就職希望者69人全員が就職を決定した2025年度実績

大学の2026年6月22日更新の就職先等一覧によると、社会福祉学部の2025年度卒業者は72人、進学者1人、就職希望者69人、就職決定者69人です。就職率100%は就職希望者を分母とした割合です。[1]​​‌‌‌‌‌​‌‌‌‌​‌​‌‌‌​​‌​​​‌​‌​​​‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌‌​​​​‌‌​​​​​​‌‌​​​‌‌‌‌‌

2025年度社会福祉学部の進路
項目人数・割合
卒業者72人
進学者1人
就職希望者69人
就職決定者69人
就職率100%
[1]

卒業者72人全員が就職したことや、希望する採用先に必ず入れることを意味しません。国家試験の合格率とも異なります。就職率の数字と、本人が目指す職種・資格・応募先を分けて確認してください。

資格を生かす専門職を目指す人も、行政や企業を考える人も、学部全体の実績だけでは自分に合う進路は決められません。どのような人や地域の課題に関わりたいのか、これまでの授業や実習を振り返ることから始めましょう。

福祉施設・医療機関・行政の実績を確認する

2026年5月1日現在の主な就職先一覧では、県内に四万十市社会福祉協議会、土佐希望の家、近森病院、高知厚生病院、南国病院、高知県、高知市、宿毛市、いの町、日高村、高知県警察などが掲載されています。[2]

県外には愛媛県社会福祉事業団、大分県社会福祉協議会、阿南市社会福祉協議会、いずみ野福祉会、法務省、徳島地方法務局、日本年金機構、宮城県、岡山県、愛媛県、尼崎市、京都市、四国中央市などが掲載されています。[2]

応募先を比較する視点(編集部の整理)
進路の例調べること
社会福祉協議会地域で担う事業、相談や地域活動の業務
福祉施設・事業所支援対象、提供サービス、募集職種、研修
医療機関相談援助等の募集の有無、必要資格、連携体制
国・自治体等採用区分、受験条件、試験科目、配属の考え方

公式一覧にあるのは主な組織名です。病院への就職実績だけで医療ソーシャルワーカーへの配属と断定したり、自治体への就職をすべて福祉職採用と考えたりしないでください。本人が応募する募集の職種と資格条件を確認する必要があります。

掲載組織の規模や知名度から、学部の大手就職率は分かりません。支援の仕事を考える際は、職員の育成方法、相談できる体制、担当する対象や地域なども比較し、自分が学び続けられる環境を調べてみましょう。

3コースは社会福祉士を基礎に、専門性を広げる構成

学部には社会福祉士コース、介護・社会福祉コース、精神・社会福祉コースがあります。社会福祉士コースは社会福祉士を目指し、他の2コースは社会福祉士に加えて介護福祉士または精神保健福祉士を目指す教育プログラムです。[3]

学部が案内するコースと目指す資格
コース目指す資格
社会福祉士コース社会福祉士
介護・社会福祉コース社会福祉士・介護福祉士
精神・社会福祉コース社会福祉士・精神保健福祉士
[3]

ダブル資格のコースは、幅広い相談援助の専門性に、介護福祉または精神保健福祉の専門性を加える考え方です。3つの資格すべてを全員が取得する制度ではありません。また、コースの履修と国家試験合格、採用決定もそれぞれ別です。[3]

資格の数だけで進路を選ぶのではなく、どのような支援場面に関心があるかを考えてください。コース選択や履修に必要な条件は、学部の最新案内や担当教員に確認しましょう。応募書類には、実際の取得状況や取得見込みを募集要項に沿って正確に記載します。

制度・援助方法・人の理解を組み合わせて学ぶ

学部のカリキュラム構造図では、基礎から実践、発展へ学びを深める構成が示されています。社会福祉制度、ソーシャルワークの基礎、からだとこころの理解を土台に、実践科目や地域・国際福祉、社会復帰支援、介護福祉、精神保健福祉などを学びます。[4]

