2025年度は就職593人、進学6人
全学の2025年度進路表によると、経済学部は卒業者649人、就職者593人、起業・自営業者5人、進学者6人です。専門学校・留学14人、その他28人、未登録3人も記載されています。就職希望だが未決定の人はなく、就職希望者は593人です。[1]
| 項目 | 人数・割合 | 分母・内訳 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 649人 | 進路全体 |
| 就職者 | 593人 | 就職希望者も593人 |
| 就職率 | 100.0% | 593人÷593人 |
| 進学者 | 6人 | 大学院5人、その他進学1人 |
| 大学院進学率 | 0.8% | 大学院5人÷卒業者649人 |
大学院進学者5人は自大学院への進学です。就職率100.0%は卒業生全員が就職した割合ではありません。就職・進路決定率93.0%は、就職と起業・自営業の合計を卒業者から進学者を除いた人数で割る大学の定義です。[1] [2]
学部の進路ページにも数値がありますが、そこに示される就職率99.5%と企業例は2023年度卒業生の実績です。本記事では2025年度の全学資料にそろえ、年度の異なる値を混ぜて現在の状況とはしません。[8]
この結果だけで本人の応募先や採用可能性は決まりません。進学者が少ないことも、研究を続ける価値の低さを意味しないため、本人の関心と仕事や学修の条件を別に検討しましょう。
金融・保険23.3%に加えて複数の業界がある
2025年度の経済学部就職者の業種別割合は、金融・保険業23.3%、製造業15.0%、教育・公益・その他サービス14.5%、情報通信業14.0%、公務8.1%などです。金融が大きな割合を占めますが、それだけが進路ではありません。[3]
同年度の企業一覧は経済学部と経済学研究科博士課程前期課程の合算です。川崎重工業、キーエンス、ダイキン工業、デンソー、トヨタ自動車、野村総合研究所、三井住友銀行、三井不動産などが掲載されています。学部だけの企業別人数や採用職種は、この一覧では分かりません。[4]
| 領域 | 比較したいこと |
|---|---|
| 金融 | 扱うサービス、顧客、募集職種 |
| 製造 | 商品・取引先と、本人が担う業務 |
| 情報通信 | システムやサービスの役割、職種、育成 |
| 公務 | 志望機関の課題、採用区分、日程 |
銀行に就職した人がすべて同じ業務を担当するわけではなく、メーカーへの就職が特定の企画職を意味するわけでもありません。企業の一覧は調べる候補として使い、仕事内容は現在の採用情報で確認しましょう。
大手就職率を計算できる企業別人数や大手の定義は示されていません。大学名への不安を社名の数だけで判断せず、自分が興味を持つ仕事を複数見つけ、募集条件と経験の接点を一件ずつ考えてください。
理論・歴史・データのどこで考えたかを振り返る
経済学部は、現実の問題を選び、情報を整理し、理論とデータを使って検証し、結論を伝える学びを案内しています。マクロ・ミクロ経済学、計量経済学、歴史や思想などを通して、経済を見る複数の視点を身につける構成です。[5] [6]
選考では、経済の仕組みを学んだという一文だけでなく、本人が考えた問いを示しましょう。なぜその問題に関心を持ち、どんな説明を比べ、どの根拠から結論を考えたかを整理します。知識の広さより、本人の判断が分かる説明を目指します。
理論を使った研究なら、置いた仮定と、その仮定が現実とどこで異なるかを補います。歴史や思想の研究なら、対象の時代や資料の背景、複数の解釈の違いを伝えます。どちらも、専門用語を知らない相手に目的と論点が伝わるよう言い換えてください。
身近な経済ニュースを志望理由に使う場合も、授業で学んだ一般的な仕組みと、調べた企業の個別事情を分けます。学んだ理論だけで企業の課題を断定せず、企業の説明資料や仕事内容を確認した上で、興味を持った点を述べましょう。
データ分析は、手法名より問いと検証を示す
経済学部は2023年4月に課題解決型データ分析プログラムを開始しています。経済データ分析入門では公開データの取得・加工、基礎的な分析や統計ソフトRの扱いを学び、PBLデータ分析ではテーマごとにグループ発表や議論を行う内容が紹介されています。[6] [7]
