公務員18.2%は試験合格率ではなく、業種別の構成

神戸学院大学法学部の2023〜2025年度就職状況ページでは、業種別グラフで公務員18.2%、マスコミ・サービス業23.3%、建設・不動産業13.7%などが示されています。公務員を目指す人だけでなく、民間企業を検討する人にも参考になる資料です。[1]

法学部の業種別就職状況から抜粋
業種割合
マスコミ・サービス業23.3%
公務員18.2%
建設・不動産業13.7%
小売業10.7%
卸売業10.5%
金融・保険業8.8%
[1]

この公務員18.2%は、試験を受けた学生の合格率でも、卒業者全体に占める合格者の割合でもありません。業種別就職状況の分類として掲載されています。また、公務員の中の試験区分や採用職種まではグラフから分かりません。[1]

割合だけで進路を決めるより、どの仕事に関心があるか、どの試験・職種へ応募するかを具体化しましょう。公務員と企業の両方を見ることもできます。

官公庁と民間企業、それぞれの掲載例を確認する

過去3年の主な就職先には、大阪国税局、大阪出入国在留管理局、兵庫労働局、神戸地方裁判所、兵庫県庁、神戸市役所、各地の警察・消防などが掲載されています。[1]

民間企業の例には、神戸製鋼所、富士フイルム、ニトリ、阪急阪神不動産、住友林業、日本生命保険、SBI新生銀行などがあります。これらは一部抜粋で、採用人数や採用職種を示した表ではありません。[1]

学部からその企業へ就職した掲載があっても、法務職としての採用だったとは限りません。官公庁も組織名だけで試験区分を断定せず、現在の採用案内を確認します。

応募前に確認する違い
方向調べる内容
国家・地方公務員試験区分、受験条件、科目、日程、担当業務
警察・消防等職種・試験区分と要件、選考の内容
民間企業募集職種、仕事内容、勤務地、配属
法律専門職に関わる進路必要な資格・試験・教育課程、費用と期間

表は確認事項の整理です。「法学部なら条件を満たす」とせず、志望先の案内で一つずつ確認しましょう。大学名の評判から判断するより、今応募できる条件と準備がはっきりします。

法律を学んだことは、根拠や立場を整理した行動で示す

法学部は法律や政治を学び、具体的な題材から問いを立てて考える教育を紹介しています。法的素養を持つ職業人の養成も教育目的に含まれており、一般企業で働く進路も想定されています。[2]

公式ページには2027年度以降と2026年度以前の入学生を分けた記述があります。在学生は自分の入学年度の要項に照らして学びを説明し、将来の入学生向けの科目を履修済みとして扱わないでください。[2]

  • 事実と意見を分けて整理した
  • 主張の根拠がどこにあるかを調べた
  • 別の立場の意見も確認した
  • 反論を受けて説明を修正した
  • 専門用語を言い換えて相手に伝えた

自己PRで「法律に詳しい」と広く主張するより、これらの行動から一つ選び、場面と工夫を説明します。特定の条文や判例を扱った場合も、面接官に授業の前提知識があると考えず、課題の要点を短く伝えましょう。

討論での調整をガクチカにする架空例

「授業の討論で、私は反対意見を整理する役割を担当しました。最初は結論が違うことだけに注目していましたが、重視する事実や条件が異なると気づきました。そこで双方の前提を表にし、意見が分かれる点をチームで確認しました。発表では、自分たちの結論だけでなく、別の見方が生じる理由も説明しました。」

これは構成を示す架空例で、神戸学院大学の実際の授業や内定体験談ではありません。自分の担当や資料に置き換えます。授業の議論を現実の紛争解決の実績として話したり、他のメンバーの作業を自分がしたことにしたりしないでください。

深掘りに備える問い
問い整理する内容
なぜ担当したのか役割分担と自分の判断
難しかったことは何か意見や条件のどこが異なったか
具体的に何を変えたか作った資料や確認した方法
結果はどうなったか発表や議論で確認できた変化
仕事にどうつなぐか応募業務で意見や情報を整理する場面

派手な勝敗や受賞がなくても、論点を整理して説明を改善した過程は話せます。一方で、実際に確認できていない「全員が納得した」といった結果は付け足さず、どこまで合意でき、何が残ったかを区別しましょう。

公務員と企業の併願は、志望理由と日程を別々に準備する

公務員と企業を併願するときは、共通の経験整理と、応募先別の仕事研究を分けます。「地域に貢献したい」という関心が共通していても、行政と銀行と不動産会社では、解決する課題や手段が異なります。

  • 共通準備:授業・活動で自分が工夫した経験を整理する
  • 公務員向け:職種や自治体の仕事と、試験の指定を確認する
  • 企業向け:顧客・事業・募集職種を調べ、関心の理由を作る
  • 日程管理:書類、試験、面接の期限を一つの予定表に入れる

試験結果が出るまで別の応募を全て止めるかどうかは、締切と負担を見て判断しましょう。公務員試験の勉強がそのまま全企業の筆記対策になるとは限らないため、指定された試験形式も確認します。

企業への志望動機は「公務員が難しかったら」の説明で終わらせず、その企業で扱う仕事に関心がある理由を準備します。併願の事実を聞かれたときも、実際の状況と選ぶ基準を整理しておくと答えやすくなります。

公務員対策も書類添削も、大学の支援を使って具体化する

大学のキャリアセンターは、公務員試験対策などの業種別支援、書類添削、面接練習、筆記試験対策、進路への不安を扱う個別相談を案内しています。神戸学院キャリアナビから相談予約や求人閲覧などを利用できます。[3]

相談には志望する試験・企業の案内と、今の準備状況を持参しましょう。「どちらが向いていますか」だけでなく、どの仕事が気になるか、どの準備で困っているかを伝えると具体的に整理できます。

今からそろえる相談メモ
項目書くこと
候補試験区分・企業名・募集職種
日程応募と選考の期限
経験自己PRに使いたい授業や活動
不安書類、筆記、面接など、困っている工程

学歴への不安が強くても、個別の選考理由は外から分からないことがあります。確認できる応募条件と、自分が改善できる準備を分けて進めましょう。逆転就活塾の無料相談でも、法学の学びを伝える書類や、公務員と民間企業の候補整理を相談できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 神戸学院大学|法学部の就職状況確認日:2026-09-09 / 2023〜2025年度の業種別構成と過去3年の就職先
  2. 神戸学院大学|法学部確認日:2026-09-09 / 学びと教育目的。入学年度別の案内に注意
  3. 神戸学院大学|キャリアセンターのご案内確認日:2026-09-09 / 公務員対策、個別相談、書類・面接支援