いは分母にあります。また、進学者26人を全員大学院進学者として扱うこともできません。学部ページの進学率は「進学者÷(就職者+進学者)」と定義されており、卒業者全体に対する割合とは異なります。[1] [2]

大学の集計には2025年9月卒業者や早期卒業者が含まれます。就職には自営業、起業、現職継続、就職見込みなどを含む一方、1年未満の契約やフルタイムでない雇用は除かれます。その他や未報告の人を、全員不採用だったと解釈しないでください。[1]

メディアだけでなく、金融・行政・福祉などにも実績がある

学部公式ページは2025年度の進路・就職先を掲載し、さらに専攻別の一覧を示しています。下表は専攻別欄から選んだ一部です。企業・団体名から、採用された職種や入社後の担当業務までは分かりません。[2]

2025年度:専攻別の就職先例
専攻掲載されている企業・団体の一部
現代社会アイシン、JFE商事、京都銀行、西日本旅客鉄道
メディア社会朝日新聞社、NHK、TBSテレビ、電通デジタル
スポーツ社会大塚製薬、日本政策金融公庫、日本相撲協会
子ども社会日立製作所、ANA大阪空港
人間福祉岡崎市社会福祉協議会、豊中市社会福祉協議会、国際協力機構
[2]

同じ2025年度欄では、子ども社会専攻に教員18人、人間福祉専攻に地方公務員9人という実績もあります。ただし、専攻ごとの卒業者数や就職希望者数をこの表の人数と組み合わせて確認していないため、専攻別の就職率や教員就職率は示していません。[2]

編集部提案として、一覧から興味のある企業や団体を三つ選び、現在の募集で仕事内容、採用区分、応募条件を確認しましょう。報道機関に入社した人が全員記者とは限らず、福祉団体への入職も資格職と事務職を分けて考える必要があります。実績は選択肢を探す入口に使い、自分の採用可能性の保証とは考えないことが大切です。

5専攻の学びから、自分が追いかけた問いを整理する

産業社会学部の現代社会学科には5専攻があります。現代社会専攻は社会の仕組みや文化、環境を理論と現場の両方から考え、メディア社会専攻は情報の分析・発信とメディアの社会的な役割を学びます。[3]

専攻の学びと、編集部が提案する振り返り
専攻学びの特徴選考へ向けて整理する問い
現代社会社会形成・社会文化・環境社会の3領域個人の問題に見えたことを、社会の仕組みとどう結び付けたか
メディア社会メディア社会・市民メディア・メディア文化の3領域情報の送り手や受け手、表現の影響をどう調べたか
スポーツ社会スポーツの文化・歴史やマネジメント参加者や地域、運営側の関係をどう捉えたか
子ども社会社会学を基盤に子どもと社会を考える子どもの経験を家庭・学校・地域との関係からどう考えたか
人間福祉福祉社会と人間発達の両面から学ぶ支援が届く条件や、制度と生活の関係をどう調べたか
[3]

スポーツ社会専攻は、スポーツを社会や文化、運営との関係から考える専攻です。別に設置されているスポーツ健康科学部の実績やカリキュラムを、そのままこの専攻のものとして使わないようにしましょう。子ども社会も、教員養成だけでなく子どもと社会を考える学びを含みます。[3]

他専攻の専門科目を学ぶ仕組みがあり、所属専攻に加えて別の専攻をサブメジャーとして学ぶダブルメジャーも紹介されています。通常は履修できない他専攻のゼミや専門導入科目も対象となる制度です。二つの学位を取得する制度と読み替えず、実際の履修条件を確認してください。[5]

少人数の演習で、問い・調査・議論を積み重ねる

1回生の基礎演習では、協働、問題設定、調査、発表、討論の基礎を学びます。2回生のプロジェクトスタディでは文献を批判的に読むことや学術的な文章を書くことに取り組み、2回生でゼミを選択します。公式説明では、3・4回生のゼミは定員15人で継続して学ぶ構成です。[4]

