2025年度の主な就職先を、働く場ごとに確認する

大学の就職データページは、令和7年度、すなわち2025年度卒業生の主な就職先を掲載しています。以下はその一部です。学部が一般的に示す将来像や、実務実習先だけの一覧とは分けて読んでください。[1]‌​​​‌‌​‌​​‌​‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌​​​‌​‌‌‌‌‌‌​‌​‌​‌​‌‌‌​​‌‌​​‌​​‌​​‌​‌‌​​‌

2025年度卒業生の主な就職先の例
区分掲載例
病院済生会福島総合病院、公立岩瀬病院、みやぎ県南中核病院、寿泉堂綜合病院、横浜市立大学附属病院
薬局アインホールディングス、クオール、日本調剤、ヤマザワ薬局、日本メディカルシステム
ドラッグストアサンドラッグ、クスリのアオキ
その他の勤務先例埼玉県庁
[1]

同ページの「その他」には福島大学大学院への進学も掲載されています。進学を就職先として数えず、企業名・病院名と同じ意味で並べないようにします。県庁などの名前だけでは採用職種が分からないため、特定の職種へ読み替えません。[1]

企業名や病院名の一覧は、採用人数、勤務地、配属、業務の詳細までは示していません。気になる就職先は現在の採用情報を調べ、法人名と募集職種を確認しましょう。大きな企業に関心がある場合も、規模だけで判断しないことが大切です。

人数と就職率に、確認できない点がある

別の公式進路ページには、2025年度の卒業者数と進路区分、就職者数、就職率の表があります。ただし、就職に関する区分の合計と、就職者数欄が一致しません。進学者の扱いなど原因を確認できないため、本稿では就職総数や率を採用していません。[2]

不一致があるからといって、どちらが正しいかを独断で決めたり、学生の状況を推定したりすることはできません。進路の傾向を知るには、年度が明記された就職先例と、応募する仕事の条件を使って準備を進めます。

国家試験合格率、就職率、希望先への内定率はそれぞれ異なります。資格試験の結果を就職の結果に置き換えず、採用に必要な条件と資格取得に向けた学修を別々に確認してください。

実務実習と研究を、進路の比較材料にする

薬学部のカリキュラムは、講義と実験・実習を組み合わせ、4年次の事前の学修、5年次の実務実習、卒業研究や総合的な演習へ進む構成を紹介しています。実際の履修や実習日程は、自分の入学年度の学内案内で確認します。[3]

学修経験から整理する問い(編集部の提案)
経験振り返ること
事前の実習・演習分からない手順や根拠を、どう確認したか
病院・薬局での実務実習働く人の役割や連携について何を学んだか
卒業研究どんな課題に、どの方法で取り組んだか
発表や共同学修相手へ伝えるために何を整理し、改善したか

実習先で見た仕事と、入職後に自分が担当する仕事は同じとは限りません。関心を持った業務について、応募先の説明会で新人の担当範囲や教育の方法を確認しましょう。

研究や実習の経験を自己PRにする際は、参加したという事実だけでなく、自分が行ったことと学んだことを区別します。学生の役割を超えて独立した専門業務を行ったように誇張しないでください。

病院・薬局・ドラッグストアを同じ項目で比べる

大学の進路案内は、病院、薬局・ドラッグストア、企業、行政、研究などを将来の選択肢として紹介しています。これらの紹介は、すべての区分へ直近の卒業生が就職したという意味ではありません。[2]

応募先で確認する質問(編集部の提案)
比較項目質問例
担当業務入職後はどのような仕事から担当しますか
育成新人研修と日々の指導は、どう組み合わされていますか
相談体制判断に迷う場合、誰へ確認する仕組みがありますか
連携他職種や他部門と情報を共有する機会はありますか
勤務地・異動勤務地の決定や異動の範囲はどのように案内されていますか
学びの継続学修や専門性を高める機会は、どの資料で確認できますか

同じ薬局やドラッグストアの区分でも、店舗や部門によって業務が変わる可能性があります。企業のイメージから仕事を推測せず、応募する職種と勤務地の条件を確かめましょう。

見学後は、説明されたこと、実際に見たこと、感想を分けて記録します。実習や見学で知った患者の情報、非公開の資料は応募書類や他施設との比較資料へ含めないようにしてください。

卒業・国家試験・採用条件を別に確認する

大学の資格・進路ページは、正規の課程を修了すると学士(薬学)の学位と薬剤師国家試験の受験資格を得られると説明しています。受験資格を得ることと、国家試験に合格し資格を取得することは同じではありません。[2]

応募先の募集要項では、卒業見込み、資格取得見込み、試験結果の提出など、どの条件が求められているかを確認します。大学の資格一覧にあるという理由だけで、別の職務や資格の要件も満たすと考えないようにしてください。

病院や薬局だけでなく、企業や行政の仕事を考える場合は募集職種を具体的に調べます。薬学を学んだことが応募にどう関係するのか、追加の条件や選考があるかを確認し、学部の将来像と現在の求人を区別します。

業界研究と就職課の相談を、書類準備に使う

薬学部の就職支援は、入学後の仕事や資格に関する説明、企業から講師を招く業種・職種別の研究会などを案内しています。勤務内容や現場の話を聞く機会として利用し、自分が働く場を比較する材料にできます。[4]

5年次には面接、エントリーシート、自己PRなどの具体的な指導を行うと説明しています。求人や企業の情報を閲覧できるほか、就職課で企業情報や就職の相談を随時受けることも案内されています。[4]

相談前に、候補先、重視したい条件、実習で関心を持った場面、迷っていることを短くまとめます。進路が決まってからだけでなく、何を調べればよいかを整理するためにも活用しましょう。

編集部の架空の例です。「実習で説明の根拠を十分理解できなかったため、私は疑問をメモし、指導者に確認しました。学修資料も読み直して、次に説明する際には相手に伝わる順序を考えました。分からないことを早めに共有し、確認して学び直す習慣を続けたいと考えています。」

これは奥羽大学の学生の実話や採用事例ではありません。自分の経験に置き換え、学生として行った範囲を正確に説明します。学修、実習、応募の締切を一つの予定表にして、準備が重なる時期も確認してください。

  • 2025年度の主な就職先例から関心のある職種を調べる。
  • 見学や説明会で業務と育成環境を比較する。
  • 実務実習・研究の経験を短く整理する。
  • 途中の応募書類と未確認事項を持って就職課へ相談する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 奥羽大学 薬学部 就職データ確認日:2026-09-10 / 令和7年度卒業生、病院薬局ドラッグ行政例、福島院は進学
  2. 奥羽大学 薬学部 資格と進路確認日:2026-09-10 / 正規課程修了と学士/受験資格。2025人数和53対就54不一致につき率総数不使用
  3. 奥羽大学 薬学部 カリキュラム確認日:2026-09-10 / 4事前5実務6研究総合、本人入学年で確認
  4. 奥羽大学 薬学部 就職支援確認日:2026-09-10 / 入学時説明、業職種研究、5年ES面接自己PR、就職課随時相談。古い資格業務列挙・SPI2詳細非使用

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