教員への就職と、学部全体の就職率を分ける

大分大学教育学部の2025年度卒業者は137人で、就職希望者114人中113人が就職し、大学公表の就職率は99.1%でした。進学者は16人です。就職者には非常勤・臨時職員なども含まれるため、この率を正規教員の採用率として読むことはできません。[1]‌‌​‌‌​‌​​​‌‌​​‌‌​‌‌‌‌‌​‌​‌‌​​‌‌‌‌‌‌​​‌​‌​​‌‌​‌‌‌​​‌​​‌‌‌​‌‌​​‌‌‌

教育学部が公表する2025年度卒の進路
進路人数
公立小学校44人
公立小中連携校2人
公立中学校34人
公立高等学校3人
公立特別支援学校6人
私学教員2人
臨時教員8人
官公庁等・企業等・医療福祉計14人
進学等16人
その他8人
[2]

公立幼稚園は0人です。表は2025年9月卒業生も含む学部公表値を整理しました。「その他8人」は、全学資料では就職未定1人とその他7人に分かれています。進路区分の名前と集計方法をそろえて比較しましょう。[1] [2]

教職実績ページ上部の全国順位は2024年度卒業生についての説明です。上の2025年度卒の人数表と年度が異なるため、その順位を最新年度の評価として移し替えないようにします。[2]

2コースの学びを、目指す校種と結び付ける

教育学部の学校教育教員養成課程には、初等中等教育コースと特別支援教育コースがあります。教員養成を中心とする学部ですが、応募先を考えるときはコース名だけでなく、取得予定の免許と希望する校種・教科を確認してください。[3]

コースごとに整理する経験
コース公式の学びの特徴経験を振り返る観点
初等中等教育小学校の全教科と教職の基礎を学び、中学校または幼稚園の学びにも進む子どもの理解に合わせ、授業や説明をどう組み立てたか
特別支援教育特別な教育的支援を必要とする子どもの学びと、指導内容・方法を学ぶ一人ひとりの状況を理解し、支援の方法をどう考えたか
[5] [6]

右欄は編集部が提案する整理の観点です。学部の方針を自分の実績のように書くのではなく、実習や演習で実際に考えた場面を選びます。免許の追加取得には所定の科目などの条件があり、特別支援教育コースは実習計画により校種・教科の人数制限があり得ると案内しています。[6]

初等中等教育コースは2020年度入学生からの名称で、以前は小学校教育コースでした。古い資料を参照するときは、自分の入学年度に適用される履修案内を優先しましょう。[5]

実習経験は、指導を受けて改善した過程まで話す

カリキュラムは1年次の教職への導入、2年次の学校現場の観察・体験、3年次の教育実習、4年次の卒業研究と実践力の発展という流れで紹介されています。経験を増やすだけでなく、理論と現場を行き来して振り返ることが大切です。[4]

面接の材料は「授業が成功した」だけでは足りません。何を目標にし、子どものどの反応を見て、指導者と何を相談し、次の授業をどう変えたかを順に整理しましょう。自分の働きかけと、教員の判断の範囲も分けます。

編集部の架空の例:「演習で説明を詰め込みすぎていると指摘され、問いを一つに絞りました。模擬授業では相手の反応を確かめる時間を設け、理解を確認してから次へ進む構成に直しました」。大きな成果を作らず、指摘を受けて改善する姿勢を具体的に伝える例です。

特別支援教育を志望する場合も、子どもを一つの属性で説明せず、どの場面で何を必要としていたか、周囲とどう検討したかを振り返ります。個人が特定される実習情報を応募書類へ記載せず、自分の学びに焦点を当ててください。

教師育成サポート推進室で、志望自治体に合わせて練習する

教師育成サポート推進室は、模擬授業や場面指導、集団討論、個人面接、願書添削、論作文などの個別対策を案内しています。受験する地域に合わせた指導があり、個別対策は予約制です。[7]

