デザイン学科の就職先と、進路イメージを分けて見る

公式の「2025年度4年生 主な就職先企業」には、サントリーホールディングス、オプト、ハピネット、共同印刷、マイナビ、大和市役所などが掲載されています。掲載先ごとの採用人数や配属職種は、この一覧には示されていません。[1]

大学が進路イメージとして紹介するのは、メーカーのデザイナー、広告・印刷分野の総合職やデザイナー、制作会社のプランナー、公務員、営業・販売などです。これは想定する進路の説明であり、掲載された各社への職種別の採用実績とは区別します。[1]

「あの企業へ入れた先輩がいる」という情報から始めても構いません。次に、その企業で何をする仕事へ応募するかを調べてください。法人名の知名度と、自分が制作に関わる範囲、顧客と接する時間、働く場所は別々に確かめます。

デザイナー・企画・営業を、日々の仕事で比較する

仕事内容を比較する問い(編集部作成)
関心の方向募集情報で確かめること
制作やデザインを担当したい何を制作し、どの工程を担い、誰が評価するか
企画に関わりたい課題発見、調査、提案、進行のどこを担当するか
顧客への提案に関わりたい誰に何を提案し、制作担当とどう連携するか
商品やサービスを届けたい売り場・利用者の反応をどう把握し、仕事へ反映するか

これは明星大学が進路を分類した表ではなく、応募先を比較するための整理例です。同じ「企画」「デザイナー」という名称でも、会社により仕事の範囲は異なります。職種名だけを見て応募を決めず、制作例や社員紹介、募集要項を合わせて確認しましょう。

作品制作が好きでも、納期の管理や関係者との調整を含む仕事をイメージできているか、一度考えてみてください。反対に、画力に自信がないという理由だけで選択肢を閉じず、課題を調べることや提案を組み立てることなど、自分が取り組みたい役割を分けて探します。

ポートフォリオは、まず応募先の提出条件から逆算する

作品集を作るときは、最初に応募先が指定する形式・容量・点数・提出期限・掲載可能な内容を確認します。指定があるのに、一般的な見本を優先してしまわないようにします。作品提出の有無自体も、募集職種ごとに確認してください。

作品一つにつける説明メモ
項目書いておく内容
目的誰のどんな課題に対する制作か
条件時間・使用素材・課題設定などの制約
自分の担当共同制作なら担当した範囲と他者の役割
判断なぜその案を選んだか、他案とどう比べたか
改善指摘や試作結果から何を変えたか
振り返り確認できた結果と、残った課題

完成画像を並べるだけでは見えにくい制作過程を、このメモで補います。ただし、すべての工程を長く載せる必要はありません。応募先の提出条件と仕事内容に照らし、自分の判断が伝わる場面を選んでください。

「おしゃれにした」から一歩進んで、判断の理由を伝える

デザインの意図を説明するときは、好みの表現だけで終えず、相手が何を理解し、どう使うことを目指したかへ戻ります。見栄えだけでなく、課題と表現のつながりを説明してみましょう。

例えば、学内イベントの案内を作ったという架空例を考えます。「目立つ色にした」だけでなく、「初めて来る人が日時と場所を先に確認できるよう、情報の順番を変えた」と説明できます。実際に読みやすさを確認したなら、確認方法と修正点も付け加えます。これは編集部の練習例で、実在の内定者事例ではありません。

検証していないのに参加人数の増加へ結びつけたり、「誰からも高評価だった」と書いたりする必要はありません。人に見せていなければ、今後どう確かめたいかを述べる形でも振り返りになります。応募書類では、実際にしたことと次にしたいことを明確に区別します。

  • 誰がどの場面で使うものだったか。
  • 最初の案の問題を何だと考えたか。
  • 複数案のうち、なぜその案を選んだか。
  • 反応や指摘をどう受け取り、何を変えたか。
  • 今なら、どこをさらに改善するか。

総合職に応募するときも、制作経験を小さく扱わない

デザイン職以外に応募するときは、「制作経験は関係がない」と切り捨てず、仕事内容との接点を考えます。相手の要望を整理する、情報を分かりやすくまとめる、期限内に進めるといった行動のうち、自分が実際に担当したものを探してください。

一方で、「デザインを学んだので企画力があります」とだけ言うと、強みの根拠が不足します。課題をどう見つけ、何を提案し、どの反応を受けて変えたかを説明します。使えるソフトの種類を増やすことと、この説明を磨くことは別の準備として進めましょう。

面接練習では、作品の説明を短くした版も用意します。専門分野に詳しくない相手が、目的と自分の役割を理解できるかを確認してください。相手が知りたい点へ答えられるよう、細部の説明も手元に残しておくと振り返りやすくなります。

相談には作品と募集情報を一緒に持っていく

明星大学の就職センターは個別相談、応募書類の添削、模擬面接などを案内しています。受付・予約方法は学内の最新情報を確認してください。[2]

「作品がよくない気がする」という不安は、作品の評価、職種の選び方、説明の伝わり方に分けると相談しやすくなります。表現や制作の専門的な相談は担当教員にも聞き、就職相談では応募職種に対してどんな経験を示すかを整理します。

逆転就活塾への相談でも、大学名や作品への不安を抱えたまま候補を狭めず、希望する仕事と制作経験を並べて考えるために、このメモを使えます。まず募集情報一件と作品一つを選び、次に確認したい点を書き出してみましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 明星大学 デザイン学科 就職・進路確認日:2026-09-09 / 2025年度4年生の主な掲載先と進路イメージ
  2. 明星大学 就職支援プログラム確認日:2026-09-09 / 全学の個別相談・添削・模擬面接

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