2025年度の実績は公表済み。希望者46人中45人が就職決定
国際教養学部は2022年度に設立された学部です。大学の主な就職先一覧にも、国際教養学部については新設のため2025年度の1年分のみを掲載すると明記されています。2026年9月時点で「まだ卒業生の実績がない」と考える必要はありません。[2] [3]
| 項目 | 人数・割合 |
|---|---|
| 卒業者 | 49人 |
| 就職希望者 | 46人 |
| 就職決定者 | 45人 |
| うち一般企業 | 41人 |
| うち公務員 | 4人 |
| 就職希望者に対する就職率 | 97.8% |
この表は令和8年度学校基本調査に基づきます。就職決定者を卒業者49人で割った割合は公式表では91.8%で、希望者分母の97.8%とは別です。どちらかを誤っていると考えるのではなく、何を分母にしているかを確認します。専攻別の就職率や、企業別の採用人数はこの表には掲載されていません。[1]
国際教養の就職先を、仕事を調べる入口にする
学部の2025年度の主な就職先には、YKK、千葉銀行、日本航空(JAL)、キンドリルジャパン、TIS、BIPROGY、三菱UFJトラストシステム、日本旅行、アクセンチュア、日本総合研究所などが掲載されています。公務には皇宮警察本部、国土交通省航空局、東京都庁、東京消防庁が挙げられています。[2]
この実績だけで、「英語を使う職種に入った」「EM出身者が金融に、GS出身者が航空に進んだ」とは判断できません。掲載は学部単位で、専攻や配属との対応までは示していないからです。まず気になる企業の仕事と応募条件を確認し、どんな点に関心があるかをメモしましょう。[2]
| 確認したいこと | 質問・調査の例 |
|---|---|
| 英語を使う場面 | 日常の業務、資料、顧客との会話のどこで使うか |
| 専門知識の使い道 | 経済・文化・社会の知識が関わる課題は何か |
| 採用と配属 | 応募できる区分と、仕事内容が決まる時期はいつか |
| 学び続ける環境 | 入社後に必要になる知識や研修は何か |
英語を使う頻度だけでなく、自分が扱いたい課題や働き方が合うかまで比較すると、志望理由が具体的になります。外資系か日系か、有名かどうかだけで候補を決めず、仕事内容を一社ずつ確かめてください。
現在の在学生は、EM・GSで学んだ内容を軸にする
公式の各種ポリシーは、2026年度以前の入学生と2027年度以降の入学生を分けています。現在の在学生に関わる経済経営学(EM)専攻は、数学・統計を基礎に経済・経営を学びます。グローバルスタディーズ(GS)専攻は、国際関係やコミュニケーション、文化などの分野を横断して学ぶ構成です。[4]
2026年度以前の入学生向けの方針では、英語による授業を中心とし、必修のゼミナールや、学びの集大成となるCapstone Projectを配置しています。EMにはロンドン大学とのパラレル・ディグリー・プログラム(PDP)もありますが、全員がロンドン大学の学位を取得するという意味ではありません。自分が履修・修得した内容を正確に説明します。[4]
| 学び | 説明に使える問い |
|---|---|
| EMの経済・経営、統計など | どの前提やデータを使い、なぜその結論になったか |
| GSの国際関係・文化・コミュニケーションなど | 異なる立場や資料を比べ、見方がどう変わったか |
| ゼミ・Capstone Project | 自分で立てた問いと、調べ直した点は何か |
| 英語での議論 | 意見が伝わらないとき、何を確認して説明を変えたか |
表は編集部による振り返りの例です。実際に取り組んだテーマから、自分が答えられる問いを選んでください。専門的な話は、日本語でも短く説明できるようにすると、専攻を知らない相手との面接にも備えられます。
2027年度の専攻再編は、過去の実績と分ける
大学は2027年度に、経済・経営・国際関係(EMIR)、ビジネスデータサイエンス(BDS)、グローバルスタディーズ(GS)の3専攻へ拡充すると案内しています。経済経営学専攻の名称変更やBDSの新設を含む将来の案内であり、2025年度卒業生がBDSを履修していたということではありません。[3] [5]