授業科目の図には面接技法、医療ソーシャルワーク論、チームアプローチ、実践記録法、社会福祉調査の基礎なども掲載されています。就職活動では科目名を並べるだけでなく、その授業でどのような問いを持ち、何を調べ、考え方がどう変わったかを説明しましょう。[4]

例えば、相談する人の状況を理解する際に、本人の気持ちと制度上の条件を分けて整理した経験があれば、どこに難しさがあり、教員や仲間と何を検討したのかを振り返れます。これは学びを伝えるための編集部の提案で、実際に経験した範囲から材料を選ぶことが前提です。

行政を考える場合も、施設や病院を考える場合も、相手の事情を決めつけず、情報を確認する姿勢を具体的に示してみましょう。授業で扱った事例について、実務で一人で対応した経験のように話さないことも大切です。

実習と履修の経験を、本人の判断が伝わる言葉にする

学部の学びの例には、学年やコースごとの時間割と学生の声が掲載されています。介護・社会福祉コースで資格に必要な科目を学ぶ例や、実習分野を踏まえて関連科目を選ぶ例、精神・社会福祉コースで実習後の学習と卒業論文・国家試験準備に取り組む例があります。[5]

これらは掲載学生の例であり、全員の時間割や実習先が同じという意味ではありません。本人の経験を振り返り、実習前に考えていたこと、現場で気づいたこと、指導を受けて変えたことを時系列に整理してみましょう。

実習経験をまとめるメモ(編集部の提案)
項目整理する内容
目的何を学ぶための実習だったか
課題どの場面で疑問や難しさを感じたか
確認本人・職員・教員から何を学んだか
行動指導のもとで自分が取り組んだこと
今後さらに学びたい点と希望する仕事

「人の役に立ちたい」という動機に加えて、相手の意向をどう理解しようとしたか、必要な情報をどう整理したかまで説明すると、本人の学びが伝わりやすくなります。支援を受けた人の氏名や家庭事情、施設の内部情報は応募書類に書かず、特定につながらない表現で自分の学びを伝えてください。

国家試験と就活の予定を、一緒に相談する

学部は国家試験に向け、模擬試験、担当教員による対策講座、個別面談、国家試験を意識するための国試週間を案内しています。個別面談では勉強方法やスケジュール管理について相談・助言を受ける仕組みです。[3]

資格取得の準備があるからといって、応募先の選考日程まで遅くなるわけではありません。本人の実習、卒業論文、試験学習、応募の締切を一つの表にまとめ、重なる時期を早めに見つけましょう。必要な資格条件が分からない募集は、推測せず採用窓口や学内で確認してください。

ワクワクWork!!では、履歴書・エントリーシート・小論文の添削、面接指導、就職相談を予約制で受けられます。社会福祉学部のある池キャンパスにも窓口があり、求人検索NAVIから申し込む方式です。[6]

今週は施設、病院、行政などから気になる募集を二つ集め、仕事内容と応募資格を比べてみましょう。実習で学んだことを一つ整理したメモと予定表を持って相談すると、学習と選考のどちらを先に進めるかを決めやすくなります。

就職率の高さだけを安心材料にせず、自分がどんな支援に関心を持ち、どのように学び続けたいかを言葉にしてください。学部の専門的な学びと本人の経験を結び付け、応募先ごとに志望理由を具体化していきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 高知県立大学 就職先等一覧確認日:2026-09-11 / 2025年度社会福祉欄
  2. 高知県立大学 主な就職先(R7年度)確認日:2026-09-11 / 1頁社会福祉欄、2026May1
  3. 高知県立大学社会福祉学部 3つのコース・国家資格確認日:2026-09-11 / 全文・4図。2023/24国試数値は記事不採用
  4. 高知県立大学社会福祉学部 カリキュラム確認日:2026-09-11 / HTML構造/授業科目図
  5. 高知県立大学社会福祉学部 学びの例確認日:2026-09-11 / 学年別履修と学生例図
  6. 高知県立大学 ワクワクWork!!とは確認日:2026-09-11 / 相談・添削・面接、予約方法