社会学科とメディア社会学科の実績を分けて見る

2025年度の公式表は、令和8年度学校基本調査に基づきます。社会学部の2学科は次のとおりです。就職率は希望者を分母とし、就職決定者には一般企業、公務員、教員、公益等団体への就職が含まれます。[1]​‌​‌‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌​‌​‌‌‌​‌‌‌​​​​‌‌​​‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌‌‌​​​‌‌‌‌​‌‌‌‌​​‌​​‌

2025年度・社会学部の学科別実績
学科卒業者就職希望者就職決定者希望者分母の就職率
社会127人118人117人99.2%
メディア社会113人108人105人97.2%
[1]

社会学科の一般企業就職は102人、公務員11人、教員3人、公益等団体ほか1人です。メディア社会学科は一般企業97人、公務員2人、公益等団体ほか6人です。2学科の決定者を合計すると222人となります。率を自分の内定確率と考えるより、企業や公務などの選択肢を調べる入口にしましょう。[1]

マスコミ志望以外でも、調べられる企業は多い

2023〜2025年度の学部別主な就職先には、社会学部の実績としてロッテ、キーエンス、千葉銀行、NTTデータグループ、日立システムズ、ソフトバンク、インテージ、日経リサーチ、日本放送協会(NHK)、JTBなどが掲載されています。メディア企業だけの就職先一覧ではありません。[2]

企業例は社会学部全体の複数年度分で、社会学科とメディア社会学科を分けた採用実績ではありません。NHKへの就職をすべて番組制作職、調査会社への就職をすべて研究職とすることもできません。会社名から気になる仕事を探し、現在の採用ページで募集職種を確かめてください。[2]

関心を仕事へつなげる比較の入口
関心のあること調べたい仕事の場面企業研究の質問
人や社会の行動を調べたい顧客調査、サービス改善、情報の分析どのように顧客の声を集め、仕事に使いますか
情報を分かりやすく伝えたい広報、営業、制作、顧客対応誰へ何を伝える業務が中心ですか
地域の課題に向き合いたい自治体や地域に関わる事業若手が現場の声を聞く機会はありますか

これは編集部による比較の例です。卒業生の配属実績ではありません。興味が一つに絞れない場合は、二つの仕事を調べて違いをメモするところから始められます。

調査経験は「アンケートをした」から一歩掘り下げる

社会学科は基礎ゼミで報告・ディスカッション・レポート作成を学び、方法論ゼミではデータや資料の収集・分析を実際の調査を通じて学ぶと説明しています。社会学部全体でも、フィールドワークなど現実の社会を題材にする学びが紹介されています。[3] [4]

就活で調査を説明するなら、回答数や結果だけでなく、その方法を選んだ理由が大切です。「誰に聞くと偏るか」「質問の意味が伝わるか」「回答から言える範囲はどこまでか」といった、自分が実際に考えた点を振り返ってみましょう。

調査の振り返りメモ
段階思い出す内容
問いを立てる身近な疑問を、何について調べる問いに変えたか
方法を選ぶ資料調査・聞き取り・アンケート等をなぜ選んだか
進める断られた、伝わらなかったなどの問題にどう対応したか
まとめる結果と自分の解釈をどう分け、どの限界を残したか

企業の課題を扱う仕事でも、相手の声やデータを集め、判断できる範囲を整理する場面があります。ただし、授業で調査したことだけで即戦力を断言する必要はありません。学んだ考え方と、今後どんな場面で使ってみたいかを具体的に伝えます。

映像やWeb制作は、作品と自分の役割をセットにする

メディア社会学科のゼミ説明では、2年次の方法論ゼミで分析・質的調査・映像やWebサイト制作などを学び、3年次に卒業論文・制作を意識した研究、4年次に卒業研究へと進む流れが示されています。制作を経験した場合は、完成物に至る判断を整理することができます。[5]

たとえばグループで映像を作ったなら、企画、取材、撮影、編集のうち、自分がどこを担当したかを明確にします。見る人に何を伝えたい作品なのか、途中の意見を受けて何を変えたかまで説明すると、単に「動画編集ができます」で終わらない話になります。

