3コースの学びと、自分の履修内容をそろえる
学科の公式サイトは、情報科学やセキュリティ、AIを学ぶAI・コンピュータサイエンスコース、情報技術と機械制御を扱うAIロボットデザインコース、ゲーム制作や映像・音声などを学ぶゲーム・メディアコースを紹介しています。[1]
受験情報サイトでは、習熟度に応じた基礎学修、2年次のコース選択、3年次の少人数のプロジェクト授業、4年次の研究という流れが示されています。他コースの科目も学べる構成で、情報技術を使って人に優しい社会を目指すことを掲げています。[2]
就活では、自分の入学年度に対応する履修案内と経験を確認します。工学部情報工学科や通信教育部の情報理工学部とは、所属や学修の仕組みを混同しないようにしましょう。自分が取り組んだ課題から、興味の強い分野と、今後深めたい分野を整理します。
前身学科の実績を、現在の学部だけの結果にしない
学科の進路ページには、就職先の例として両備システムズ、システナ、テクロス、住友電装、ローツェなどが掲載されています。ただし同ページには、旧情報科学科と旧知能機械工学科の過去5年の参考実績という注記があります。具体的な対象年は示されていません。[3]
同ページのJAXA就職の卒業生紹介も、2018年3月卒の旧知能機械工学科の事例です。情報理工学部の新しい卒業実績として引用せず、先輩がどんな経験を積んだかを見る参考として扱います。[3]
応募先を探す際は、過去の会社名から現在の採用情報へ進み、募集職種、必要な技術、提出物を確認しましょう。会社がゲームやロボットを扱うことと、自分がその開発職に応募できることは、求人の条件を読んで確かめる必要があります。
チーム開発は、自分の担当と接続部分を説明する
情報理工学科は、ゲームの企画・チーム開発、ロボットの設計や開発、情報システムやAIに関する学修を紹介しています。専門が違う人と協力した課題では、技術そのものと同時に、役割や情報のすり合わせも振り返れます。[1] [2]
準備するメモには、全体の目的、チームの人数、自分の担当、他の担当と合わせたこと、動作確認の方法を書きます。班全体の成果を自分一人の実績にせず、自分が説明できる範囲を明確にしましょう。
例えばゲームなら、企画、画面、操作、音声、処理などのどこを担当したかを示します。ロボットなら、構造、回路、制御などの担当と、他の部分を組み合わせる際に確認したことを整理します。
役割が目立たなかったと感じる人も、不具合の記録、動作確認、資料作成、予定の調整など、完成までに必要だった作業を振り返れます。どの課題に気づき、誰と相談し、何を変えたかが具体的な説明の材料です。
作品やコードには、使い方と検証結果を添える
制作物を見せる場合は、最初に何をするものか、誰のためのものかを短く説明します。実行に必要な条件、確認できた機能、未対応のこと、自分の担当を添えると、相手が理解しやすくなります。授業や共同研究の成果を外へ出す前には、公開できる範囲を教員に確認しましょう。
AIを使った課題なら、扱ったデータ、何を判断させたかったか、どのように結果を確かめたかを整理します。便利だったという感想だけでなく、うまくいかなかった例や、使える範囲をどう考えたかも説明すると、取り組みの中身が伝わります。
編集部の架空の例です。ある学生はゲームの操作が分かりにくいと友人に言われ、説明文を増やしました。それでも迷う場面が残ったため、操作する順番を観察して画面の配置を変えました。この場合、利用者の反応を受け、変更後も確かめた過程を自己PRにできます。
最新の技術を使ったことだけが評価材料ではありません。既存の課題でも、入力が違う場合の動作を確認した、エラーの条件を整理した、説明を読み直したといった行動を、自分の工夫としてまとめられます。
専門の名前から、担当したい業務へ絞る
| 関心のある学び | 求人で見る業務の例 | 用意する説明材料 |
|---|---|---|
| AI・コンピュータサイエンス | 開発、運用、データを扱う業務など | 目的、扱った情報、処理や評価の方法 |
| AIロボットデザイン | 機械・制御・組込みなど | 担当部分、連携した技術、動作の確認 |
| ゲーム・メディア | ゲーム開発、Web、映像関連など | 想定する利用者、作品の担当、改善の過程 |
同じ業界でも、企画、実装、試験、運用では仕事が違います。求人票にある言葉を自分の経験と照合し、何をもっと学びたいかを整理しましょう。提出物が必要なら、形式と締切も応募先ごとに確認します。
大学院を考える場合は、研究したい問いがあるか、希望職種の募集条件はどうか、学修期間や費用をどう考えるかを指導教員と相談します。就職への不安だけで決めず、深めたい内容を具体化することが大切です。
大学の企業検索と電子履歴書を、経験の整理に使う
大学は2024年度から電子履歴書支援システムを導入したと案内しています。mylogから大学に届いた求人を検索する機能に加え、登録した自己PRなどを参加企業が閲覧し、学生へ連絡できる「岡山理科大学ビュー」を紹介しています。[4]
登録内容には、専門分野名に加え、制作物の目的、自分の担当、学び続けていることを書きます。企業からの連絡があった場合も、仕事内容や条件を確認し、関心がある仕事かを判断しましょう。
「岡山理科大学ブリッジ」は、大学が委託する人材紹介会社との面談や企業紹介、エントリーシートの作成支援、模擬面接などを案内しています。どの支援を使うか迷ったら、キャリア支援センターで自分の希望を伝え、利用方法を確認できます。[4]
最初の相談では、求人を一つと制作メモを一枚持参します。専門の説明が正しいかは教員へ、初めて聞く相手に伝わるかや選考準備は就職相談で確認すると、次に直す点が明確になります。
小さな課題を一つ、説明できる形にする
学歴への不安で応募をためらうときも、授業の課題を一つ説明できる状態にすることはできます。何を作ったか、自分が何をしたか、どこを改善したかを短く書き、動作や成果物の確認方法を添えてみましょう。
作品の完成度だけで自分の可能性を決めず、求人で求められることを読み、足りない点を一つずつ補います。大学の授業・研究と就職支援をつなぎ、自分の経験を相手に伝わる言葉へ整えていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 岡山理科大学 情報理工学科 公式サイト確認日:2026-09-10 / 現行3コースと学ぶ分野。
- 岡山理科大学 情報理工学科 受験情報確認日:2026-09-10 / 基礎学修から3年次プロジェクト、4年研究。
- 岡山理科大学 情報理工学科 進路確認日:2026-09-10 / 前身2学科過去5年の注記と2018旧学科の卒業生例。
- 岡山理科大学 電子履歴書支援システム確認日:2026-09-10 / 求人NAVI・ビュー・ブリッジ、ES・模擬面接。