現代社会学科と社会防災学科では就職先の構成が違う

神戸学院大学は現代社会学部の2023〜2025年度就職状況を、現代社会学科と社会防災学科に分けて公開しています。現代社会学科はマスコミ・サービス業29.1%、社会防災学科は公務員37.3%など、学科ごとに構成が異なります。[1]

2023〜2025年度の業種別構成から抜粋
業種現代社会学科社会防災学科
マスコミ・サービス業29.1%17.9%
公務員6.8%37.3%
建設・不動産業9.8%12.4%
卸売業14.5%8.0%
製造業10.7%6.2%
小売業12.8%6.2%
[1]

これは業種の構成で、就職率や公務員試験の合格率ではありません。社会防災学科の学生の37.3%が必ず公務員になれる、という意味でもありません。希望する仕事の応募条件と、自分が準備すべき選考を別に確認します。[1]

同じ学部でも、自分の学科の実績から候補を探す方が参考にしやすいでしょう。ただし、先輩の多い業種だけに進路を限定する必要はありません。

自分の学科に掲載された就職先から仕事を調べる

現代社会学科の主な就職先には、ミルボン、グローリー、ユーハイム、関西みらい銀行、リコージャパン、JR西日本、マイナビ、オリエンタルランドなどが掲載されています。自治体や警察・消防の例もあります。[1]

社会防災学科には、ホーチキ、能美防災、フェリシモ、紀陽銀行、JR西日本、アジア航測、セコム、綜合警備保障などの企業と、海上保安庁、県・市役所、警察・消防などが掲載されています。[1]

いずれも過去3年の一部抜粋です。企業名だけでは採用職種・配属先・採用人数は分かりません。例えば、防災に関わる企業への就職例があっても、全員が防災の専門技術職になったとは限りません。[1]

就職先一覧を見た後に調べること
関心調べる内容
生活や地域に関わる企業顧客、提供するサービス、担当する業務
防災・安全に関わる企業営業・技術・運用などの募集職種と応募条件
行政採用区分、仕事の範囲、試験方式
警察・消防など受験資格、試験日程、検査や試験の内容

有名企業かどうかだけでなく、何を担当したいかを言葉にしましょう。会社説明会で、入社後の仕事を具体的に質問できる状態を目指します。

公務員と民間企業を併願するなら、期限を一つの表にする

社会防災学科で公務員の実績が多いことは、進路を考える材料になります。一方、企業への就職先も掲載されています。行政だけでなく、民間で生活や安全を支える仕事を比較することもできます。[1]

公務員試験と民間企業の選考を両方進める場合は、申込期限、試験日、面接日、提出物を同じ予定表に書きましょう。試験の名称が似ていても、受験条件や選考方法は募集先ごとに確認が必要です。

  • 応募・受験する組織と採用区分
  • 申込期限と必要書類
  • 筆記・適性検査の方式
  • 面接や実技等の日程
  • 説明会で確認したい配属・働き方

「公務員に落ちたら企業を探す」と後回しにするか、最初から両方比較するかで準備は変わります。希望の優先順位を決めたうえで、現時点で応募できる企業も確認しておくと、選択肢を把握できます。

行政向けの志望理由を企業名だけ差し替えるのは避けましょう。誰を対象に、どの事業や制度を通じて関わる仕事なのかまで調べると、応募先に合う理由を考えられます。

フィールドワークや地域活動は、自分の判断を中心に伝える

学部は、アクティブラーニング、フィールドワーク、社会調査、地域実習、ボランティアなどを通じた実践的な学びを紹介しています。現代社会学科と社会防災学科では、扱う課題や視点も異なります。[2]

就活では「地域貢献しました」「防災を学びました」だけで終えず、自分が何を観察し、何を確かめ、どう動いたかを整理します。活動に参加した事実と、自分の担当した行動を分けることが大切です。

経験を振り返るメモ
項目書く内容
課題どんな困りごとや疑問があったか
確認誰に聞き、何を調べたか
担当自分が受け持った作業
工夫情報や意見が違ったときにどう対応したか
結果・限界確認できた変化と、まだ分からないこと

防災の経験を話す際も、被災者や地域の人のつらい経験を自己PRの材料として詳述する必要はありません。個人が分かる情報を伏せ、自分の準備・聞き方・協力のしかたを中心に伝えましょう。

学部サイトには2027年度入学生向けの案内もあります。そこに載る新しい学びを自分の履修経験にせず、実際に受けた授業や参加した活動から材料を選びます。

地域調査をガクチカにする構成例

「地域を調べる授業で、私は聞き取り内容の整理を担当しました。同じ場所でも、利用する時間帯によって困りごとが違うことに気づきました。そこで、意見を多い順にまとめるだけでなく、利用場面ごとに整理しました。発表では、今回聞けた人の範囲と、追加で確認したい点を分けて説明しました。」

これは文章構成を示す架空例で、神戸学院大学の実際の授業内容や内定実績ではありません。自分が行った調査、担当、確認できたことに置き換えてください。実施していない聞き取りや成果を足す必要はありません。

  • なぜその分け方が必要だと思ったのか
  • 誰の意見を、どんな方法で確認したのか
  • 他のメンバーには何を提案したのか
  • 自分の担当外だった部分はどこか
  • 次に調べるなら、何を変えるか

成果が大きくなくても、情報を整理した工夫や、結論を急がずに確認した姿勢は説明できます。面接では、活動の紹介より自分の判断と行動に時間を使いましょう。

不安を整理し、大学の相談と選考準備を使う

神戸学院キャリアナビでは求人検索、進路相談予約、先輩の活動体験記などを利用できます。キャリアセンターは履歴書・ES添削、面接練習、公務員試験対策などの支援も案内しています。[3]

相談には、気になる企業や受験先、予定表、活動のメモを持っていきましょう。「何をしたいか決まっていない」段階でも、迷っている候補と不安を一つずつ書けば、比較する材料になります。

最初の準備
作業できあがるもの
学科の実績を見る気になる仕事の候補
募集を確認する条件・期限・選考方法の一覧
経験を振り返る自分の行動が分かる短いメモ
相談と練習をする応募書類と面接で直す点

学歴に不安があると、会社名だけで応募を諦めたくなることもあります。過去の採用例を候補探しに使い、現在の募集条件を確認し、自分の行動を説明する準備を進めましょう。逆転就活塾の無料相談でも、企業と公務員の比較や、活動経験の言語化から相談できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 神戸学院大学|現代社会学部の就職状況確認日:2026-09-09 / 2023〜2025年度の学科別業種構成と就職先
  2. 神戸学院大学|現代社会学部確認日:2026-09-09 / 現代社会学科・社会防災学科の学びと実践
  3. 神戸学院大学|キャリアセンター確認日:2026-09-09 / 個別相談、求人検索、応募書類・面接支援