小学校の教室を再現したトレーニングルームを使った模擬授業や、動画を見て改善点を探す仕組みも紹介されています。練習前には、志望自治体の最新要項と、自分が改善したい点を一つ持参しましょう。[7]

たとえば「問いを出した後、どのくらい待つか」「説明の前提が児童に伝わるか」を観察してもらうと、練習後の修正が明確になります。試験内容は自治体・年度で確認し、過去の実施内容をそのまま今年の条件にしないようにします。

また、複数の教員が1年次から卒業まで支えるメンタリング・コーチングシステムがあります。履修、生活、実習と採用試験の両立などを早めに相談できます。受験直前に一人で抱え込まず、迷いが小さい段階から相談先を使いましょう。[8]

学校現場での支援は、参加目的を決めて取り組む

まなびんぐサポートは、大分市内の幼稚園や小・中学校からの要請に応じて、学生が学習・活動の支援や教員の補助に参加する事業です。大学と大分市教育委員会の連携で実施され、活動内容は学校によって異なります。[7]

参加するなら、「説明を聞いて困っている子どもにどう気づくか」など、確かめたい問いを持ちましょう。活動後には、観察したこと、自分の担当、教員へ相談したこと、次に学びたいことを記録します。参加そのものを採用の保証と考えず、教育観を深める機会として使うことができます。

企業・公務員・進学を考える場合も、学びを捨てなくてよい

2025年度卒の内訳には官公庁等3人、企業等9人、医療・福祉2人がいます。学部は近年の就職例として、大分銀行、西日本シティ銀行、大分朝日放送、ANYCOLORなども掲載しています。ただし、この企業一覧は対象年度と企業別人数が明記されておらず、2025年度の企業等9人の就職先とは確定できません。[2]

教職以外を選ぶときは、なぜ別の仕事に関心を持ったかを整理し、教育実習や研究で身につけた方法がどの業務に関係するかを求人から確かめます。相手の理解を確認する、説明を組み直す、複数人で準備を進めるといった経験は、具体的な行動として伝えましょう。

進学を考える場合は、実習で残った問い、指導分野、学修期間や費用を比較します。進学等16人を教職大学院だけの人数と読まず、希望する課程の内容と条件を別に調べてください。

今週は、受験条件と練習する課題を一つずつ決める

まず希望する校種・教科、取得予定免許、自治体の出願条件と締切を確認します。次に実習・演習から一場面を選び、考え直した過程を短く書いてみましょう。そのメモを持って、担当教員や教師育成サポート推進室へ相談します。

学部の就職実績は参考になりますが、自分の進路を決める中心は、どんな教育をしたいか、どの経験を次の学びに結び付けるかです。教職かそれ以外かで迷う場合も、応募条件を調べながら相談を進めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 大分大学 2025年度卒業・修了生の進路状況確認日:2026-09-11 / 1頁教育卒137希望114就113進16未定1他7。非常勤臨時含む
  2. 教育学部 教職採用実績確認日:2026-09-11 / 令和7年度卒137。公立小44小中2中34高3特支6幼0、私学2臨時8、官3企業9医福2進16他8。令和7年9月卒含む。企業一覧は近年で年度不明
  3. 教育学部 学部紹介確認日:2026-09-11 / 学校教育教員養成課程、初等中等・特別支援2コース
  4. 教育学部 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 4年間の導入・理解・実践力養成・発展
  5. 初等中等教育コース確認日:2026-09-11 / 2020年度から名称変更、小学校を基礎とし隣接校種も学ぶ
  6. 特別支援教育コース確認日:2026-09-11 / 子どもの学ぶ力、支援と指導方法、追加免許は履修条件等
  7. 教員採用試験対策確認日:2026-09-11 / 教師育成サポート推進室・予約個別対策・模擬授業動画・まなびんぐサポート
  8. メンタリング・コーチングシステム確認日:2026-09-11 / 1年から卒業まで複数教員の指導

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