4学科の就職・進学を同じ年度で比較する
2025年度の総合政策学部は卒業者509人、就職者448人、起業・自営業者8人、進学者18人です。専門学校・留学7人、就職希望だが未決定1人、その他27人も記載され、未登録者はありません。[1]
| 学科 | 卒業者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|
| 総合政策学科 | 179人 | 160人 | 4人 |
| メディア情報学科 | 112人 | 97人 | 3人 |
| 国際政策学科 | 122人 | 103人 | 8人 |
| 都市政策学科 | 96人 | 88人 | 3人 |
| 学部合計 | 509人 | 448人 | 18人 |
就職率99.8%は就職希望者449人に対する就職者448人の割合です。卒業者全員の就職割合ではありません。就職・進路決定率92.9%は、就職と起業・自営業の合計を卒業者から進学者を除いた人数で割る大学の定義によります。[1]
進学18人は自大学院9人、他大学院9人で、卒業者を分母とする大学院進学率は3.5%です。学科ごとの進路が異なっていても、その人数だけで学科の優劣や本人の採用可能性は決まりません。希望する仕事内容や研究内容を別に確認しましょう。[2]
情報通信18.5%など、行政以外にも広がる
2025年度の学部就職者の業種別割合は、情報通信業18.5%、教育・公益・その他サービス16.3%、製造業12.1%、金融・保険業11.4%、公務5.1%などです。政策を学ぶ学部ですが、行政だけを進路とする構成ではありません。[3]
大学は、総合政策の学びを、行政の方針を考えることに限らず、個人や地域などが抱える課題について関係者と解決方法を考え、実践する流れとして説明しています。企業でもどのような課題に関わる仕事かを調べると、自分の経験との接点を探せます。[4]
| 領域 | 確認したい仕事内容 |
|---|---|
| 情報通信 | 誰の課題をどんなサービス・システムで解決するか |
| 製造 | 製品だけでなく取引先や地域との関係を担う仕事か |
| 金融・サービス | 顧客の課題をどう聞き、どんな提案を行うか |
| 公務 | どの政策分野や採用区分を志望するか |
業種割合から企業別の採用人数や配属職種は分かりません。大手就職率や学科別の企業内定率へ換算せず、現在の募集情報で仕事内容、対象学位、勤務地、配属の仕組みを確認してください。大学名に対する印象だけで応募先を狭めないことが大切です。
2年次に選ぶ4学科の学びを整理する
総合政策学部は1年次に学科へ所属せず幅広い基礎を学び、2年次から総合政策、メディア情報、都市政策、国際政策の学科を選ぶ構成です。授業の名前を並べるより、なぜその学科を選び、どんな課題に関心を持ったかを整理しましょう。[4]
| 学科 | 学びの特徴 | 本人の行動を探す観点 |
|---|---|---|
| 総合政策 | 環境、社会・経済、言語文化などを横断 | 複数の視点から課題を整理したこと |
| メディア情報 | 情報技術や映像を使った課題の検討・発信 | 利用者や伝える相手を考えて制作したこと |
| 都市政策 | 地域、都市経営、データ、政策提案 | 関係者の意見とデータを比較したこと |
| 国際政策 | 平和、開発、人権などの国際課題 | 現場と国際的な背景を結び付けたこと |
いずれも学科の特徴を示すもので、学生全員が同じ活動を経験するわけではありません。自分のゼミ、履修科目、参加したプログラムを確認し、学部全体の取り組みと本人の担当を区別して説明します。
総合政策・都市政策は、提案に至る根拠を示す
総合政策学科では、学外の研究機関や自治体、企業と関わる調査や政策提案が案内されています。都市政策学科にも政策コンサルティング演習や、都市・交通などのデータを扱う学びがあります。[5] [7]
自己PRでは、地域の課題を解決したという大きな表現の前に、何を課題と考え、誰に話を聞き、どの資料を確かめたかを整理します。提言したことと、自治体や企業が実際に採用して効果が出たことは別です。確認できている結果の範囲で説明してください。
現場の声と数値が異なる場合は、どちらかを都合よく採るのではなく、対象や時期、聞き方の違いを考えます。グループ内で意見が分かれたとき、前提をそろえた経験も材料です。結果の派手さより、判断した過程を伝えましょう。
都市政策学科にはJAL連携講座もありますが、履修が航空会社への採用や特定職種の配属を保証するものではありません。業界を学ぶ機会として捉え、志望先の具体的な職務は採用情報から別に確認します。[7]
