就職希望者222人中216人が就職した実績を確認する

大阪公立大学経済学部の2025年度卒業者は249人です。2026年5月1日現在、就職希望者222人のうち216人が就職し、大学院進学者は4人でした。公表就職率は97.3%です。[1]‌‌​‌‌‌​​​​‌​‌​‌​‌​​‌‌‌‌​​​​‌​‌‌‌​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌​‌‌‌‌​​​‌​​‌‌​​

2025年度・経済学部の進路
項目公表値
卒業者249人
就職希望者222人
就職者216人
大学院進学者4人
就職率97.3%(就職希望者が分母)
[1]

97.3%は全卒業者を分母にした値でも、大手企業への就職率でもありません。就職者と進学者以外の卒業者を一律に不採用と扱わないようにします。自分の進路を考えるときは、企業名に加えて、応募する仕事と必要な準備を確認することが大切です。

大学の中でも、学部の個別ページと全学の資料で掲載年度が異なることがあります。本記事は2025年度の全学進路資料を用い、旧大学の過去の結果と混ぜずに整理しています。

金融・公務以外にも就職先が広がっている

2025年度・経済学科の就職先から抜粋
進路を調べる区分掲載先の例
金融・保険みずほ銀行、三井住友銀行、三井住友信託銀行、りそな銀行、野村證券、日本生命保険
情報・コンサルティング等NTTデータ、TIS、野村総合研究所、アクセンチュア、アビームコンサルティング
製造・エネルギー川崎重工業、クボタ、島津製作所、本田技研工業、村田製作所、大阪ガス、関西電力
商社・流通等豊田通商、住友商事グローバルメタルズ、ファーストリテイリング、ハピネット
官公庁経済産業省 近畿経済産業局、財務省 国税庁大阪国税局、大阪府庁、京都市役所、兵庫県庁
[2]

区分は編集部の整理で、掲載先の一部です。企業・機関ごとの人数、応募者数、採用職種や配属は示されていません。情報関連企業ならデータ分析職、監査法人なら公認会計士としての採用、といった補い方はできません。

グループ会社と親会社も区別して読みます。例えば住友商事グローバルメタルズの掲載を、住友商事本体の採用実績へ置き換えることはできません。同じ企業グループでも、事業や募集職種、採用窓口を確認する必要があります。[2]

応募先を比べる際は、まず仕事の内容、次に扱う顧客や商品、入社後の育成、働く場所をそろえて確認します。大きな会社を目指すこと自体に遠慮は要りませんが、知名度だけで希望を決めず、その仕事を選ぶ理由を説明できるようにしましょう。

7つの履修プログラムは、学びを組み立てる目安

経済学部は経済学科の1学科制です。入門、共通基礎、専門基礎、応用へと段階的に学び、関心に応じて関連する科目やゼミを選びます。7つの科目履修プログラムも示されており、履修を考える際の参考になります。[3]

7つの科目履修プログラムと重点分野
プログラム大学が示す重点学修分野
ジェネラル・プラクティカル・エコノミスト理論経済
グローバル・アナリストグローバル経済
エコノミック・データ・サイエンティスト経済データサイエンス
ソーシャル・エコノミスト経済史・経済思想
ポリシー・プランナー応用経済
マルチ・ディシプリナリー・エコノミスト経済学・商学・経営学・法学
リージョナル・クリエーター日本の地域・地方経済・社会の分析
[3]

プログラム名は採用職種や資格を保証するものではありません。選考では名前を伝えるだけでなく、なぜその問題に関心を持ち、どの授業でどのような考え方を学んだかを説明しましょう。

金融を志望する人も、国際取引、地域企業、家計、制度など関心の入り口は異なります。経済学部だから金融という順序だけでなく、自分の問いから業務を調べると、同じ業界内でも応募したい会社や職種の違いを考えやすくなります。

1・2年次の演習から、問いを立て直した経験を探す

1・2年次には、現実の問題を扱いフィールドワーク等を行う「イノベーティブ・ワークショップ(課題探求演習)」、文献や調査結果を論文にまとめる「論文演習」、データを扱う「経済データサイエンス演習」などが用意されています。3年次からの専門演習では、テーマを選び継続して学び、卒業論文へつなげます。[3] [6]

学生時代に力を入れたことを考えるときは、活動の派手さより、自分が問いを立て、資料を選び、議論で修正した過程に目を向けましょう。調査で十分な回答を得られなかったことや、仮説を変えたことも、どう対応したかを説明すれば経験になります。