これらは学びの案内であり、全員の実務経験や特定の職種への適性を証明するものではありません。本人が履修した内容と、その中で担当した作業を確認してから、経験として説明してください。プログラムの存在だけで就職率の高さの原因を決めることもできません。
| 観点 | 説明すること |
|---|---|
| 問い | 何を明らかにしたかったか |
| データ | 対象、期間、単位、欠けている情報 |
| 方法 | 比較方法をなぜ選んだか |
| 結果 | 何が分かり、何はまだ分からないか |
| 本人の工夫 | 加工、確認、説明をどう改善したか |
分析で差が出たからといって原因まで確定したとは限りません。期間や対象の違い、比較条件を確かめ、結論の限界も説明できるようにします。面接でも、グラフを作ったことだけでなく、その図で何を伝える必要があったかを話せると取り組みが伝わります。
グループ課題は全体の結果と本人の貢献を分けましょう。データを集めた、集計の誤りを確認した、発表の構成を見直したなど、実際の行動が材料になります。作業を分担しただけで終わらず、判断が必要だった場面を一つ選んで振り返ってください。
ゼミの発表や討論を、仕事への関心につなげる
2年次にはプレ演習、3年次以降には専門演習や卒業研究演習が案内されています。ゼミでは調査、分析、考察、提案を行い、他者との議論や発表を通して研究を深める内容です。本人が受けた授業や所属するゼミに合わせて経験を整理しましょう。[5] [6]
発表の経験では、調べた内容を一方的に話したことより、聞き手からどんな質問があり、それを受けて何を直したかに注目します。前提が伝わっていなければ説明を補い、資料が足りなければ追加で調べる。その過程を具体的に伝えると、学び続ける姿勢が見えます。
海外での学習やフィールドワークを経験した場合も、渡航した場所や期間だけでなく、何を観察し、予想と違った点をどう考えたかを整理します。学部が案内する海外の機会を、自分も全て経験したように書かないでください。[5]
仕事の条件と経験を並べて、相談へ持ち込む
今週は関心がある求人を3件選び、職種、顧客、扱うサービス、必要な準備を表にしてみましょう。金融に決めている場合でも複数の仕事内容を比べると、自分がどこに関心を持っているかが分かりやすくなります。
教職や大学院を考える場合は、履修条件・入試・費用などをそれぞれ確認します。大学が進学や取得可能資格を案内していても、本人が要件を満たしているかは別です。応募や進学の予定を並べて、いつまでに何を判断する必要があるかを整理しましょう。[8]
キャリアセンターは個人面談、ES・面接の支援、求人・インターンシップ情報を案内しています。求人の比較表と、ゼミや分析の経験を短く書いたものを持っていき、仕事への関心と経験が伝わるかを相談できます。[9]
経済学部という所属だけに頼る必要も、それだけで不安になる必要もありません。自分で問いを立て、根拠を集め、考えを説明した過程を本人の言葉にして、現在の仕事の条件に沿って準備を進めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 関西学院大学 2025年度 進路決定状況確認日:2026-09-11 / 経済学部卒649就593希望593
- 関西学院大学 2025年度 大学院進学状況確認日:2026-09-11 / 院5その他1
- 関西学院大学 2025年度 業種別就職状況確認日:2026-09-11 / 経済就職者
- 関西学院大学 2025年度 学部・研究科別 就職先企業・団体確認日:2026-09-11 / 3頁経済学部+経済M合算
- 関西学院大学 経済学部確認日:2026-09-11 / 理論・歴史・データ、プレ演習
- 関西学院大学 経済学部の学び確認日:2026-09-11 / 基礎・R・PBL・ゼミ・卒論
- 関西学院大学 課題解決型データ分析プログラム確認日:2026-09-11 / 2023年4月開始
- 関西学院大学 経済学部 進路・資格確認日:2026-09-11 / 2023実績は2025と区別。進学や教職案内
- 関西学院大学 キャリア支援確認日:2026-09-11 / 面談・ES・面接・求人