メディア情報は、制作目的と検証を説明する
メディア情報学科のメディア制作演習では、Pythonによるシミュレーションやデータ分析、映像の撮影・編集などが紹介されています。技術を使ったことだけでなく、何を伝える、あるいは何を確かめるための制作だったかを説明しましょう。[6]
映像を作った経験なら、対象とする課題、見てもらいたい相手、構成や表現の工夫、見直した点を整理します。プログラムなら、必要な機能、選んだ設計、テストで見つけた問題、修正した内容が材料になります。グループ作品の全てを自分の担当としないことも大切です。
情報関連の仕事を考える場合は、学科名だけで技術力を示そうとせず、実際に作ったものと説明できる範囲を明らかにします。映像やITへの関心があっても職種は多様なので、制作、開発、企画などの仕事内容を求人ごとに読み分けてください。
国際政策は、現地の課題と背景をつなぐ
国際政策学科は平和構築、発展と開発、人権を中心に学びます。国際機関や官公庁等の実務経験を持つ教員による教育や、海外でのケーススタディ・フィールドワーク、少人数のグローバルキャリアプログラムも案内されています。[8]
国際協力に関心がある場合は、世界に貢献したいという言葉から一歩進み、どの地域のどんな課題か、誰が関係し、何を確かめたいのかを考えます。海外に行ったこと自体ではなく、現地で得た情報によって見方がどう変わったかを説明しましょう。
国際的な学びの機会があることと、国際機関への採用が決まることは別です。仕事内容、必要な学位や経験、選考条件を確認し、企業や公務など他の選択肢との違いも整理してください。参加していないプログラムを本人の経験として書かないようにします。
建築士プログラムの新規登録は終了している
総合政策学部は、建築士プログラムを2023年度の募集で廃止すると告知しています。進路・資格ページにも2024年度以降はプログラム登録ができないと記載されています。都市政策の学びがあることだけで、現在もこのプログラムへ新規登録できると考えないでください。[9] [10]
過去に登録した人の履修や資格に関する確認と、これから登録したい人の確認は分ける必要があります。本人の登録状況に応じて学部へ相談しましょう。古い資格説明をそのまま現行制度として用いず、必要な条件は現在の正式案内で確認してください。
今週は課題・行動・仕事を一つの表にする
まず授業や活動から課題を一つ選び、何を調べ、何を提案・制作し、本人がどの部分を担ったかを書きます。次に求人を3件選び、その仕事でも同じように調査、分析、提案、発信を行う場面があるかを調べましょう。
キャリアセンターは個人面談やES・面接支援、求人・インターンシップ情報を案内しています。幅広く学んだ経験を絞れない場合は、一つの具体例と仕事の比較表を持って相談すると、伝える内容を考えやすくなります。[11]
学部の幅広さを曖昧さだと捉える必要はありません。何を問題と考え、複数の情報をどう結び付けたかを本人の言葉にし、現在の仕事の条件に沿って準備を進めてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 関西学院大学 2025年度 進路決定状況確認日:2026-09-11 / 総合政策4学科、希望449人
- 関西学院大学 2025年度 大学院進学状況確認日:2026-09-11 / 自9他9計18人
- 関西学院大学 2025年度 業種別就職状況確認日:2026-09-11 / 総合政策就職者
- 関西学院大学 総合政策学部確認日:2026-09-11 / 4学科、2年選択、現場・データ・発信
- 関西学院大学 総合政策学科確認日:2026-09-11 / 3領域、公共選択、税関等実務家
- 関西学院大学 メディア情報学科確認日:2026-09-11 / Python・映像制作・政策発信
- 関西学院大学 都市政策学科確認日:2026-09-11 / 政策コンサル・データ・JAL講座
- 関西学院大学 国際政策学科確認日:2026-09-11 / 平和・開発・人権・GCaP
- 関西学院大学 総合政策学部 進路・資格確認日:2026-09-11 / 建築士プログラム2024以降登録不可、旧制度記述は不採用
- 関西学院大学 建築士プログラムの廃止について確認日:2026-09-11 / 2023年4月1日告知、2023年度募集終了
- 関西学院大学 キャリア支援確認日:2026-09-11 / 面談・求人・ES・面接