  • 目的と相手:誰に、何を伝えるための制作だったか。
  • 担当範囲:グループ全体の成果と、自分の仕事を分ける。
  • 修正の根拠:感想や指摘を受け、どこを変えたか。
  • 提出の可否:他の人の作品や取材内容を含む場合、共有できる範囲を確認する。

再生数や評価の数字がなければ、作り足す必要はありません。作品を公開できない場合も、相手や題材を特定させず、進め方と改善点を説明できるか相談してみてください。制作を経験していない学生は、調査や発表など自分が実際に行った活動を使います。

2027年度の新専攻と、現在の就職実績を混同しない

社会学部の公式ページには、メディア社会学科の情報社会デザイン専攻を2027年度に開設することが案内されています。大学の新カリキュラムの案内には計画中で変更の可能性がある旨も記載されています。2025年度の就職実績は、この新専攻の卒業実績ではありません。[3] [6]

今の在学生が自己PRを作るときは、将来の専攻紹介に出てくる授業を自分が受けた経験として使わないでください。自分の入学年度の履修要項と実際の受講内容を軸に説明します。新しい学びに関心がある場合は、現在利用できる科目や学習機会を大学へ確認しましょう。

調査資料や作品の説明を、学内相談で試す

キャリア支援センターは学年を問わず利用でき、応募書類の添削、面接練習、自己分析、進路選択の相談を案内しています。先輩の就職活動記録や企業求人票も確認できます。研究や作品をどう話すか分からない段階で利用できます。[7]

3年生には全員面談、武蔵しごと塾、業界研究、面接・グループディスカッション対策などのプログラムがあります。卒業生と対話する機会では、会社の雰囲気だけでなく、若手が担当する仕事や調査・制作の考え方をどの場面で使うか聞いてみると、企業研究が深まります。[8]

相談前には「調査の目的・方法・自分の工夫」を短くまとめ、関心のある求人を一つ用意します。説明を聞いた相手に、どの部分が分かりにくかったかを聞き、用語や順序を調整してください。エントリーシートを整えるだけでなく、口頭で伝わるかも確認しましょう。

学歴への不安より先に、確かめられることを進める

  • 在籍学科の実績を確認し、気になる企業で実際に募集している職種を探す。
  • 調査レポートか制作物を一つ選び、自分の担当と判断を三つ書き出す。
  • 学内相談で説明し、伝わらなかった箇所を直す。
  • 応募先の仕事で興味を持った点と、自分の経験の接点を一段落にする。

「大学名で落とされるのでは」という不安だけでは、どこを準備すればよいか決まりません。企業の応募条件と選考の内容、自分の経験の伝わり方を順に確認し、改善できる点を見つけましょう。大学名を理由に、調べる前から候補をすべて消す必要はありません。

逆転就活塾への相談では、学科、調査や制作のテーマ、興味のある仕事、苦手に感じる選考を教えてください。大きな成果がなくても、実際に考えて行動したことから整理し、自分が納得できる応募の方向を考えていけます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 武蔵大学:2025年度 学科別就職率確認日:2026-09-10 / 社会・メディア社会の希望者と決定者、区分
  2. 武蔵大学:学部別主な就職先一覧(2023〜2025年度)確認日:2026-09-10 / 社会学部全体の複数年度企業例
  3. 武蔵大学:社会学部確認日:2026-09-10 / 調査/制作、2027新専攻の区別
  4. 武蔵大学:社会学科確認日:2026-09-10 / 基礎ゼミと方法論ゼミの学び
  5. 武蔵大学:メディア社会学科のゼミ説明確認日:2026-09-10 / 方法論・プレ研究・卒業論文制作
  6. 武蔵大学:2027年度 新カリキュラムの特長確認日:2026-09-10 / 2027新専攻、計画変更可能性
  7. 武蔵大学:キャリア支援センターについて確認日:2026-09-10 / 相談・資料閲覧
  8. 武蔵大学:キャリア支援プログラム確認日:2026-09-10 / 全員面談・武蔵しごと塾など