編集部の架空の例:「地域の課題を調べる際、当初の質問では実態が分からなかったため、質問の前提を見直しました。公開資料と聞き取りで分かる範囲を整理し、結論を述べる条件を限定しました」。実際に行った調査と担当に置き換えるための例です。

ゼミ全体で作成した論文や発表を紹介する場合は、自分が担当した調査、分析、資料作成、議論の進行を分けます。他の学生や教員の知見を自分だけの成果として説明しないことも、説得力のある書き方につながります。

データ分析は、操作したソフトより判断した内容を伝える

大学は計量経済学、統計解析論、経済データサイエンス演習などを通じて、経済学とデータ分析を組み合わせる学びを紹介しています。データサイエンスのページには、国内外の地域データを扱い、統計分析ソフトを使って社会経済のテーマを検討する授業の例もあります。[4]

応募書類で「分析ができる」と書くなら、どの問いに対して、どのデータを選び、どのように比較したかを説明します。データの年度や対象、欠けている情報を確認し、結果から言えることと言えないことを分けた経験が役立ちます。

分析経験を整理する四つの問い
問い書き出す内容
何を知りたかったか研究や演習で確かめたかったこと
何を使ったかデータの出所、年度、対象、比較方法
何を判断したか条件のそろえ方、例外や不足の扱い
何を伝えたか結果と限界、次に確認すべきこと

二つの数値が一緒に動いていることと、一方が他方を引き起こしていることは同じではありません。授業で扱った分析の範囲を超えて断定せず、分からない点を適切に説明する姿勢も伝えましょう。

情報関連企業を志望する場合も、統計ソフトの経験だけで開発業務ができると考えず、募集職種の仕事内容を確認します。分析、システム開発、営業、企画では必要な準備が異なるため、学びとの接点を具体化してください。

社会とつながる講義を、志望理由の確認に使う

経済学部は、産業界の先輩が実体験を話す商経講座、財務省関税局・大阪税関職員による税関講座、連合大阪の寄附講座、証券分野の提供講座などを紹介しています。教室で学ぶ制度や理論が、仕事の中でどう使われるかを考える機会です。[5]

授業の連携先は、そのまま採用の優遇先という意味ではありません。講師の話からどの仕事に関心を持ち、何を調べ直したかを整理し、志望先の募集情報で確かめましょう。講座を聞いたこと自体を内定や実務経験として扱わないようにします。

公務を考える人なら政策の対象や実施する機関、企業を考える人なら顧客や事業の課題まで調べると、関心が具体的になります。説明会で質問するときも、大学で知った内容と、まだ理解できていない仕事の部分を分けて聞いてください。

企業・公務・進学の予定を並べて準備する

大学院進学を選んだ人は4人で、詳細資料の進学先欄には大阪大学大学院、兵庫県立大学大学院、近畿大学と記載されています。近畿大学の名称に原資料にない「大学院」を補わず、進学先欄の表記として紹介しています。専攻や各校の人数はこの資料から分かりません。[1] [2]

研究を続けたい場合は、テーマ、指導体制、入試と費用を確認します。公務と民間を併願する場合は、採用区分と試験・面接・提出の予定を一つにまとめ、授業や研究との重なりを早めに整理しましょう。

全学のキャリア支援室では、自己分析、進路、応募書類や面接などを相談できます。就職支援ナビや企業・官公庁の学内セミナーも確認し、応募先を調べることと経験を言葉にすることを並行して進めてください。[7]

今週は、関心のある職種の募集要項を一つ読み、演習で根拠を確かめて考え直した場面を一つまとめます。その二つを持って相談すると、経済学の学びをどのように伝え、何を追加で準備するかが見えやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 卒業生・修了生の進路状況確認日:2026-09-11 / 2025経249卒216就4院222希望97.3、2026-05-01
  2. 2025年度卒業生の進路詳細確認日:2026-09-11 / 3頁経済学科本文画像、近畿大学に院付加しない
  3. 経済学部カリキュラム確認日:2026-09-11 / 1学科7履修プログラム、段階演習、3年専門演習、英語・計量。プログラム専門例疑義不使用
  4. データサイエンス確認日:2026-09-11 / 科目一覧、教員紹介クラス国内海外地域データ、統計ソフト、テーマ分析
  5. 社会との連携確認日:2026-09-11 / 商経・税関・連合大阪・証券講座。旧コロナ地域活動不使用
  6. 少人数教育確認日:2026-09-11 / 演習段階提供。教員学生比は不使用
  7. 就職・キャリア支援確認日:2026-09-11 / 全学個別相談ナビ、企業官公庁セミナー

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