経済学科・現代ビジネス学科と、新設学科を区別する
神奈川大学経済学部は、経済学科、経済データ分析学科、現代ビジネス学科の3学科を案内しています。経済データ分析学科は2026年4月開設です。2025年度卒業生の就職実績を、この新設学科の実績として紹介することはできません。[1]
経済学科は政策や市場、国際経済など、現代ビジネス学科は経営・国際ビジネス、マーケティング・流通、企業・会計などの学びを案内しています。自分が履修した内容と、これから学べる内容を分けて、応募書類の材料を整理しましょう。[1]
学科のコース名をそのまま適職に置き換える必要はありません。何を学び、その過程でどんな作業に関心を持ったかから、企業や職種を調べていきます。
学科別の就職先から、金融以外の候補も探す
| 学科 | 掲載されている就職先の例 |
|---|---|
| 経済学科 | 静岡銀行、千葉銀行、伊藤園、大塚商会、NECソリューションイノベータ、横浜市役所 |
| 現代ビジネス学科 | 東邦銀行、コーセー、日本航空、郵船ロジスティクス、三菱総研DCS、東京消防庁 |
ここに挙げたのは大学公式一覧の一部です。企業別の人数や採用職種を示す表ではありません。「経済学部だから金融」という見方だけでは、物流、IT、メーカー、公的機関などを調べる入口を狭めてしまいます。
金融機関が気になる場合も、銀行、証券、保険を一括りにせず、具体的な仕事と募集コースを調べます。IT企業では営業と開発、メーカーでは営業と管理など、同じ企業内でも職種によって準備すべき説明が違います。
就職率96.7%は、希望者に対する学部全体の数値
神奈川大学の2025年度事業報告書では、経済学部の卒業者874人、就職希望者811人、就職者784人、就職率96.7%と掲載されています。2026年5月1日現在で、就職率の分母は就職希望者です。自営業の職に就いた者はこの算定に含まれません。[3]
この数値は、特定の企業への通過率や、希望条件をすべて満たした学生の割合ではありません。数字を見た後は、自分の応募先の条件と、今の準備状況に戻ります。企業が公開していない学歴の基準を、この実績だけで推測することもできません。
学びを仕事への関心に変える、三つの調べ方
| 関心のある学び | 仕事を調べる切り口 | 募集情報で確かめること |
|---|---|---|
| 統計やデータの比較 | 誰が何を決めるために数字を使うか | 分析を担う職種か、別の業務の一部か |
| 地域経済や政策 | 地域の企業や生活をどう支えるか | 対象となる顧客・住民と業務内容 |
| マーケティングや流通 | 商品が選ばれ、届くまでに何が必要か | 販売・営業・物流・企画の担当の違い |
| 会計や企業分析 | 企業の数字をどの判断に使うか | 資格・学習経験と募集条件の関係 |
例えば、授業で表計算を使ったことがあるからといって、専門職の採用要件を満たすとは限りません。一方で、得意でない部分があるから関連する企業をすべて除外する必要もありません。職種別の条件を読み、自分が実際にできることと、これから学ぶことを分けます。
企業研究では、会社の規模や知名度だけでなく、誰に何を提供し、応募職種がどの部分を担うかを一文で書いてみてください。書けない部分が、次の説明会で聞く質問になります。
ゼミやレポートを、結果の大きさより調べ方で伝える
経済学部の学びをガクチカにする場合、研究テーマや使ったソフトの名前だけで終えないようにします。資料が比較できなかった、原因を一つに決められなかったなど、つまずいた点と確認した手順を探します。
私は授業のレポートで、地域ごとのデータを比較する際の条件確認に取り組みました。最初は数字の大小だけで結論を出そうとしましたが、集計対象や時点が異なることに気づきました。そこで、出典ごとに対象と調査時点を整理し、同じ条件で比べられる範囲を選び直しました。分からない定義は資料の注記を読み、教員にも確認しました。この経験から、数値を示す前に、その数字が何を表すかを確かめることを意識するようになりました。
この例では、企業の売上を改善したような実績を加えていません。面接で詳しく聞かれた場合に、自分が扱った資料と修正した点を説明できるようにします。共同作業なら、ほかの人の分析と自分の担当も分けてください。
経済データ分析学科の学生は、実績が出る前の準備を考える
新しい学科の在学生は、他学科の過去実績を参考にしながらも、それが自分の学科の実績ではないことを前提にします。学科公式案内の学習内容から興味のある仕事を探し、実際に履修・実施した課題を記録していきましょう。
- 何の課題を扱い、どんなデータを使ったか。
- どの作業を自分が担当したか。
- 結果について、言えることと言えないことは何か。
- 学んだ方法を、次の課題でどう使いたいか。
新設という理由だけで就職が有利・不利と断定はできません。学科の教育内容、企業の職種別条件、大学の支援を別々に確認することが、具体的な準備になります。
KUキャリアナビの相談に持っていく三点
神奈川大学の就職相談では、個人面談、ES添削、模擬面接が案内されています。予約方法や対応日時はKUキャリアナビと大学公式案内で確認できます。[4]
- 気になる企業と職種を記した比較メモ。
- 授業やアルバイトでの具体的な経験を一つ。
- 企業選び・書類・試験・面接のうち、今困っている段階。
逆転就活塾へ相談する場合も、大学名への不安だけでなく、この三点を伝えると準備の優先順位を考えやすくなります。まだ応募先が決まっていなくても、何が分かれば選べそうかを言葉にするところから始めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 神奈川大学 経済学部確認日:2026-09-09 / 3学科、コースと経済データ分析学科の2026年開設
- 神奈川大学 学部・学科別主な就職先一覧確認日:2026-09-09 / 2025年度の経済学科・現代ビジネス学科の企業例
- 神奈川大学 2025年度事業報告書 就職状況確認日:2026-09-09 / 経済学部の人数・就職率
- 神奈川大学 就職相談について確認日:2026-09-09 / 個人面談と書類・面接支援