2専攻4コースから、希望する校種と仕事を考える
大阪成蹊大学教育学部教育学科には、初等教育専攻と中等教育専攻があります。初等教育専攻は初等教育・幼児教育、中等教育専攻は英語教育・保健体育教育の各コースで学びます。どの年齢層の子どもと、どんな役割で関わりたいかを考えるところから進路の準備を始めましょう。[1]
| 専攻・コース | 主たる免許・資格 |
|---|---|
| 初等教育専攻・初等教育 | 小学校教諭一種免許状 |
| 初等教育専攻・幼児教育 | 幼稚園教諭一種免許状、保育士資格 |
| 中等教育専攻・英語教育 | 中学校・高等学校教諭一種免許状(英語) |
| 中等教育専攻・保健体育教育 | 中学校・高等学校教諭一種免許状(保健体育) |
ほかの校種の免許や特別支援学校教諭免許なども案内されていますが、指定の履修や一定の条件があります。特別支援教育領域は知的障害・肢体不自由・病弱です。資格一覧に名前があるから全員がすべて取得できると考えず、自分の履修計画を担当窓口で確認してください。[1]
免許・資格の取得と採用試験の合格は別の段階です。学校や園に加えて企業への就職を考える場合も、必要な履修、実習、応募日程を並べ、どの準備を並行するかを決めていきましょう。
2025年度の教育学部は卒業者232人、就職者214人
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者数 | 232人 |
| 進学者数 | 6人 |
| 就職希望者数 | 215人 |
| 就職者数 | 214人 |
進学者数と就職者数は2026年5月現在です。資料では、就職者から一時的な仕事に就いた人を除き、進学者のうち就職している人を含むと注記しています。進学と就職が重なる場合があるため、各人数をすべて足して卒業者数に一致させようとしないでください。[2]
就職者214人は、教育学部の全進路に関する数字です。全員が学校教員や保育士になったという意味ではなく、教員採用試験の合格者数でもありません。進路を検討するときは、次に教職、保育、企業等の募集区分を分けて確認します。
学部の紹介にある、教職を希望した卒業生全員が先生として就職したという説明は、注記で2018年卒の1期生から2025年卒の8期生までを対象としています。2026年卒の全員が正規教員になったと読み替えたり、自分の採用保証にしたりしないようにします。[1]
教員への就職は、専攻と採用区分を付けて読む
大学の「卒業者の教員への就職の状況」には、2025年度の専攻別実績が掲載されています。表の採用区分は「正」と「他」に分かれ、国立・公立・私立の別も示されています。次の表はその区分を保ち、公立・私立の人数を整理したものです。[3]
| 専攻 | 「正」公立 | 「正」私立 | 「他」公立 | 「他」私立 |
|---|---|---|---|---|
| 初等教育専攻 | 30人 | 56人 | 7人 | 1人 |
| 中等教育専攻 | 7人 | 記載なし | 19人 | 1人 |
初等教育専攻の「正」欄には、認定こども園や幼稚園、小学校、特別支援学校への就職が含まれます。この専攻を小学校教員だけの人数と考えないようにします。また、教員への就職表は保育所や一般企業などを含む学部全体の進路表とは対象が異なります。[3]
この表は採用試験を受けた人数や合格率の表ではありません。「正」と「他」を足して全員が正規採用だったと扱うこともできません。自分が希望する自治体・校種・採用区分に合った対策を確認する材料として使いましょう。
同じ学校・園で積み上げる実習を、成長の説明に使う
学部は、2年次から大学と連携する学校・園へ通い、ボランティア、体験活動、教育実習へと経験を重ねる仕組みを案内しています。関係を築いた現場で3・4年次の実習へ進むことで、子どもや教育現場を継続して学ぶ構成です。[1]
面接では「実習で成長しました」だけでなく、早い時期には気づかなかったこと、指導者から受けた助言、次の活動で変えたことを時系列で振り返ります。子どもや保護者を特定できる情報は含めず、自分の行動と学びを中心に説明しましょう。
| 項目 | 振り返る問い |
|---|---|
| 観察 | 子どものどんな様子に気づいたか |
| 相談 | 自分だけでは判断できず、何を確認したか |
| 工夫 | 助言や学習を受けて、何を変えたか |
| 課題 | 次に確かめたいこと、学び直したいことは何か |
編集部の架空の例:「活動の説明が長くなったため、指導者に相談しました。次の練習では手順を短く分け、理解を確かめる時間を設けました」。実際の経験に置き換えるための例です。児童の成績向上など、確認していない成果を加える必要はありません。