履修や取得学位をエントリーシートへ記入するときは、自分の入学年度の要項・証明書を確認してください。大学のWebサイトで新しい専攻紹介が目立っていても、その内容を自分の経歴へ置き換えないことが必要です。新カリキュラムの案内には、計画中で変更が生じる可能性も記載されています。[4] [5]
「英語ができます」から、実際に動いた経験へ
英語力は点数や資格で示せる部分がありますが、それだけでは、どのように仕事を進める人なのかまでは伝わりません。意見が異なる相手と課題を進めた、文献を読み比べて論拠を示した、伝わらなかった説明を言い直したなど、行動の部分を整理してみましょう。
たとえば、グループ発表で意見がまとまらず、互いが重視する条件を書き出して比較した経験があるなら、「協調性があります」だけでなく、比較した条件と自分の役割を説明できます。これは振り返りの例で、武蔵大学生の内定事例ではありません。経験していない活動を実績にする必要はありません。
周囲の流暢な英語と比べて自信をなくしているときも、何が不足しているのかを分けます。希望職種に必要な語学条件の確認、専門内容を説明する練習、エントリーシートの準備は並行できます。英語が完璧になるまで、求人の確認や相談を先送りしないようにしましょう。
留学・研究と就活の予定を、一枚の表にまとめる
国際教養学部の学びには海外で学ぶ機会もあります。実際の留学予定や研究の負担は学生ごとに違うので、自分の時間割をもとに就活と両立できる計画を作ります。日本の企業へ応募する場合も、国内に戻ってから考えるだけでなく、気になる募集を早めに確認しておくと予定を整理しやすくなります。[4]
- 授業・研究:試験、提出、Capstone Projectの予定を確認する。
- 海外滞在:滞在期間と、日本時間で連絡を確認できる時間を決める。
- 応募:企業ごとに締切、提出物、面接方式を確認する。
- 相談:今の予定で無理がある箇所と、大学へ聞きたいことをメモする。
オンライン選考の可否や日程変更は企業ごとに異なります。参加できると決めつけず、分からない点を採用担当へ確認します。研究や留学の経験を話す準備と、応募手続きの管理を分けて進めることが大切です。
進路を決めきれない段階から相談を使う
武蔵大学のキャリア支援センターでは、学年を問わず、漠然とした進路相談や応募書類の添削、面接練習ができます。先輩の就職活動記録や、卒業後の勤務状況アンケートも資料として案内されています。[6]
3年次の全員面談や武蔵しごと塾、業界研究などに加え、1・2年生にはグローバルな働き方セミナー、4年生には求人マッチング面談などが紹介されています。自分が今参加できる内容と申込方法は、学内の最新案内で確認してください。[7]
相談前には、専攻、学んでいるテーマ、留学や研究の予定、気になる企業二つをまとめます。「海外で働きたいが仕事内容が決まらない」「英語以外の強みを説明できない」という悩みも、そのまま相談のテーマになります。少ない年数の実績だけで将来を決めず、仕事を知る機会を増やしましょう。
逆転就活塾への相談でも、学歴や語学の不安と、実際につまずいている選考を分けて伝えてください。自分の専門や経験を整理し、納得できる仕事の選び方と、今日取り組む準備を具体化していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 武蔵大学:2025年度 学科別就職率確認日:2026-09-10 / 国際教養49/46/45、一般企業41・公務員4、率の分母
- 武蔵大学:学部別主な就職先一覧確認日:2026-09-10 / 国際教養のみ2025年度の1年分。学部単位の企業名
- 武蔵大学:国際教養学部長からのメッセージ確認日:2026-09-10 / 2022設立、2027の専攻拡充
- 武蔵大学:国際教養学部の各種ポリシー確認日:2026-09-10 / 2026年度以前入学生のEM/GSと学び。2027以降とは分離
- 武蔵大学:2027年度 新カリキュラムの特長確認日:2026-09-10 / 2027年度の予定・計画変更可能性
- 武蔵大学:キャリア支援センターについて確認日:2026-09-10 / 相談内容・資料閲覧
- 武蔵大学:キャリア支援プログラム確認日:2026-09-10 / 学年別の支援、全員面談など