総合情報学部と現在の学部の関係を確認する
大学の総合情報学部ページには、情報科学科が規模を拡大して2022年4月に情報理工学部情報理工学科となり、社会情報学科が2017年4月に経営学部経営学科となったことが記されています。情報科学科には募集停止の表示もあります。[1]
この記事では、総合情報学部を現在も新入生を募集している学部として紹介しません。情報科学科と社会情報学科で学んだ人に向けて、経験の整理と就職支援の探し方を説明します。
履歴書の所属名は、自分の在学・卒業時の資料と一致させます。改組の説明が必要なら短く補足し、学部名を現在のものへ書き換えるのではなく、プログラミング、数学、調査、マーケティングなど実際に学んだ内容を続けて伝えましょう。
情報科学科では、作品と検証の経験を整理する
旧情報科学科の案内には、ビッグデータ、Web・モバイル、情報数学、デジタルメディアの4コースが掲載されています。コンピュータと数学の基礎から、プログラム、データ解析、メディアなどの専門を学び、卒業研究へ進む構成です。これは旧学科の案内で、現在の情報理工学科のコース一覧ではありません。[2]
制作経験を伝える際は、何のために作ったか、誰が使うか、自分の担当、動作をどう確認したかを説明します。チームで作った場合は、全体の機能と自分が実装した部分を分けましょう。
完成した画面だけでは分かりにくい場合は、入力から処理、出力までを簡単な図にまとめます。動かなかった条件、原因を調べた方法、修正後の確認も書くと、問題にどう向き合ったかが伝わります。
データ解析の経験では、使った手法の名称より、分析の問いとデータの条件を先に説明します。どの範囲を比較し、何が分かり、どこは判断できなかったかを示しましょう。情報数学の学びも、前提を確認して順序立てて考えた課題から整理できます。
卒業生の紹介は、当時の経験として参考にする
旧情報科学科のページには、2017年3月卒業でKLab勤務と紹介される卒業生の体験が掲載されています。チームでゲームを制作し、卒業研究ではゲーム開発を支援するAIを扱い、英語の論文を読みながら研究を進めたと語られています。[2]
この紹介は、その人の当時の学びや仕事の例です。現在の在籍や学科全体の採用実績を示すものとして広げず、制作、資料の読み込み、試行錯誤を説明する方法を参考にしましょう。
ゲームに関心がある人も、企画、実装、画像や音、運営では仕事が異なります。作品のどの作業を担当し、何を改善したかを整理したうえで、希望職種の募集要項と必要な提出物を確認します。
学科名ではなく、経験と募集職種を比較する
| 経験 | 仕事を調べる方向 | 整理する具体的な内容 |
|---|---|---|
| プログラム・Web制作 | 開発、テスト、運用など | 担当した機能、使用技術、動作確認 |
| データや数学の課題 | 分析支援、情報関連、業務管理など | 前提、比較方法、結果の説明 |
| 調査・マーケティング | 営業、販売、販促など | 相手の要望、調査、提案の修正 |
| 映像・ゲームなどの制作 | 制作・開発・運営など | 制作物、自分の担当、利用者の想定 |
| 共同企画・地域活動 | 地域企業、公務など | 役割分担、外部との確認、実施範囲 |
表は応募先を探すための比較例です。専攻と職種の名前が一致するかだけでなく、実際の業務、必要な技能、研修、勤務地などを求人ごとに確認します。
就職先一覧に企業名があっても、自分が希望する職種で採用しているとは限りません。旧社会情報学科の過去の実績を、現在の情報理工学科や経営学科の直近実績へ移し替えず、候補を調べる入口として使いましょう。
卒業後も、大学の就職相談を利用できる
キャリア支援センターは卒業後も就職支援を行い、来訪前に電話すると相談がスムーズだと案内しています。卒業後に大学へ届く求人を検索したい人向けには、在学時の学生番号などの必要事項を記載して申し込む方法が示されています。[5]
卒業から時間がたっていても、まず利用できる相談と手続きを確認しましょう。旧学部の情報が見つからない場合も、現在の窓口へ所属と卒業時期を伝えて問い合わせることから始められます。
相談には、在学中の学び、卒業後の経験、希望する仕事、求人票をまとめて持参します。すでに働いた経験がある人は、大学の課題だけに戻らず、仕事で担当したことと、次に取り組みたい業務を分けて説明しましょう。
求人が新卒、既卒、経験者のどの区分を対象としているかも確認します。応募できる時期や条件を自己判断せず、募集要項を示して相談すれば、準備する書類や伝え方を具体化できます。
編集部の架空の例です。旧情報科学科の卒業生が、学部名が変わったため経験を説明しにくいと感じていました。制作したWeb課題の目的と担当機能を整理したところ、名称の説明に時間を使うより、動作確認と修正の過程を話す方が仕事内容との接点を伝えやすくなりました。
古い資料を、現在の応募に使える説明へ直す
今日はレポートや制作物を一つ開き、制作・調査の時期、目的、自分の作業、確認した結果を書きます。古い技術やデータを使った課題でも、当時の条件と判断を正確に説明し、現在の求人で求める技能との差を確かめましょう。
応募用に作品やデータを公開する場合は、共同制作や外部連携の情報を含むか確認し、公開できる範囲を守ります。必要に応じて、非公開情報を使わない簡単な見本を作る方法もあります。
学歴や学部名への不安を抱えたままでも、経験を整理する一歩は踏み出せます。自分の正式な所属と実際の学びを土台に、現在の求人と大学の支援を使って準備を進めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 岡山理科大学 総合情報学部確認日:2026-09-10 / 情報科学2022・社会情報2017の改組、情報科学募集停止。
- 岡山理科大学 旧情報科学科確認日:2026-09-10 / 旧4コース、学修、2017卒KLab掲載体験。
- 岡山理科大学 経営学科 進路・就職実績確認日:2026-09-10 / 旧社会情報2013〜2020年度の参考就職先。
- 岡山理科大学 イノベーション・ラボ確認日:2026-09-10 / 末尾の旧社会情報連携プロジェクト。
- 岡山理科大学 卒業生の就職サポート確認日:2026-09-10 / 卒業後相談、来訪前連絡、求人検索の申込。
社会情報学科の経験は、調査と提案の過程を伝える
経営学科の公式ページは、母体である社会情報学科の主な就職先を、2013年度から2020年度の参考実績として掲載しています。金融、卸売・小売、製造、情報通信、公務などの分野が紹介されています。[3]
経営学科のラボ紹介にも、社会情報学科の連携プロジェクトが別枠で残されており、外国人観光客の誘致、番組制作、商品に関わる企画などが案内されています。現在の経営学科の活動と、旧学科の活動を分けて読むことが大切です。[4]
自分が調査や企画に参加した人は、対象者をどう決めたか、質問や資料をどう用意したか、相手の意見を受けて何を変えたかを振り返ります。「地域と連携した」だけでなく、誰と何を確認したかを具体的にしましょう。
企画を提案した段階と、実際に実施して結果を確かめた段階は区別します。自分が関わっていない後の成果や、現在の学科のプロジェクトを、在学中の実績として加える必要はありません。