経営学部の就職実績は、旧学科の数字と分けて確認する
名古屋学院大学の経営学部データ経営学科は2024年4月に誕生しました。2026年9月9日時点で確認した2025年度の就職活動状況表には、経営学部としての卒業実績欄はありません。新設学部の就職率や企業別の内定人数を、この表から示すことはできません。[1] [2]
同じ表には商学部経営情報学科の就職希望者98人、就職者98人という数字があります。しかし、これは旧学科の実績です。経営情報学科は2024年4月に募集を停止しており、新しい経営学部データ経営学科の卒業実績として読み替えることはできません。[2] [3]
| 情報 | 確認できること | 判断できないこと |
|---|---|---|
| 新設学部のカリキュラム | 学びの内容や育成方針 | 卒業生の採用結果 |
| 旧学科の就職率 | その年度の旧学科の就職状況 | 新学部の就職率 |
| 大学全体の企業一覧 | 大学としての就職先の例 | 新学部からの人数や採用職種 |
| 学部が示す想定進路 | 目指す方向の例 | その職種への配属保証 |
実績の公開が少ないことだけで進路を悲観する必要もありません。就職先の予測を無理に作るより、大学の就職支援で入手できる求人情報と、各企業が示す応募条件を確かめ、今の経験を準備に使いましょう。
「経営・マーケティング・経営分析手法」を自分の経験で説明する
公式学科案内は、経営、マーケティング、経営分析手法の3分野を軸としています。データを扱えると述べるときも、使ったツールの名前だけではなく、どんな判断のために、何を比較したかが伝わるように整理します。[1]
| 分野 | 自分の学習を振り返る問い | 企業研究で確かめること |
|---|---|---|
| 経営 | 組織や事業の判断をどんな条件で比べたか | 事業の顧客、収益の仕組み、現場の役割 |
| マーケティング | 顧客をどう分け、ニーズの根拠を何で確認したか | 商品やサービスが選ばれる理由 |
| 経営分析手法 | データの条件をそろえ、何を読み取ったか | その職種で扱う情報と判断の場面 |
たとえば売上データを集計した経験なら、平均を出せたことに加え、期間や商品分類をそろえたか、欠けたデータをどう扱ったかを振り返ります。結果を見て何を提案し、まだ何を確認する必要があると考えたかまで話せると、学んだ過程が具体的になります。
想定される進路と、企業の実際の募集職種を照らし合わせる
学科は、一般企業の事業企画・商品開発・営業・人事・生産管理・品質管理・システムなどの部門や、公務員・大学院進学を想定進路として紹介しています。業種では製造、流通、金融・保険、情報通信、不動産、観光、経営コンサルタントなどが挙げられています。これは卒業生の就職先一覧ではありません。[1]
「データ経営だからデータサイエンティスト」「経営学部だから企画職」と一つに決めず、募集されている仕事の内容を読んでみてください。同じ会社でも営業と分析担当では求める経験が違い、総合職採用では入社時の配属が確定しない場合もあります。配属の扱いは各社に確認が必要です。
- 募集要項に学部・専攻や技術の指定があるかを確認する
- 分析や開発の仕事なら、応募時に求める知識・課題・制作物を確認する
- 営業や業務改善の仕事なら、顧客の課題を聞き取る場面を調べる
- 職種別採用か、入社後に配属が決まる採用かを区別する
応募先は企業名の大きさだけで並べず、顧客、業務、研修、勤務地、配属を同じ表で比較します。「数字を読むことが好き」なのか「数字を使って人に提案したい」のかでも、最初に調べる仕事は変わります。
ビジネス価値創造の学びは、授業名より意思決定の過程を伝える
公式案内では、1年次の概論から4年次の実践まで、6つの「ビジネス価値創造」関連科目を配置しています。実際に履修した人は、科目の名称だけで終えず、課題設定、情報収集、比較、提案のどこに自分が関わったかを整理しましょう。学年や履修状況により経験できる範囲は違います。[1]
発表を自己PRに変える架空例
「授業で販売施策を考えた際、私は調査結果の整理を担当しました。当初は回答数の多い意見をそのまま結論にしていましたが、回答者の属性が偏っていることに気づきました。属性別に結果を分け、十分な回答がない層については断定せず、追加で確認すべき質問を提案しました。」
この例は編集部が作った架空の説明です。企業の売上を実際に改善した事例ではありません。自分が提出した資料、比較した条件、受けた指摘、修正内容など、確認できる行動に置き換えてください。数値効果が未検証なら、検証していないことも分かる表現にします。
- 最初に何を解決しようとしたか
- なぜそのデータや方法を選んだか
- 自分の担当とチーム全体の担当はどう違うか
- 結果の限界と次に確かめたいことは何か
資格・ツール・制作物は「何ができるか」で整理する
学科は基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント、ITパスポート、日商簿記検定などを取得支援の資格として紹介しています。どれも学部に所属するだけで取得できるものとして扱わず、合格済み・学習中・これから学ぶものを分けます。[1]
| 書きたい内容 | 具体化する方法 |
|---|---|
| 表計算が使える | 授業でどのデータをどう整理したかを説明する |
| 統計を学んでいる | 扱った手法と、その前提を説明できるか確認する |
| プログラミングの経験がある | 自分で書いた部分、参考にした部分、動作確認を分ける |
| 資格の勉強をしている | 学習範囲と現在の進み具合を正確に書く |
制作物を応募先に見せるときは、授業や共同作業で扱った情報を外へ出してよいか確認してください。見せられないデータがある場合は、公開可能な情報で別の例を作るなどして、説明する方法を考えます。実務経験がないのに、授業課題を企業での実務として紹介しないことも大切です。
新設学部こそ、キャリアセンターに求人と準備の両方を相談する
大学は就職相談や書類・面接の支援を案内しています。Web予約で相談を利用し、募集要項と、自分の授業経験を整理したメモを一緒に見てもらいましょう。「新学部なので不安」だけでなく、応募条件の読み方や、経験をどこまで説明できるかを質問できます。[4]
キャリア形成支援ではNGUドリルなども紹介されています。利用できる学内の学習支援を確認し、応募先の選考内容に合わせて対策を組み合わせます。企業ごとに試験内容は違うため、学内教材だけで全社の試験が網羅できるとは考えないでください。[5]
- 今週:履修した授業から、説明できる課題を一つ選ぶ
- 次の準備:関心のある職種の募集を読み、条件を比較する
- 相談時:実績の予測ではなく、応募書類と経験の説明を点検する
- 選考前:課題の目的、自分の行動、結果の限界を口頭で話す
逆転就活塾の無料相談でも、大学名や新設学部への不安を整理し、今ある経験から企業選びや自己PRを考えることができます。実績のない数字で安心させるのではなく、準備できることを一つずつ具体化していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 名古屋学院大学|データ経営学科確認日:2026-09-09 / 2024年4月新設、3分野の学び、演習、想定進路
- 名古屋学院大学|2025年度 就職活動状況表確認日:2026-09-09 / 経営学部の独立した卒業実績欄がなく、商学部経営情報学科は別集計
- 名古屋学院大学|経営情報学科(2024年4月募集停止)確認日:2026-09-09 / 旧学科の名称と募集停止
- 名古屋学院大学|就職支援確認日:2026-09-09 / 相談、応募書類、模擬面接の支援
- 名古屋学院大学|キャリア形成支援確認日:2026-09-09 / キャリア形成とNGUドリル