英語・保健体育は、得意さだけでなく教え方を説明する
英語教育コースは、英語力を高める学習と英語の指導力の両方を重視し、海外英語教育演習やグローバルセンターの支援も紹介しています。海外研修の内容・渡航先は年度による見直しがあるため、自分の履修年度の条件を確認しましょう。[4]
英語のスコアや海外滞在だけでなく、相手の理解に合わせて説明した経験、授業の組み立てを見直した経験を具体化します。語学を学ぶ立場で難しかった点を、教える際の工夫につなげて説明する方法もあります。
保健体育教育コースでは、教育学とスポーツ医科学を学び、発育発達や安全に配慮した指導を考えます。模擬授業、指導計画の作成、高校生への実技サポートを行うスポーツ医科学ラボなどを紹介しています。[5]
競技実績や部活動での役職がなくても、苦手な人に合わせた伝え方、安全の確認、準備や運営の役割などを整理できます。自分の運動能力だけを強調せず、相手の学びをどう支えたかという視点で振り返りましょう。
初等・幼児は、授業や保育の工夫を経験から取り出す
初等教育コースは小学校教諭免許を主たる免許とし、模擬授業や学校での体験などを紹介しています。応募準備では、どの教科が得意かに加え、子どもの理解を確かめた方法や、伝わりにくい説明を改善した場面を選びましょう。[1] [6]
幼児教育コースには、4年間のピアノ実技・演習、学校・施設でのボランティア、連携先の幼稚園から出された課題にチームで取り組むPBLなどがあります。幼稚園・保育所等への応募では、遊びや活動を選んだ理由、準備、子どもの様子に応じた工夫を説明する材料になります。[7]
ピアノが苦手な人も、練習の目標、相談した内容、継続するために変えたことを整理できます。実技の上手さだけで自分の可能性を決めず、採用試験で求められる内容と現在の課題を確認し、練習計画を作っていきましょう。
幼児教育コースの就職表には、2025年度卒業生の欄でも2025年11月時点という注記があります。こうした途中時点の情報を最終の卒業・就職実績として扱わず、時点の新しい資料と区別して読む必要があります。[7]
教職対策と企業への応募準備を相談する
教職キャリアセンターには学校や教育行政での経験を持つ専門教員が常駐し、志望先に合わせた採用対策を支援しています。学部は授業の空き時間の対策講座、夏期・春期の集中講座、面接・模擬授業・実技の対策を案内しています。[1]
音楽教育センターではレベルに応じたピアノ指導、個別相談、補習レッスンなどを行っています。苦手なことを試験の直前まで抱え込まず、どの段階から始めるかを相談してください。[1]
企業への就職も検討する人は、全学のキャリアスタッフによる担当制の支援や面談、企業説明会を利用できます。教職と企業では必要な説明や選考時期が違うため、免許・実習と応募の予定を持って相談すると具体的に進めやすくなります。[8]
| 行動 | 確認すること |
|---|---|
| 応募先を一つ選ぶ | 校種・教科・職種・採用区分・必要資格 |
| 経験を一つ整理する | 実習や模擬授業で指導を受けて変えたこと |
| 支援窓口へ相談する | 筆記・面接・実技の課題と、履修・応募の予定 |
大学名だけで採用の可能性を決めず、必要な資格と募集条件、自分が実際に行ったことを確かめましょう。公表実績を対象と時点付きで読み、自分の課題に合う支援を使うことが準備につながります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 教育学部確認日:2026-09-11 / 2専攻4コース免許条件、2-4継続実習、センター。全員先生は2018-2025卒のみ
- 学生数データ確認日:2026-09-11 / p2 2025教育232卒6進215希214就、2026/5現在注、全文text使用頁画像
- 卒業者の教員への就職の状況確認日:2026-09-11 / 1頁text画像全文2025初等正公30私56他公7私1、中等正公7他公19私1。教員就職と合格率区別
- 英語教育コース確認日:2026-09-11 / 英語力・指導力・海外研修。就職一覧過去4年起終年なし
- 保健体育教育コース確認日:2026-09-11 / 教育学スポーツ医科学、模擬授業・実技支援、民間実績年度不明
- 初等教育コース確認日:2026-09-11 / 小学校主免、学校体験。89.3%人数分母未確認で不使用
- 幼児教育コース確認日:2026-09-11 / ピアノ、施設ボラ、連携幼稚園PBL。2025卒表は2025/11時点で最終実績不使用
- 就職・キャリア確認日:2026-09-11 / 担当制・全員面談・企業説明会