3回生から研究を深め、4回生では卒業論文や制作などの卒業研究に取り組みます。就職活動では、卒業研究が完成していなくても、いま設定している問い、読んだ資料、調査の方法、議論を経て変えた点を説明できます。完成した成果だけを探す必要はありません。[4]

編集部提案:演習・調査経験を一枚にまとめる
項目書いておきたいこと
問い何に疑問を持ち、なぜ調べようとしたか
資料・対象文献、公開統計、聞き取りなど何を根拠にしたか
手順対象や比較条件をどう決めたか
自分の役割共同作業の中で何を担当したか
変化他者の意見や調査結果を受けて何を見直したか
限界今回の対象だけでは分からないことは何か

編集部の架空の例:地域のスポーツ行事への参加を調べる際、参加者への聞き取りだけでは不参加の理由が分からないと気づいた。公開資料と運営側の説明を確認し、分かったことと、追加の調査が必要な点を分けて発表した。これは実在の学生の成果や内定事例ではありません。

自分に都合のよい意見だけを集めなかったことや、最初の予想を見直した過程も説明材料になります。聞き取り相手を特定できる情報や、公開の許可を得ていない内容は応募書類に載せず、調査の手順と自分の判断を中心に伝えましょう。

教員免許・社会福祉士・社会調査士は条件を分ける

学部の取得可能資格一覧では、子ども社会専攻に小学校教諭一種、人間福祉専攻に社会福祉士国家試験受験資格と社会福祉主事任用資格などが示されています。社会福祉士は国家試験の受験資格であり、学部卒業だけで資格取得が完了するという意味ではありません。[2]

社会福祉士国家試験受験資格には定員があり、各専攻に掲載される社会調査士にも定員があります。また、時間割の関係で複数の資格課程を並行して履修できない場合があると明記されています。就職活動が始まってから履修計画を組み直す前に、希望する課程の条件を早めに確認してください。[2]

編集部提案として、希望する仕事、必要な資格、課程の選考・定員、履修や実習の予定、採用選考の予定を並べて確認しましょう。教員免許を得ることと教員として採用されること、資格の受験条件を満たすことと試験に合格することを分けて準備することが大切です。

学びと応募先がつながらないときは、問いを持って相談する

キャリアセンターは個別相談、学部担当による支援、応募書類や面接の対策などを案内しています。相談には企業名だけでなく、自分の調査やゼミで関心を持ったテーマを持っていくと、仕事を探す観点を具体化しやすくなります。[6]

編集部提案として、「この社会課題に関心があるが、どの業務で関われるか」「調査の経験を説明するとき、何が伝わりにくいか」「資格課程と応募準備をどう組み合わせるか」を相談してみましょう。専攻名だけでは見えにくい、自分の取り組みを言葉にする練習になります。

今日できることは、授業やゼミで扱った問いを一つ選び、調べた根拠と自分の担当を短く書くことです。そのうえで興味のある募集を一つ読み、仕事内容との接点と足りない条件を確認してください。学部の実績を参考にしながら、自分が何を考えて行動したかを伝える準備へ進めます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 立命館大学 2025年度(2026年春)進路・就職状況確認日:2026-09-11 / 全14頁本文画像確認。p1産社744卒669就26進うち院21他35報730希望681率98.2
  2. 立命館大学産業社会学部 進路・就職・資格確認日:2026-09-11 / 本文全文6918字。2025学部/専攻別企業と人数、資格課程条件。2024/2023不採用
  3. 立命館大学産業社会学部 現代社会学科5専攻確認日:2026-09-11 / 本文全文。5専攻と各領域の学び
  4. 立命館大学産業社会学部 4年間の学び確認日:2026-09-11 / 本文全文。基礎演習/プロジェクトスタディ/2年ゼミ選択/3・4年15人/卒研
  5. 立命館大学産業社会学部 クロスオーバー・ラーニング確認日:2026-09-11 / 本文全文。専攻横断/ダブルメジャー。2学位としない
  6. 立命館大学 キャリアセンターの就職支援確認日:2026-09-11 / 全2頁本文画像確認。相談/学部担当/ES/面接

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