全学統計と学部別資料は集計時点をそろえて読む

全学統計:2025年度卒業者・2026年5月1日現在
項目人数・割合
卒業者203人
就職者82人
進学者119人
その他2人
就職希望者83人
就職率98.8%(82人÷83人)
[1]

98.8%は就職希望者83人を分母にした値です。卒業者全員が就職を選んだという意味ではありません。また、公式統計の進学者には大学院以外の学校等への進学も含まれるので、119人全員を大学院進学者と読まないようにしましょう。[1]‌‌‌​​​‌‌​‌​​​​‌​‌​‌​‌​‌‌‌‌​‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌‌​‌​‌‌​​‌​​‌​‌‌‌​‌‌‌

学部が公表する2026年4月1日現在の領域別資料では、同じ卒業者203人に対して就職者79人、乗船実習科進学者33人、大学院進学者85人、求職中1人、その他・未報告5人です。全学統計とは確認日と区分が異なるため、以下の領域別人数を5月1日の人数へ部分的に混ぜないようにします。[2]

領域によって卒業後の選択が異なる

学部資料:2025年度卒業者・2026年4月1日現在
領域卒業者就職者乗船実習科進学大学院進学
海技ライセンス・航海学41人14人26人1人
海洋ガバナンス32人27人0人3人
海洋基礎科学47人11人0人33人
海洋応用科学71人24人0人46人
海技ライセンス・機関学12人3人7人2人
[2]

ガバナンスにはその他・未報告2人、基礎科学にはその他・未報告3人、応用科学には求職中1人がいるため、表の抜粋だけでは各領域の卒業者数と一致しない行があります。領域ごとの人数は、進路を考える際の背景として読み、学部内での就職の優劣を決める数字にしないことが大切です。[2]

大学院へ進む人が多い領域でも、本人にとって進学が必要かは別に考えます。深めたいテーマ、研究環境、費用、応募したい職種の条件を比較しましょう。航海学・機関学を選ぶ場合は、卒業とその後の実習の時期を含めて計画します。

2025年度の就職先を、卒業時と実習科修了後に分ける

学部の2026年4月1日資料の「就職者」欄には、トヨタ自動車、三菱重工業、川崎重工業、シャープ、NTTデータ関西、楽天グループ、三菱UFJ信託銀行、経済産業省近畿経済産業局などの例が載っています。海運・物流だけでなく、製造、情報、金融、行政などの進路を確認できます。[2]

同資料では、乗船実習科へ2026年4月に進み、9月に修了予定の33人について、別の参考欄を設けています。就職予定31人、大学院進学予定2人とされ、商船三井4人、日本郵船3人、川崎汽船2人などは、この修了予定者の進路欄に掲載されています。[2]

この参考欄の企業名を、卒業時点ですでに就職した人数として足してはいけません。予定と実績の段階を分けて読み、本人が卒業後に実習を予定している場合も、採用側へ説明する時期を明確にしましょう。会社名だけで応募条件や本人の採用可能性を判断することはできません。

キャリアセンターの全学一覧と学部資料では、掲載企業の表記や人数にも違いがあるため、本節は集計時点と進路区分が明示された学部の4月1日資料に統一しています。応募時は当該企業の最新の募集職種と条件を確認してください。

2021年の改組と、主専門・副専門の学び

海洋政策科学部は2021年4月に海事科学部を改組再編して新設されました。旧海事科学部のグローバル輸送科学科などの名称や、大学院の海事科学研究科と、新学部の領域を混同しないようにします。2025年度資料で海事科学部と海洋政策科学部が別欄になっている場合も、その区分を保って読みます。[1] [3]

新学部では、1年次に海洋リテラシーや実習を含む学びを通して専門を考え、2年次以降に主専門と副専門を選ぶ仕組みを紹介しています。海洋基礎科学、海洋応用科学、海洋ガバナンス、海技ライセンスコースの航海学・機関学などを通じ、海の課題を複数の視点から捉えます。[3] [4]

就活では主専門の名前だけでなく、副専門で学んだ視点が、研究や議論をどう変えたかを説明できます。例えば自然現象の理解と社会のルール、技術と運用上の制約など、実際に比較した点を具体的に振り返りましょう。本人が選んでいない領域を経験したように書く必要はありません。

各領域の専門性を仕事の説明へつなげる

公式の学びと、本人が振り返る観点
分野公式紹介の学び選考に向けた整理
海洋基礎科学物質循環、環境、災害、海洋探査や資源等データの取り方、仮説、予想と異なる結果への対応
海洋応用科学船舶・海洋構造物、海洋技術など性能や安全の条件をどう設定し、評価したか
海洋ガバナンス物流、国際ルール、経済、政策など関係者の立場、モデルの前提、施策の効果と限界
海技ライセンス船の運航・管理と専門知識・技術実習で確認した手順、判断、周囲との連携
[3] [5]

表の右欄は経験を整理するための提案です。研究や実習の名称を知っていることと、自分が担当した経験は別なので、実際の作業を基に説明します。チームの成果を示す場合も、自分の役割、他の人へ確認したこと、自分の判断で変えたことを分けておきましょう。

海洋ガバナンスの研究紹介には、観測データからモデルを作り、物流・交通サービスの改善を考える例があります。単に「海に関心がある」という説明から、どのデータを扱い、どの条件を比較したかへ進めると、専門外の相手にも経験が伝わりやすくなります。[3]

海のBDLとインターンシップの経験を振り返る

「海のBDL」は、主専門の異なる学生がグループをつくり、専門の枠を超えて課題と解決策を検討する学びとして紹介されています。海洋分野の企業や行政・研究機関等で学ぶ「海のインターンシップ」も案内されています。[4]

参加した学生は、異なる専門の相手にどのように説明したか、意見が分かれたときにどの根拠を確かめたか、提案に残った課題は何かを整理できます。実習先の名前だけに頼らず、観察した仕事内容と、自分が考えたことを区別して書くと、志望理由を具体化しやすくなります。

海技ライセンスを目指す場合、学部の資格案内では対応する科目・単位の修得と、その後の乗船実習科での実習を説明しています。学部に所属するだけで免許を自動取得するわけではありません。本人のコースや入学年度に適用される履修・資格条件は、学生便覧と所属先へ確認しましょう。[6]

研究・実習・企業選考を一つの予定表で管理する

実習や研究で長く時間を使う時期と、応募・面接の時期が重なることがあります。まず学業の予定、卒業予定、進学予定を書き出し、応募先の選考日程を重ねて確認しましょう。研究内容や実習の説明を早めに用意しておくと、応募書類ごとに一から考え直す負担を減らせます。

企業を比較する際は、海運会社でも船上と陸上の仕事を分け、メーカーや情報分野では具体的な業務と応募条件を確かめます。神戸大学キャリアセンターの個別相談、応募書類の相談、模擬面接などへ、予定表と自分の経験のメモを持参すると相談を進めやすくなります。[7]

逆転就活塾へ相談する場合も、専門領域、研究・実習の概要、関心のある募集職種をまとめてください。本人の経験に基づいて自己PRと志望理由を整理し、応募先について次に確認することを明確にしていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 神戸大学 2025年度進学・就職状況確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  2. 神戸大学 令和7年度海洋政策科学部卒業者の進路状況確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  3. 神戸大学 海洋政策科学部バーチャルオープンキャンパス確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  4. 神戸大学 海洋政策科学部の特色のある取り組み確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  5. 神戸大学 海技ライセンスコース確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  6. 神戸大学 海洋政策科学部の資格確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示
  7. 神戸大学 キャリアセンター 就職活動確認日:2026-09-11 / 2025年度進路。全学2026May1と学部2026Apr1を区別、乗船実習後予定を別表示